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2011年7月

2011年7月22日 (金)

2200本目の投稿/「バンキシャ」で報じられた風力発電4・・・スペイン

   

今日は7月22日。

通算2200本目の投稿。

2100本目の投稿が4月8日でした。この100本は時間がかかりました!

ブログを始めてから、最も時間がかかったのでは。

忙しかった。でも、乗り切った。

    

    

「バンキシャ!」で、字幕で「スペインでは、風力発電が最大」と書いてありました。

すごい!風力発電が最大な国があるんだと驚きました。

    

調べてみると、これは今年の4月1日のニュースでした。

※参考:「AFPBB News スペインの風力発電 最大の電力供給源に」15

   

3月のスペインの電力供給のうち21%が風力発電になり、

初めて最大の供給源となったそうです。

日本の場合は、太陽光・風力・地熱発電を集めても、全体の0.7%(2008年)。

こんなに違うんだ。

スペインは内訳は、

風力21%、原子力19%、水力17.3%、石炭水力12.9%、太陽光2.6%とのこと。

(う~ん、合計72.8%  その他どんな発電があるのだろう?)

E_0905_003_s スペインの風力発電
http://www.ecool.jp/foreign/2010/09/aee5-865.html

E_0515_002_s スペインの太陽光発電
http://www.ecool.jp/foreign/2010/05/iea22-775.html

   

なぜスペインは、風力発電に力を入れたのだろう。そこが疑問。

調べていくと、見つけました。

このブログが勉強になりました。

※参考:「Openブログ スペインの風力・太陽光発電」.html

     

このブログによると、

朝日新聞に、日本がスペインに比べて風力・太陽光発電が少ないのは、

「技術の差ではなく、政策の差だ」と書いてあったことに反論。

「地理・気候の差だ」と論じています。なるほどと思いました。

引用します。

  

気候の差としては、まず、日照量の差がある。

スペインはやや乾燥した地域だが、

日本はモンスーン地帯にあり、雨天の日が多い。

特に、梅雨がある。冬には、日本海側では、降雪が激しい。

太陽光発電のための日照量は十分ではない。

また、風の差もある。

日本には台風が押し寄せるので、風力発電のための風車は次々と壊れてしまう。

地理の差としては、平野面積の差がある。

Google の地図(衛星写真)を見ればわかるように、

スペインの国土のほとんどは平野部だ。

それというのも、森林を伐採して開墾したからだ。

残された森林部分はほとんどない。一方、日本は、森林部分がとても多い。

大きな平野部は、関西と関東にあるだけだ。

あと、宮城のあたりにもある。名古屋や福岡の平野部は大きくない。

……ただし、日本にも、大きな平野部が存在する箇所もある。

それは、北海道の釧路と帯広のあたりだ。

このあたりは、森林を大幅に伐採したので、バリカンで虎刈りをしたように、

森林が無残に破壊されて、畑や牧畜の地帯となっている。

そして、そのような地域が大幅にあるのが、スペイン(を含む欧州)だ。

そういうふうに自然を大幅に破壊した地域では、

風力発電でも太陽光発電でも、十分に実施できる。

          

     

全てを鵜呑みにするわけではありません。自分も確かめるべき点があります。

(台風で本当に風力発電は次々に壊れる?他)

でも、日本の陸地が風力発電に向いていない場所だとは思っていました。

その視点は大事だと思うし、だからこそ、洋上風力発電に注目します。

    

風力発電、奥が深そうです。

 

2011年7月21日 (木)

「バンキシャ」で報じられた風力発電3・・・スタットオイル社(ノルウェー)

  

今日は7月21日。

洋上風力発電の開発に積極的なのが、ノルウェーのスタットオイル社。

石油生産の大手企業で、北海油田の権益を所有しているそうです。

石油にかかわる企業が、風力発電開発にかかわるのは、

石油がいつまでもある資源ではないと考えているからでしょう。

   

スタットオイル社の風力発電のことが、

朝日新聞の「Global Press」というコーナーで紹介されていました。

※参考:「実用段階に入ったノルウェーの風力発電」.html

   

この記事からの引用。

  

風力発電は有力な代替エネルギーだが、

景観上の問題、騒音といった問題に阻まれてきた。

洋上風力発電ではそれらの問題をクリアできる上、

海の上を吹く風は陸上の風よりも強く安定しており、

発電効率も高いため、大きな期待がかかっている。

しかし、海底での大掛かりな工事が必要な上、生態系に与える影響も心配されている。

そこで生まれたのが浮体式洋上風力発電だ。

タービンを海底に直接設置するのではなく、

おもり(いかり)につながったフロートに設置する。

そのため、海底への影響が少なく、上記の問題をクリアできる可能性が高い。

   

おさらい(復習)を兼ねての引用。

「浮体式」は、「バンキシャ!」では「フロート型」と言っていました。

陸上の風力発電の短所と、

それを克服するフロート型風力発電の説明です。

いよいよ次の引用にスタットオイル社登場。

     

ノルウェーのエネルギー企業Statoil(スタットオイル)社が開発中の

浮体式洋上発電装置はHywindと呼ばれ、

水深120~700mの沖合いへの設置が可能だ。

海底に沈めた三つのおもりにつながれた柱状のフロートに、

シーメンス社製のタービン(2,400kW)を設置、

ケーブルを通じて地上へと送電する。

風車の直径は82.5mで、総重量は5,300トン。

1基あたりの価格は4億ノルウェークローネ(約62億円)。

Statoil社は、2009年6月からノルウェー・スタバンゲルの沖合い10km地点で、

Hywindの実証実験を行ってきた。

先ごろ2010年の実験結果が発表されたが、その発電量は、

予想されていた350万kWhの2倍以上の730万kWhだった。

    

浮かせる発想は面白いし、ちゃんと実績も残しているようなので、

フロート型の風力発電は広がりそうです。

さっそく取り組み出したのが、スコットランドとアメリカです。

    

いち早くこの技術に目をつけたのが、スコットランドとアメリカ・メイン州だ。

スコットランドでは、北海、またはルイス島沖合いへの設置を検討している。

アレックス・サルマーンド首相は、今後10年間に総額300億ポンド(約4兆円)を投資、

20,000人の雇用を見込んでいると話す。

メイン州はメイン湾への設置を検討、

今後10~20年かけて総額200億ドル(約1.7兆円)を投資、

15,000人ほどの雇用を見込んでいる。

これら2ヶ所では、早ければ2015年にも3~5台のHywindが稼動することになる。

    

そして、日本へ。

   

Statoil社が次の目標に定めているのが日本だ。

同社広報部のMorten Eek氏は、

日本周辺の海の深さは浮体式風力発電に適していると話す。

    

フロート式の風力発電をこれからはたくさんに目にする予感がします。

九州大学のフロート型風力発電も楽しみです。

    

スコットランドへの風力発電設置の記事に使われていた想像図は迫力がありました。

ここに載せちゃいます。(2010年8月の記事)

嵐の海でも大丈夫?

E_0828_002_s 
http://www.ecool.jp/foreign/2010/08/statoil66-858.html

       

       

風力発電について今回もちょっと前進。

2011年7月20日 (水)

「バンキシャ」で報じられた風力発電2・・・「風レンズ風車」

   

今日は7月20日。

(前投稿のつづき)

九州大学が開発中の、次世代型風力発電は興味あります。

風力発電に、丸い輪がついています。

RIMG0053風力発電全体像 
   

丸い輪のついた風車を、「風レンズ風車」と言うそうです。

丸い輪を「風レンズ」と言い、これを取り付けることで効率よく風力発電ができるそうです。

なぜ?

調べてみましたが、どうもわからず。

やっと福岡県庁のHPでわかりやすい説明に出会いました。

※参考:http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c01/kazelens.「福岡県庁HP/先端風力発電 ・風レンズ風車」html

   

HPによると、風レンズ風車の長所は次の点。

1.弱い風速域からの発電が可能

2.ローター(はね)が風レンズに覆われているため、回っていても安全

3.翼端渦(騒音源)が風レンズと干渉し減衰するため、騒音が小さい

4.フリーヨー機構(首振り機能)のため、シンプルな構造。

   

前投稿で書いた風力発電の短所「バードストライク」「騒音」対策になっています。

効果がどの程度かわかりませんが。

    

なぜ弱い風速域からの発電が可能か。

次の説明がわかりやすかったです。

2697 
     

「バンキシャ!」では、フロート型に注目されていましたが、

なかなかやります、「風レンズ」。

    

    

    

おっと、午前6時12分。暴風警報解除。

まさか。台風はこれから来るのに。

解除したからには、学校に子どもたちが来ます。

今から準備。ブログをうっている暇なし。

今日の学級だよりを書こう。     

 

 

 

平成23年度夏休みに突入・・・「バンキシャ」で報じられた風力発電

  

今日は7月20日。

本当は終業式のある日。

しかし、急きょ昨日終業式を行いました。

そして今日は台風6号接近のために暴風警報発令中。

このまま夏休みに突入しそうです。

こんなの初めて。

   

この夏休みにやりたいことの一つがエネルギー学習。

総合の時間に行っていますが、教師も情報不足なので、

夏休みは充電したい。

    

4月24日放映の

「真相報道 バンキシャ!」

は風力発電についての内容でした。   

主な内容は次の通り。

  

・兵庫県神河町にある関西電力大河内発電所

・この発電所は、長谷ダムの下にある揚水発電所。

・揚水発電所は、2つのダムを利用。

・昼は水力発電をして、夜は余った電力で水を上のダムにポンプアップするやり方。

   

・風力発電について。

・家庭用風力発電機。設置のための費用は約200万円。

・この発電機で家庭と事務所の電力1/3をまかなう。

・風力発電が行われている自治体は213。1683基。

・110万世帯の電力を作りだしている。日本全体の0.4%。

   

・北海道、稚内市には57基の風力発電機がある。

・稚内市の7割の電力をまかなっている。

  

・風力発電の短所。低周波、暴風音。自然景観を壊す。

・バードストライク。鳥が巻き込まれてしまう。

   

・洋上風力発電。次世代型風力発電。

・騒音振動の害を防ぐ。陸上よりも安定した風が得られる。

・世界的にも風力発電の導入量は増えている。

・柱部分が埋設されていなくて、浮いているフロート型風力発電。

RIMG0058風力2ノルウェー風力海上 RIMG0059フロート型海面下
・ノルウェーのスタットオイル社。

    

・日本でも次世代型風力発電が開発中。

・九州大学。フロート型。

RIMG0055日本フロート型実験中 
RIMG0053風力発電全体像
   

・上のように5つ連結して、太陽光発電などを併用して原子力発電1基分の発電。

   

・スペインでは、風力発電が最大。

     

    

たった10分ほどの特集でしたが、内容豊富です。

この番組からエネルギー学習が始まります。(次の投稿につづく)

    

   

今回が2197本目の投稿。さあ、夏休みに何本投稿できるかな。

 

 

 

2011年7月18日 (月)

日めくりより・・・「霧」「靄」「霞」「雲」

   

今日は7月18日。

台風が接近中。まさか20日の終業式の日に暴風警報?

そうなったら前代未聞。

    

    

日めくりより・・・天気用語。

EPSON02116日きりもやかすみ 
      

「霧」と「靄」の区別など全く知りませんでした。

さらに調べると、次のことがわかりました。

※引用:「雑学のすすめ」html

  

「霧」の中でも、視程が100m未満(海上では500m未満)を、

「濃霧(のうむ)」と呼んでいます。

     

気象学・気象観測法的な定義では、「霧」と「靄」は、

どちらも空気中に浮遊している微小な水滴によるものですが、

原因が水滴ではなく、チリやホコリなどによるものであれば、

「煙霧」と呼ばれています。



天気観測では、黄砂などにより、視界が10キロ未満となり、

晴れているのか雲が出ているのか分からない場合、

その時の天気を「煙霧」として報告しています。

     


そして、「雲(くも)」と「霧」の違いは、水滴の大きさなどではなく、

大気中に浮かんでいて、地面に接していないものを「雲」とし、

それが地面に接しているものを「霧」と定義しています。

     

     

雲の中を歩くことは、山に登っているとちょくちょくあります。

でもあれは、地面に接しているから「霧」だったのですね。




競泳の上海世界選手権開幕

   

今日は7月18日。

この記事は、朝日新聞の記事ではありますが、何月何日の記事であるか記録なし。

4月だったかな。

EPSON009加藤ゆか 
 
    

昨年縁があって応援している加藤ゆか選手が

世界選手権代表入りをはたしたことを伝える記事です。

その上海世界選手権は、7月16日に開幕。

調べたところ、バタフライの日程は次のようでした。

7月24日 女子バタフライ100m

       準決勝女子バタフライ100m

7月25日 決勝女子バタフライ100m

7月29日 女子バタフライ50m

       準決勝女子バタフライ50m

7月30日 決勝女子バタフライ50m         

    

テレビで生放送で見たいけど、見られるのかな?   

     

    

世界選手権。女子サッカーを早朝から生放送で見ました。

粘って粘って追いついて、PK戦で勝利。

世界一になったところを、生放送で目撃できました。

     

加藤ゆか選手が世界一になるところを生放送で見たい。

 

2011年7月17日 (日)

片付けができない子2

   

今日は7月17日。

前投稿のつづきで、親野智可等先生の回答を紹介します。

     

だらしがない、片付けができない、やるべきことを後回しにする、

マイペース、字が雑……。

子どものこのような点を直してやるのは、非常に難しいことです。

  

私は、正直なところ、直してやることはできないと思っています。

これらを、子どものときに直してやるのは不可能なのです。

というのも、これらはみな生まれつきのその人の個性だからです。

  

大人ですら、自分をなかなか変えられませんよね。

あなたは、自分の苦手な面をすぐに変えられますか? 私にはできません。

大人にもできないことが子どもにできるわけがないのです。

大人のほうが、自分を変えたいという内面的なモチベーションも高く、

意志力・実行力・生活経験・工夫する力のどれをとっても高いのに、

それでもなかなか自分を変えられないのです。

  

子どものほうが、自分を変えたいという内面的なモチベーションも低く、

意志力・実行力・生活経験・工夫する力のどれをとっても低いのです。

ですから、子どもの苦手な面を変えるというのは、至難の業なのです。

子どものころなら直しやすいというのは、迷信であり、嘘なのです。

「鉄は熱いうちに打て」というのは、苦手なことを変えるという点では当てはまらないのです。

   

うつママさんは「何度も何度もそれこそ何年も言い続けているのですが、直りません」と書いていらっしゃいます。

うつママさんだけでなく、とても多くの人がそう感じているはずです。

でも、これから先何年同じことを続けても、結果は同じです。

それは明らかです。

   

そして、あまり言い過ぎると副作用が出ることも考えたほうがいいでしょう。

ですから、もう、今日を限りにきっぱりやめたほうがいいと思います。

どうせ言ってもムダなのですから。

その代わり、いつも私が言っているように、

叱らなくても済むような生活の流れにするのです。必要なのは合理的な工夫です。

その気になって工夫をし始めると、けっこういろいろと変えられるところがあるものです。

  

そして、そのような工夫をして、それでもできないところはたくさんあります。

それについては、目をつぶればいいのです。それが、楽しく暮らすコツです。

夫や両親に対しても、いろいろ目をつぶっているはずです。

もちろん、向こうも同じように目をつぶっているのですが。

そして、自分に対してはもっともっと目をつぶっているはずです。

子どもにだって目をつぶればいいのです。

そして、できないところは親子でやればいいし、

親が黙ってやってやる部分があってもいいのです。

そういう部分がすごくたくさんあってもいいのです!

できないところは、親が黙ってやってやればいいのです!

私の母親は黙ってやってくれました。そうやって、毎日を楽しく暮らすことが大事です。

そうしながら、待てばいいのです。子どもの成長を待てばいいのです。

子どもは、ゆっくりですが着実に成長しています。

大人になり、社会人になって、それなりの責任をもって仕事をし始めると人は変わります。

だらしなかった子も、だらしないなりにしっかりしてきます。

忘れ物の多かった子も、片付けない子も、すぐにやらない子も、

みんなそれなりにしっかりしてくるものです。

    

うつママさんのお子さんのような子が昔もいっぱいいたはずですが、

今はみんな大人になって、それなりに立派にやっているのです。

ですから、先ほど言ったような合理的な工夫をして、

毎日を親子で楽しく明るく暮らしていけばいいのです。

そうすれば、子どもが大人になったときに、

親の愛情をいっぱい実感している人になってくれます。

   

子どもが大人になった暁に、親子の人間関係がいい状態であるかどうかは、

人生の非常に重要な分かれ目です。

親の愛情を実感していて、親子の人間関係がいい場合は、

その人はこれからもしっかりまっすぐ生きていきます。

人を思いやりながら、いい人間関係を作りながら、明るく楽しく生きていきます。

細かい問題はいくつか生じるかもしれませんが、基本的にはだいじょうぶです。

もちろん、親にも素直に優しく接することができます。

でも、そうでない場合は心配です。

それは、心を寄せるところがない、心の安らげる場所がない、心の故郷がないということです。

自分の心のコップが満たされていないので、人に優しくすることができません。

心が寂しいので、望ましくない誘いにも引きつけられがちです。

もちろん、親にも素直に優しく接することができません。

この分かれ目は、すぐにやってきます。

親が思っているより、はるかに早くやってくるのです。

   

子どもが子どもでいる時間というのは、案外と短いのです。

今の毎日の、親の一言一言が来たるべき日を用意しているのです。

私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。

少しでもご参考になれば幸いです。

うつママさん親子に幸多かれとお祈り申し上げます。    

     

     

2007年2月28日の文です。

私の考え方の一部になっているのを感じます。    

     

途中で「叱らなくても済むような生活の流れにするのです」という言葉が出てきます。

具体的には、「『叱らない』しつけ」(親野智可等著/PHP研究所)が参考になります。

    

懇談会での真剣なお母さんとの話から、

親野先生の話の復習ができました。

   



片付けができない子

    

今日は7月17日。

先日、懇談会が終わりました。

一人のお母さんと、息子さんの片付けについて話をしました。

片付けができない息子に、ずっと声をかけてきたが、

なかなかできるようにならないということです。

私は、片づけはなかなか子どものうちはできるようにならないから、

いっそお母さんが片付けちゃったらどうですか。

そうすれば、お母さんも息子さんもストレスがたまらなくていいのではと提案しました。

しかし、何年も声をかけてきたお母さんにとっては、

声をかけるのをやめて、片づけをするのは、

「負けた」というイメージを持ってしまうので、できないと言われました。

確かにその気持ちもわかります。難しい問題です。

多くの方が抱えている問題だと思います。

我が家にも片付けの苦手な娘と息子がいます。

注意をしていました。

しかし、親野智可等さんの講演会に行って話を聴いて、考え方を変えました。

上記のお母さんへの発言もそこから来ています。

      

    

講演会で聴いた話だけど、親野先生の本に書いてなかったかなと探しました。

見つからず。

メルマガを探しました。

ありました。

確かこの話を、親野先生は講演会で話していました。

紹介します。

※参考:「Benesse教育情報サイト/教育ニュース/教えて親野先生」

 第60回「何度言っても娘のだらしなさが直らなくて・・・」http://benesse.jp/blog/20070228/p3.html・・・全て見るためには、会員登録が必要。

     

次の質問があって、親の先生が回答するパターンです。

         

中学3年生の娘は何度も何度も同じことを言われても直りません。

「食べたものを片付けなさい」「遅刻をしないようにしなさい」

「忘れ物をしてはいけません」「部屋を片付けなさい」「洗濯物をすぐに出しなさい」……。

まだまだキリがないのですが、本当にだらしがなく基本的なことができなくて困っています。

何度も何度もそれこそ何年も言い続けているのですが、直りません。

私自身も変わったほうがいいのか、アドバイスがありましたらお願いします。

(うつママさん)

    

親野先生の回答

    

うつママさん、拝読いたしました。

これは、親の悩みで最も多いものの一つだと思います。

一言で言うと、「だらしがない」ということです。

それが、生活のありとあらゆる面でさまざまに形を変えて出てくるわけです。

日々それを見ている親としては、たまらない気持ちになると思います。

もう少しなんとかさせたいというのは、親として自然な気持ちだと思います。

それで、多くの親が毎日毎日言い続けることになるのですが、

何年言い続けてもなかなか直らないのが実状です。

これを直すのに成功した親を、私は知りません。

でも、成功しないのが当たり前なのです。

これを絶対に子どものうちに直してやろうなどと考えて、

ものすごく厳しくするとどうなるでしょうか?

そうすると、必ず別の面で弊害が出てきます。

それは、劇薬の副作用のようなものです。

親に叱られてばかりで自信を失う、親の愛情を疑うようになる、

外でそのストレスやイライラを発散するようになる、

親がいるときといないときを使い分ける裏表のある人間になる、

などの副作用が出るのです。

だらしがないことよりもはるかに重大な問題が出てきてしまうのです。

それで、実際に直るかというと、まず直らないのです。

叱られたくないので、親がいるときだけ直ったように見せるだけです。

叱る人がいないところでは、すぐに戻ってしまいます。

また、もしそれが直ったとしても、そのような育てられ方をした結果、

大人になっても心の傷を引きずったり、

親に親しみをもてなくなったりということになるのです。

このような問題を抱えている大人がどれだけいるかわかりません。

本当に、驚くほどたくさんいるのです!

(次の投稿につづく)  

 

2011年7月16日 (土)

「呉服」の「呉」

  

今日は7月16日。

中国から伝わったものに、「唐」をつけること多し。

唐犬(からいぬ)、唐芋(からいも)、唐織物(からおりもの)、

唐傘(からかさ)、唐紙(からかみ)、唐木(からき)、

唐草文様(からくさもんよう)、唐楓(とうかえで)、唐辛子(とうがらし)、

唐黍(とうきび/もろこし)、唐墨(とうぼく/からすみ)、唐土(もろこし)など。

     

最近、呉服の「呉」も中国を表していると教えられて、

目から鱗でした。

呉服・・・呉の国から伝来した織り方によって織られた織物のことを言ったそうです。

「呉の服」から「呉服」が生まれたのではなく、

「呉服」は織物をさしたようです。

そうだったんだ。まだ気がつかないことがたくさんあり。

    

    

以前書いた記事を思い出しました。

良かったら見てください。

「胡」のつく言葉(2010年6月9日)/

2011年7月10日 (日)

おしゃべりは女性最大の武器だった?

  

今日は7月10日。

朝からよく頑張ってます。

    

最近読んだ本から・・・

「人体の謎 未解決ファイル」(日本博学倶楽部著/PHP文庫)

   

理科で「人体のしくみ」をやりたがっている男の子がいます。

単元の順番を入れ替えたりしたので、2学期ですね。

でもその男の子が望むとおり、「人体のしくみ」は面白い。

今回のような本を読むとますます面白くなってきます。

引用します。

         

『急いでいるときにかぎって信号が赤になるのはなぜ?』の著者

セルジュ・シコッティは、2002年に実施されたヘスとハーゲンの実験を引き合いに出し、

おしゃべりは生き延びるためにヒトが身につけた能力であると推察している。

ヘスらが行なった実験では、脅しをかけられたとき、

男性は身体的暴力を恐れ、

女性は陰口をたたかれることを恐れる傾向が見られた。(89-90p)

    

ここで疑問。どんな脅しをかけたのだろう。

具体的な脅しの内容を知りたい。

引用を続けます。

        

こうした男女の違いは、ヘスによると有史前に端を発するという。

すなわち、男性が部族間闘争などの戦いの際に、

肉体を使ってしのぎを削ってきたのに対し、

女性は陰口や噂話という、情報のフィールドで戦ってきたというのだ。

このことから、シコッティは、身体能力の劣る女性は同盟関係を築き、

情報を仕入れることで、男性のように力を使うのではなく、

口でライバルに対抗してきたと見ている。

そして、戦いに勝つために女性はせっせとおしゃべりに励んできたのだという。

いわば、おしゃべりは女性最大の武器だったのである。(90-91p)

    

高学年女子、そして中学生女子のグループ化。

そして悪口の横行。

今まで体験してきたことです。

教師としては、なくしたいと努力してきたことです。

上記のように有史前に端を発する女性の質(たち)だとしても、

どうにかしたいです。

今も6年生担任。

今年も悪口と戦う。

   

    

今回の内容は、理科の授業では扱わないなあ。

扱うとしたら、道徳の時間に扱う「人体のしくみ」ですね。

 

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