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2024年5月 9日 (木)

アカボシゴマダラが勤務校にいました 駆除すべきなのか?

   

今日は令和6年5月9日。今日も「即今着手」

   

5月7日に勤務校の側溝で見つけたチョウです。

見つけたのは私ではなく、通級で教えている子ども。

孵化したカマキリを野に放つために、外に出たら、

「先生、チョウがいるよ」と教えてくれました。

Img_5474

もう少しカメラを近づけて、撮影。

Img_5475

翅が欠けている部分もあり、どうやらベテランのようです。

  

最初はアゲハチョウかと思いましたが、微妙に模様が違います。

違和感がふつふつ沸いてきます。

調べてみました。

国立環境研究所 侵入生物データベース

ここで調べると、このチョウは、アカボシゴマダラ。

赤くないじゃんと、思ったら、

このサイトに、こんな写真が載っていました。転載します。

Img_5482

春型ということですね。

  

サイトの名前が気になります。

「侵入生物データベース」

どういうこと?

チョウの説明に、次のように書いてありました。

Img_5483

(クリックして拡大してみてください)

  

もともとは中国のチョウのようです。

日本にはいなかったチョウです。

「影響」を読むと、幼虫がエノキが食草のために、

オオムラサキ、ゴマダラチョウなどに影響があるようです。

そりゃあ困った。

「放蝶ゲリラ」によって、

「人為的な放蝶」がなされたとあります。

放蝶ゲリラとは?

  

関連記事を次のサイトから引用します。

Teishoin‘s Degital Photo Log. アカボシゴマダラ

引用の引用だから孫引きかな。

【参考資料2】

  

侵食広がる外来種 昆虫界“汚染” マニアが放虫か 専門家「生態系

乱す恐れ」 (西日本新聞)

http://www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/2003/report/0764.html

(残念ながらこのサイトはもう消滅しています)


タテハチョウの仲間の中国原産アカボシゴマダラが神奈川県に定着した

ことが、同県のチョウ研究者らの二十一日までの調査で分かった。この

ほか、各地で外来の甲虫が発見される例が相次いでいる。大半は、マニ

アが飼育した虫を故意に放ったためとみられ、専門家は「放虫ゲリラ」

と呼んで批判している。

アカボシゴマダラは羽を広げると幅七―九センチになる大型のチョウ。

奄美諸島や中国などに分布する。神奈川県のチョウは、羽の模様から中

国南部の系統と判定された。生きたチョウの輸入は通常認められていな

い。

まず一九九五年に埼玉県各地で初めて採集されたが、定着しなかった。

これも出現状況から放虫ゲリラによるとみられている。

次いで九八、九九、二〇〇一年に神奈川県の藤沢市などの湘南地方で、

ぽつぽつ目撃された。〇二年には湘南一帯で広く採集され、エノキの幹

に付いて越冬する幼虫も多数見つかった。今夏はさらに増え、鎌倉市を

中心に分布域を広げつつあり、マニアが採集に駆けつけるほどだ。

その地域にもともといなかった昆虫がペットショップなどで売られて飼

育され、流出する機会が最近増えた。虫は適応力と繁殖力が強く、野外

でも生存しやすい。定着すると、既存の虫を滅ぼしたり、生態系を乱す

恐れがある。

神奈川県立生命の星・地球博物館の高桑正敏学芸部長は「風に運ばれて

きたにしては不自然だ。違法に持ち込まれたチョウを飼育して大量に放

ったとしか考えられない。一度定着すると駆除は難しい。生態系に危険

な放虫ゲリラはやめてほしい」と訴えている。

  

この記事では「放虫ゲリラ」と言っているが、そのチョウ版が、

「放蝶ゲリラ」なのでしょう。

  

う〜ん、このチョウは、日本のチョウを守るために、

駆除しなくてはならないチョウだったのですね。

  

移民受け入れで揺れている日本が思い出されました。

日本の伝統を守るために、安易な移民を受け入れない方がいいと

言っている人たち。

それは保守的な考えかな。

私も賛成派です。

生き物も保守的がいいと思いますね。

一緒に生きていけるならいいのですが、

元からいたものを減少させたり、滅ぼすのなら、

入ってくるのはおかしいです。


  

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