「違和感ワンダーランド」② 汚染水は一度流して終わりではない
今日は令和4年4月15日。
前記事に引き続き、
「違和感ワンダーランド」(松尾貴史著/毎日新聞出版)より
引用します。
米軍普天間飛行場の移設計画で、建設が強行されている沖縄・辺野
古の工事現場の警備費に、日当が1人当たり4万~6万円近くも出
ているという。ところが警備員本人には1万円しか渡されていない。
2年間で77億円も使われている計算になる。入札は1社応札で、
しかも業者の言い値だったとも伝えられている。政府が「税金は湯
水のように自由に使わせてもらえる金」だと思っていることの結果
だろう。
(73p)
この本を読んでいて、税金がどう使われているのか
チェックしないといけないと思いました。
委託、再委託、再々委託などされて、税金が中間搾取されている
可能性が高いです。
そして、ノート(note)である。知人から「ノートに書いといたか
ら」と言われ、そのノートはどこにあるのか聞き返した時に初めて
知ったシステムだった。月間アクティブユーザーの数は6300万
人とも言われ、すでにツイッター、インスタグラム、フェイスブッ
クなどを大きく超えているらしい。
登録してみて驚いた。これほど手軽に登録できて、文章などを購入
したり販売したりするハードルがあまりに低く、感動すら覚える。
文章だけでなく、絵画や動画、音声など、さまざまなコンテンツを
発信したり販売したりすることができる。例えば画家が自身のサイ
トを立ち上げたり、高額な画廊を借りたりしなくとも、興味を持つ
キーワードや関連する記事から「見にきて」もらえるようになるの
だ。
(78p)
ノートは全く知りませんでした。
どうも自分は、ブログから移行できません。
それでも毎日200以上のアクセスがあるからいいかなと思っています。
松竹映画100周年記念作品「キネマの神様」(原田マハさん原作)
(81p)
原田マハさんの原作だったんですね。すぐに図書館に予約しました。
原作を読んだら、映画を見ることでしょう。
そんな段取りが浮かびました。
東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故から丸10年がたっても、
いまだに悪影響が続いて、アンダーコントロールどころか、持て余し
た放射能に汚染された水を、海洋に放出するなどという迷惑を世界中
にかけようとしている。
ドイツの研究機関が以前行ったシミュレーションでは、放出された核
汚染水は、57日で太平洋の半分に広がり、3年後にはアメリカとカ
ナダの海岸に到達するという。これは「その頃は濃度が薄まっている」
という低次元の話ではなく、その先の未来の海洋生物その他に起きる
放射能の濃縮を生む大問題であり、国際問題に発展しかねないのでは
ないか。
それも「一度流して終わり」ではない。これから延々と流し続けるこ
とになるのだ。
(132p)
一度放出を始めれば、30年以上続く試算だというが、その後の自然
界の放射能汚染に、菅義偉氏が責任を取るはずもすべもない。
(134p)
そうなんだ。これから汚染水を流し続けるのです。
その視点がなかったです。ハッとさせられました。
まだタンクを作る敷地は残されています。利用すべきです。
上映、口演されたのは小津安二郎監督が無声映画時代に撮った坂本武
主演の「出来ごころ」と、同じく無声映画の牧野省三監督「国定忠治」
だ。ご案内の通り、映画が無声だったのは当時の技術的な事情からだ
ったわけだが、必然として生まれた活弁という話芸はたいそうな人気
を博した。最盛期には全国に8000人もの活弁士がいたという。
(167p)
面白いだろうなと思います。
活弁士の語りを聴きながら、無声映画を見てみるのもいい体験でしょう。
2019年に公開された周防正行監督の「カツベン!」
(168p)
この映画を見るのもいいかも。
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