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2008年8月

2008年8月28日 (木)

マンホールに関連して、映画「キューポラのある街」

旭テックの見学をした時に、

映画「キューポラのある街」(1962年)のことが話題になりました。Kyupora5

   

   

    

    

   

キューポラは溶解炉のこと。

映画の舞台は、埼玉県川口市です。

古くから鋳物作りがさかんに行われていた都市でした。

なぜ川口市が鋳物が盛んなのか。

調べたら、こう書いてある本がありました。

   

荒川の果たす役割が大きかったと考えられている。

一つは鋳物の型をつくる良質の砂と粘土を得ることができたこと、

二つ目は運搬で、鐵(てつ)や木炭などを運び入れやすく、

また、できた製品を運び出しやすかったことである。

※「今昔:鉄と鋳物」(塚原茂男著/養賢堂)より

   

映画をさっそく見てっました。

映画のなかに、ひしゃくで溶湯を型に注ぎ込むシーンが出てきました。

映画の中ではさらにオートメーション化された工場に、

初老の鋳物職人が戸惑うシーンも出てきました。

昭和30年代の鋳物業の転換期が表わされていました。

鋳物業の勉強に役立つ映画でした。

在日朝鮮人の北朝鮮帰国運動が扱われていて、時代の断面も見ることができます。

もちろん吉永小百合さん、浜田光男さんのさわやかな演技が好印象。

水戸黄門で有名な東野英治郎さんの頑固な職人の演技も良かったです。

圧巻、溶解炉

8月19日にマンホールのふたを作っている旭テックの工場を見学しました。

マンホールは鋳物です。

型を作って、そこに炭素などを含む鐵(てつ)の化合物を流し込んで作ります。

※「鉄」という漢字は、「金を失う」を連想させるので、あえて「鐵」という漢字を使ったこともあるそうです。私も使ってみました。

圧巻は、溶解炉。キューポラというそうです。

鐵の化合物を高熱によってドロドロにする設備。

出てきた金属の液体のことを「溶湯」と書き、「ようとう」と言うそうです。

鋳物業の専門用語ですが、いい名前だと思いました。

鉄が、湯のようにドロドロでした。

工場内の写真撮影は禁止だったので、

パンフレットの写真を載せます。

P8280105_2    

   

   

   

溶解炉から出てきた溶湯は、取鍋(とりべ)と言われる大きなバケツのような容器に入れられ、

さらに型の中に流し込まれます。

この様子を、生で見れたことは貴重な体験でした。

別世界の出来事のように思えました。

全て機械によるオートメーションの作業でしたが、

かつては人間が溶湯を型に注いでいたそうです。

危険な作業だったと思います。

マンホールも、この溶湯が固まってできるわけです。

2008年8月26日 (火)

さあ秋だ・・おそらく今晩「秋味」

夏休みが終わってしまうのは残念だけど、

夏休みの終わりに毎年楽しみがあります。

キリンの「秋味」が期間限定で発売されるのです。

今年の発売日は8月27日。つまり明日!

はや7月に近所の酒屋さんが、

「秋味、また注文しといたでね」と声をかけてくれました。

こちらが言う前にすでに注文済みでした。笑っちゃいました。

毎年、近所のローソンでフライング発売?されているので、

今日は寄ってみようと思っています。

今晩の晩酌は「秋味」・・だと思います。皆さんもいかがですか。

   

追記:やっぱり近所のローソンで売ってました。

今年の1本目。昨年と同じデザインかな。

P8260064

2008年8月25日 (月)

日産のMURANO

知らないことは面白い。

先日、自動車で走っていて、前の黒い車の後ろのエンブレム(オーナメント)が気になりました。

「MURANO」

これって日本人の名前?「村野」

本当はちゃんと車の名前のエンブレムがあったのを取り外して、

自分の名前「村野」をローマ字にして貼り付けたのでは。きっとそうだ。

そう思っていました。

でも確かめたい。

   

今日、車に詳しい人に聞いたら、すぐに言われました。

「それはムラーノ」20040000_1

   

   

  

とほほ、ムラーノという車の名前でした。

   

じゃあ、MURANOとはどういう意味なのか?

イタリアのベネチアの北にMURANO島があり、

ベネチアングラスが有名とのこと。そこに関係あるのかな。

おっと調べていたらありました。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E0%A5%E9%A1%BC%A5%CE

イタリア・ベネチア名産の「ムラーノグラス」をモチーフとした流麗なスタイリング。

   

やはりMURANO島がもとでした。

さらにベネチアングラス(地元ではムラーノガラス)について勉強できたのが次のサイト。

「ガラス雑学」

http://www.glass-madrid.com/syukizatugaku/page3.html

http://www.glass-madrid.com/syukizatugaku/page4.html

ベネチアングラスの製法が他国に漏れないように、

ガラス職人をムラーノ島に強制移住させたといった歴史がありました。

その後もいろいろあり。ぜひ上のサイトを読んでみてください。

    

どっからでも勉強はできる。

11日ぶりにウサギ小屋に行きました

いろいろあって学校にあまり行けず、

さらにウサギの世話はできませんでした。

今日は日曜日。土日と飼育委員会の子どもは来ません。

きっとウサギは腹を空かせているかなと思い出かけました。

8月13日以来11日ぶり。

※13日の投稿http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/08/post-3beb.html

    

ウサギ小屋は2つの部屋に分かれています。

最初の部屋には父親ウサギと、1学期に生まれた4匹の子ウサギ。

水が入ったバケツが倒れていていました。

水を入れて持ってきたら、5匹がさっと集まってきて飲み始めました。

よっぽどのどが渇いていたのでしょう。

P8240009    

    

   

夢中に飲む姿はかわいらしかった。

こんなに喜んでもらえるなら、どんどん水を持ってくるよ。

    

2つ目の部屋には母親ウサギと夏休みに入ってすぐに生まれた赤ちゃんウサギ5匹。

5匹!

ちらっと聞いた話は本当でした。

赤ちゃんウサギが1匹死んだと間接的に聞いていました。

6匹の赤ちゃんがいましたが、どこを探しても5匹。

残念。どの赤ちゃんだろうかと思いました。

どうやらもっとも好奇心が高く、

私が部屋に入っていっても自分の足元に寄ってきた赤ちゃん。

むしゃむしゃえさを食べていた色白顔の赤ちゃんのようです。P8060011P8100078

   

   

   

左が8月6日、右が8月10日の写真。

当時は一番元気だったのに・・・。

  

  

さて他の赤ちゃんは体格が大きくなり、耳も大きくなっていました。

P8240003 P8240010    

   

       

   P8240012P8240005

     

       

         

赤ちゃんウサギはとにかくかわいい。

汗びっしょりになっても、しばらく風のない小屋の中にいて見ていました。

しかし写真でなかなかかわいらしさが伝えられない。

ピョンピョンはねたり、鼻をむずむずさせたり、

夢中でえさを食べているといった動きが表わせないためでしょうか。

今の自分の課題。写真でいかに赤ちゃんのかわいらしさを伝えるか。

2008年8月24日 (日)

竹野内豊さんがナレーターをした映画「明日への遺言」

映画「明日への遺言」(2008年)を見ました。

原作は大岡昇平さんの「ながい旅」

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あらかじめ読みました。

岡田資(たすく)東海軍管区司令官が、名古屋空襲のときに不時着した米兵を処刑。

そのことでBC戦犯として、部下とともに裁判が行われました。

この時の裁判の記録をもとに、弁護士が、検事が、証人が、判事たちが何と話し、

もちろん岡田中将がどう話したかを淡々と書いてありました。

正確に冷静に、岡田中将を中心とした裁判を浮かび上がらせようとしていました。

責任はすべて自分にあるとし、部下を減刑させていく岡田中将。

そして自分は絞首刑台へ。軍人はこうあるべきと思った通りの行動を通したのでしょう。

   

文庫本のはじめに何枚か岡田中将の写真があります。

こうと決めたら実行する強さを感じる顔です。

   

映画を見ました。Ashitahenoyuigon01_1024

   

 

   

この原作をどうやって映画化するのだろうと思いました。

原作通りの雰囲気の映画でした。

淡々と、正確に。舞台は裁判所の法廷がほとんど。

こんな盛り上がりを抑えた映画もあるんだ。

でも伝わってくるんですよね、じわっと感動が。

抑揚のない竹野内豊さんがナレーター役に選ばれたのも納得。

竹野内豊さんの主演ドラマ「Tomorrow」

竹野内豊さんの主演するドラマ「Tomorrowー陽はまたのぼる」を、

先週の母親の葬儀の後に、放心状態気味で何気なく見ました。

http://www.tbs.co.jp/Tomorrow2008/

初めて見るドラマでした。

竹野内豊さんは医者の役です。

久々に見た竹野内さんの抑えた演技やしゃべり方に好印象。

抑えているがために、彼の行動、彼の言動に説得力がありました。

目の前の患者を救うべく必死になる医者を演じていました。

うちの母親の最期に、担当のお医者さんはどこまでやってくれたのか。

このドラマを見ながらそんなことを思いました。

一生懸命看護士さんは心臓マッサージをやってくれたのに、

お医者さんは現れず。

やっとお医者さんは途中で顔を出して、別室で今までの治療の説明。

あっけにとられました。

こんな説明より、何か手を尽くしてくださいよと思いました。

死に至るまでのことを今一度正確に聞いてみたい。

私は誤解しているかもしれない。

誤解しているなら、ちゃんと正しいことを知りたい。

母親にとってもきっと予想外の死。

無念だと思う。母親に代わってちゃんと聞いておきたい。

   

今晩もそのドラマがあります。

2008年8月23日 (土)

「下水道展」と「下水道の日」そして「下水道協会」

昨日はマンホール関係で11本の投稿。

我ながらビックリ。

でもまだまだ。

夏休みの自由研究はまだ続く。

    

今回の倉庫・工場見学を案内してくれた人によると、

毎年「下水道展」が開催されているとのこと。

今年は7月22日~25日に横浜で開催されました。

下水道に関する最新の技術、機器などが展示紹介されているそうです。

興味あり。

そろそろ名古屋で開催されるかもしれないとのこと。

そうなったら出かけちゃうでしょう。

     

9月10日が「下水道の日」というのも聞きました。

なぜ9月10日か?

   

下水道の役割の一つは「雨水の排除」です。

それに一番ふさわしいのは、台風シーズンの頃。

そこで、立春から数えて220日にあたる9月10日に決められました。

   

「二百二十日(にひゃくはつか)」と呼ばれ、

立春から数えて220日目の9月10日頃は、

台風が来やすい時期。

下水道の役割「雨水の排除」には、確かにふさわしい日だと思います。

汚い排水を流すだけでない下水道の役割を認識したい。

   

下水道展を主催し、下水道の日を制定してイベントを行っているのが、日本下水道協会。

この協会のHPを見ると、下水道の勉強がいろいろできます。

上記の「下水道の日」の引用も、このHPからです。

http://www.jswa.jp/

   

このHPで、「はたらき者の下水道」(1994年)という歌があることを知りました。

沢田聖子とBOROが同じ歌詞で違うメロディで歌うのが聞けます。

http://www.jswa.jp/04_publication/06_song/index.html

歌詞もなかなかいいです。

一番だけ引用します。

   

みんなの水は どこへ行く

使った水は どこへ行く

だれも知らない 街の地下

見えないところを 流れて行く

その水を 集めてきれいに

その水を 地球にやさしく

はたらき者の 下水道

仲間を増やして 伸びて行く

   

    

南紀白浜さんから届いたマンホールの写真2

(前投稿からのつづき)

上富田(かみとんだ)町のマンホール。

町の木ヤマモモ、町の花さくらのデザイン化。Photo_7

    

    

    

    

もう一つ上富田町のマンホール。

Photo_8    

   

   

今度はヤマモモ、さくらの他にひょうたんが登場。

ひょうたんは上富田町の名産品。

左上にあるのは藤。

なぜ藤か?

調べてみたところ、田中神社というところに南方熊楠によって命名された「オカフジ」があるとのこと。

これかな。

※このサイトを参考http://www.navi2.com/home2/taiken/kamiton/hana.htm#huji

   

   

太地(たいち)町のマンホール。

Photo_10    

   

   

以前クジラに夢中になったことがあり、この町も訪れました。

偶然出会った若者が親切に案内してくれました。

最後になってその若者が、前町長の息子さんと知って驚いた覚えがあります。

日本捕鯨発祥の地の町だけに、やはりクジラのデザイン化。

背美鯨(せみくじら)です。

英名のright whaleright は、泳ぎが遅く、

死んでも死体が沈まないため捕獲しやすく、

しかも豊富な油やクジラヒゲが採取できたので、

「捕鯨に適した」という意味合いでつけられたそうです。

※このサイトを参考http://homepage1.nifty.com/IKAN/zukan/right.html

    

    

田辺市のマンホール。

梅づくしのマンホールです。

Photo Photo_2
   

   

   

   

   

最後に白浜町のマンホール。Photo_3    

    

     

    

白浜町のシンボルである名勝「円月島(えんげつとう)」と青い海をイメージしたものとのこと。

白浜町に行ったことはあるけど、

この島は見逃しています。

またいつか行きたい。Jtba3501720aengetu     

    

    

    

    

今日(22日)はマンホールのことだけで11本も投稿。

すでに23日になっている。自分にとっては、大夜更かし。

おやすみなさい。

2008年8月22日 (金)

南紀白浜さんから届いたマンホールの写真

ありがたいことに、マンホールの写真を送ってくれる方がいます。

今日は和歌山県から届きました。ありがたいです。

送り主さんの実名はやめて、勝手に「南紀白浜さん」としました。

和歌山県のマンホールの12枚の写真を届けてくれました。紹介します。

   

和歌山市のマンホール。2_6 3

   

     

    

まりの絵があるのが特徴です。

なぜ?和歌山市に限らないようですが、紀州まりというのが昔から有名なこと。

そして童謡「まりと殿様」がこの和歌山が舞台であることからであると予想します

『まりと殿様』の歌詞

[1番]
てんてんてんまり てんてまり
てんてんまりの 手がそれて
どこからどこまでとんでった
かききねをこえて屋根こえて
おもてのとおりにとんでった
とんでった

[2番]
おもての行列 なんじゃいな
紀州の殿様 お国入り
きんもんさきばこ 共ぞろい
おかごのそばには ひげやっこ
やりをふりふり やっこらさの
やっこらさ

歌詞は5番まであるそうです。次のサイトを参考にしました。

http://www.aes.wakayama-u.ac.jp/4c2004hp/03.html

    

    

みなべ町のマンホール。

梅の花と実、そしてウグイスをデザイン化したものと思います。Photo_2

   

    

     

    

串本町のマンホール。Photo_3

   

    

   

調べたら「町の魚」というのがあるとのこと。それがトビウオ。

橋杭岩はやっぱり欠かせないでしょう。

    

    

もう一つ和歌山市のマンホール。

JIS規格模様です。中央は市章でしょう。

Photo_4    

   

    

   

龍神村のマンホールです。

いかにも“龍神”!周りは雷のデザイン化だそうです。Photo_6

   

   

雨の日の撮影、ありがとうございました。

   

(次の投稿につづく)   

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