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2010年11月

2010年11月23日 (火)

「そうじ力」を信じて

   

今日は11月23日。

「そうじ力」について初めて知ったのは、

4年ほど前に読んだこの本だったと思います。

 

人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」 人生カンタンリセット!夢をかなえる「そうじ力」
舛田 光洋

総合法令出版 2005-07-23
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引用します。

  

汚いものや汚れている状態をそのまま放置しておくと、

そこにはマイナスの磁場ができ上がり、

悪い事態をどんどん引き寄せてしまうのです。

そして、それらマイナス要因を取り除くこと、

つまり、そうじをすることで、

私はその後の人生を変えることができ・・・(中略)

そうじによって劇的に環境・人生を変化させる力のことを、

私は「そうじ力」と名付けました。(39p)

     

見えない場所のそうじをしてほこりを取ると、

不思議と部屋の空気が凛として気持ちがいいです。

やはり見えない場所とはいえ、

ほこりは何かマイナスなものを発しているのでしょう。

   

担当している学年の子たちがそうじを頑張りだしています。

この状態を継続させて本物にしたいと思っています。

そうじによって、子どもたち自身がいい環境をつくり、

いいことをどんどん招き入れることができたら最高だと思っています。

たかがそうじ、されどそうじ。

私もそうじの時間に子どもたちと一緒に働き、さらに黙働で貢献したい。

そうじを頑張ったらどんないいことが起こるか、

今年度で味わいたいと思う。

黙働

    

今日は11月23日。勤労感謝の日。

こうやって働けることに感謝して、

今日もやらないといけない仕事とやりたい仕事をします。

    

教育の鉄人こと杉渕鉄良先生から教わってきたことはたくさんあります。

まだ一度も講座に出向いていない頃に鉄人のHPを見て、

特に「1%を見る」と「黙働(もくどう)」は印象に残りました。

(2005年7月に初めて講座に行っているので、その前)

今も心がけていることです。

久々HPにおじゃまして、その文が残っていることにホッとして読みなおしました。

「1%を見る」http://www7b.biglobe.ne.jp/~tetujin/1pasento.htm

「黙働」http://www7b.biglobe.ne.jp/~tetujin/mokudou.htm

      

「黙働」

黙って、ただひたすらに行動する…

これを黙動(もくどう)といいます。

率先垂範とも違います。

教師が自ら黙って行動します。

しかも、さりげなく、さりげなく…

子どもにさせるための手段ではないのです。

教師がどれだけやるか、できるか

教師自身の修行なのです。

これを10年続けると、オーラが出てきます。

(中略)

子どものために黙ってする…

私の言葉で言う「黙働」です。

黙ってやるからいいのです。

知られないからいいのです。

不思議な力が生まれます。

    

断続的に?心がけてきて5年。この2学期は特に続いています。

朝の10分間が黙働タイム。気づいたところを掃除。

最初は自分の教室でしたが、

しだいに広がり、隣の資料室や学年の廊下掃除をするようになりました。

今は大好きな時間になっています。1日のいいスタートがきれます。

もう自分のためにやっています。

    

本当はさりげなく、さりげなくやること。

ここに書くのもおかしいのですが、薦めたい気持ちもあって書きました。

2010年11月22日 (月)

まだ2割~3割の力が残っている

 

今日は11月22日。

昨日の「サンデーモーニング」で面白い話あり。

   

   

◇◇白鵬が双葉山の大記録69連勝を破れずに

63連勝で終わってしまったニュース関連。

今回は乗り越えられなかったけど、

今までには乗り越えられた記録の壁があるということで、

例にあげられたのが、「陸上男子100mの”10秒の壁”」

1896年第1回アテネ五輪では12秒9でした。

1936年 ジェシー・オーエンス 10秒2

この記録は20年破られませんでした。

10秒の壁を人類が破ったのが

1968年 ジム・ハインズ  9秒9

その後、10秒の壁は多くの選手に破られる。

番組では次の面々が紹介される。

1991年 カール・ルイス 9秒86

1999年 モーリス・グリーン 9秒79

2008年 アサファ・パウエル 9秒72

2009年 ウサイン・ボルト 9秒58

   

ここで2009年世界陸上ベルリン大会での100m決勝の映像。

http://www.youtube.com/watch?v=ClHldiQc-6I&feature=related 

あらためて凄いレースだったと思います。

     

次に紹介されたのは「1マイルレースの”4分の壁”」

約1600mのレースで、ヨーロッパではお馴染みの競技らしい。

1923年に陸上のスーパースター、P・ヌルミが4分10秒を記録。

当時、医師が、1マイル4分を切ることができないといい、

”4分の壁”は決して破られないBrick Wall(レンガの壁)と呼ばれた。

長く4分の壁は破られなかったが、

1954年 R・バニスターが3分59秒4を記録。壁を破る。

すると、この年に20人以上の選手が3分台で走る。

     

専修大学の佐藤雅幸教授は次のように言う。

人というのは、自分が持っている力を全て出し切っていると思っても、

実はそこにはまだ2割~3割の力が残っている。

それを心の限界、心理的な限界と呼んでいる。

自分の限界を自分でつくってしまう。

今までの経験から、他の人ができないから自分もできないと思う。

心理学的用語ではディスカウントと言う。

自分の価値を値引きしてしまうこと。   

    

大きな壁をある日誰かが破ると、

とたんに大勢の人が続く。なぜか?

1人が記録を破ることによって、

全体的に集団催眠からさめて自分もできると思う。

たががはずれるというか、心理的限界が上の方に広がる。

   

こういったスポーツで起こっていることは、

スポーツ選手だけでなく、

一般の人たちにも当てはまる。◇◇

   

    

   

   

これって教育には大事な内容。

偶然録画しておいてよかったと、メモをとりながらそう思った。

すぐにあきらめる子、多し。もうひと踏ん張りさせたい。

 

2010年11月21日 (日)

今度の授業で使うドラマ「広島 昭和20年8月6日」

   

今日は11月21日。

もうじき社会科の授業で広島の原爆を扱う。

「一瞬」にして、人間の夢なんか吹き飛ばし、

命を奪ってしまう原爆の恐ろしさを伝えるために、

次のドラマのラスト12分間を見せたい。

    

ドラマ「広島 昭和20年8月6日」(TBS 2005年8月29日放映)

3cda4e2e49df9456a187e023527e8bb2広島 
     

昭和20年7月16日~8月6日までの20日間を描いたドラマ。

後に原爆ドームと言われる産業奨励館のすぐ近くで旅館を営む矢島家。

両親を早く失った長女志のぶ(松たか子)が切り盛りしていました。

次女信子(加藤あい)は小学校の代用教員。

三女真希(長澤まさみ)は女学生。

末っ子の長男年明(冨浦智嗣)は少年飛行兵に志願して出征。

家族から愛されていた犬が、五番目の兄弟姉妹で「ゴロー」。

    

2時間30分のドラマ(CMも含めて)のうち、

ほとんどが3姉妹を主人公にしたホームドラマ。

いろいろあって、3姉妹とも幸せをつかもうとします。

8月6日朝。志のぶは、3年ぶりに大好きな人と会う約束をしていました。

結婚した信子は、妊娠したことを旦那さんに伝えようとします。

真希は姉が作ってくれたバレエシューズをもって友だちのもとへ。

2人はバレリーナを目指して練習を始めました。

みんな未来を信じて。

2時間以上かけて積み上げてきたドラマが、一発の原爆で「一瞬」で壊されます。

それがラスト12分間です。

原爆の恐ろしさを伝えるいい映像資料と思います。

原爆の爆風の凄さを伝える場面もあります。

郊外を走る列車の窓ガラスを木っ端微塵(こっぱみじん)にする爆風。

そして黒い雨。熱線で体は消滅してしまったが、傍らの石に影の残した場面。

一人残された弟が、原爆の語り部になって、

2度とこんな悲劇を繰り返してはならないと高校生の前で話します。    

ラスト12分間に凝縮されています。   

   

   

5年前に録画した番組を初めて授業で使います。

購入もできるようです。よかったら。 

     

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今晩の「龍馬伝」は大政奉還

  

今日は11月21日。

最近、飲み仲間で、ブログを始めた人がいます。

のぞきにいったら、京都の紅葉の写真が掲載されていました。

※ブログ「So What」http://cheeky.asablo.jp/blog/2010/11/19/5521202

いいなあ~。

今年の秋は山にも行かず、当然山の紅葉も見ていません。

最近の自分の行動範囲は狭いと自覚しています。

そうなるとブログの内容も、読み返してみてちょっとさみしいと思う。

金曜日に久々に自転車通勤ができたことがいいきっかけになって、

もっと毎日を楽しもうと思う。もっともっと。

     

   

ふだん「龍馬伝」を見ることを薦め、坂本龍馬の話をよくする自分に、

子どもたちは龍馬情報を届けてくれます。

そんな情報の一つ。豊橋市に「らーめん龍馬」ができたそうです。

調べてみたら、オープンは10月16日。まだ1か月。

メインメニューの「龍馬ラーメン」が300円という安さ。

味はどうなんだろう?インターネットで様々な評判を読みますが、まずは実体験を。

5540089 ※「食べログ愛知」の写真
http://r.tabelog.com/aichi/A2306/A230601/23038272/dtlrvwlst/2142735/5540089/

     

   

今晩と来週の2回で終わってしまう大河ドラマ「龍馬伝」

今日は大政奉還。

慶応3年10月3日。土佐藩が大政奉還の建白書を将軍徳川慶喜に提出。

10月13日。慶喜は京都・二条城で大政奉還について藩主たちと相談。

あの有名な「大政奉還図」はこの時の絵。

Img3e73a2b0zik7zj 

修学旅行で二条城に行った人は、注目の場面です。

10月14日。慶喜が明治天皇に「大政奉還上表」を提出。

※「上表(じょうひょう)」= 意見を書いた文書を、天皇に奉ること。また、その文書。

10月15日。天皇が慶喜に大政奉還勅許(ちょっきょ)の沙汰書を授ける。大政奉還成立

   

戦わずして幕府を倒す龍馬の考えはうまくいったかに見えましたが、

そうはうまくいきませんでした。

それは後の歴史を見ての通り。

龍馬暗殺は慶応3年11月15日

大政奉還成立の1ヶ月後。

今日もドラマを楽しみつつ、歴史の勉強をします。

 

尊徳の教え「奪うに益なく、譲るに益あり 」

   

今日は11月21日。

同僚の先生から本を借りて読書。

「二宮尊徳に学ぶ経営の知恵」(産業能率大学出版部刊)

二宮尊徳に学ぶ経営の知恵―600の村を救済した“報徳仕法”とは 二宮尊徳に学ぶ経営の知恵―600の村を救済した“報徳仕法”とは
大貫 章

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二宮金次郎像調べを始めていますが、

そもそも二宮金次郎がどんなことをした人なのか知りたくて読むことにしました。

    

天明7年7月23日(1787年9月4日)に、

現在の神奈川県小田原市に生まれました。

安政3年10月20日(1856年11月17日)没。

天保の大飢饉を乗り切り、天保の改革の水野忠邦にも登用されています。

    

この本には、二宮尊徳の教えがいくつか書いてあります。

その一つ。

奪うに益なく、譲るに益あり -自助と互助の協働社会づくりー」136p)に注目。

そこには理想とも思える社会が書かれていますが、

二宮尊徳は実際に行っているわけで、したがって注目しました。

   

勤労によって得た自己の収入の中から、

分度を立てて余財を産み出し、

その余財の一部を社会・公共のために提供することを、

報徳の用語で「譲(または推譲)」という。

尊徳の村おこしの仕法の事業は、ほとんどの場合、

何人かの人の推譲るによって始められ、

やがて多くの人たちの勤労と推譲に支えられて達成されていった。(136p)

   

自己財産を増やすことだけにとらわれず、

この辺りが適当と思われる生活ができるなら、

余財を提供して基金にして、村の経営に生かそうという考え方。

二宮尊徳が、600の村を救済した基本的な考え方の一つです。

奪うに益なく、譲るに益あり」・・・あらためていい言葉だなあと思います。

   

最後に、二宮尊徳はとても大きな人だったことを。

身長は約六尺(182㎝)、体重は二十五貫(94㎏)だったそうです。

よく育ちました。

 

 

 

 

2010年11月20日 (土)

「よだかの星」のモデル

 

今日は11月20日。

1901本目の投稿。「1901」は素数。

   

今日は6年生の息子の学芸会を見に行ってきました。

演目は「よだかの星」でした。

おお、これまた宮沢賢治(勤務校6年生は「セロ弾きのゴーシュ」でした)。

よく発声ができていて、しっかり聞こえてくる劇でした。

先生方が用意されたと思われるBGMも有効でした。

   

カシオペアの近くで輝く「よだかの星」について調べたら、面白いことがわかりました。

※参考Wikipedia「よだかの星」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%98%9F

「SN1572」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%81%AE%E6%98%9F  

   

その「よだかの星」のモデルになったのが、

「ティコの星」とも呼ばれるSN1572で表される星だそうです。

今から440年ほど前の1572年11月に突然爆発して、-4等級まで明るく輝いた星です。

青く輝いたそうです。

ティコ・ブラーエによって初めて観測されたことから名がついたようですが、

他の人が先に気づいた説もあるようです。

この星はだんだん暗くなって、翌年1573年3月には肉眼では見られなくなったそうです。

T02200218_0240023810276436165 
    

これは望遠鏡での撮影。

美しい。実際に見てみたいです。

このような過程を踏む星を「超新星」と言います。

国語辞典には次のように書いてありました。

  
恒星が急激に増光して新星の100万倍もの明るさになり、以後ゆっくり暗くなっていく現象。
    
質量の大きな星が恒星進化の最終段階で大爆発を起こしたものと考えられる。
    
爆発後に中性子星が残されることもある。
      
    
  
やっぱり宮沢賢治は自然とつながっていた人だなあと思う。
    
そうだ、火星と水星が大接近する晩だった。
   
日の入りの頃に見られる。間に合わず。

 

  

 

 

2010年11月18日 (木)

1900本目の投稿/自転車通勤と素数と4本目の投稿

 

今日は11月18日。

1900本目の投稿。

けっこうせわしい日々。1800から今までは遠かったです。

それでも積み重ねることができました。感謝。

あと100で2000。今のペースなら来年ですね。

      

最近自転車で通勤していない。

明日こそはと思っています。

汗びっしょりにならない今の季節は、自転車通勤に向いた季節。

担任している男の子の日記(6年生男子)

   

学芸会まであと1日。

すごく緊張する。

そういう時は素数を数える。

1 3 5 7 11 13 17 19 23 31 37 41 43 

47 53 57 59 61 69 71

あれ、素数ってなんだっけなぁ?(後略)

    

緊張をほぐすために素数を書き並べる6年生。

いろいろな子がいます。楽しいぞ。

この日記を学級通信に載せて、

学級で素数の勉強。

1は素数でないこと。

さらに素数でない数字が2つ混じっていて、

71までの素数で抜けているものが1つあり。

子どもたちはさがしました。

   

正解は

素数でない・・・57と69

抜けていた・・・29

 

素数はどれくらいあるのだろう。

桁が大きくなると、調べるのが大変だろうなと思いました。

書き並べたサイトはないかと思って調べたらありました。

※「素数大好き」http://homepage2.nifty.com/hiranouchi/prime/index.html

2~10000の素数が一覧してあって、その量にビックリ。

投稿2000までの道のりの中には、次の素数がありました。

「1901」「1907」「1913」「1931」「1933」「1949」「1951」「1973」

「1979」「1987」「1993」「1997」「1999」 

「1999」なんて、9が3つもあって、3で割れそう。でも素数なんですね。  

   

素数で思い出すのが、映画「博士が愛した数式」

この映画と自転車通勤のことを書いたのは、

このブログ4本目の投稿でした。

懐かしい。※2007年4月25日投稿http://mitikusa.typepad.jp/blog/2007/04/post_b053.html

   

やっぱり明日は自転車通勤。

    

 

     

 

2010年11月17日 (水)

「ピカドンたけやぶ」と再会

  

今日は11月17日。

昨日、図書室bookで懐かしい本に出会いましたwink

「ピカドンたけやぶ」(はらみちお作/岩崎書店)です。

Cd285814530d4034164a6aab4059129c 
    

この本をベースにした合唱劇を、

地元の「豊川親子合唱団たけのこ」が演じたのを生で見たことがあります。

その時は劇をビデオカメラで撮影させてもらいましたmovie

先日紹介した我が家に保存されているビデオテープの1本に収まっています。

いつか授業に役立てばと願って。

1995年9月10日のことでした。

もう15年の月日が流れましたcoldsweats02近いうちに再び見てみたいと思いました。

     

広島の牛田という所に、原爆の被害にあっても生き残った竹やぶがあります。

そこを舞台にしたお話。

作者はらみちおさんは、巻末で「語り伝えてくださいね」というタイトルで次のように書いています。

   

ボクは今、広島の中心より二キロばかり離れた牛田(うしだ)という山手の住宅街に住んでいます。

家の裏に今も小さいけど、竹やぶが青々と残っていて毎朝小鳥がさえずっています。

ある日、知らない年輩の人が、その竹やぶに手を合わせていました。

わけをきくと、その方は当時兵隊でしたが、

原爆で火傷を負いながらこの竹やぶに避難してきたそうです。

竹やぶには、被爆した母子や学生さんなどがいっぱいいました。

「たしかここに大きな木と井戸があったはずです。

その井戸水ははほうとに命の水でしたよ。

みんな最後にみず、みずといって水を欲しガリ、

飲ましてあげると安心して息をひきとりました」

そういって、その人は涙をハラハラとこぼしました。

   

ボクのアトリエの前を、ときおり可愛いイタチが横切ります。

おばあちゃんが、「ありゃ、竹やぶの下の防空壕を巣にしとるんじゃ」といいました。

その防空壕をみせてもらってびっくりしました。

机やむしろやビールびんが、ごろごろころがっているのです。

ここで全身被爆したかずゆき少年がねていたのだそうです。(絵本に出てくる少年)

    

牛田もあたりに家がびっしりとたちこみ、竹やぶも小さくなりました。

そうです!ボクはこの竹やぶを原爆の生き証人としてみんなで残そう、

そして原爆の恐ろしさと平和の大切さを、

お母さまからおこさまへといつまでも語り継いでいってほしい・・・・

そう希ってこの絵本を書きました。  一九八三年六月

     

     

この言葉を読んで、絵本を読みなおしてしまいました。

家の裏にある小さな竹やぶでの出来事を聞いて、

作品に残したいと思ったことでしょう。

原爆でさえ風化しそうな昨今。

どうにかしないと。

2010年11月15日 (月)

NHKスペシャル「原爆投下・10秒の衝撃」

 

今日は11月15日。

1998年8月6日に放映された「原爆投下・10秒の衝撃」をじっくり見ました。

以前、さ~と見たことがありましたが、今回はじっくりと。

    

Wikipediaはすごいです。

調べたら、この番組について詳しく書いてありまいた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%88%86%E6%8A%95%E4%B8%8B%E3%83%BB10%E7%A7%92%E3%81%AE%E8%A1%9D%E6%92%83

    

Wikipediaによると、2005年に再放送されていました。

   

有名な広島の原爆のキノコ雲の写真。

320px-Atomic_cloud_over_Hiroshima 
   

この写真は原爆炸裂3分後の写真。

番組は言う。

「この時もうすでに広島は壊滅していた」

原爆炸裂10秒で、広島は壊滅していたことを、科学者が検証した番組でした。

    

「一瞬、多くの死、今も苦しんでいる」

向山洋一先生が行ったヒロシマの授業では、

ヒロシマの原爆では、この3点があるために、

日本でも世界でも絶対忘れてはならないものとされています。

その「一瞬」で何が起こったかを知るには最適な番組だと思います。

    

原爆は飛行機から投下後43秒で炸裂しました。

高度567メートル。広島には35万人がいました。

 

第1段階(炸裂0秒~100万分の1秒)

致死量以上の放射線を、炸裂前にすでに直下の住民は浴びていました。

炸裂前に住民の運命は決まっていたのです。

  

第2段階(炸裂100万分の1秒~3秒)

火球が出現。最高250万度の高温。

0.2秒後には直径310m表面温度6000度となり、

直下の住民を襲います。

6000度!地獄の熱さ。 いや地獄以上。

    

第3段階(炸裂3秒~10秒)

火球の急激なふくらみによって、猛烈な衝撃波が広島を襲います。

人の体は宙に舞い、叩きつけられました。

丈夫な建物の中では、窓から入った衝撃波が部屋の中を駆け巡りました。

破壊された窓ガラスの破片は、壁に突き刺さりました。

アメリカの核実験の衝撃波映像はすさまじいです。

それが広島であった。

   

そして20分後には放射線を放つ黒い雨が

広島で降り始めたそうです。

   

   

「原爆投下 10秒の衝撃」が何とパソコンで見ることができます。

私は1998年に録画したビデオテープで見ましたが、

パソコンで見れるなんて、何と幸せな時代なんだ~。

昔、NHKに番組がどうにか手に入らないかと問い合わせても、絶対だめでした。

そのことを思うと、とてもありがたい。

教材研究もどんどん進められます。お薦め番組です。

ここを参考に。

※平和アーカイブスhttp://www.nhk.or.jp/peace/library/199040.html   

   

P.S.どうも違ったようです。パソコンで見られるのは一部で、

全部を見るためにはNHKの放送局に行くようです。 

 

   

 

   

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