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2022年4月15日 (金)

「違和感ワンダーランド」③ 80年ほど前の戦争と変わらぬ意識

  

今日は令和4年4月15日。

  

前記事に引き続き、

「違和感ワンダーランド」(松尾貴史著/毎日新聞出版)より

引用します。

     

コロナ禍の根本的な対処方法はできるだけ早く五輪中止を決定する

ことだったと考えるが、それをしなかったことで抜き差しならず後

へ引けなくなるという、80年ほど前の戦争と変わらぬ意識による

災禍がここにまた再現されるのか。

(178p)

   

80年前の太平洋戦争の開戦の頃の様子を最近勉強したばかり。

今回、五輪開催に至った私たちの行動が

振り替えられることがあるのだろうか。

どりらかというと、五輪開催賛成の気持ちがありましたね。

  

  

国会議員の世襲が多いことについて。

  

「いやそんなことはない。政治家を身近で見て、学んできたことも

多いはずだ」などと言う人もいるが、どんなことを学ぶのだろうか。

票の取りまとめをしてくれる支持者の持ち上げ方とか、自身の活動

を宣伝する秘訣とか、地元への利益誘導の仕方とか、歳費や文書通

信交通滞在費や秘書の給与をどうするかなどを学んでも、そこにま

っとうな志が育つわけではない。例えば、親の資金力で留学させて

もらい箔を付けて、帰国すればコネクションで有名企業に就職し、

退職したら親の事務所で秘書をやって、冠婚葬祭や地域の祭りに顔

を出す。それでどういう正義や義憤を感じたり、意志が育ったりす

るのかを教えていただきたい。

(193p)

  

正義や義憤という言葉が印象に残りました。

これらを感じることが、政治家のエネルギーになるのだと思います。

特に「義憤」(道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり。)

  

  

これも主観として言うと、日本の国政を見ていて、女性初の首相に

なるのではないかと予想される何人かの女性議員を見るにつけ、お

っさんの価値観の中で、おっさんたちに気に入られることによって

その立場をつかんできた人たちに首相になってもらっても、「女性

初の首相」という快挙の価値を押し下げるだけになってしまうので

はないかと危惧する。

(203p)

   

なるほど。

  

引用はここまでにしますが、

松尾さんは、選挙に行かないことにたいして嘆いていました。

何か所かで書いてありました。

   

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