シャクトリムシの別名「土瓶割り」
シャクトリムシの足は、他の芋虫と違って数が少ないです。
胸脚の6本は同じですが、腹脚尾脚で4本(ほかの芋虫は10本)です。
胴体の真ん中あたりには足がないために、あの独特の、胴体を持ち上げそして伸ばしながらの進み方をするのでしょう。
なぜ「シャクトリムシ」というのか。
いい本が手元にありました。「なるほど語源辞典」(山口佳紀編/講談社ことばの新書)
こう書いてありました。
「(前略)その様子が、人が人差し指と親指で布地の長さを計るときの指の動かし方に似ているのでいう。シャク(尺)とは昔の長さの単位で約30.3センチだが、ここでは単に長さの意味。シャクトリムシの名は『日葡(にっぽ)辞書』(1603年)に見える」
シャクトリムシの大きさからして「スントリムシ」の方がいいのに、と同僚の方が言っていました。
調べてみたら、シャクトリムシの別名にちゃんと「スントリムシ」がありました。休み明けには教えてあげよう。
その他の別名に「エダツキムシ」「クッシンムシ」「オギムシ」「ドビンワリ」がありました。
なぜ「ドビンワリ(土瓶割り)」なのかが楽しい。
農夫が木の枝と誤って土瓶(どびん)を掛けて落とすということからついたそうです。
あれこれ想像しながら調べたけど、想像以上に面白い理由でした。これだから勉強は面白い。
「MASASHIのホームページ」参照
http://www.fureai.or.jp/~mkura/takenoko.html/indxe.html
「机の中からシャクトリムシ」事件のおかげで、シャクトリムシの勉強ができました。
今、わがクラスの男の子たちは、ジグモに夢中。
またシャクトリムシを服につけてくる可能性は高そう。
ちなみに写真はジグモの卵とのこと?
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