« 2015年5月 | メイン | 2015年7月 »

2015年6月

2015年6月22日 (月)

6月22日のニンジンの花/種ができないかも?

  

今日は6月22日。

夏至でした。どんな1日でしたか?

  

  

自転車通勤でした。

したがって、踏切横のニンジンの観察をしました。

Rimg2540  

なぜか今回は、「鳥の巣」にカメムシが訪れていました。

  

Rimg2541

Rimg2545  

カメムシを引き寄せる魅力が「鳥の巣」にはあるのでしょうか?

「鳥の巣」がこの後どうなっていくかは注目です。

  

yahoo!知恵袋に興味深いことが書いてありました。

Yahoo!知恵袋 人参の種の自家採取について

  

ただし、市販されている種の多くは

[F1」という品種の種からできたものが多く

化学薬品や人工交配、遺伝子組換えなどの処理が施されているため

1年で、その命が終わるように(種の自家採取ができてもそだたないように)

作られていますので、確かめてください。 

  

そうなんだ。

もし観察しているニンジンの元の種が「F1」なら、

待てども種はできないことになります。

そんなことも知った上で観察を続けます。

  

  

Rimg2547

ニンジンは今も花を咲かせていますが、すっかり小ぶりになっています。

ニンジンの精力の衰えを感じます。、

  

   

観察を終えて踏切を渡ろうとしたら、向こうの方で猫が線路を横断していました。

Rimg2548

Rimg2549   

つい撮影してしまいました。

あの猫も、どこかに出勤するのかな?

2015年6月21日 (日)

第1回 iTab塾 いい勉強になった/iPadがほしい

 

今日は6月22日。

  

6月20日にiTab研主催の「第1回 iTab塾」に参加しました。

2時間の短い塾でしたが、いい勉強になり、

タブレット端末についてまた夢中になっていくきっかけになりそうです。

  

iTab研のFacebookで、今回の塾のことも紹介されていました。

PP団 iTab研 Facebook  (←登録していなくても見ることができました)

引用します。

  

今日の第1回iTab塾にご参加いただいた方々

本当にありがとうございました。

参加者の自己紹介から始まり、事例紹介、管理方法、

そしてワークショップを行いました。

ワークショップでは、「おくるんです」「つくるんです」

「はじめ、つぎは」「vocaco」「絵カードタイマー」

「ピクチャリウム」などを紹介させていただきました。

ありがとうございました。 懇親会も大いに盛り上がりました。

Ii

  

懇親会には残念ながら出れませんでした。

(昨晩は、私が幹事の宴があったためです)

上記のアプリは次のところから入手できます。

(事前に届いたメールに、

塾の日までにインストールしておいてくださいと記されていたものです)

全てiPad用です。

  

つくるんです
おくるんです
はじめ、つぎは
絵カードタイマー
絵カードカウンター
VOCACO無料版
  
  
特別支援学校の子どもたちのために選ばれたアプリだと思いました。
普通学校の特別支援学級でも通用するアプリです。
ワークショップで使い方の実体験をしました。
これらのアプリを使ってみたい気持ちになりました。
なので、iPadが欲しくなったのです。
  
  
  

「デイジー教科書」

塾のQ&Aの時間に出てきた言葉。どんな教科書?

調べてみました。

デイジーの説明↓

Photo_3  

マルチメディアデイジー教科書というのがあって、

↓このサイトでは、次のように説明しています。

ENJOY DAISY マルチメディアデイジー教科書

  

2008年9月17日施行の

「教科用特定図書普及促進法(教科書バリアフリー法)」と

「著作権法第33条の2」の改正により、

LD(学習障害)等の発達障害や弱視等の視覚障害、

その他の障害のある児童・生徒のための「拡大教科書」や、

デジタル化された「マルチメディアデイジー教科書」等が、

製作できるようになりました。(中略)

マルチメディアデイジー教科書は、

通常の教科書と同様のテキスト、画像を使用し、

テキストに音声をシンクロ(同期)させて読むことができるものです。

ユーザーは音声を聞きながらハイライトされたテキストを読み、

同じ画面上で絵をみることもできます。

  

   

「OCR」

これも塾のQ&Aの時間に出てきた言葉。

皆さん、当たり前のように使っていた言葉ですが、わかりませんでした。

調べました。

  

↓このサイトに、次のように書いてありました。

http://e-words.jp/w/OCR.html

  

OCRとは、光学式文字読取装置。

手書き文字や印字された文字を光学的に読み取り、

前もって記憶されたパターンとの照合により文字を特定し、

文字データを入力する装置。

スキャナで読み取った画像から文字を識別して

文書に変換するOCRソフトもある。

  

   

なるほど。

  

「エアサーバー」

このアプリは、タブレット端末やスマホの画面を複数、

1つの画面に映し出すことができるアプリでした。

教室で、子どものタブレット端末の画面を、

大型テレビに同時にいくつも映すことができそうです。

面白そう。

  

  

「おえかきすいそうピクチャリウム」

こんなアプリもあります。

紹介映像をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=LDPHWz9UADQ

  

   

愛知県にiTab研のような、タブレット端末を教育に活かそうとしている

グループがあることを知ったのは有意義でした。

これからも塾にはできるだけ参加して関わりたいです。

特別支援教育に関わっている人たちが中心であることも興味深い。

まずはこの分野からタブレット端末は利用されていくのでしょう。

先駆けになるべく人たちが、頑張っていました。

6月21日「世界ALSデー」 6月22日「夏至」

 

今日は6月21日。

  

いつもなら「夏至」のイメージの「6月21日」ですが、

今日は夏至ではなくて、明日(6月22日)が夏至です。

これからの予定は・・・・

2016年 6月21日

2017年 6月21日

2018年 6月21日

2019年 6月22日

2020年 6月21日

2020年以降、しばらくは6月21日が夏至なのだそうです。

滅多にない6月22日の夏至を明日は楽しみましょう。

※参考:気になること、知識の泉 2015年の夏至はいつ?

  

   

「夏至」ではなかった6月21日は、世界ALSデーでした

19日には、子どもたちに「ALS」を教えました。

「ゴロン」を教室でやってみました。

下の写真は6月20日に行われた「ゴロン」です。

Photo

Photo_2 ↑ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)を知ってもらおうと

世界ALSデーの21日を前に東京・銀座の歩行者天国で

ゴロンと寝転がる患者支援をする団体「END ALS」の

メンバーや支援者ら。奥は患者の藤田正裕さん=

2015年6月20日午後4時1分、後藤由耶撮影

毎日新聞 筋萎縮性側索硬化症:難病への理解、東京・銀座で訴え

「ゴロン」については、ここで書きました↓

ここでも道草 “ヒロ”難病ALSとの闘い3/ゴロン(2014年8月9日投稿)  

  

ALSは「筋萎縮性側索硬化症」と略されます。

この病名の中の「側索(そくさく)」が気になっていました。

  

それに関する文章に出会いました。

  

日本ALS協会近畿ブロックのHPです。

岡山大学医学部の神経内科の阿部康二教授の講演記録の中にありました。

日本ALS協会近畿ブロック 講演 「ALSの原因・病態と治療」 >

 

患者さんが亡くなって脊髄を検討させていただくことがありますが、

脊髄の両脇が白いですね、これが側索といいます。

病名は筋萎縮性側索硬化症ですが、

側索が硬化するということが特徴であります。 

  

「側索」に明らかな変化が見られるようです。

次のサイトにある図を見ると、側索の場所がわかります。

もみほぐし整体$mile 健康アドバイス ALS・筋委縮性側索硬化症

E8848ae9ab84e581b4e7b4a2   

  

岡山大学医学部神経内科のHPを見ると、

阿部康二教授がアイスバケツチャレンジをしている映像がありました。

ここでダウンロードできます↓

http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/images/icebucketchallenge.mp4

ALSの勉強をしていくと、また出会う人かもしれません。

  

  

阿部教授の講演記録を読むと、

あの強打者ルー・ゲーリック選手も、このALS患者であることを知りました。

ALSは、米国ではルー・ゲーリック病とも言われるそうです。

Babe41 http://thanks-mlb.com/newpage74.html 

↑左がルー・げーリック   右がベーブ・ルース

特別支援学校では、iPadを採用してる比率が高い

  

今日は6月21日。

  

昨日はiTab研(あいちタブレット端末活用研究会)の塾に行ってきました。

iTab研のメンバーのほとんどの方が、

県内の特別支援学校の先生であることにビックリ。

特別支援教育でどうやってタブレット端末を活かしていくかの発想でした。

使ったOSはiOSでした。つまりiPadです。

iPadを所持していない私は、貸してもらいました。

なぜiPad?

  

最近読んだ本からの引用です↓

  

「実践障害児教育 2015年5月号」(Gakken)より

  

全国的にタブレット型コンピュータの活用が注目されている。

そこで、その整備状況について調査したところ、

特別支援学校と小中高等学校では違った状況が見えてきた。

調査のしかたがそれぞれ異なっているので単純な比較はできないが、

特別支援学校で「WindowsOS」を2台以上保有する学校が13.4%、

「iOS」2台以上が51.2%、「AndroidOS」2台以上が3.3%であり、

「iOS」の比率が一番多かった。

ところが、地域を限定した小中学校では、「WindowsOS」の導入数が

一番多い状況であった(回答があった437校中、

タブレット型コンピュータを導入している学校は93校で、

「WindowsOS」が73.1%、「iOS」が19.4%、

「AndroidOS」が3.2%)

特別支援学校では児童生徒の学びの支援として、

さまざまなアプリが先行利用されており、

iPadなどの「iOS」の配備がされていると考えられえるが、

小中学校ではこれまでのデスクトップパソコンや

ノートパソコンでの情報教育などの活用の延長として

整備されてきているのではないかと思われる。(10p)

  

国立特別支援教育総合研究所総括研究員の金森勝浩さんの文章です。

調査結果は、全国の特別支援学校と限定した小中高等学校

(高知県・仙台市・品川区)に対してICT活用の状況を調査したものです。 

  

この結果は、実感でも思います。

勤務する小学校で、タブレット端末を購入する先生は「WindowsOS」を

選ぶ人が多いです。

それは今まで「WindowsOS」で作成してきた教材を使いたい、

慣れた「WindowsOS」がいいというものでした。

そして今回の塾で、特別支援学校の先生方たちがiPadを巧みに

操っているのを見ると感じます。

  

Androidのタブレット端末を手に入れてから2年が過ぎました。

機種料金も完済しました。2台目のタブレット端末を考えます。

Windowsも魅力があります。しかし・・・・

特別支援教育に関わっている今、次の1台はiPadだと思います。

 

2015年6月17日 (水)

6月16日のニンジン/17日のそうめんカボチャ/15日のツマグロヒョウモン

  

今日は6月17日。

  

昨日の朝の踏切近くのニンジンの様子です。

特にBird's Nest(鳥の巣)に注目しました。

Rimg2492

Rimg2494

Rimg2493  

やっぱりこれは種のもとだと思います。

種はトゲトゲに包まれているという文章も見かけました。

確かにトゲトゲらしきものが見られます。観察を続けます。

  

   

そうめんカボチャの種まきをしたのは、6月8日でした。

ここでも道草 そうめんカボチャの種(2015年6月9日投稿)

その後・・・

6月14日(日)に発芽していることに気がついて写真を撮りました。

Rimg2428_2  

5人の子どもたちのポットです。

誰かの種がこぼれて畑で発芽していました。

Rimg2429   

  

そして今日(6月17日)

Rimg2522

Rimg2523  

順調に育っていると思います。

  

  

  

ツマグロヒョウモンのサナギのその後です。

※参考:ここでも道草 窓拭きをしていたらツマグロヒョウモンのサナギを見つけた(2015年6月11日投稿)

  

Rimg2439  

↑ 6月15日の午前10時過ぎに羽化していることに気がつきました。

無事に成虫となりました。よかったよかった。

  

抜け殻をアップで撮ってみました。

Rimg2445

Rimg2448

Rimg2449  

銀色の突起のあった部分は、透明な膜がありました。

つまりあの銀色は、成虫の体の一部だったわけかな?

膜が何枚も重なっているから、

銀色や金色に見えるのだというサイトもありました。

よくわかりません。

   

観察をしているもの、あちこちにあります。

腸内細菌5.「腸内フローラ」聞き書き4.老化防止

 

今日は6月17日。

  

16日の投稿の続きで、2月22日放映の

「NHKスペシャル 腸内フローラ解明!驚異の最近パワー」

からの聞き書きです。

  

  

今回は老化防止の話。

  

ナレーター:

藤田保健衛生大学の松永佳世子さん。

腸内細菌が作る物質が、肌の若さを保つことを実証しました。

これがその細菌。

Rimg1895

女性ホルモンに似た「エクオール」という物質を出します。

  

実験では、更年期の女性にエクオールを飲んでもらい、

追跡調査をしました。

すると、エクオールを飲んだ人は、しわが浅くなっていったのです。

Rimg1896

  

こちらがしわの画像。

Rimg1897

確かに改善しています。

  

腸内細菌が作るエクオールが、

肌のハリを保つコラーゲンを増やしたと考えられています。

  

松永先生:

コラーゲン、線維芽(せんいが)細胞が作り出すものなんですけれども、

コラーゲンの働きを上げて、肌のハリを深いところで与えるようなものが、

増えてくるということは考えてもいいんじゃないでしょうか。

新たな発見ですね。

Rimg1898

Rimg1899

  

  

ナレーター:

さらにエクオールには、更年期の女性を悩ます顔のほてりや、

骨密度の低下を防ぐ力も報告されています。

  

腸内でさまざまな物質を作り出す百兆匹以上もの菌。

それは、私たちの美容と健康を保つ上で、

欠かすことのできない存在だったのです。

 

ゴードン博士:

腸内フローラは、私たちの体の一部といっても良い重要な存在です。

腸内フローラは、まるで私たちの臓器のひとつのように働いているのです。

  

  

シワにまで、腸内細菌の影響が及ぶのですね。

  

まだまだ続く。

田んぼの見学前後に見せる映像

  

今日は6月17日。

  

昨日は、社会科の時間に、

勤務校近くの田んぼを見て回りました。

田植えが終わった後の田んぼの様子を見ました。

  

その前に田植えの様子を見せたいと、映像を探して見せました。

こんなのはどうでしょう。

田植機が動き出して、その後に次々に苗が植わっていく映像に、

子どもたちは拍手をしていました。


YouTube: 田植機 2

Photo  

この後、手植えの映像も見せました。

  

   

実際に見学に行って、子どもたちは苗の様子はちらっと見ただけで、

動くものに夢中でした。

オタマジャクシ、カエル、そしてジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)。

田植えの直後からジャンボタニシは出てくるのですね。

あのショッキングピンクの卵もありました。

  

ジャンボタニシに関する映像を探してみました。

産卵や孵化の映像です↓

『ジャンボタニシ 産卵・孵化』 Spawning and hatching of jumbo snails

YouTube: 『ジャンボタニシ 産卵・孵化』 Spawning and hatching ofjumbo snails

高速(笑い)産卵の様子です↓

卵がこうやって体外に出てきて、あのような卵の塊ができるのですね。


YouTube: スクミリンゴガイの産卵 - egg deposition of Pomacea canaliculata -

 

そしてジャンボタニシが日本に来たいきさつを扱った映像↓


YouTube: 日本の危険生物|水田を埋め尽くすジャンボタニシ

  

  

今日、時間があったら見せたい映像です。

腸内細菌4.本「うんちの正体」(ポプラ社)から

  

今日は6月17日。

  

市の中央図書館から学級に借りた本は明日返します。

30冊ほどの本の中に、自分が読みたいので借りた本がありました。

「うんちの正体 菌は人類をすくう」(ポプラ社)です。

9784591142936   

「NHKスペシャル 腸内フローラ」の内容とダブったところもあって、

最新の内容だと思いました。

著者の坂元志歩さんのプロフィールを見て、なるほどと思いました。

坂元さんは、現在はNHK科学番組の制作に参加しているとのこと。

本の発行も、「腸内フローラ」放映の同じ月(2015年2月)でした。

坂元さんが「腸内フローラ」に関わった可能性は高く、

内容がダブるのも”そりゃそうだ”と思えました。

  

菌の多様性について訴えていることが印象に残りました。

  

引用します。

  

大切なのは菌の「多様性」なのだ。

つまり、いろいろなやつがバランスよくいるのが大事なのだということ。

普通なら少ないはずの菌が異常に増えてしまったり、

その逆に、多いはずの菌が少なくなったり、

また、菌の種類が減ってしまうと、体の調子が悪くなるのだ。(53p)

   

  

「うんち移植」なるものもあるそうだ。

  

クロストリジウム・ディフィシルという菌が起こす大腸炎。

この菌が増えたことで起こる病気ですが、

この菌を殺す治療法では、なかなか治らないそうです。

そこで「うんち移植」

健康な人の「うんち」を薄めて、鼻から患者に移植するのです。

問題のある菌を殺すのではなく、菌の種類を増やそうという治療法です。

 

まだ実験段階ではあるが、ある医学雑誌に報告された論文では、

この病気に対しておこなったうんち移植の治療実験で、

じつに94%の人が治っている。(54p)

 

55pの写真です↓

Epson600   

94%は高率です。

私が患者になったら、進んで治験されることに立候補するでしょう。

 

  

「うんこ」と言わずに「うんち」ということで、

イメージがよくなります。

今回の本のタイトルを見て、あらためて思いました。

2015年6月16日 (火)

6月12日・15日のニンジンの花/種ができつつある?

  

今日は6月16日。

給料日だ!

  

朝、忙しいけど、ニンジンの花のことを書こう。

  

6月12日のニンジンの花です↓

Rimg2396

Rimg2397   

  

6月15日のニンジンの花です↓

Rimg2433

Rimg2434   

以前、このBird's Nest(鳥の巣)について書きました。

ここでも道草 6月4日のニンジンの花 Bird's Nest(鳥の巣)(2015年6月5日投稿)

その時の調べでは、Bird's Nestは花ができる途中段階でできるとあって、

そのまま書きました。

でも、違うようです。

花がすんでから、Bird's Nestが作られているようです。

この後、どうなっていくのだろう?

  

花だったところに、種の元ができているように思えます。

今度・・・今日はもう少しじっくり観察してみたい。

腸内細菌3.「腸内フローラ」聞き書き3.肥満にならない腸内細菌

  

今日は6月16日。

   

13日の投稿の続きで、2月22日放映の

「NHKスペシャル 腸内フローラ解明!驚異の最近パワー」

からの聞き書きです。

  

   

ナレーター:

腸内細菌が全身に影響を与える。

それを世界に知らしめたのは、肥満に関するある研究でした。

発表したのは、ジェフリー・ゴードン博士。(ワシントン大学 医師 生物学者)

Rimg1888

腸内細菌の研究で、世界のトップを走る科学者です。

博士は大胆な実験を行いました。

  

ゴードン博士

これはマウスの隔離装置です。

この中は外の世界とは完全に引き離されていて、

細菌一匹たりとも入れないようになっています。

  

  

ナレーター:

この装置を使って完全に無菌状態で育てたマウスに、

あることをして、特別なマウスを作りました。

  

  

助手:

人間の腸内細菌を移植したマウスです。

この子のお腹には、肥満の人の腸内細菌が入っています。

  

  

ナレーター:

研究では、肥満の人とやせている人の腸内細菌をマウスに移植。

そしてエサや運動量など、同じ条件で育てます。

すると驚きの結果が現れました。

脂肪の量の変化です。

やせた人の腸内細菌を与えたマウスは変化なし。

ところが肥満の人の腸内細菌を与えたマウスは、

どんどん脂肪が増え、太ってしまったのです。

Rimg1889

  

  

ゴードン博士:

何度やっても、結果は同じでした。

肥満の人の腸内細菌をもらったマウスは、太るのです。

肥満の人の腸内では、ある種の細菌が少ないことがわかりました。

それが問題だったのです。

  

ナレーター:

肥満の人の腸内で、少なくなっていたのは、バクテロイデスなどの菌。

Rimg1890

こうした菌に、肥満を防ぐ働きがあったのです。

いったいどうやって?

 

腸内細菌は、私たちが食べたものを分解し、それを栄養にして生きています。

その時、腸内細菌は、さまざまな物質を出します。

Rimg1891

腸内細菌が出す物質が、

私たちの体に重要な働きをしていることがわかってきました。

  

バクテロイデスが出すのは、短鎖脂肪酸。

Rimg1892

これが肥満を防ぎます。

その仕組みです。

もともと肥満は、脂肪細胞が脂肪を取り込むことで起こります。

血管を流れる脂肪を取り込み続け、どんどん肥大化することで、

太ってしまうのです。

バクテロイデスが出した短鎖脂肪酸が腸から吸収され、血管に入ります。

全身にはりめぐらされた血管を通して、体のすみずみまで運ばれていきます。

短鎖脂肪酸が、脂肪細胞に働きかけると、脂肪の取り込みが止まります。

余分な脂肪の蓄積を抑え、肥満を防ぐのです。

  

短鎖脂肪酸には、もう一つ別の役割があります。

筋肉などに作用し、脂肪を燃やす働きです。

脂肪の蓄積を減らし、消費を増やす。

全身のエネルギーのコントロールを、腸内細菌が行っていたのです。

Rimg1893

  

短鎖脂肪酸以外にも、腸内細菌が出す物質が、

数多く発見し始めています。

そうした物質が、さまざまな効果をもたらしていることがわかってきました。

「薄毛予防」「肥満予防」「老化防止」「糖尿病予防」

「アレルギー予防」「貧血予防」「血栓予防」

Rimg1894

  

「老化の予防」もそのひとつ。

  

肥満の秘密というか、肥満にならない秘密がわかった・・のかな?

食べても太らない人は、

そういう体質なんだと思っていましたが、

その体質というのが、その人の持つ腸内細菌を種類・量だったわけです。

   

老化防止については、また後日。

最近の写真

  • Img_5773_3
  • Img_5773_2
  • Img_5773
  • Img_5772
  • Img_5771
  • Img_5770
  • Img_5769
  • Img_5768
  • Img_5767
  • Img_5766
  • Img_5765
  • Img_5764

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉