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2021年1月

2021年1月12日 (火)

ここにも紫式部がいました/今日の夕焼け

   

今日は令和3年1月12日。

   

最近、紫式部のことに関心を持ち、記事を投稿もしていました。

ここにも紫式部がいました。

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財務省HP

  

二千円札の裏面です。

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ご無沙汰している二千円札。

2024年にお札が刷新されますが、

二千円札はそのまま。

その理由はここに書いてありました。☟

忘れないで2千円札 刷新見送られた理由、財務省に聞いた

  

  

今日の夕焼けです。

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職員室から外に出て撮影。

こういう写真が撮れるのは、心に余裕ができてきた証拠?

2021年1月11日 (月)

番画:映画「ダンケルク」(2017年)

   

今日は令和3年1月11日。

   

番画です。

番組や動画を積極的に見て、記録に残していきます。

  

〈24〉映画「ダンケルク」(2017年アメリカ)

  (アマゾンプライムビデオでレンタル視聴)

  

〇同僚の先生が教えてくれた映画。

 「1917年 命をかけた伝令」のサム・メンデス監督は、

 クリストファー・ノーマン監督のこの映画に刺激を受けて

 戦争映画を作ったんじゃないかとその先生は言っていた。

 確かめたくなるじゃありませんか。見てみた。2回通り。

〇「防波堤」の10日間、「海」の1日、「空」の1時間を、

 1時間46分にまぜこぜにした映画。

 後半で少しずつ交錯していくけど難しかった。

 2回見て理解したところは多かった。

〇でも戦争中に実際にあったであろう映像が、とてもリアルに展開した。

 空中戦は手に汗を握るものでした。

 撃墜した飛行機が海中に没するシーン、

 飛行機が海水面に不時着するシーンなどよかった。

〇浜辺にたくさんの英仏軍の兵士が並んでいるところに、

 ドイツ軍の爆撃機が攻撃するシーンも印象に残る。

 主人公に次第に近づいていく爆発は圧巻。

 「1917年」の爆弾がさく裂する中を疾走するシーンを

 思い出した。

〇英仏軍の敵であるドイツ軍兵士はほとんど姿を見せない映画。

 ラストで、不時着したイギリス軍パイロットを連行するシーンで

 ピンボケで映っていたのみ。

〇アップテンポで緊迫感をあおる音楽は、

 「1917年」と似ていた。音楽担当はハンス・ジマー。

 私にとって、いまでも「バックドラフト」のハンス・ジマー。

 楽器ではなくて、雑音のような音もあった。

〇ダンケルクがどんな戦場であったのか予備知識をもち、

 それでも2回以上見なければ理解できない映画だと思った。

 

※参考:「結局これどこが面白いの!?」への答えは。


YouTube: 映画『ダンケルク』本予告【HD】2017年9月9日(土)公開

2021年1月10日 (日)

番画:映画「記憶にございません!」(2019年)

   

今日は令和3年1月10日。

   

番画です。

  

〈23〉映画「記憶にございません!」(2019年日本)

  (2021年1月9日放映)

 

〇1961年生まれの三谷幸喜さんと、中井貴一さんが中心の映画。

 1961年の私は楽しんで見た。

〇驚いたのは、首相のもと小学校教師として登場した先生。

 山口崇さんでした。懐かしかった。

 すぐに気がつかなかった。矍鑠(かくしゃく)としていた。

 山口さんが言ったセリフが印象に残った。

 記憶を失った黒田首相が、政治を教えてほしいと恩師に頼んだのだ。

 「総理大臣に政治を教える。教育者としてこれほどの名誉はありません」

 「力をお貸ししましょう」

〇この場合は、直接総理大臣を教えるパターンですが、

 教えた子どもが総理大臣になったりしたら、

 それはまた教育者として名誉と思ったこともあった。

〇自分がかかわった子どもたちはどんな人生を歩んでいるのだろう。

  

〇三谷幸喜さんの脚本でドラマ「総理と呼ばないで」が1997年に

 放映された。

 子どもたちは総理大臣を目指すことが目標になっていたのに、

 そうではなくなった世を憂いて、

 政治に関心をもってほしいという気持ちのこもったドラマだった。

〇最終回、田村正和さん演じる総理大臣が演説をする。

 すごくよかった覚えがある。聞き書きもしたが、どこにあるのだろう。

〇天井裏倉庫の社会科通信の束の中にあると思われる。

   

〇ドラマ「総理と呼ばないで」から時を経て、

 三谷さんは今度は映画「記憶にございません!」で

 変わらぬ思いを表現したと思う。


YouTube: 映画『記憶にございません!』予告

番画:暴走する温暖化/平蜘蛛は爆破されなかった/フィッシャーズ2本

   

今日は令和3年1月10日。

  

番画です。

  

〈19〉「NHKスペシャル 2030 未来への分岐点(1)

  暴走化する温暖化”脱炭素”への挑戦」(2021年1月9日放映)

〇北極海は氷の反射で太陽光を反射していたが、

 それが難しくなり、氷はとけ始める。

 その結果がシベリアに影響を与え、永久凍土に含まれていた

 メタンガスが放出される。温暖化を促進するガスである。

〇実はこの話は、30年以上前から聞いていたことであり、

 事態は変わらないのではなく、悪い方向に進んでいるのだと感じた。

   

  

〈20〉大河ドラマ「麒麟がくる 40 松永久秀の平蜘蛛」

  (2021年1月10日放映)

  

〇松永久秀は信長と戦って、観念して居城で自刃して、

 信長が欲しいがっていた茶器「平蜘蛛」もろとも、

 天守閣を爆破して果てたと思っていました。

 「麒麟がくる」では、その平蜘蛛は爆破されずに

 明智光秀のもとに来る展開。

 それがもとで、信長と光秀の間に亀裂が入ります。  

〇築城中の大広間での信長と光秀の言葉のやりとりは迫力がありました。

  

 

〈21〉フィッシャーズ


YouTube: 【EDメイキング】ド派手すぎる2021年のエンディング撮影はこんな感じでした!?

〇今年になって、エンディングが変わったと思ったら、

 そのメイキング動画でした。

 息の合った6人の会話は相変わらず楽しい。

  

  

〈22〉フィッシャーズ


YouTube: 【秘密】この本棚は隠し部屋への扉になっています。

  

〇この本棚にビックリ。こんな本棚を作ることができるのですね。

 その本棚の向こうの部屋は魅力的です。

 前半の、シルクロードが仕掛けた宝さがしも凝っていました。

 シルクロードは、本棚の後ろの部屋で他の4人がやってくるのを、

 信頼して待っていたんですよね。楽しい仲間じゃありませんか。

  

  

正月になって10日が経ちました。

「番画」はこうやって、録画して見た組・ネット上で見た動を、

1本ずつ書き留めていく企画です。

いつまで続くかドキドキしています。

   

読書を減らして、番画を増やすことで、

教育には役立つのだと思ってやっています。

今までも番組や動画は見てきたけど、

変化を起こすにはそれ以上の量が必要と何となく思っています。

番画:「グッと!スポーツ 登山家 花谷泰広」

   

今日は令和3年1月10日。

  

番画です。

  

〈18〉「グッと!スポーツ ヒマラヤ 未踏の頂へ

  登山家 花谷泰広」(2018年10月23日放映)

   

〇放映時花谷さんは42歳。

〇日本登山界の第一人者。

〇未踏の山に登ることを目指す。

〇ヒマラヤには数千の未踏峰があるそうだ。数千!

〇キャシャ―ル(6770m)2012年登頂成功。

 2013年ピオレドール賞受賞。

〇花谷さんの発言「危険と困難は違う」

 危険な場所しかなければ撤退。

〇情報のない未踏峰を目指す理由。

 花谷さんの言葉「情報のないことがいちばんの贅沢」

 今の世の中ネットで情報をどんどん得ることができるのとは真逆。

〇3人用シュラフを初めて見る。仕切りがなく3人が互い違いに寝る。

 誰かがおならをすると、臭いを共有することになる。

〇ザックの中の荷物は、重いものを上の方背中の方に置いた方がよい。

 ぎゅっと荷物は引き締めた方がいい。

〇登山中息苦しくなったら吐く息を意識する。

 目の前のろうそくを吹き消すような吐き方をする。

〇ハンドパン 2000年ごろにスイスで生まれた楽器

 欧米を中心に愛好家が急増中だそうだ。

〇花谷さんの顔の中で、目につくのが口角の大きさ。

 笑顔の時にそれが目立つ。漫画「岳」の主人公を彷彿とさせる。

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※ここでも道草 「よく頑張った」(2010年4月3日投稿)

  

ねえ、似てるでしょ。

花谷さん、素晴らしい山男でした。

2021年1月 9日 (土)

番画:「約束 人は約束を胸に生きている」

   

今日は令和3年1月9日。

  

番画です。

 

〈17〉「約束 人は約束を胸に生きている」

  (2018年10月22日放映)

   

〇漫画家と編集者の約束

〇漫画家は羽賀翔一さん。

 

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 この本の漫画を描いたのが羽賀さん。

〇編集者は佐渡島庸平さん。

 「ドラゴン桜」「宇宙兄弟」をてがけた人。

〇2人がした約束。

 「世界を驚かせるファンタジーを作ろう」

〇羽賀さんの才能を見出した佐渡島さんが、漫画の道を誘った。

〇羽賀さんは、内定していた教員の道を辞めて漫画家に。

〇番組では、羽賀さんが描くのが抵抗のある自分のこと、

 父親のことをどうにか表現しようとしているシーンが多かった。

 佐渡島さんはその背中を押している。

〇2年前の番組なので、

 この時の漫画は作品になっているのか気になった。

 う~ん、短時間で調べた限りでは、見つからなかった。

  

〇サッカー選手とホペイロ(用具係)の約束。

〇サッカー選手ッは本田圭佑選手。

〇ホペイロは名古屋グランパス所属の松浦紀典(のりよし)さん。

〇15年前の約束。高校生2年生の本田選手がグランパスに。

 意気投合した2人がした約束。

 本田選手からの申し出「ワールドカップに出て得点をします。

 だから足元のサポートをお願いします」それが約束。

〇7年後に実現される。

〇その後グランパスを解雇された松浦さん。

 その松浦さんに「ごくろうさまでした」「次のプランは?」と

 前向きなメッセージを届けた本田選手。

〇松浦さんはその後京都サンガでホペイロとなり、

 現在もJリーガーのサポートをしている。

   

〇羽賀さんの発言を聞き書き。 

  

 「約束を果たすかどうかってことよりも、その約束をした自分てい

 うものを忘れずにいるっていうことのほうが、大事かなと思ってい

 ます。まだ逃げ出したい気持ちとか、描きたくない気持ちを乗り越

 えてすごく面白いものを作った経験がないから、知ったようなこと

 は言えないなと思うんですけど、でも『約束があったからこれがで

 きた』って胸を張って言えるものを作りたいなと思います。」

   

〇やっぱりこの作品に出合いたいなと思う。

  

〇番組の最後にナレーターが格好いいことを言った。

 

 約束 それは、一人ではたどり着けない世界にいざなってくれる力。

 約束 それは背中を押し続けてくれる魔法。

  

   

私の最近の約束では、復職にあたって大丈夫なのかと

面接に来た方たちとの約束があります。

その方たちは、私が定年までやることができると信じて

復職をOKしてくれました。

復職後も、何度か「辞めたい」と思うときがありましたが、

その度に、OKを出してくれた方たちの顔が浮かびます。

踏みとどまっています。

   

約束はいいなと思った番組です。

こんな番組を2年ほど前に録画していました。

すっかり忘れていました。

番画:戦国炒飯TV shikinago

   

今日は令和3年1月9日。

   

番画です。

生徒から教えてもらった動画3本見ました。

 

〈14〉戦国炒飯TV


YouTube: 【#68】戦国炒飯TV YouTubeチャンネル【shikinago 第一話】

 

〈15〉戦国炒飯TV


YouTube: 【#72】戦国炒飯TV YouTubeチャンネル【shikinago 第二話】

  

〈16〉戦国炒飯TV


YouTube: 【#76】戦国炒飯TV YouTubeチャンネル【shikinago 第三話】

   

「なんとなく歴史が学べる映像をお送りする

戦国炒飯TV(チャーハンテレビ)」と紹介されています。

確かに学べました。

約5分が3本。

思えば全然「戦国」ではなかったけど、勉強になるし面白かったです。

後半の曲が「いと・おかし」だけだったのがちょっと残念。

明智光秀は本能寺に行かなかった!

   

今日は令和3年1月9日。

  

2021年1月4日朝日新聞朝刊の記事です。

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明智光秀は本能寺に行かなかった!

今まで考えたこともないことでした。

そしてその可能性はけっこうありそうです。

  

大河ドラマ「麒麟がくる」が放映中です。

きっと本能寺の変には、明智光秀は本能寺に出向いていると思いますが、

そうではなかった可能性もあることは覚えておきたい。

2020年8月12日以降に出合えた本は35冊でした

   

今日は令和3年1月9日。

  

読んだ本を書き並べる企画は昨年の8月12日以来です。

ここでも道草 2020年3月5日以降に出合えた本は52冊でした(2020年8月12日投稿)

ほぼ5カ月でどれくらい読んだのでしょう。

前回同様、書き並べることで、過去が今になり、

読んだことが力になるような気になるのです。

   

  

「じんかん」(今村翔吾著/講談社)

「愛着障害とは何か 親と子のこころのつながりから考える」 (宮本信也著/神奈川LD協会)

「疲れない体をつくる疲れない食事」 (柏原ゆきよ著/PHP)

「だいじょうぶだよ ぼくのおばあちゃん」 (長谷川和夫作/池田げんえい絵/ぱーそん書房)

「私の考え」(三浦瑠麗著/新潮新書)

「完全ガイドシリーズ 296 独ソ戦」 (白石光・文・監修/晋遊舎)

「永田鉄山 昭和陸軍『運命の男』」 (早坂隆著/文春新書)

「捨て童子 松平忠輝 1」(隆慶一郎著/講談社)

「十二月八日太宰治戦時著作集」 (太宰治著/毎日ワンズ)

「昭和十八年の冬 最後の箱根駅伝」 (早坂隆著/中央公論新社)

「捨て童子 松平忠輝 2」(隆慶一郎著/講談社)

「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」 (庭田杏珠・渡邉英徳著/光文社新書)

「復活の日(新版)」 (小松左京著/早川書房)

「アクロイド殺し」 (アガサ・クリスティー著/田村隆一訳/ハヤカワ文庫)

「授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業」 (齋藤武夫著/授業づくりJAPANさいたま)

「思考の整理学(ワイド版)」(外山滋比古著/筑摩書房)

「還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方」 (出口治明著/講談社現代新書)

「角川映画1976-1986 日本を変えた10年」 (中川右介著/KADOKAWA)

「カラフル」(森絵都著/理論社)

「身近な虫たちの華麗な生きかた」 (稲垣栄洋著/小堀文彦画/ちくま文庫)

「『平和憲法』を持つ三つの国 パナマ・コスタリカ・日本」 (吉岡逸夫著/明石書店)

「絶滅寸前季語辞典」 (夏井いつき編/東京堂出版)

「風の影(上)」(カルロス・ルイス・サフォン著/ 木村裕美訳/集英社文庫)

「風の影(下)」(カルロス・ルイス・サフォン著/ 木村裕美訳/集英社文庫)

「クロスロード」(吉岡逸夫著/KKロングセラーズ)

「ウッドロー・ウィルソン 全世界を不幸にした大悪魔」 (倉山満著/PHP新書)

「孤塁」(吉田千亜著/岩波書店)

「天使のゲーム 上」 (カルロス・ルイス・サフォン著/木村裕美訳/集英社文庫)

「自転しながら公転する」 (山本文緒著/新潮社)

「苦しい時は電話して」 (坂口恭平著/講談社現代新書)

「弘兼流 やめる!生き方」 (弘兼憲史著/青春出版社)

「天孫降臨の夢 藤原不比等のプロジェクト」 (大山誠一著/NHKブックス)

「比ぶ者なき」 (馳星周著/中公文庫)

「天使のゲーム(下)」 (カルロス・ルイス・サフォン著/木村裕美訳/集英社文庫)

「長屋王残照記 第一巻」 (里中満智子著/中公文庫コミック版)

   

以上35冊。

休職してから読んだ本は合計142冊。

  

「300冊を超えたあたりからだったと思うが、

自分の中から言葉があふれ出すようになった。

世間のさまざまな事象に接して、

自分も何か語りたくなるのだ。」(藤原和博)

   

もうじき目標の300冊の半分になります。

ただ定年までは読書は減らしていく方向なので、

300冊突破は定年後になるでしょう。

その時には誰に語るのだろう?

  

  

次は7月にこのような企画をしたい。

「長屋王残照記 第一巻」/元号が「和銅」になった理由

   

今日は令和3年1月9日。

   

この本を読みました。

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「長屋王残照記 第一巻」

(里中満智子著/中公文庫コミック版)

  

  

「比ぶ者なき」を読んで興味を持った「長屋王」を知りたくて

この本を選びました。

  

引用します。

  

708年1月

武蔵国秩父郡で非常に純度の高い自然銅が発見された。

これを記念して元号を「和銅」とあらため

2月には早くも催鋳銭司(さいちゅうせんし/造幣を監督する役所)

が設けられ、財源確保のめやすがたつと同時に(平城京への)遷都が

決定された。

(66~67p)

  

「比ぶ者なき」では貨幣については書かれていませんでした。

「長屋王残照記」では貨幣にスポットが当たっています。

遷都のために労賃を払うのに物(絹や米)を渡していましたが、

それが膨大な量になるので、国庫にはその財源がない状態。

国が貨幣を発行して、貨幣で労賃を払えるようになるといい。

しかし、日本には国家財政の基盤になるほどの貨幣の量を

発行する埋蔵量のある鉱脈が発見されていませんでした。

もし鉱脈が発見されなければ、遷都は無理ということでした。

  

「和銅」という年号にはそのような意味があったのだと知りました。

  

今ではお金を使うことは当たり前ですが、

物々交換が当たり前の時代に、貨幣が発行されても、

本当に大丈夫なのか、貨幣で労賃をもらうよりも物でもらう方がいい、

という雰囲気があることも、この「長屋王残照記」で知りました。

  

    

長屋王はどのように描かれているか?

同僚が長屋王に意見するところを引用します。

 

旅人:長屋殿・・・あの・・・こう言うのもなんですが、

  世の中そんなに礼儀正しい人ばかりじゃありませんよ。

長屋王:旅人殿。

旅人:あなたが道をはずさないまじめな人だというのは

  よくわかっています。

  しかし、他のすべての人にまでまじめさを求めすぎると

  かどが立つこともありますよ。

  そうならないように少しは回り道の味わいも認めなければ・・・・

  ちょっと心配になるんですよ。

  とにかく・・・あなたをみてるとほんとうに育ちがいいんだなと

  感じますよ。

  まっすぐに生きてこれた。

  それはあなたを曲げようとする人と

  出会っていないということですよ。

  ひとはたいていなにかの力に曲げられながら

  大人になるものです。

  あきらめたり、自分をごまかしたりする知恵を身につけてね。

長屋王:旅人殿・・・もし人生があなたの言われるようなものだとしても、

  意思の力で曲げられた道をまっすぐにつくりなおすことができると

  信じている

旅人:長屋殿!

長屋王:ただどの道がまっすぐなのかみきわめる目を持たなければ・・・と

  そう考えています。

(140~143p)

  

  

「長屋王残照記」の長屋王はこんな感じです。

その長屋王の前に、理解が難しい人物として存在するのが藤原不比等です。

藤原不比等のやり方を見て、長屋王がどう行動するかです。

第二巻のお楽しみです。

  

長屋王は仏教にも関心をもっており、

日本にきちんとした仏教の教義解釈を広める必要があると考えていました。

そのためには唐から立派な僧を招く必要があるとして、

次のような行動をとります。

ここは2ページ、コピーを載せます。

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鑑真に関して今まで知らなかった説です。

  

  

勉強になった本です。

二巻はまた後日読みます。

焦らず。 

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