今日は令和6年1月27日。
今からここに書くのは、明日、
町内会防災訓練で発表するプレゼンです。
我が家はパワーポイントが入ったPCが実質なく、
iPadに入っているプレゼンソフトのnoteは不慣れなので、
授業でよくやっているブログを使っての
発表をすることにしました。
現役時代、パワーポイントをほとんど使わなかった証拠ですね。
したがって、一時的なものです。
明日の発表が終わったら、この記事は削除します。
(2月10日 気が変わりました。この記事、残します)
私の担当は地震の初期行動です。
![Img_3999 Img_3999](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3999.jpeg)
地震速報は聞いてもらいます。
緊急地震速報は、震度5弱以上の地震が来るときに、
スマホやテレビ、ラジオで発信される音です。
まずはスマートフォン。NTTドコモが開発した音です。
YouTube: 緊急地震速報を受信したときの警報音(音声ガイダンスあり:スマートフォン)(サンプル)
次はテレビやラジオから流れる緊急地震速報です。
YouTube: 緊急地震速報の音 【環境配慮】
この音について少し話します。
この音は、NHKが伊福部達(とおる)さんに依頼して、
作成したものです。
この苗字「伊福部」と聞いて、ある作曲家を思い出される人は
ゴジラファンですね。
そう、あの映画「ゴジラ」の曲を担当したのが、
伊福部達さんの叔父さんに当たる伊福部昭さんです。
つまり伊福部昭さんの甥に当たる伊福部達さんが
緊急地震速報を作成したのです。
![Img_4001 Img_4001](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4001.jpeg)
ここで懐かしいゴジラの音楽を少しだけ聴きます。
YouTube: 【音質テスト動画】ゴジラのテーマ
依頼された伊福部達さんは、
子どもの頃から聞き慣れた叔父さんの曲を元にして
緊急地震速報を作成しようと考えました。
「ゴジラ」のメインテーマ曲を使おうともしたのですが、
あまりに有名な曲ですし、恐怖をあおる曲なので断念しました。
結局、叔父さんの作った交響曲の一部を使って
あの緊急地震速報を作りました。
そんないきさつでできた緊急地震速報でした.
緊急地震速報が鳴った時にどう動くのか。
昔はなかった緊急地震速報があることで、
数秒ですが、私たちは身構えることができます。
そこで適切な行動に移せたことで、命が助かる可能性があります。
(ちなみに緊急地震速報がスタートしたのは、
平成19年/2007年10月1日)
これは気象庁HPに載っています。
紹介します。
![Img_4002 Img_4002](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4002.jpeg)
その他、トイレやお風呂にいる人は、
扉を開けます。
逃げ道を確保します.
以上、緊急地震速報について述べました。
![Img_3999_2 Img_3999_2](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3999_2.jpeg)
続いて、この地域を襲うであろう南海トラフ地震について
簡単に説明します。
南海トラフ地震は、図のような場所が震源の地震です。
![Img_3929 Img_3929](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3929.png)
ここで震源について説明します。
よくテレビで、ここが震源地ですと説明があり、×印が打たれた地図が出ます.
例えばこれです。
![Img_3942 Img_3942](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3942.png)
この地図を見て、震源地は、愛知県から離れているから大丈夫かなと
誤解をしてしまいます。
私も最近知ったのですが、皆さんはご存知かもしれませんが、
この×印は、最初に岩盤が崩壊した場所であって、
岩盤の崩壊は、連続的に広い範囲で起こり、
その場所が全て震源になります。
例えば、南海トラフ地震の震源を全て×印で表すとこのようになると
予想されます。
![Img_3944 Img_3944](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3944.png)
この地図のように、海が震源地になっているので、
津波が起こる可能性が高いです。
東日本大震災は、海底が震源でしたが、南海トラフ地震の場合は、
陸地の直下にも震源があり、被害がより大きくなる可能性があります。
震源が多いということは、長く揺れるということであり、
これによっても被害は大きくなります。
令和6年能登半島地震で、「震度7」の地域がいくつもあり、
建物崩壊がたくさんありました。
最も揺れる「震度7」の怖さを知った地震でした。
それでは、南海トラフ地震の予想震度はどうなるか。
このようになります。
![Img_4003 Img_4003](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4003.png)
愛知県も震度7です。
災害の場所が広範囲になるために、能登半島地震では、
他地域からの援助や自衛隊の援助が得られていますが、
南海トラフ地震では、援助が難しいと考えられます。
消防車も救急車も台数が足らないので、
すぐには来ない可能性がとても高いです。
したがって、自分の身は自分で守る、近所の人たちで
力を合わせる、そして町内会での活動が大事になってきます。
今日のような防災訓練は、だから大事なのです。
地震が起きたと時の初期行動。
![Img_3999_3 Img_3999_3](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3999_3.jpeg)
3.安否確認・発信
まずは家族です。
![Img_4004 Img_4004](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4004.jpeg)
家族の無事が確認されたら、家の様子を確認してください。
そして情報を得てください。
![Img_4005 Img_4005](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4005.jpeg)
何が起きたのかを知ってください。
テレビやラジオなどまずは公的な情報を得ましょう。
ネット情報も今は行き届いています。
国や豊川市からの情報を確かめましょう。
ネット情報の中には、残念ながらデマ情報が含まれることがあります。
まずは公的な情報で、起こったことを正確に知りましょう。
次は安否確認を外部に伝える行動に移ってください。
南山町内会では、2つの方法があります。
「我が家は大丈夫です」のサインとして黄色のタスキを使います。
![Img_3920 Img_3920](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3920.jpeg)
外から見える場所に、黄色のタスキを掲げます。
そして結ネット。
災害時には、サイレンがなって、結ネットの災害モード画面になります。
「無事」「連絡希望」「至急支援希望」のボタンが表示されます。
結ネットの安否一覧には、電話番号、位置情報も表示されるので、
とても役に立ちます。
普段からスマホが身近な場所に置いてある生活をして下さい。
![Img_3999_4 Img_3999_4](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3999_4.jpeg)
4.初期消火です。
令和6年能登半島地震では、輪島市で大きな火事が起こりました。
あちこちで出火したのかと思いましたが、
出火場所は1ヶ所だったとニュースで言っていました。
![Img_3985 Img_3985](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3985.jpeg)
今回の出火には、きっとよんどころのない理由があったと思います。
でも、考えようによっては、この1か所の出火さえなければ、
あの大火事は起こらなかったということです。
出火しても、まだ天井に火が届かない状態だったら、
小型消火器で落ちつて消せたらベストです。
![Img_4006 Img_4006](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4006.jpeg)
近所の人たちの力も借りましょう。
今日やってもらったように、初期行動として、小型消火器を、
道に出すことを、本番でもやってもらいます。
![Img_4008 Img_4008](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4008.jpeg)
もし、近所で、家から煙が出ていたら、声をかけ合って、
それらの消火器を使って火を消しましょう。
![Img_4013 Img_4013](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4013.jpeg)
火災として、通電火災も起こる可能性があります。
これについては映像で紹介します。
大事なのは、「停電したら、ブレーカーを落とす」です。
YouTube: 「通電火災」をご存じですか?
火災が発生しなければ、家の中から、
被災者を救助する可能性が大きくなります。
能登半島地震では、瓦礫の下から助けを求める声がしたのに、
火事が迫ってきて、助けることができなかったという
痛ましい出来事がありました。
初期消火、大事です。
以上のように、自分たちの身が大丈夫だった場合、
動き回らなければなりません。
そのためにぜひ、寝る時などに、近くに懐中電灯とスリッパを
備えてください。
夜、地震があって、停電していても動けるように懐中電灯は必要です。
また床などにガラス片などが散乱していても歩けるように、
スリッパが必要です。
普通のスリッパでは、役に立ちません。
災害用に底が固く、ガラスや釘などが突き抜けないものがいいです。
売っています。
![Img_4010_2 Img_4010_2](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4010_2.jpeg)
![Img_4011_2 Img_4011_2](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_4011_2.jpeg)
いい機会だと思って、買いました。
ここにあります。
良かったら、後で、底を触ってみてください。
私は昨晩から、寝床の横に置いています。
値段は2300円ほどです。
地震が起きた時の初期行動。
いよいよラストです。
![Img_3999_6 Img_3999_6](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3999_6.jpeg)
5.近隣による救助活動です。
このグラフを見てください。
![Img_3938_2 Img_3938_2](https://mitikusa.lekumo.biz/blog/images/2024/01/27/img_3938_2.jpeg)
1985年の阪神・淡路大震災の時の、
救助者が誰によって助け出されたかを示したグラフです。
消防・警察・自衛隊に比べて、
圧倒的に近隣住民が多いことがわかります。
やはり近隣住民は現場に近いし、はやく行けるからです。
自分や家族が大丈夫だった場合は、
近所の様子を見てください。
屋根が傾いた全壊住宅は危険なので、
消防や自衛隊のプロの人たちに任せましょう。
それ以外の家で安否がわからない場合は、
外から声をかけて、必要がある場合には、
複数人で家の中に入り、救助活動をしてください。
家具などの下敷きになっている人の救助は、時間との勝負です。
早ければ早いほど、命を救えます。
以上、初期活動について説明をしてきました。
自分も家族も大丈夫。近所も大丈夫。
そうなったら、次は町内会まで範囲を広げて、
町内会自主防災会の活動に加わってください。
今週勉強したことを利用して、原稿完成.
前日に完成なんて、いけませんね。