« 2020年3月 | メイン | 2020年5月 »

2020年4月

2020年4月30日 (木)

「安倍官邸VSNHK」① 森友事件は森友学園の事件でした

  

今日は令和2年4月30日。

  

この本を読みました。

61kirjxp2l amazon

「安倍官邸VSNHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」

(相澤冬樹著/文芸春秋)

  

私は録画マニアで、毎日何かかあか番組を録画しています。

そしていい番組は、授業で子どもたちに見せてきました。

その番組はNHKが多いです。

NHKファンでもあります。

だからNHKには期待しています。

 

この本を読んで、NHKの報道番組が

使命感のある記者が取材したおかげでできているのだと

わかりました。

相澤さんは辞めてしまいましたが、

相澤さんが認める記者がNHKに残っているわけで、

これからも期待しようと思いました。

  

きっとどの番組も、複数の人たちの努力で

できあがっているはずです。

見るか側も真剣に受け止めないといけないと

気合が入ります。

  

  

さて、いつものように引用していきます。

  

 森友事件は森友学園の事件ではない。国と大阪府の事件である。

こう言うと違和感を持つ方が多いかもしれないが、おかしなことを

したのは森友学園ではなく、むしろ国や大阪府の方だ。なぜそう言

えるのか?それを読者・視聴者に説明するのが私たち記者の務めだ。

そのために根拠を示すことが欠かせない。(中略)

 森友事件の報道の背後で何が起きていたのか、森友事件の真の問

題点は何かを明らかにしたいと思う。

(10p)

  

読み終わって、なるほど国と大阪府の事件であって、

意図的に森友学園の事件になっているなと思いました。

とにかく、桜を見る会の件で不信感をもち、

赤木俊夫さんの手記が発表されて森友事件の詳細を知るまで、

私の中では森友事件は森友学園の事件でした。

社会科教師としてはアンテナが低すぎかな。

自省。

  

  

つづく

 

 

 

2020年4月29日 (水)

沖縄「戦争マラリア」② 「かつてあった山下軍曹の行為は許しはしようが決して忘れはしない」

  

今日は令和2年4月29日。

  

「昭和の日」

その昭和の時代にあった忘れてはならないことです。

 

前記事に引き続いて、

「沖縄『戦争マラリア』強制疎開死3600人の真相に迫る」

(大矢英代著/あけび書房)より引用します。

  

 波照間には戦争マラリアで亡くなった子どもたち66人のための

慰霊碑がある。西表島と波照間島の海峡が見渡せる小高い丘の上に

建てられたその慰霊碑は、かつての移住地・西表島の南風見田(は

えみだ)と向き合うかたちで建てられている。

 その碑文に、その男の名前が刻まれていた。

  

「かつてあった山下軍曹(偽名)の行為は許しはしようが決して忘

れはしない」

   

「山下」とは何者か。

(105p) 

  

なぜ、波照間島の住民は、マラリア有病地の西表島に

移住させられたのか。その鍵を握る人物が山下虎雄(偽名でした)。

  

  

 青年学校指導員・山下虎雄先生の正体。それは大本営から派遣さ

れた「スパイ」だった。「陸軍中野学校」の卒業生だった。

 陸軍中野学校とは、ゲリラ戦(遊撃戦)や情報戦を専門とするス

パイ教育をおこなっていた、日本陸軍の極秘教育機関だった。日本

全国から優秀な若者が集められ、卒業生は日本全国、世界各地に派

遣された。

 戦時中、八重山諸島には正規の陸海軍のほかに、特別な任務をお

びた大本営直属の「スパイ」が4人派遣されていた。山下はその一

人だった。 

 「離島残置諜者」と呼ばれていた彼らの任務と活動内容について

は、『陸軍中野学校と沖縄戦』(川満彰著・吉川弘文館・2018

年)に詳しく書かれている。

 「離島残置諜者の任務は、身分を秘匿して民間人の立場で情報を

収集し、万が一、米国が上陸してきた場合、それまで訓練していた

住民を戦闘員と仕立て上げ、遊撃戦を行うことだった。第32軍は、

そのために県知事島田叡(あきら)と交渉し、彼らに正式な国民学

校指導員と青年学校指導員の辞令所を出させ、偽名を使い、各島々

へ潜伏させたのである」

山下虎雄という名は、作戦遂行上の偽名だったのだ。

(109p)

  

 

山下虎雄の本名は酒井清でした。

 

戦後、滋賀県で家庭を築き、工場の経営者として生きてきたという。

波照間の住民たちがマラリアで次々絶命していくなか、本人は島を

抜け出し、本土へ帰郷していた。

(113p)

 

  

山下虎雄が直接、波照間島の住民を西表島への移住を

強制しましたが、それも大きな軍部の動きの一部でした。

いったい何が行われたのか。

最終章にまとめて書いてありました。

  

 1945年の戦争マラリアで、日本軍は八重山地域の子どもから

大人まで根こそぎ動員して基地建設を進め、軍隊のための食糧生産

から住居に至るまで、文字どおり「島民の協力等あらゆる手段を活

用」した。だが、戦況が緊迫すると、住民の命よりも軍事作戦を優

先し、住民が「戦闘の妨害」になると懸念した。戦闘地域に住民が

いれば、邪魔である。何よりも敵の捕虜になり、軍の情報を漏らさ

れることは絶対に防止しなければならなかった。だから、綿密な移

住計画をつくり、住民をいつでもコントロールできるように掌中に

おいた。そして、住民を強制的に山に押し込め、八重山諸島全体で

3600人以上をマラリアで死亡させた。

(206p)

  

  

戦争になれば、住民は利用され、

その挙句は情報をもらすことを疑われて

マラリア有病地に押し込められてしまった。

この本を読む前に、どんな内容だと予想していました。

何か事故的なことが起こって

マラリアが流行したのかと考えましたが、

違いました。

それは軍部によって長期的に組織的になされた

民は捨てられ国を守る行動でした。

  

  

「おわりに」で著者は山下虎雄について書いています。

  

 しかし、取材を終えた今も疑問は残る。波照間の強制移住を指揮

した山下虎雄こと、酒井清氏。彼について、波照間の体験者たちは、

「涙が出るほど憎たらしい」「あの人のせいで波照間みんな死んだ

のに・・・。殺せばよかった」などと憎しみの思いを吐露した。浩

おじいは、戦後も繰り返し来島した酒井氏に「二度と来るな」と抗

議文を突きつけた。これだけの被害を与えた人物への怒りは、遺族

ならば当然のことだろう。

 この男の正体を取材するなかで、私は自分自身を問うた。「もし、

私が当時、彼の立場にいたら、どんな行動を取っていただろうか」

と。

 戦時中、酒井氏は、私と同じ年頃の25歳の若者だった。戦後の

インタビューで強制移住は「天皇陛下の命令だから」と平然と語っ

ていたように、軍命を忠実に遂行した彼は、当時の軍の価値観でみ

れば、非常に優秀な軍人だった。軍国主義の元で教育され、陸軍中

野学校でゲリラ・スパイの特殊訓練を徹底され、南海の孤島に特務

員として送られ、そしてたった一人で住民利用作戦という日本軍の

重要な作戦を遂行する任務を与えられたら、私は、どうするだろう

か。

 「私も、もしかしたら彼と同じ行動を取っていたかもしれない」

 そう感じた瞬間、ぞっとした。「山下」という男と向き合うほど

に炙り出されたのは、私自身の中にもある、おぞましい人間の弱さ

だった。

 私たちの日常生活を見れば、様々な場面で私たちは「従属」して

いる。職場ではやりたくない仕事も、「上司の指示だから」とやら

ざるを得なかったり、理不尽だと思っていても「社会のルールだか

ら」と従ったりする。意識の有無を問わず、私たちの自己決定は必

ず外的要因に左右されている。75年前の日本軍からの「命令」で

あれ、現国会が次々に生み出す「法律」であれ、今後起こり得る自

衛隊からの「協力」であれ、絶対的な権力を振りかざされた時、私

たちはーあなたは、私はー果たして、どこまで抗うことができるの

か。

 「山下」は大本営の駒にすぎなかった。そして私たちも、いつで

も次の「山下」になり得る。無意識のうちに、あるいは「正義」の

名の下に率先して、残虐行為の片棒を担ぎかねない。

 だからこそ、私たちの中にある普遍的な弱さを、今、一人ひとり

が問わねばならない。

(215~216p)

  

誰でも「山下」になり得ると思います。

「まてよ」と思える気持ちをもちたい。

  

この文章を書き記していて気がつきました。

「山下虎雄」こと酒井清氏は、戦後繰り返し波照間島に

来島していたのですね。

どんな気持ちで来島していたのだろう。

世界中で最も行き辛い場所だったと思うのだが。

  

  

以上で

「沖縄『戦争マラリア』強制疎開死3600人の真相に迫る」からの

引用を終了。

沖縄「戦争マラリア」① 8カ月一緒に生活して話を聞く

  

今日は令和2年4月29日。

  

次の本を読みました。

81knifrxpulamazon

「沖縄『戦争マラリア』強制疎開死3600人の真相に迫る」

(大矢英代著/あけび書房)です。

   

引用します。

  

 2010(平成22)年春、ジャーナリストを目指して東京の大

学院で学んでいた私は、初めて波照間(はてるま)島を取材で訪れ

た。ある事件の真相を追うためだ。

 1945(昭和20)年、沖縄戦の最中、当時の全人口の3分の

1にあたる522人が死亡した。原因は戦闘ではなかった。熱病・

マラリアだ。蚊が媒介する恐ろしい感染症である。

 戦時中、米軍が上陸せず、地上戦もなかった波照間島では、空襲

など直接的戦闘による犠牲者はゼロだった。それなのになぜ大勢の

住民たちがマラリアで病死したのか。調べてみると、それは、住民

たちがマラリアの蔓延する西表(いりおもて)島のジャングル地帯

へと移住させられたことが原因だった。しかも、日本軍の命令によ

って、強制的に。

(4p)

  

冒頭で書かれたこの文章。

すでにこの出来事の結果が書かれているわけですが、

何が起こったのかわかりません。

なぜ波照間島の住民は強制的に西表島に強制的に移住させられて、

多くの人がマラリアで命を落としたのか?

想像はしましたが、結果想像は覆させられました。

  

   

 マラリアは熱帯、亜熱帯から温帯地方に広く分布する感染病だ。

主に、川や池、たまり水などに生息する「ハマダラ蚊」と呼ばれる

蚊が、肉眼では見えない微生物、マラリア原虫を媒介する。刺され

ると、マラリア原虫が血液を通じて人体へ侵入し、赤血球内に寄生

する。そして、マラリア原虫が赤血球内で増殖する時、高熱、震え、

悪寒などの症状を引き起こす。悪性の場合は、脾臓や肝臓の肥大な

どの合併症を発し、死に至る病である。

(30p)

  

具体的な説明である。この病気の怖さが伝わってきます。

  

  

Epson306 (39p)

西表島全体、そして石垣島の移住地はマラリア有病地であった。

  

  

 国家が戦争に向かう時、国や社会、民衆はどのように間違ってい

くのか。極限の状態に置かれた時、軍隊はどんな暴力性を持つのか。

私は、戦争マラリアの体験者の言葉からそれを見つけたいと思った。

そこには今、私が活きる社会にも通ずる、普遍的な教訓があるはず

だ、と。私を戦争マラリアの取材へと駆り立てるのは、結局のとこ

ろ、「今、戦争マラリアを撮らなければ」という危機感だと気づい

た。 

 2010(平成22)年12月、戦争マラリアの取材開始から9

か月が過ぎた頃、私は大学院に休学届を出し、東京を去った。向か

ったのは、八重山諸島の南の果てにある波照間島だった。日本最南

端の有人島であり、戦争マラリアで最も深刻な被害を受けた島だっ

た。そしてこの島で、私はある「おじい おばあ」と家族同然、一

つ屋根の下で8か月を過ごすことになる。

 波照間島に渡った私が最初に始めたのは、ビデオカメラを置いて、

サトウキビ農家になることだった。

(61~62p)

戦争体験者は、戦争の辛い体験を語るのを嫌がります。

いやがうえにも当時の辛酸な体験を思い出すことになります。

東京からぶらっと来た大学院生になんて話してくれません。

そこで大矢さんは、住み込むことにしたのです。

腰をすえて、一緒に生活して、ゆっくり聞くことにしたのです。

素晴らしい。  

  

  

 波照間島は、戦争マラリアで当時の波照間全住民の99,8%に

あたる1587人がマラリアにかかり、このうち30%相当の47

7人が死亡した(1947年資料による 資料名略)。1995年

に武富町が実施した再調査で死者数は552人に引き上げられた。

島民の3人に1人がマラリアで死亡し、八重山諸島の中で最も深刻

な被害を受けた島だ。

(66~67p)

  

浦仲孝子さんは、1945年に西表島に

強制移住させられた時に14歳となります。

家族は11人でしたが、戦争マラリアによって、

両親、兄弟、祖父母、合わせて9人を失い、

戦後は唯一生き残った4歳年下の妹と2人で生きてきました。

大矢さんは、そんな体験をした孝子さんの家に

住み込みました。

  

つづく

 

2020年4月28日 (火)

今日の朝刊も収穫あり/雑談も業務・進学塾と手を組む

 

今日は令和2年4月28日。

  

今日の朝日新聞朝刊も収穫がありました。

  

Epson305  

「雑談も業務」

これって学校の先生と生徒の関係でもあると思います。

先生は生徒に教えるだけでなく、

「どうだい?調子は?」「何やっているの?」みたいな問いかけを発し、

生徒と交流するべきだと思います。

こんな時だからこそ、雑談が大事だと思います。

注目すべきだとおもいます。

そのために今思い浮かぶのはメール利用です。

ダメもとで、勤務校に提案したいです。

(復職プログラム中の身で言える立場ではないかもしれませんが)

  

  

Epson303  

地元愛知県でこのような実践が行われています。

進学塾と手を組むなんて、思いつかなかった。

こういう記事を読むと、頭が活性化されます。

ここでも道草 「コロナ休校の春①」/文部科学省4月23日の事務連絡(2020年4月26日投稿)

文部科学省の「平常時のルールにとらわれることなく」を

思い出します。

 

昨日連絡があって、5月6日までだった休校が

5月31日まで伸びました。

何か実践したい、いやいや実践しないといけない

令和2年度5月です。

「本音で生きろ」⑤ 世の中で最も貴重な資源は、時間だ

  

今日は令和2年4月28日。

  

前記事の続きで、

「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」

(堀江貴文著/SB新書)より引用します。

  

  

 自分の意見をうまくアウトプットできないと悩む人もいるが、そ

れはたんにインプットしている情報量が足りていないだけだ。イン

プットの量とスピードを増やせば、自然とアウトプットの量やスピ

ードも増え、自分なりの考察が自然と湧き出てくるようになる。頭

を使うべきは、自分の考察をどうひねり出すかではなく、インプッ

トの量とスピードをいかにして向上させるかなのだ。

 そして、日々の習慣として「考えること」を繰り返すこと。スマ

ホが使えなくても、数秒しか時間がなくても、考えることはできる。

考えることはなんだっていい。(中略)

 情報をインプットし、アウトプットし、「考えること」を繰り返

す。ボーッとするのではなく、自分の時間を思考で埋めていくと、

ある瞬間に解決策やアイデアがふっと浮かぶようになる。自分の脳

を情報と思考で埋めれば、どうでもいいことで悩んでいる暇などな

くなってしまうはずだ。

(159~160p)

  

自分の脳を情報と思考で埋めることで、

アイデアが出てくるというのは、わかるような気がします。

考えるクセは大事ですね。

  

「インプットしている情報量が足りない」

この記事を思い出しました。

ここでも道草 「本を読む人だけ」④ 300冊を超えたあたりで、何か語りたくなる(2020年1月9日投稿)

  

 

 僕は人間関係についても新陳代謝を強く心がけている。

 毎月新しい知り合いを一人作ろうとか、年齢や性別もバックグラ

ウンドも違う人と仲良くしようとか。

 僕もそうだが、たいていの人は、ついつい同じ人とつるんでしま

う。安定した人間関係を築いて、その関係をずっと続けていこうと

する。同じ友人、同じ職場の同僚、同じ趣味のサークル・・・。

 同じ人間関係からは、新しいワクワクすることはなかなか起きな

い。その一方で、変なしがらみができてしまい、自分の行動や考え

がしばられてしまうことになる。

 それなら、今までとはまったく違うタイプの知り合いを毎月一人

でも作るようにすればいい。今まで会ったことのない人と知り合い

になれば、そこにまた新しい何かが生まれる。

(160~161p)   

   

私は教師になる前から「教師」という職業を

出会いのツールにしていました。

就職浪人中に、北海道オホーツク岸を歩いた時には、

「来年は教師になります。何か教えてください」

「何か体験させてください」と言いまくっていました。

「教師」ということで、一肌脱いでくれる人は世の中に多いのです。

もちろん、脱いでもらったからには、

頑張って報いるようにしてきました。

「教師」でおれる時間も、2年切りました。

この堀江さんの文章を読んで、「教師」という立場を利用して

新しい出会いを作りたいと思いました。

  

  

 今はやればなんでもできるような夢のような時代だということだ。

確かに、世界には悲惨な状況に置かれた国は多いが、少なくとも日

本はそうではない。

 社会が安定していて、あらゆる面で高度なインフラが整備されて

いる。誰もがネットにアクセスできる。今の日本に生まれたという

だけで、最初から大当たりを引いたようなものだ。

(170p)

  

 

新型コロナウイルスによって、

社会は一挙に不安定になったと思います。

でもやれることの幅の広い国ではある。

そのことをもったいないと思わなくては。

  

 

 これほどまでになんでも得られる恵まれた社会で、一つだけ心が

けておくべきことがある。

 それは、”Give,Give,Give"。つまり、

惜しみなく人に与えるということだ。

 僕は昔から、与えられた以上の価値を必ず相手に与えるようにし

ている。仕事でいえば、無茶に思える依頼であっても、知恵を絞っ

て取り組み、相手の期待以上のものを仕上げてきた。

(174~175p)

  

偉い!

 

最後の引用。☟

「おわりに」に書いてあったことです。

  

 繰り返すが、この世の中で最も貴重な資源は、時間だ。時間さえ

有効に使うことができれば、自分のやりたいことはどんなことでも

叶えられる。

 一方、時間を浪費することは簡単だ。言い訳したり、誰かの言い

訳を聞いているうちに、貴重な時間はあっという間に失われてしま

う。その時間で新しいチャレンジがいくつかできたであろうに。

 矢沢栄吉ではないが、結局世の中には「やる奴」と「やらない奴」

しかいない。

(189p)

  

「やる奴」であり続けたいですね。

「本音で生きろ」④ アイデアの価値は暴落/要になったのが実行力

  

今日は令和2年4月28日。

  

前記事の続きで、

「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」

(堀江貴文著/SB新書)より引用します。

  

 今の時代、アイデアに価値などなくなっている。あらゆる情報や

アイデアは出尽くしていて、本当の意味で画期的なアイデアなどめ

ったにない。必要な情報があればネットを探せばたいてい見つかる。

ビジネスアイデアにしても、自分の頭だけで無理矢理ひねり出そう

としてもたいしたものが出てくるわけがない。

 しかし、世の中にはアイデアが溢れており、それらを組み合わせ

てまとめるだけで、新しいアイデアなど簡単に生み出すことができ

る。

 アイデアの価値は暴落したが、その代わりに重要になったのが実

行力だ。アイデアはいくらでも転がっているのだから、あとはやる

かやらないかにかかっている。

 話を聞けばなんだそんなことかと思うだろうが、情報を手に入れ

て、実行するだけで人生はまったく違ったものになる。

(149~150p)

  

この本で最も納得した文章だと思うので、太字で表示します。

ネットを使えばいろいろな情報があり、

それをつないで確かにアイデアは浮かびやすく、

いやいやすでにそのアイデアを実行している人も知ることができます。

たしかに今の世の中、問われているのは実行力です。

頭に浮かんだことを、少しでも実行にうつして目に見えるもの、

手で触れることができるものにするの力が必要になっています。

     

  

 僕が他の人と違って見えるのであれば、それは情報の量だと思う。

僕はきっとあなたが普段見ている情報の量と、桁が一つ違うくらい

の量の情報を見ていることは断言できる。大事なのは圧倒的な情報

量とその処理数なのだ。(中略)

 興味がないと決めつけているジャンルの中にも、有益な情報があ

るし、それが脳の刺激にもなるので、食わず嫌いはやめるべきだ。

(151p)

  

食わず嫌いは自分でも避けたいと思っています。

このブログの内容が多彩になれば、

その思いは成し遂げていると思います。

  

 「そんなにたくさんの情報を頭に取り入れたら、頭がパンクしま

せんか?」と聞かれることもある。

 ここに多くの人の誤解がある。個々の情報は記憶するのではなく、

浴びればいいのだ。

 情報を取り入れたら、そのまま忘れてしまって構わないのだ。そ

れでは、情報を取り入れる意味がないかもしれないと思われるだろ

うが、本人が忘れたつもりでも重要な情報は脳の片隅にちゃんと残

っている。大切なことだけが、ちゃんと残るものなのだ。

 大量の情報を、脳という引き出しにいったん全部詰め込む。そう

すれば、何かのきっかけで引き出しの中の情報と情報がぱっとつな

がって、新しいアイデアが生まれる。

(155p)

  

せっかく読んだのだから、せっかく見たのだから忘れたくない。

そんな思いで、このブログに時間をかけてうちこんできたと思います。

でも覚えておいて、

「俺知っているんだよ」と自慢するのが目的ではなく、

生きることに役立てるのが目的です。

脳の中に残っていることが目に見えてわかるなら、

安心するだろうな。

  

  

 大量の情報を脳に定着し、なんらかのきっかけで情報同士の結び

つきが生まれる。このプロセスを最大限効果的に行なうには、アウ

トプットすることと、自分の考えることのくり返しが欠かせない。

 アウトプットは、手帳に書き込むのでも人に話すのでもいいが、

今ならTwitterやFacebookといったSNSやブログが一番手っ取り

早いだろう。無理に長文を書こうとしなくてもいい。(中略)

 気になった情報とその時に浮かんだコメントを書き込んだら、あ

とはさっさと忘れてしまう。忘れた情報はたいしたことがないから、

やはりこちらも気にする必要はない。

(158~159p)

 

このアウトプットと考えることは、ブログで実行してきました。

書いたことを、すっかり忘れてしまったことに気づいた時は、

ちょっとショックです。

でも気にする必要はないのですね。う~ん。

  

   

つづく

「本音で生きろ」③ 十分な睡眠時間をとること

  

今日は令和2年4月28日。

  

前日の記事の続きで、

「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」

(堀江貴文著/SB新書)より引用します。

  

 最適な睡眠時間は人によって違うだろうが、僕の場合は最低でも

7~8時間はとりたい。まとまった睡眠時間がとれないというなら、

昼寝の時間を確保するなり、移動中に寝られるように工夫すべきだ。

十分な睡眠時間をとることによって、起きている間の生産性を高め

ることができる。きちんと寝ることは、時間の節約でもあるのだ。

(122p)

 

意外にも睡眠を大事にする人でした。

でもそれだけ眠気のあるときの集中力のなさを

痛感しているからだと思います。

  

  

 自分の時間を自由に使うには、徹底的に無駄な時間を減らしたり、

隙間時間を活用することが必要だと説明してきた。

 だが、自分一人でいくら頑張っても改善には限界がある。有益な

時間を生み出すためには、積極的に外注を使うべきだ。人に任せる

ことなしに本当の意味での改善を実現することはできない。

 僕は今ホテル暮らしをしており、掃除・洗濯などの雑用はすべて

ホテルのスタッフに任せている。自炊はせず、食事はすべて外食で

済ませる。移動する際も、自分で車を運転したりせずにタクシーを

使う。僕はそうした雑用をすることで何かが生まれるわけではない

から、得意な人間や会社に全部任せてしまえばいい。

(130~131p)

  

雑用を排除。堀江さんは徹底しています。

私自身の生活を見たら、雑用は種々あります。

「雑用することで何かが生まれる」・・・

家族の信頼は得られると思います。

でも堀江さんは、家族さえも否定しています。

やっぱり徹底しています。

  

  

 企画力があるとか、売る力があるとか、話すのが得意とか、自分

のコアバリューとなりうるものは、誰でも何かしら持っていると思

う。しかし、一人で何もかもやろうとすると、自分にしかできない

ことを、どんどんそぎ落としてしまうことになる。それこそ、人生

の無駄遣いではないだろうか。

 自分のコアバリューが何かなど、頭で考えていてもわかりはしな

い。スキルや資格があるからといって、それがコアバリューとは限

らないのである。まずは、やりたいと思うことはすべてやろうとす

ること。そして、自分一人ではどうしようも亡くなった時に、人に

任せていき、そぎ落としたあとに残ったものがあなたのコアバリュ

ーだ。

(136~137p)

  

やりたいことを次々にやっていく堀江さんの生き方です。

それがその人のコアバリュー。

コアバリュー=中核となる価値観

平等に与えられた時間のうちに、

何に多くの時間を割いているかですね。

  

  

 たいていのことは簡単に学ぶやり方がいくらでもあるものだ。体

系的に学ぶ必要など、まったくない。

(142p)

 何かする前に勉強をするのではなく、やりたいことをしながら学

んでいくことが大事なのだ。

(146p)

 あれこれ考えて動かないのではなく、まず動くこと。そうすれば、

次にするべきことが見えてくる。

 どうしてもやりたいこと、やらなければいけないことに取り組み

ながら、必要な情報を取り入れ、知識を身につけていくほうが効率

は高い。やってみてわからないことは人に尋ねたり頼んだりすれば

よいだけの話だ。

(146p)

  

これは堀江さんが実戦でも示している持論ですね。

まずは動く。

このシンプルなことが大事なことだと思います。

私のブログのサブタイトルにあります。即今着手。

  

  

つづく

2020年4月27日 (月)

記事「娘が看護師というジレンマ」

 

今日は令和2年4月27日。

  

今日の朝日新聞朝刊にこんな記事がありました。

Epson302  

そうかこういう立場だと、こう考えるよなと思って読みました。

 

世の中、いろいろな思いをもった人がいます。

 

通算7100本目の投稿/映画「オデッセイ」を見ました

  

今日は令和2年4月27日。

  

映画「オデッセイ」(2015年)を見ました。

見るきっかけは「天声人語」でした。

ここでも道草 異常事態/自分の使命を確かめるのが大事(2020年3月29日投稿)

どうでもいい情報ですが、

私は映画「オデッセイ」を2回録画していました。

2018年8月3日と2019年10月14日です。

録画はしてありましたが、見そこなっていました。

 

よかった!

映画「ゼロ・グラビティ」(2013年)と同様に、

宇宙からの帰還をめざす主人公の

四苦八苦はドキドキさせられました。

 

映画「オデッセイ」は、私の頭を活性化させました。

まずはこの邦題。

原作本は「The Martian」

映画の原題も同じです。

「火星の人」と訳されています。

なぜ「オデッセイ」となったのか、

ヒントはないかと映画をじっくり見ましたが、

わかりませんでした。

答えはちゃんとネット上にありました。

ヒビノシネマ 邦題、設定…映画オデッセイのよくわからないとこ解説!

一部引用します。

 

『火星の人』だと重厚なSF小説には向いていますが、

大ヒットを目指す映画にはちょっと不向き

判断されたのでしょう。

また、英語の『The』の持つニュアンスも消えてしまいます。

オンリーワン、みたいな。

『ひとりぼっちの火星の人』とかでしょうか。これだと長いか。

(中略)

まずodysseyという英単語の意味を調べてみると

「波乱に富んだ苦難の旅」「長期の放浪」「冒険の旅」

「知的探求の旅」などが出てきます。おお~、この映画っぽい。

しかも、この単語には由来がありまして、

ギリシャ神話に出てくる「オデュッセイア」が、

10年も故郷に帰れなかった苦難の物語からとられているのです!

なるほどー!ますますぴったりじゃないですか!

さらにそれだけでなく、かの宇宙映画の古典的名作

『2001年 宇宙の旅』の原題は『2001:A Space Odyssey』だったり、

2001年にNASAが打ち上げた火星探査機の名前が

『the 2001 Mars Odyssey』だったりします。

(NASAの命名は映画を意識したユーモアとリスペクトでしょうね。)

  

解決です。

より詳しくは、上記サイトを見てください。

  

  

火星のシーンです。

Rimg2170  

このロケ地は、わかります!

映画「アラビアのロレンス」ファンならすぐにわかります。

ヨルダンのワディ・ラムです。

※参考:Wikipedia ワディ・ラム

  

  

 

映画終盤になると「インターセプト」という言葉がよく出てきます。

Rimg2172

Rimg2173

Rimg2174  

よく見なおしたら、次のようなシーンがありました。

Rimg2169  

「インターセプト」は「合流」の意味で使われていました。

 

「インターセプト」と聞くと、

私は50年前!のドラマを思い出します。

「謎の円盤UFO」です。


YouTube: 謎の円盤UFO 日本版オープニング OP

このドラマの中で、月面基地ムーンベースに配置されていた

UFO迎撃機が「インターセプタ―」でした。

Photo

Photo_2

Photo_3  

この時の「インターセプト」は「迎撃」の意味でした。

  

  

Rimg2171

Rimg2175  

映画「オデッセイ」を見たことで、疑問に思ったり、

昔のことを思い出したりできました。

「本音で生きろ」② やりたいことがあるなら、極端でいい

  

今日は令和2年4月27日。

  

前記事に引き続き、

「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」

(堀江貴文著/SB新書)より引用します。

  

 言い訳をやめると、本当にすっきりする。

 すぐに体が動くようになる。

 これだけは、今すぐやってみて欲しい。

(63p)

  

さあ、今やりたいと思っていることをすぐに実行しよう。

  

  

 エキサイティングな人生を送るとは、何かを犠牲にして、何かに

没頭することなのだ。「今の自分を変えたくない」が、「ちょっと

したコツ」で「エキサイティングな人生を送りたい」なんて、虫の

いい話なのだ。

 本当にやりたいことがあるのなら、バランスなんてとらなくてい

い。極端でいいのだ。

(68p)

  

 

章の終わりに、keywordとして次のように書いてありました。

 

 

やりたいことがあるなら、極端でいい

(78p)

  

極端にならざるを得ないのでしょう。

それくらいやらないと、やり遂げた感触には至らないと思います。

このkeywordは心に残りました。

  

  

 大体、人間関係や職場に「安定」を求めると、人間はダメになっ

ていく。

 惰性で家族関係をつづけているうち、緊張関係が次第に失われ、

服装や化粧、体形、言葉に気を使わなくなる。

 職場でもそうだ。同じ仕事をしていれば同じように給料がもらえ

ると思っている人から、素晴らしいアイデアなど出てくるはずもな

い。

 安定を求めることは、リスクだ。その場に留まり続けることは、

同じ状態でい続けることではなく、劣化していくということなのだ。

(73p)

  

  

 「世間体が悪い」「人の目が気になる」というのは、僕に言わせ

ればすべて自意識過剰だ。

 実際にあなたのことをそんなに注目している人は、そうはいない。

多くの人は、自分以外のことになんの関心もないのだ。

(81p)

  

  

 人間なんて誰でも一緒。ちっちゃいプライドで、身動きがとれな

くなってしまう。本当に「あなたのことなんて、誰も見ていない」

のだから、気にせず、言いたいことを言って、やりたいことをやれ

ばいい。

 プライドを低くすれば、すべてがうまくいくのだ。

(86p)

  

「飛びつくべきチャンスかどうか、いったいどうやって見分けたら

いいんでしょう?」

と、的外れなことを尋ねてくる。

 ちょっとしたチャンスは、いつでもだれの前にでも流れている。

それが将来的に何につながるかなど、誰にもわかるわけがない。自

分が面白そうだと感じたら、飛びつくだけだ。飛びついた結果、予

想以上に面白い体験ができるかもしれないし、逆に不愉快な経験を

することにもなるかもしれない。

 飛びついた結果がどうなるかわからないが、確実にいえることが

ある。ノリのよい奴には、あちこちから声がかかるようになり、加

速度的にいろんな経験ができるようになっていくのだ。

(98p)

  

「ちょっとしたチャンスは、いつでもだれの前にでも流れている。」

いいなあと思います。

やってみたら面白いことは、確かに近くを流れている感覚はあります。

  

 「惰性」の中に、ムダなことはたくさんあるはずなのだ。

 時間をうまく使いたければ、自分の生活の中のムダな「惰性」に

気づくことも大事だ。 

(114p)  

  

 LINEグループでやりとりする際も、特別なことは何もしてい

ない。思いついたことがあったらグループに投稿し、グループメン

バーの思いつきやアクションがよかった、「それ、すごくいいね」

と褒める。基本はこれだけだ。

 リーダーの訓示やリアルミーティングがないと意思統一をはかれ

ないと思っている人は大きな勘違いをしている。

 大勢の人と同時にやりとりができるLINEのような仕組みを導

入し、コミュニケーションを徹底的に効率化することで、チーム内

での議論も活発になり、いろいろなアイデアが生まれてくる。

 コミュニケーションにおいても、結局は量が質を作るのだ。

(119~120p)

  

何か会議で提案する時に、根回しをしなくては

うまくいかないということがあります。

事前に話をしておきたい人が複数いるのに、

授業や部活動、出張等で、

職員室でつかまえることができずに苦労することがあります。

LINEのようなコミュニケーションツールを使えば、

時間の節約にもなります。

これは改善してもいいことかなと思います。

  

つづく

最近の写真

  • Img_5481
  • Img_5480
  • Img_5479
  • Img_5472
  • Img_5471
  • Img_5470
  • Img_5469
  • Img_5468
  • Img_5465
  • Img_5463
  • Img_5462
  • Img_5461

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉