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2022年4月

2022年4月19日 (火)

アメリカとメキシコの国境/海の中まで壁がある

    

今日は令和4年4月19日。

   

地理で国境の勉強をします。

アメリカとメキシコの国境が教科書には紹介されていました。

リオグランデ川が国境になっているところと、

直線で国境になっているところに分かれます。

直線になっている国境の西の端は、太平洋に行きつきます。

そこがどうなっているのか。

映像で紹介してくれた動画がありました。


YouTube: 【死者5000人超え】メキシコとアメリカの国境のリアル

メキシコの都市ティフアナとアメリカの都市サンディエゴの間です。

動画の写真です。

1

2

3

海の中まで壁があることに驚きです。

不法な移民を防ぐため、密輸を防ぐため。

これも地理の勉強。授業で見せたいと思います。

本「60代から心と体がラクになる生き方」

    

今日は令和4年4月19日。

   

この本を読みました。

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「60代から心と体がラクになる生き方」

(和田秀樹著/朝日新書)

   

そのような老後を悲観しているみなさんに、私はぜひとも言いたい

ことがあります。それは、「老後こそ世間体を気にせず、自由に楽

しく過ごすことができる、人生で最も素晴らしい時期なのだ」とい

うことです。

(16~17p)

   

これがこの本の結論ですね。   

  

85歳ぐらいになれば、半数近くの人がアルツハイマー型認知症に

なります。さらに厳密に脳を解剖してみると、85歳を過ぎたほぼ

全員にアルツハイマー型認知症の所見が発覚します。つまり、高齢

になれば誰もがボケは避けられません。長生きするとは、ボケを受

け入れて生きるということが大前提になるのです。

(30p)

   

父親の時には、ボケが出てきて焦ってしまいました。

でも当然の成り行きだったのですね。

自分にもいずれその時がやってくるわけです。

  

たとえば、若い頃に夫の浮気に悩まされていた女性がいるとしま

す。しかし、その女性が認知症になると、そのつらい記憶は消え

失せて、夫の笑顔ややさしさだけが記憶として残ることが珍しく

ありません。

老年科の医師を務める「川崎幸(さいわい)クリニック」の院長・

杉山孝博先生は、この現象を「自己有利の法則」と呼んでいます。

認知症の人に共通して見られる傾向の一つで、杉山先生はそれが

「自己保存の本能」から生まれてくると考えています。誰もが自

分の人生を肯定する本能が備わっており、その本能によって、つ

らい記憶は幸せな記憶に書き換えられるのではないかというもの

です。 

こう考えると認知症は、人々のそれまでの人生を幸せなものに塗

り替えてしまう素晴らしい側面もあるということがわかると思い

ます。事実がどんなにつらいものであったとしても、本人が自分

の人生は幸せだった、楽しかったと思い出すことができるのであ

れば、認知症は神様がくれる最後の贈りものなのかもしれません。

(33~34p) 

   

穏やかに過ごしている父親を見ていると、

私も含めて、周囲の人たちもホッとします。

焦った認知症ですが、

だいぶ上手に見守ることができるようになってきました。

  

  

では、頭を使い続けるために大事なことは何かと聞かれれば、私

は「人に会うこと」と答えます。

親しい人や好きな人、趣味が共通する人と会う時間は、とても楽

しいでしょう。好奇心が満たされますし、心理的にリラックスも

します。さらに、相手の気持ちを理解しようとしたり、自分の考

えを言葉にしたり、そこから笑いや活気が生まれることで、社会

性をつかさどる脳の部位・前頭葉が刺激されます。脳の老化が一

番最初にはじまるのは前頭葉とされていますから、人とコミュニ

ケーションを取ることが老化を防ぐための訓練になるのです。

(86~87p) 

   

人と会うことを面倒だと思っちゃいけませんね。

  

  

私の臨床経験から言わせてもらえば、認知症の進行を食い止める

ために本当に効果があるのは、興味があることをやり続けること、

日常的にやっていた習慣をなくさないということだけです。わざ

わざ楽しくもない、新しいことをやる必要はまったくありません。

(98p)  

  

和田秀樹さんは脳トレは認知症には効果がないと言っています。

  

  

老年になれば、組織は守ってはくれません。だからこそ、もっと

自分を大事にしてほしいのです。

誰かに迷惑をかけることに、過度の抵抗を覚える必要はありませ

ん。高尚な趣味を持って、周囲からかっこいいと思われるような

生き方をしなければならないわけでもありません。究極的には自

分が幸せならそれでいいという考え方をしてほしいのです。

(114~115p)

   

かっこつけたがるところが自分にはあるんだよな。

自分が幸せならそれでいい。この境地になれば楽だろうな。

  

  

先述したように、日本は働くことが生きがいになっているという

文化があるのですが、欧米の人たちは早く労働から解放されたい

という考え方があります。

欧米の人たちは仕事だけではなくて、プライベートでも趣味が充

実していたり、別の仕事を持っていたりします。プライベートの

時間を重視するので、仕事一辺倒にならずにバランスが取れるの

です。

(116p)

   

自分で選択した週に2日半しか働かない生活。

この1年で、今までの自分の生き方とは違った老後の生きっぷりを

つかみたいなと思います。

  

定年のいう形で、世間の価値観とおさらばできるのであれば、こ

の機会を使わない手はありません。いつまでも旧来の常識を気に

しているような人たちを尻目に、あなたが真の充実感を得られる

ものを見つけてください。

(183p)

  

定年退職をしました。

社会科だけを教えていれば仕事はOKな生活を得ました。

どう生きるかですね。

  

  

ラスト引用。

  

そこで私がおすすめするのが、「自分が心から興味を引かれるも

のに従う」ということです。心地よいことや面白いこと、幸せに

感じることは人間が根源的に追求する一つの欲求でもあります。

そして、そういったものを追求していく過程で、うれしい副作用

があります。

それは、「不安にならなくなる」ことです。

人間の脳は、原則的に不安なことと心地よいことは同時には感じ

られません。つまり、面白いこと、楽しいことをやればやるほど

不安な感情から遠ざかり、老年を楽しく迎えられるのです。

(168~169p)  

   

私のうつ病にも効くというわけです。

火曜日はお休みです。

午後から、興味が引かれるものを中心に動いてみたいです。

2022年4月18日 (月)

天声人語/「道鏡を守る会」会長

   

今日は令和4年4月18日。

  

今日の朝日新聞朝刊の天声人語は

書き写したくなりました。

   

日本史上指折りの悪人と言われた僧侶がいる。名を道鏡という。奈

良時代に生きて、今年で没後1250年。「道鏡を守る会」という

団体から郵送された会報が興味深く、会長を訪ねた▼「あまりの悪

人扱いに疑問と義憤を覚えたのがきっかけ。最初は反骨心でしたが、

調べていくうちに熱中しました」。そう話すのは、宮城県大崎市に

住む元教諭の本田義幾(よしちか)さん(76)。女帝である孝謙

(のちの称徳)天皇をたぶらかし、自ら皇位を狙ったとされる怪僧

ゆかりの地を全国に訪ね歩いた▼本田さんは彼を高僧と位置づける。

経典を写し、薬草を解し、寺院建立に尽くしたと評価する。それな

のに失脚の後、道鏡は人格を全否定される。中世からは色仕掛けの

野心家という俗説ばかりがひとり歩きしたと嘆く▼勧められて、坂

口安吾の小説『道鏡』を読み、市川雷蔵主演の映画「妖僧」を視聴

した。描かれ方は野心のない人物だったり、志の高い改革者だった

り。世間一般の道鏡イメージとは正反対で、爽快ですらあった▼小

説と銀幕の実力派をもってしても覆らなかった道鏡の悪評である。

守る会の会員にも苦労は多い。まとまった原稿を書いても大手出版

社には相手にされない。せっかく集めた資料も家族からは「断捨離」

を勧められる始末だ▼驚いたのは、今月7日、奈良市と栃木県下野

市(しもつけし)にあるゆかりのお寺で、道鏡をしのぶ供養祭が営

まれたこと。1250年たっても崇拝の念を呼び起こす僧侶に、初

めて深甚なる敬意を覚えた。

   

面白い記事です。

道鏡は悪者のイメージでした。

怪僧といえば、道鏡かラスプーチンを思い出します。

元教諭のこだわりが楽しい。

自分も何かにこだわって生きていきたいと思います。

  

坂口安吾の『道鏡』はまた読んでみたいです。

映画「妖僧」も見たいけど、これは難しいでしょう。

1963年の作品。予告編は見ることができました。

予告編 妖僧 1963 衣笠貞之助

孝謙天皇役とおぼしき女優、藤由紀子さんを調べたら、

田宮二郎さんの奥さんでした。

苦労されたんだ。

2022年4月17日 (日)

2年ぶりの登山 20220417びく石山登山報告 クマガイソウをたくさん見た

      

今日は令和4年4月17日。

    

おそらく、☟この記事で書いた令和2年3月22日以来の

登山に行ってきました。

ここでも道草 20200322鳳来寺山登山報告 蛇と遭遇(2020年3月24日投稿)

☝この記事の最後に「次はいつ登りに行けるかな。」と書いていました。

次は、ほぼ2年後となりました。

月日はあっという間に過ぎてしまいました。

退職に向けて、必死に頑張った期間でした。

   

  

今日は山仲間3人と一緒に、

静岡県藤枝市のびく石山に登りました。

雨でしたが、少雨決行でした。

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☝ 峠バス停の駐車場から出発しました。

我が車のフォレスターです。

  

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☝ 不動明王でしょうか?この辺りまで車道でしたが、

これ以後山道になりました。

  

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☝ まだ開花していないエビネ

  

そして今回の目的のクマガイソウの群生に出合いました。

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5つの群生を見ました。  

  

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☝ これはヤブレガサ

  

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☝ 頂上近し

  

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☝ 頂上近くの看板

  

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☝ 頂上です。びく石山は別名「石谷山」と言います。

  

頂上から、登りと同じコースで下山をすることになりました。

ここで、右臀部に痛みが走りました。

みんなには待ってもらいました。

ストレッチとか、痛い所をもんだりしました。

少し痛みがやわらいだので、下山が始まりました。

歩きはじめると、右臀部の痛みに加えて、

右足つけ根付近も痛くなりました。

右足をかばいながら、ゆっくりゆっくり下りていきました。

  

下山途中で、登る時には見逃していたクマガイソウの群生を、

他の登山者に教えてもらって見ました。

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たくさんのクマガイソウを見た日となりました。

ちょうど開花しているときでした。

タイミングをはかって計画を立ててくれたKさんのおかげです。

  

右足をかばってどうにか駐車場に戻ってきました。

2時間30分ほど山の中を歩きました。

2年のブランクは大きくて、右足を痛めました。

疲れました。

  

でも歩き切った達成感は、登山ならではです。

この登山の達成感を2年ぶりに味わいました。

いいものですよ。

  

車で帰る途中、藤枝市内の月見里神社に寄りました。

Kさん、お薦めの場所です。

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☝ 「月見里」と書いて「やまなし」と読む難読漢字です。

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大きな楠があるというので、見に行きました。

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立派な楠でした。

  

近くのお店(村松商店)で、大判焼きを2こ平らげて、

帰途につきました。

2年ぶりの登山は、思い出深いものになりました。

次は5月1日に行く約束を山仲間としました。

   

社会科教師、町内会長、そして登山。

だんだんバラエティに富み始めた今年度です。

  

明日までに腰痛と右足痛はどうにかしないといけない。

明日は仕事です。

2022年4月16日 (土)

「ジャッキー・ロビンソン・デー」/小型裁断機購入

     

今日は令和4年4月16日。

   

アメリカでは4月15日。

大谷翔平が今シーズン初のホームランを打ち、

さらに2号も打ったことがニュースで報じられていました。

そして4月15日は、「ジャッキー・ロビンソン・デー」でした。

大リーガーは全員背番号42をつけてプレーをします。

この記事を思い出します。

ここでも道草 「不可能の反対語は可能ではない。挑戦だ」と言った大リーガー(2020年4月20日投稿)

天声人語を書き写しました。

その文章がきっかけで、映画「42~世界を変えた男」を見ました。

ここでも道草 映画「42~世界を変えた男~」を見ました/42番と1番(2020年5月2日投稿)

この映画で涙を流しました。

ニュースを見て、思い出しました。

思い出すことって大事ですよね。

こんなすごい人物がいたんだ。

この映画も生徒に見せたい。

    

   

話は変りますが、

こんなものを買いました。

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じゃーん!小型裁断機です。

 

私の社会科では、A4サイズのプリントの四辺を切り取って、

B5サイズのノートに貼りつけることができるようにします。

勤務校には大きな裁断機はあるのですが、

素早く、適当に切断できる小型裁断機はありませんでした。

もう授業は始まるので、待ってられません。

自分で買ってしまおうと決めて注文しました。

3000円しませんよ。

   

こんなものを自分で買う体験をするなんて、

人生、いろいろなことが起きます。

2022年4月15日 (金)

毎日町内会長/今日は腰痛になりました

       

今日は令和4年4月15日。

   

4月に入って半月が経ちましたが、

ほぼ毎日、町内会長の仕事をしています。

日記帳を見ると、4月7日をのぞいて、

町内会長の仕事をしています。

「毎日町内会長」状態です。

  

今日も町内会長の仕事をしました。

役員会があって、いろいろ相談しました。

その後に、全戸配布する総会報告書を役員4人で作りました。

わが町内は、全部で376戸。

印刷した報告書を7枚、拾って、

ホッチキスで綴じるのですが、

376はたくさんだなあと実感しました。

これは戸数なので、人数はもっと多いわけです。

その町内会長。

身が引き締まりますが、作業で腰痛です。

  

明日も子供会の会長さんと会う約束があります。

やるからには毎日町内会長状態の1年で

悔いなくやりきりたいです。

  

「違和感ワンダーランド」③ 80年ほど前の戦争と変わらぬ意識

  

今日は令和4年4月15日。

  

前記事に引き続き、

「違和感ワンダーランド」(松尾貴史著/毎日新聞出版)より

引用します。

     

コロナ禍の根本的な対処方法はできるだけ早く五輪中止を決定する

ことだったと考えるが、それをしなかったことで抜き差しならず後

へ引けなくなるという、80年ほど前の戦争と変わらぬ意識による

災禍がここにまた再現されるのか。

(178p)

   

80年前の太平洋戦争の開戦の頃の様子を最近勉強したばかり。

今回、五輪開催に至った私たちの行動が

振り替えられることがあるのだろうか。

どりらかというと、五輪開催賛成の気持ちがありましたね。

  

  

国会議員の世襲が多いことについて。

  

「いやそんなことはない。政治家を身近で見て、学んできたことも

多いはずだ」などと言う人もいるが、どんなことを学ぶのだろうか。

票の取りまとめをしてくれる支持者の持ち上げ方とか、自身の活動

を宣伝する秘訣とか、地元への利益誘導の仕方とか、歳費や文書通

信交通滞在費や秘書の給与をどうするかなどを学んでも、そこにま

っとうな志が育つわけではない。例えば、親の資金力で留学させて

もらい箔を付けて、帰国すればコネクションで有名企業に就職し、

退職したら親の事務所で秘書をやって、冠婚葬祭や地域の祭りに顔

を出す。それでどういう正義や義憤を感じたり、意志が育ったりす

るのかを教えていただきたい。

(193p)

  

正義や義憤という言葉が印象に残りました。

これらを感じることが、政治家のエネルギーになるのだと思います。

特に「義憤」(道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり。)

  

  

これも主観として言うと、日本の国政を見ていて、女性初の首相に

なるのではないかと予想される何人かの女性議員を見るにつけ、お

っさんの価値観の中で、おっさんたちに気に入られることによって

その立場をつかんできた人たちに首相になってもらっても、「女性

初の首相」という快挙の価値を押し下げるだけになってしまうので

はないかと危惧する。

(203p)

   

なるほど。

  

引用はここまでにしますが、

松尾さんは、選挙に行かないことにたいして嘆いていました。

何か所かで書いてありました。

   

「違和感ワンダーランド」② 汚染水は一度流して終わりではない

    

今日は令和4年4月15日。

  

前記事に引き続き、

「違和感ワンダーランド」(松尾貴史著/毎日新聞出版)より

引用します。

  

  

米軍普天間飛行場の移設計画で、建設が強行されている沖縄・辺野

古の工事現場の警備費に、日当が1人当たり4万~6万円近くも出

ているという。ところが警備員本人には1万円しか渡されていない。

2年間で77億円も使われている計算になる。入札は1社応札で、

しかも業者の言い値だったとも伝えられている。政府が「税金は湯

水のように自由に使わせてもらえる金」だと思っていることの結果

だろう。

(73p)

  

この本を読んでいて、税金がどう使われているのか

チェックしないといけないと思いました。

委託、再委託、再々委託などされて、税金が中間搾取されている

可能性が高いです。

  

   

そして、ノート(note)である。知人から「ノートに書いといたか

ら」と言われ、そのノートはどこにあるのか聞き返した時に初めて

知ったシステムだった。月間アクティブユーザーの数は6300万

人とも言われ、すでにツイッター、インスタグラム、フェイスブッ

クなどを大きく超えているらしい。

登録してみて驚いた。これほど手軽に登録できて、文章などを購入

したり販売したりするハードルがあまりに低く、感動すら覚える。

文章だけでなく、絵画や動画、音声など、さまざまなコンテンツを

発信したり販売したりすることができる。例えば画家が自身のサイ

トを立ち上げたり、高額な画廊を借りたりしなくとも、興味を持つ

キーワードや関連する記事から「見にきて」もらえるようになるの

だ。

(78p)

  

ノートは全く知りませんでした。

どうも自分は、ブログから移行できません。

それでも毎日200以上のアクセスがあるからいいかなと思っています。

  

   

松竹映画100周年記念作品「キネマの神様」(原田マハさん原作)

(81p) 

 

原田マハさんの原作だったんですね。すぐに図書館に予約しました。

原作を読んだら、映画を見ることでしょう。

そんな段取りが浮かびました。

  

   

東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故から丸10年がたっても、

いまだに悪影響が続いて、アンダーコントロールどころか、持て余し

た放射能に汚染された水を、海洋に放出するなどという迷惑を世界中

にかけようとしている。

ドイツの研究機関が以前行ったシミュレーションでは、放出された核

汚染水は、57日で太平洋の半分に広がり、3年後にはアメリカとカ

ナダの海岸に到達するという。これは「その頃は濃度が薄まっている」

という低次元の話ではなく、その先の未来の海洋生物その他に起きる

放射能の濃縮を生む大問題であり、国際問題に発展しかねないのでは

ないか。

それも「一度流して終わり」ではない。これから延々と流し続けるこ

とになるのだ。

(132p)

  

一度放出を始めれば、30年以上続く試算だというが、その後の自然

界の放射能汚染に、菅義偉氏が責任を取るはずもすべもない。

(134p)

  

そうなんだ。これから汚染水を流し続けるのです。

その視点がなかったです。ハッとさせられました。

まだタンクを作る敷地は残されています。利用すべきです。

  

   

上映、口演されたのは小津安二郎監督が無声映画時代に撮った坂本武

主演の「出来ごころ」と、同じく無声映画の牧野省三監督「国定忠治」

だ。ご案内の通り、映画が無声だったのは当時の技術的な事情からだ

ったわけだが、必然として生まれた活弁という話芸はたいそうな人気

を博した。最盛期には全国に8000人もの活弁士がいたという。

(167p)

  

面白いだろうなと思います。

活弁士の語りを聴きながら、無声映画を見てみるのもいい体験でしょう。

  

2019年に公開された周防正行監督の「カツベン!」

(168p)  

  

この映画を見るのもいいかも。

  

  

「違和感ワンダーランド」① 中曽根元首相が墓場まで持っていったもの

      

今日は令和4年4月15日。

    

この本を読みました。

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「違和感ワンダーランド」(松尾貴史著/毎日新聞出版)

    

「江戸しぐさ」というものが、言われた時がありました。

でもそのようなものは実存しなかったようです。

昭和に入って創作されたものとのこと。

この本を読んで初めて知りました。

  

「実存しなかったとしても、役に立つならいいじゃないか」と主張

する人がいる。よくない。うそで教育をするというのは反道徳、反

知性のなせる業だろう。こんな怪しいものが文部科学省検定済みの

教科書に載った例はいくつもあるが、関与した人たちはどう思って

いるのか。その多くは、この捏造された作法に心酔していた下村博

文氏が文科相だった時に起きたという。

原田(実)さんが著書『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの

伝統』(星海社新書)で、詳細にわかりやすく検証しておられるの

で、ご一読をお勧めする。

(38p)

  

また読んでみたい本が増えました。

    

    

人種という言い方をするが「人種間」に動物としての差異はない。

知的能力も身体能力も、人種間に違いがあるわけではない。例えば、

多くの人が思っている「黒人は運動神経がいい」「肉体が強靭であ

る」「リズム感や音感に優れている」というイメージは、全く科学

的な根拠がない。黒人の有名人を思い浮かべれば、ミュージシャン

やダンサー、アスリートがどんどん出てくるけれども、それは結果

として有名になった人たちだから思い浮かぶだけで、遺伝子や体質

や脳の性質に違いがあってそうなっているのではない。個人個人が

生活習慣や社会環境によって身に付けた才能であって、人種として

その分野で優秀なわけでは全くないのだ。

(49p)

   

黒人は運動神経がいいというイメージはあります。

オリンピックを見ているとそう思います。

それも先入観だったのですね。

   

   

中曽根康弘元首相の葬儀が行われた。内閣と自民党の合同葬という、

公私混同の一大セレモニーに1億円近い税金が投入され、多くの反

対の声が上がる中、強行された。政権を取っているからといって、

一政党と内閣が合同でイベントを行うという違和感と、そこに巨額

の公金が流用されるという事態に、国民はただ見せつけられるだけ

というあしき前例が残されてしまった。

(60p)

   

中曽根首相は、日航機123便墜落事故隠蔽の疑いがある人である。

秘密は墓場までを実行した人だと思う。でも真相は公開されるべき。

  

  

安倍首相が、病気を理由に、首相を辞任しました。

  

病気の人に対していたわるのは当たり前だが、安倍政権が8年近く

に及ぶ長期間続いてきた結果、憲法9条の解釈を変更して集団的自

衛権の行使を容認した安全保障関連法、特定秘密保護法や、公文書

改ざん、記録の廃棄、弱者切り捨て、憲法違反、公職選挙法違反、

政治と税金の私物化ーーー。その他の非道な政治も含めて病気とは

全く関係のないことであり、病気が長引こうが治ろうが追及の手は

緩めてはいけない。

(40p)

    

森友事件、桜を見る会など、真相を明らかにするべき出来事は

残っています。どうにかならないものか。

2022年4月13日 (水)

ツバメ初見日/明日の退任式でのあいさつ

    

今日は令和4年4月13日。

   

ツバメを見ました。

朝の出勤時、右折しようとウインカーを出して、

右折ラインに入った途端、正面から飛来し右上に抜けていきました。

素早くて姿形をよく確認していないけど、

飛び方からしてツバメに違いないです。

昨年より少し早い。

ここでも道草 ツバメ初見日(2021年4月28日投稿)

今年もちゃんとツバメはやってきていました。

ブログに書き残しておこうと今年も思いました。  

  

明日は退任式。

前勤務校に行きます。

前勤務校では、退職するにあたって、

職員からも、生徒たちからも、

ありがたい言葉をいただいて送り出されています。

もう十分なことをしてもらっているし、

こちらも挨拶をしてきました。

明日はどんな話をしたらいいのだろう。

  

現在のことを報告するのがいいのかもしれません。

ゴホン!

 

3月31日に無事〇〇中学校で、

退職をすることができました。

その時には、先生方からも、皆さん(生徒)からも、

ありがたい言葉をたくさんいただきました。

ありがとうございました。

現在は、再雇用ということで、1週間の半分、

◇◇中学校で社会科を教えています。

   

退職するまでの2年間、最後、仕事をしっかり頑張りたいと、

趣味であった山登りを封印していました。

無事に退職できたので、

これからは山登りを始めようと思っています。

山仲間に久々に連絡をとって、

さっそく4月17日に山登りに行くことを決めています。

  

先生は元気です。

皆さんも日々元気に過ごしてください。

さようなら。

  

   

 

こんな話でどうでしょう。

登山を封印と格好をつけていますが、

心に余裕がなかったというのが正直なところです。

いいですよね、封印で。

済んでみたら、あっという間の2年間でした。

  

  

さあ、明日はどんな日になるかな。

  

  

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