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2010年11月22日 (月)

まだ2割~3割の力が残っている

 

今日は11月22日。

昨日の「サンデーモーニング」で面白い話あり。

   

   

◇◇白鵬が双葉山の大記録69連勝を破れずに

63連勝で終わってしまったニュース関連。

今回は乗り越えられなかったけど、

今までには乗り越えられた記録の壁があるということで、

例にあげられたのが、「陸上男子100mの”10秒の壁”」

1896年第1回アテネ五輪では12秒9でした。

1936年 ジェシー・オーエンス 10秒2

この記録は20年破られませんでした。

10秒の壁を人類が破ったのが

1968年 ジム・ハインズ  9秒9

その後、10秒の壁は多くの選手に破られる。

番組では次の面々が紹介される。

1991年 カール・ルイス 9秒86

1999年 モーリス・グリーン 9秒79

2008年 アサファ・パウエル 9秒72

2009年 ウサイン・ボルト 9秒58

   

ここで2009年世界陸上ベルリン大会での100m決勝の映像。

http://www.youtube.com/watch?v=ClHldiQc-6I&feature=related 

あらためて凄いレースだったと思います。

     

次に紹介されたのは「1マイルレースの”4分の壁”」

約1600mのレースで、ヨーロッパではお馴染みの競技らしい。

1923年に陸上のスーパースター、P・ヌルミが4分10秒を記録。

当時、医師が、1マイル4分を切ることができないといい、

”4分の壁”は決して破られないBrick Wall(レンガの壁)と呼ばれた。

長く4分の壁は破られなかったが、

1954年 R・バニスターが3分59秒4を記録。壁を破る。

すると、この年に20人以上の選手が3分台で走る。

     

専修大学の佐藤雅幸教授は次のように言う。

人というのは、自分が持っている力を全て出し切っていると思っても、

実はそこにはまだ2割~3割の力が残っている。

それを心の限界、心理的な限界と呼んでいる。

自分の限界を自分でつくってしまう。

今までの経験から、他の人ができないから自分もできないと思う。

心理学的用語ではディスカウントと言う。

自分の価値を値引きしてしまうこと。   

    

大きな壁をある日誰かが破ると、

とたんに大勢の人が続く。なぜか?

1人が記録を破ることによって、

全体的に集団催眠からさめて自分もできると思う。

たががはずれるというか、心理的限界が上の方に広がる。

   

こういったスポーツで起こっていることは、

スポーツ選手だけでなく、

一般の人たちにも当てはまる。◇◇

   

    

   

   

これって教育には大事な内容。

偶然録画しておいてよかったと、メモをとりながらそう思った。

すぐにあきらめる子、多し。もうひと踏ん張りさせたい。

 

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まだ2割~3割の力が残っているを参照しているブログ:

コメント

ブログいつも楽しみに拝見しています。
広州から帰り今は東京です。試合応援です。
昨夜はゆかと一緒に読みました。
ゆか「この2〜3割の力をどう引き出すかだよねぇ」と
私「まさにそこに挑戦してるんだね」と。話が盛り上がりましたよー

ゆかママさん、コメントをありがとうございます。
中国への応援、お疲れ様でした。
世界で戦っているゆかさんの、
「この2~3割の力をどう引き出すか」という言葉は重いなあと思いました。
きっと日々追求していることだろうから。
広州アジア大会、銅メダルおめでとうございます。と、お伝えください。
   
ブログを読み続けていただきありがとうございます。
またぜひ。

あきらめず、もうひと踏ん張り。
よ~し。がんばるぞ。

あきらめずもう一踏ん張り、あきらめず、もう一踏ん張りっと

「あきらめない」は一生の金言にしてもいいね。
とりあえず、持久走大会。

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