「風の影(上)」を読みました
今日は令和2年11月22日。
この本を読みました。
「風の影(上)」(カルロス・ルイス・サフォン著/
木村裕美訳/集英社文庫)
この本を読むきっかけについて書いたのはこの記事。☟
※ここでも道草 本との些細な出合い(2020年11月12日投稿)
面白い本であることは折り紙付きの本でしたが、
読み始めてとまどいました。
いろいろな場面が描かれ、
それぞれの場面で個性的な登場人物が丁寧に描かれていますが、
どの話が本筋なのか、どの人物が重要人物なのか、
見えてきませんでした。
この人物は重要だと思っていたら、
表紙カバーのそでにある「登場人物」の紹介にその名がない。
それじゃあ、今読んでいる場面は本筋ではない?
そんなとまどいです。
なかなかページが進みませんでした。
本当にベストセラーになった本なのか?
私にはこの本の良さを理解できないのか?
でもこの本の後半、そして下巻を読み進めると、
ワクワクしてきます。
結局どの人物も、そでに載っていない人物も、
本筋の流れに加わってきて、サスペンス色が出てきます。
小説家の頭の中って、複雑なんだなあと思いました。
下巻は、一気に読めてしまいそうです。
シリーズの新刊を待ち望む気持ちがわかるようになってきました。
3連休中には下巻も読めるかな。
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