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2020年5月

2020年5月31日 (日)

「談志の遺言」② 若者に未来はない。あるのは・・・

   

今日は令和2年5月31日。

  

前記事に引き続いて、

「談志の遺言」(立川談志著/吉川潮監修/宝島社)

から引用していきます。

  

 

44 分解

  己が大きくなってくると、知識の量が増え、

  一つの現象に対する自分なりの分解ができてくる。

                     (73p)

   

自分なりの分解できることに憧れます。

いまだにできない。

※参考:ここでも道草 「本物の教養」① 端的に言えば、勉強不足です(2020年5月6日投稿)

  

  

56 もらいたばこで学ぶ

  (立川談慶)

  (師匠に)「たばこもらってこい」って言われたんですよ。

  (中略)

  で、周囲にもらうような人がだれもいなかったから買ったん

  ですよ。220円ぐらいしたけど。新品の渡したら、

  「もらってこいって言っただろ。もらってくれば、おまえが

  その人とコミュニケーションがとれるだろ」

                     (93p)

  

この発想は、教師も持っていた方がいいですね。

生徒に、自分以外の相手とコミュニケーションする機会を、

常にさぐっていたい。

    

   

75 日本人とは

  私は、自分の子供に、米の飯の美味(うま)さ、富士山の雄々

  しさ、夕暮れの美しさ、銭湯の良さを教えました。

  結果、子供は二人とも、

  今でも銭湯に行き、米の飯を何より喜ぶようになった。

  ついでにいうと、日本人とは、「米と富士山と桜」の好きな奴

  のことを称(い)うのである。

                    (122p)

  

私は日本人だ。

  

   

102 円生の死

   ”円生死して落語の灯が消えた・・・”と新聞が書いた時に、

   私は高座でマクラに、

   「冗談いうな、なにが落語の灯が消えた、だ。

   オレの存在を何ンだと思ってるんだ・・・」

                     (163p)

    

いいですね、このプライド。

  

  

118 人生成り行き

   「人生成り行き」、これが家元の「モットー」であります。

   人生何ざァなるようにしかならない、

   「努力なんて馬鹿に恵んだ夢である」

                  (188p)

  

時と場合によっては、「人生成り行き」が

開き直るきっかけの言葉になります。

「モットー」にしているところがすごい。

  

 

134 若者に未来はない

   若者に未来はない。あるのは時間だけ

                  (210p)

  

結局そうなんだ。

上手に時間を使おう。

でも難しい。

以上で、「談志の遺言」からの引用を終えます。

    

  

 

 

「談志の遺言」① 現状維持反対!

  

今日は令和2年5月31日。

   

この本を読みました。

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「談志の遺言」(立川談志著/吉川潮監修/宝島社)

  

引用します。

  

10 「教える側」に求められるもの

  ものを教えるやつに魅力がなけれ駄目なのです。

  現代は、教えてくれる人、何かを促(うなが)したり、

  止めたりしてくれる人がいないのだ。

  家庭にも、学校にも、社会にも。

                (24p) 

  

う~ん、教えたり、促したり、止める人は、

魅力がないといけないということかな。

どうやったら魅力を持てるのだろう。

どういうのが魅力なのだろう。

少なくとも、周囲と同じことをやっていてはダメだと思います。

周囲の人たちがやっていないことをしないと

話にならないと思います。

ただそのやっていることが、創造的なら、

人を惹きつけるのだろうと考えます。

いい年になったけど、現状維持反対!

    

  

13 個の才能を伸ばせ

  二×二(ににん)が四でも、底辺×高さ÷2でもA+Bの

  二乗でもいいけど、こんなことは、中学の三年くらいで

  やめて、あとはもうその人のもつ才能を伸ばしてやった

  方がいい。技術者を、職人をもっともっと大事にして、

  役人にするために大学なんかで遊ばしておくこたァねえ

  んじゃないか・・・。

            (28p)

   

賛成なのですが・・・・・・

今読んでいる本「みんなにお金を配ったら」に中に、

将来は多くの職業がAIにとって代わられることが

書いてありました。

技術者も職人も存在が危ないです。

そのような世の中で、どんな「個の才能」を

伸ばせばいいのだろうと考えてしまいました。

  

  

37 談志の落語

  今は録音があり録画があるけど、どれほど感銘というか、

  空気感まで伝えられるかわからないからね、

  あたしの落語は、一期一会でしょうな。

                   (64p)

  

ふと、授業も一期一会だなあと思いました。

  

  

つづく

日めくりより/ニュートンと虹と思考の話

 

今日は令和2年5月31日。

  

5月最終日。

6月は苦い思い出のある月。

5月が終わって6月に入るのは少々覚悟が必要です。

1年前のことが思い出されます。

  

   

閑話休題。

最近、ニュートンの名前を続けて見ました。

これも何かの縁と思い、書き留めます。

  

2020年5月22日朝日新聞朝刊「天声人語」です。

 

 かの万有引力の法則は、自粛生活から生まれた。英国でペストが

猛威をふるった17世紀、若きニュートンはロンドンを離れて郷里

の村へ避難。わずか1年半の間に、引力のほか微積分と光学という

画期的な発見をする▼「ペスト疎開をしていなかったら、20代前

半で短期間に発見を三つも成し遂げられなかったかもしれません」

と東京理科大の川村康文教授(60)。当時、ニュートンは学位を

得たばかりで、大学が閉鎖されなければ、思考を深める時間もなか

ったのではと推察する▼自粛中のニュートンは昼間、農場の納屋に

こもった。穴から差し込む陽光は白いのに、壁に映るのが七色なの

はなぜだろう。考えた末、光の正体は屈折率の異なる線だと発見す

る。当時の母は息子の異能に気づかず、農作業の怠け癖を嘆いた▼

評伝を読むと、かなり狷介(けんかい)な人物だったらしい。ペス

トが去った後は大学に戻って研究に打ち込むが、巣ごもり期のよう

な大発見はなかった。講義は下手で、聴講生は少なめ。ネコを心の

友とし、人生の後半を業績論争に費やしたようである▼きのう大阪、

京都、兵庫の3府県で緊急事態宣言が解かれたが、首都圏や北海道

ではなお自粛が求められる。コロナ禍で日常が一変してしまい、学

びに没頭できないと悩む若者も少なくないだろう▼ここは発想を転

換し、長い巣ごもり生活を前向きに受け止めよう。後世の歴史家か

ら「コロナ時代のニュートン」と称賛されるような新たな才能と出

会いたいものである。

  

※狷介=頑固で自分の信じるところを固く守り、

    他人に心を開こうとしないこと。

※業績=事業や学術研究の上で獲得した成果。

    

「思考を深める」に注目。

インプットしただけでなく、何かを思いつくのには、

思考を深める時間が必要なわけです。

私にとって、この1年間がそんな期間であったと、

将来、思い返せることができるといいなあ。

そのためには、定年前の期間を充実させたいです。

  

「天声人語」には、ニュートンが光の正体を発見するシーンが

書かれています。

次の日めくりも関連します。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

  

 

虹の色=7色と決めた、超有名科学者とは?

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そうか、欧米では6色と考えられている場合が多いのですね。

室町時代の書物には5色と書かれているんだ。

先入観を壊してくれました。

  

気になること、知識の泉 虹色の順番と覚え方 虹が7色なのは日本だけ?世界の虹色事情は?

☝ ここが参考になりました。

  

日本での虹色の順番は内側から

赤・橙・黄・緑・青・藍(あい)・紫

  

6色の国は、藍がないようです。

5色の場合は、「青・藍・紫」が青でひと括りです。

それはそれで納得です。

 

Clouds1834809_1920 pixabay

2020年5月30日 (土)

黒板アートに挑戦⑤ 今度は名鉄電車

   

今日は令和2年5月30日。

  

今日は土曜日。

またのこのこ学校に行って黒板アート風の絵を描いてきました。

第5弾です。

今回の元絵は、鉄道ファンの生徒の撮った写真です。☟

Epson337  

愛知県を走る名古屋鉄道本線の電車です。

詳しい車両の説明は、その生徒から受けたのですが、

忘れてしまいました。

 

今回の作品です。

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「6月 快調に行こう!」

  

6月の初日、教室に入ってきた生徒たちはどう思うだろう?

楽しみです。

 

2020年5月29日 (金)

「雨ふる本屋」 読んで、読んで、と、本たちが・・・

  

今日は令和2年5月29日。

  

勤務校の図書室の本、9冊目としてこの本を読み切りました。

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「雨ふる本屋」(日向理恵子著/童心社)  

  

引用します。雨に降られて、

図書館に避難した主人公の見たものです。

   

 読書用の細長いテーブルでは、ヘッドホンをかけた学生さんや、

黒ぶちメガネのおじさんや、頬づえをついた女の人などが、もくも

くと本を読んでいます。みんな、本に魔法をかけられたようにだま

りこくり、コトリとも音をたてません。

 すこししめっぽくて、むっとするほど静か。それに、ずらりとな

らんだ本棚のすべてから、視線のようなものを感じます。読んで、

読んで、と、本たちが、ルウ子を見つめているかのようです。

(中略)

 読みこまれて、かどのまるくなった本の背は、じいっと目を細め

てこちらを見ているようでした。---その視線が、四方八方から

小さな引力になって、ルウ子の心をひっぱります。

(6p)

  

著者紹介には次のように書いてありました。

 

「幼少の頃からおとぎ話を書きはじめる」

    

その延長上にあるようなおとぎ話的な本でした。

きっと図書館は好きな場所で、

そのような著者が図書館に行くと、このように感じるのだろうな。

少しは共感できます。

  

  

 ルウ子があとじさると、ふたつの太陽のような目がお店をのぞき

こみ、イライラとした声が降ってきました。

(126p)

  

「あとじさる」という言葉に注目。

「あとずさる」じゃないのかと思いましたが、

調べたところ、どちらでもいいようです。

「あとじさる」でもいいとわかったのが収穫です。

  

  

「雨ふる本屋」というタイトルは「雨降る」と「古本」が

合体した言葉でした。

その「雨ふる本屋」のご主人、フルボン氏の発言。

  

「本というのは、たましいこめて書かれるかぎり、すべてが『すご

い本』なのだ。それを感じることができるかどうかは、読み手の質

にかかっているがね」

(219~220p) 

 

結局「読み手」かと突っ込みたくなりましたが、

「すごい本」だとわかる読み手になりたいと思います。

   

  

  

「雨ふる本屋」からの引用を終えます。

2020年5月28日 (木)

記事2つ 学校のトイレ清掃「教職員で・・」/マスク生活「目は口ほどに」

  

今日は令和2年5月28日。

  

新聞を読むと、毎日何かあります。

 

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同じ愛知県の名古屋市教育委員会の決断。

教職員がトイレ掃除 生徒にはトイレ掃除をさせない

私も考えました。

苦渋の決断だったと思います。

  

   

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何となく気がついていたことを、

こうやって文に表現しているものに出合うと、

「なるほど」と思います。

  

  

新聞を開かなければ、

この記事と出合っていなかったと思うと、

自分は幸運だと思います。

  

  

2つの記事とも、2020年5月28日朝日新聞朝刊です。

スイカ(西瓜)がまだ間に合う!

 

今日は令和2年5月28日。

  

昨日、調子が悪かった耕運機が、

予想外にエンジンが始動して、よく動いちゃたので、

勢いで学級園の耕しをしてしまいました。

  

学校再開で、この畑で作物を作って、

収穫までもっていきたい。

何を作るか?

  

生徒と相談した時に出てきたのがスイカ(西瓜)。

「でももう遅いかもしれないね」

と話していました。

きのう種屋さんに行って見たところ、

スイカの種子が売っていました。

「まきどき」を見たら、「3月下旬~6月上旬」となっていました。

 

まだ間に合う!

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学級園でスイカを作るなんて楽しいじゃないですか。

2020年5月27日 (水)

道路のアスファルトの厚みは?

   

今日は令和2年5月27日。

  

2日前に、道路をカッターで切断工事をしている人と

話しました。

普通の道路では、アスファルトの厚みは

15cmあまりあるそうです。

ビックリです。

高速道路の場合はもっと厚いそうです。

どれくらいだと思いますか?

 

  

ビックリですよ。

50cmあるそうです。

 

今日、工事現場付近に停まっていたトラックの荷台に、

切断された道路(アスファルト)が載っていました。

聞いただけでも驚きましたが、実際に見てまた驚きました。

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生徒たちと一緒に見ました。   

2020年5月26日 (火)

夏休みが短くなるのは仕方がない?/教師であるうちに。

   

今日は令和2年5月26日。

  

夏休みが短くなるいうことは、

仕方がないと思っていました。

でもこういう意見もあるのかと思った記事です。☟

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2020年5月26日(今日)朝日新聞朝刊の記事です。

  

今晩10時からの番組「ガイアの夜明け」も注目。

Photoガイアの夜明けHP  

間もなく始まります。

  

 

教育についていろいろな情報を集めて、

いっぱい考えて、実行したい。

教師であるうちに、教師としてできることは、

できる限り頑張りたいという気持ちが、

最近は高まってきています。 

 

2020年5月25日 (月)

「ICTがより重要に」② 教室授業とオンラインとの相乗効果を模索!

  

今日は令和2年5月25日。

  

前記事に引き続き、

5月25日朝日新聞朝刊の記事

「学校再開後 ICTがより重要に」の引用します。

  

  

 ---動画配信も広がってきたが。

 メディアは、遠隔授業や動画配信を紹介するが、これらには課題

がある。

 一つは、集中力を長時間保つのは厳しい。教室授業よりも刺激が

少ない動画の視聴は、1本10分くらいが限度。もう一つは、遠隔

授業や動画製作は、教師の負担が大きいわりに、子どもも保護者も

満足度が低いというギャップ。

 ICTの得意な教師たちは、この何カ月かの試行錯誤で驚くほど

ノウハウを吸収しているが、不得意な教師まで強引に動員すれば、

学校再開後に強烈なしっぺ返しを食らうだろう。

 肝心なのは、教室授業をそのままオンラインで再現するのではな

く、オンラインの特性に合わせた授業の再構築だ

  

 ---どんな方法が?

 海外の先進事例では、普段からメールやメッセンジャーによるコ

ミュニケーションを行い、教材資料の配布、課題の割り当て、提出、

添削もおおよそオンラインで行っているので、突然登校できなくて

も、大きな混乱は生じていないと聞く。

 教師が授業時間全部を取り仕切る日本の授業スタイルと、児童生

徒に段取りを任せるスタイルとの違いも大きい。例えば、北欧の学

校で講義や問答中心の授業以外によく目にするのは、教師が話すの

は冒頭5分で、どのように進めるのか、最後に何をまとめるのかの

か指示した後は、個人やペアワークに移る。

 日本でも、オンラインで教師が全部をケアするのは無理なので、

短時間の自作動画やビデオ会議、参照資料、パッケージ教材、作業

課題、グループワークなどを上手に組み合わせるのが、現実的だろ

う。情報を与えるための教材や資料があらかじめそろっていれば、

教師は一方的にしゃべり続ける必要はない。クラウドを活用した作

業課題を割り当てれば、学習者それぞれの様子は把握しやすくなり、

個々に寄り添った指導ができる。

  

 

私にはまだこの文章で語られてい授業がイメージできません。

私の勉強不足なところです。

  

 ---GIGAの「1人1台端末」は必要?

 もちろん、可能な限り早く、今回の休校で気づいたように、学校

で扱うコンピューターは、児童生徒一人ひとりの文房具にするとい

う覚悟が必要だ学校機器を家に「持ち帰らせる」のではなく、個

人が普段使いする機器を学校に「持ってくる」という発想で

 文科省も自治体別の機器の「整備率」ではなく、普段からの「稼

働率」を調査すべきだ学校再開後も引き続き、教室授業とオンラ

インとの相乗効果を模索し続けることで、第2波が来てもきっと越

えられる。子どもたちの未来のために挑戦しよう。

(聞き手・宮坂麻子)

  

  

とても励みになる文章です。

新聞を読んでよかった。

復職してよかった。

まだ定年でなくてよかった。

挑戦したいです。

 

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