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2007年9月

2007年9月23日 (日)

稲刈り~read between the lines

P920017720 P9200178 20日の定点観察している田んぼの写真です。

16日に皇室で稲刈りがあったとニュースで言っていました。
(この時にとれたお米は11月23日の新嘗祭”にいなめさい”で使われるとのこと。社会科教師として関心あり)

その他でも、稲刈りのニュースをよく見かけるようになりました。

そろそろ定点観察している田んぼでも稲刈りでしょう?スズメに食べつくされることなく、たわわに稲穂は実っています。

カレンダーに、スズメに関することわざがありました。P9210179

「すずめ百まで おどり忘れず」 

意味は「子どものころに身についた習慣や覚えたことは、幾つになっても変わらず忘れないものだ」です。

小学校の教師は、いくつになっても忘れないことを子どもたちに教えているのかもしれません。責任を感じます。親としても、目の前の2人の小学生が何を身につけているのか気になります。

もう一つ思いました。自分が変わらず、忘れないでいるものって何だろう。こうやって日々書いていることは、子どものころからやっていたなあ。

もうP8300004_2一つことわざ。「眼光紙背に徹す」

意味は「文字や文章を読むだけでなく、深い意味や書いた人の心までを深く読み取ること」です。

いかつい漢字を集めてきたことわざです。初めて見たことわざでした。

こういう力があると、日々発見で楽しいだろうなと思います。

英語訳するとread between the linesだそうで、「行間を読め!」です。

「行間を読め」って、英語から来た言葉なのかな。英語が先か、日本語が先か、あるいは偶然同じ表現があるのか?興味ありです。

調べていたら、かつて映画「復活の日」(1980年)のテーマ曲を歌っていたジャニス・イアンのアルバムに「read between the lines」というタイトルのものがありました。

聞いてみたい。

話がどんどん脱線してしまう。ここらで終了。

  

2007年9月22日 (土)

シャクトリムシの別名「土瓶割り」

シャクトリムシの足は、他の芋虫と違って数が少ないです。

胸脚の6本は同じですが、腹脚尾脚で4本(ほかの芋虫は10本)です。

胴体の真ん中あたりには足がないために、あの独特の、胴体を持ち上げそして伸ばしながらの進み方をするのでしょう。

なぜ「シャクトリムシ」というのか。

いい本が手元にありました。「なるほど語源辞典」(山口佳紀編/講談社ことばの新書)

こう書いてありました。

   

「(前略)その様子が、人が人差し指と親指で布地の長さを計るときの指の動かし方に似ているのでいう。シャク(尺)とは昔の長さの単位で約30.3センチだが、ここでは単に長さの意味。シャクトリムシの名は『日葡(にっぽ)辞書』(1603年)に見える」

   

シャクトリムシの大きさからして「スントリムシ」の方がいいのに、と同僚の方が言っていました。

調べてみたら、シャクトリムシの別名にちゃんと「スントリムシ」がありました。休み明けには教えてあげよう。

その他の別名に「エダツキムシ」「クッシンムシ」「オギムシ」「ドビンワリ」がありました。

なぜ「ドビンワリ(土瓶割り)」なのかが楽しい。

農夫が木の枝と誤って土瓶(どびん)を掛けて落とすということからついたそうです。

あれこれ想像しながら調べたけど、想像以上に面白い理由でした。これだから勉強は面白い。

「MASASHIのホームページ」参照

http://www.fureai.or.jp/~mkura/takenoko.html/indxe.html

「机の中からシャクトリムシ」事件のおかげで、シャクトリムシの勉強ができました。

今、わがクラスの男の子たちは、ジグモに夢中。

ジグモを求めて、P9210181 いろいろな木々の中にもぐり込んでいます。

またシャクトリムシを服につけてくる可能性は高そう。

ちなみに写真はジグモの卵とのこと?

芋虫の足は全部同じではなかった

8月の終わりに北アルプスに行ったときの話。P8240198

歩ききって、テントの中で昼寝をしている時、

テントの上に蛾の幼虫の芋虫がはっていました。

黒い影がのそのそ動いていました。

仰向けに寝ながら見ていると、芋虫の足の様子がよくわかりました。

同行した人は、昆虫に詳しい人だったので、「足は全部同じではないよ」と教えてくれました。

そう言われてみると確かに違います。

前より6本は細く、それより後ろの10本は太くテントの生地に張り付くようでした。

芋虫の足は全部同じと思っていましたが、違いました。

調べてみると前より6本は胸脚。のこりの10本は腹脚(8本)尾脚(2本)にわかれるそうです。(結局成虫になったときは、腹脚や尾脚はなくなり、胸脚のみ残ります)

「蝶百態」というサイトにこの芋虫の足のことが詳しく書いてありました。(4本脚に見える蝶の文章もいい)

http://puh.web.infoseek.co.jp/geochoashi.htm

テントに仰向けに寝ながら、芋虫の観察。楽しいひとときでした。

20日にシャクトリムシを見かけたことで、この時のことを思い出しました。

シャクトリムシのことは次の投稿で。

2007年9月21日 (金)

シャクトリムシで授業が中断

昨日の5時間目。

道徳の授業。活発にみんなから意見が出ている最中。

ある男の子が、いきなりパッと立ち上がって、机の中の用具が床にバサッと落ちました。

「虫がいる!」

その男の子が叫びました。指さしたのは落ちたおけいこ箱の中。

のぞいてみたところ、1本の枝が入っていました。

「枝があるぞ」と言うと、

「それが動く」とのこと。

確かに動き出しました。動きが明らかにシャクトリムシ。

枝にそっくり化けるシャクトリムシでした。

これは珍しいと、しばらくみんなで観察会。そして外に逃がしてあげました。

しかし何であんなシャクトリムシが机の中に入り込んだんだろう。

まあ、可能性のない男の子ではないけどね・・・放課には虫を探して中庭の木々の中に入り込んで遊んでいる子ですから。

   

シャクガという蛾の幼虫のようです。足に特徴があります。

体の真ん中には全く足がなく、前と後ろにちょっとだけ足があります。

枝に化けるために、こうなったのでしょうか。

今回実物をよく見て気がつきました。

福光村昆虫記のサイトに蛾の幼虫の写真がずらっと並べられたページがありました。

虫が苦手な人は見ない方がいいページです。

http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/ga2_.html

9月25日の晩が中秋の名月

19日の晩、帰るときの夜空には少しやせ気味の半月。

そして昨晩20日、帰るときの夜空には少し太り気味の半月。

調べたら、19日が月齢7。20日が月齢8でした。

半月は月齢7.5なので、私の観察は正しかったです。

ちなみに月探査情報ステーションのサイトの月の写真はとてもきれいです。

http://moon.jaxa.jp/ja/today/

「食育メルマガ211号」にお月見のことが紹介されていました。長いですが引用します。

     

「 お月見は旧暦の8月15日です。
今年は9月25日が中秋の名月です。
なお,満月は9月27日ということで,必ずしも満月が中秋の名月とな
らないようです。

お月見の歴史は長く,中国から渡ってきた風習で,日本には平安時代頃
に入ってきたようです。

さて,お月見といえば,だんご。
お供えするだんごの数は通常12こ。

ただし,旧暦で閏月のある年は,13こです。
私が子どものときは多くの家で,月見だんごが作られました。

しかし,時代を経て平成になると,子ども達は「お月見だんごって何?」
と言っています。

辛うじて学校給食にだんごが出されます。
子どもたちは学校給食を通して,初めて「お月見」ということを知るので
す。

では,なぜこの時期の満月をお祝いしたのでしょう。
収穫の作業が夜まで続くとき,明るく照らしてくれる満月に感謝をしたそ
うです。また,満月に豊作を祈願する意味もあります。(後略)」

     

勉強になりました。

私の勤務校の献立表を見ました。

26日に「「お月見ゼリー」が登場予定。だんごじゃなかった。
 

2007年9月20日 (木)

孫とは?「(     )の(     )」

国語で「おおきなかぶ」の学習中に「孫って何だ?」と尋ねました。

一人の男の子が答えたことが印象に残っています。

「おばあさんから生まれたお母さんから生まれた子どものこと」とその子は言いました。

これはもちろん正確ではありません。

「おばあさんから見て」と立場を明確にしないといけないし、おじいさんは?おとうさんは?となって、まだ不十分です。

しかし、この子は「子どもはお母さんから生まれる」という考えがちゃんとあり、そして世代が繋がってきていることを理解しています。

きっとこの子はおばあさん、お母さん、そして自分を思い浮かべながら答えたことでしょう。

いい答えだなと思いました。

国語辞典には、さらりと書いてありました。

「(       )の(       )」

(       )の中には同じ言葉が入ります。何だと思いますかと子どもに尋ねました。

正解は出ました。

        

「子どもの子ども」です。

他には「むすこ(むすめ)の子ども」という答えを出した子もいました。

    

「がばい」(島田洋七原作/石川サブロウ作/集英社)を見ると、

主人公はおばあさんからたくさんのことを学んでいます。

1の2の子たちは、おじいさんおばあさんからどんな事を学んでいるのだろう。

このあたりを道徳で扱ってみたいと思っています。

道徳教育改革集団の佐藤幸司先生の講座でヒントをもらったことです。

※私の場合は、物心ついた時には、おじいさんおばあさんはいなかったので、何も思い出がありません。残念。

かぶの種・・・なぜ生産地がイタリアなんだ

P9180145 P9180146 理科室前にある学年の畑を今耕しています。草や芝生が生え放題でしたから、なかなか完成しません。

草取り、根っこ取りなどまだ時間がかかります。

子どもたちにも手伝ってもらっています。

あと1週間くらいかかりそうです。

その畑に播くのが、かぶの種。国語「大きなかぶ」のような大きなかぶはありませんが、

写真のような大・中・小・極小の4種のサイズのかぶを用意しました。

ところでこの種袋にまた不思議がありました。

P9180147 これらの種の生産地のことです。「はつか大根」はアメリカ。

他の3種は全てイタリアでした。なぜイタリアなのだろう。

調べると、かぶの原産地はヨーロッパです。

したがってかぶにとっては居心地がいい場所ではあると思います。

しかし、「しょうご院かぶ」「天王寺かぶ」「金町小かぶ」はどれも日本で作りだされた品種。

※かぶについては、以前にも紹介した「野菜図鑑」のサイトがお勧め。

http://www.vegefund.com/panfu/kab/kab.htm

なぜ日本が生産地ではなく、イタリアなんだ?

2007年9月19日 (水)

あの「マラソン」が、日本のドラマに

7月28日の投稿で書いた映画「マラソン」(2005年韓国)

いい映画でした。あのシャワーの中を走るシーンは今も鮮明です。

主人公の自閉症児を演じた俳優チョ・スンウさんが素晴らしかった。

この映画と同じ原作をドラマ化したものが明日放映されるとのこと。

主人公は二宮和也さん。どうかな?

忙しいけど、見てみたいドラマです。

宿題「生まれて初めてのことをする」

私は”Clip Life”を使ったのは生まれて初めての体験でした。

未知のことに挑むのは、楽しいことです。

先の3連休の子どもたちに出した宿題は「生まれて初めてのことをする」でした。

私の予想以上に子どもたちはさまざまなことをしてきました。

「挑戦」といってもいいことをやってきた子も多かったです。

保護者の方の協力も感じました。ありがたいことです。

たとえばこんなのがありました。

    

「おばあちゃんと一緒にに新幹線に乗った」「一人でチャーハンをつくった」

「一人でホットケーキをつくった」「犬の散歩をした」

「一人で部屋で寝た」「ピザをお母さんとつくった」「カレーをつくった」

「初めてベーコンエッグをつくった」「ミシンを使った」「鳥をさわった」

「電車に乗ってバスに乗って動物園に行った」「寒天をつくった」

「おばあちゃんと一緒に買い物にいった」「包丁で梨の皮をむき、ゴーヤを切った」

「ミッキーのパズルをつくった」などなど。

  

1年生、日々生まれて初めてのことに,ちょっとの勇気をもって取り組んで、成長していくんだろうなあ。

18日。休み明けの国語の時間に、子どもたちは一人一人やったことを発表しました。

NTTの動画共有サイト”Clip Life”を初利用

2007年8月15日 新城市の火おんどり

ブログに動画を掲載する方法があると聞いて挑戦してみました。

写真をクリックすると、リンクされている”Clip Life”のサイトに飛んで、

そこで動画が見れるという手順です。

動画自体をここに掲載しようとしましたが、

なぜかできませんでした。

8月15日の「火おんどり」をぜひ動画にと思っていたので(8月17日投稿参考)、

さっそくやってみました。

写真では伝わらない火おんどりの雰囲気が伝わると思います。

他にも動画掲載のいい方法があったら、また挑戦してみたいと思います。

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