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2010年1月

2010年1月26日 (火)

星空観望会4/オリオン大星雲

星空観望会の最中に、国際宇宙ステーションが私たちの頭上を通過しました。

年末に見て以来2回目の目撃。

-2.4等星ほどの明るさとのこと。

明るいわけです。

    

この日の晩は雲が多かったのですが、

風が強く吹き、雲の流れが速かったです。

雲が晴れて、見ることができなかったオリオン座がさ~と現れました。

いよいよメインイベント。

オリオン座を見ることに。

まずはオリオン大星雲

講師の先生は手早く望遠鏡をセットして見させてくれました。

オリオン大星雲は赤いイメージでしたが、

望遠鏡のレンズの中に見られる大星雲は白かったです。

水素ガスが白く光って鳥の羽根のように見えると説明してくれましたが、

水素ガス?こんなに広大に?・・・想像を上回るものでした。

レンズの中の大星雲はミニチュアのような小さなものですが、

中身の充実した美しい星々でした。

   

Kenko_vol01_2

   

    

   

前投稿で紹介したHP「星空へのいざない」に

オリオン大星雲の写真もたくさん掲載されています。

その1枚が上の写真。

フィルムの写真で撮影すると赤く写る大星雲。

デジカメで撮影したり、望遠鏡でのぞくと青白く見えるそうです。

    

オリオン大星雲の中でトラペジウムと呼ばれる4つの星が明るく輝いているそうです。

その星々の輝きで、オリオン大星雲は光っているそうです。

M42trp_s   

   

   

トラペジウムの写真。4つの星が輝いています。

次のサイトで紹介されていた写真です。

「space オリオン座」http://yumis.net/space/star/ori.htm

    

オリオン大星雲のある位置は、

オリオン座の中央に並ぶ三ツ星の下にある縦に並んだ「小三ツ星」の真ん中です。

2010年1月25日 (月)

星空観望会3/ニュートン望遠鏡/星に祈る

     
振替休日の今日、ドラマ「コーチ」が再放送されていることを知りました。

1996年放映。もう14年が経ってしまいました。

主題歌の「田園」には励まされた覚えがあります。

歌詞の出だしに「星」がありました。   

   

石コロけとばし 夕陽に泣いた僕

夜空見上げて に祈ってた君

   

何で人は星に祈るのだろう?

    

  

   

23日の星空観望会の話。

プレアデス星団を見たのは、ニュートン望遠鏡のレプリカだと教えてもらいました。

30センチほどの小さな望遠鏡でした。

115a2006a_1   

   

   

   

これは楽天市場で売られているビクセンの「ニュートンレプリカ2006」

確かこんな望遠鏡だと思います。

   

この望遠鏡を調べていく過程で、

反射式望遠鏡がどいうものか少しわかってきました。

たとえば次のサイトのこの文章が参考になりました。

http://www.city.ibara.okayama.jp/hosikarautyuuhe/H21/h21.8.html

    

今年はガリレオが望遠鏡による天体観測を始めてから四百年目になるそうです。

ガリレオの使った望遠鏡はレンズで光を集めるタイプで、屈折式望遠鏡といいます。

望遠鏡にレンズがあるのは当たり前と思うかもしれませんが、

レンズには天体観測において致命的な欠点がありました。

それはレンズの中を通過するときに、光が分散してしまい、

星像がぼやけてしまうということです。

この問題を見事に解決したのが反射式望遠鏡の発明でした。

凸レンズの代わりに凹面鏡を使い、光を反射させて前方に集めます。

鏡の表面で反射するため、光の分散が起きないのです。

前に向かって集まる光を、第2の鏡で横に引き出す方式を考えたのは、

ガリレオが死んだ年に生まれたニュートンでした。(後略)

案内役 美星天文台指導員 中内 弘 (2009年8月掲載)

   

昨年の夏休み以降夢中になった天文。

望遠鏡についても、闇が薄れてきました。    

   

  

   

   

   

星空観望会2/プレアデス星団(すばる)

23日の星空観望会でいろいろな星を望遠鏡で見させてもらいました。

プレアデス星団も見ました。

観望会の時にいただいた資料には、

プレアデス星団について次のように書いてありました。

   

☆プレアデス星団(すばる:M45)   

日本では昔から「すばる」と呼ばれてきました。

およそ150個の若い星の集まりです。

肉眼でも見えますが、双眼鏡で美しく見ることができます。

   

望遠鏡でしっかり見ることができました。

大小の星が入り混じってきれいでした。

明るく目立つ星が、小さなひしゃくの形をしているのがよくわかりました。

AstroArtsの次のサイトにいい絵がありました。

http://www.astroarts.co.jp/special/20100125pleiades/index-j.shtml

Pleiades   

   

   

   

子どもたちにもプレアデス星団を紹介し、見ることを勧めています。

でも、なかなか発見できないようです。

しかし、今晩はチャンス。

月がプレアデス星団を隠す現象が起こるからです。

晩の7~11時くらいです。

その現象を見たら、プレアデス星団の位置がおよそわかります。

そうすれば明日から、どの辺りにあるかの目星がつきます。

    

さっき外に双眼鏡を持って出ましたが、雲ばかり。

観察はできませんでした。う~ん、観察できるのか?

   

    

M45」の「M」について調べました。

調べていて、とてもいいサイトを見つけました。

「星空へのいざない」HPhttp://homepage2.nifty.com/hyakkai/index.htm

「星空へのいざない」ブログhttp://starlit-skies.cocolog-nifty.com/

HPに「M」の説明がありました。

    

フランスの彗星捜索家として有名なシャルル・メシエ(1730~1817)が、

1771年に彗星と紛らわしい星雲状天体をまとめたカタログ。

カタログに記載されている天体を「メシエ天体」(M天体)という。

小口径双眼鏡・望遠鏡でも楽しめる星雲星団カタログとして有名。

    

このカタログにM1~M110まで番号がふられた星雲状天体があるわけです。

それらを全て撮影して並べたページが、

上記のHPの次のページです。

http://homepage2.nifty.com/hyakkai/messier/messier.htm

美しいページです。

   

星空観望会/ブルームーン

1月23日の晩6時30分から2時間、星空観望会に参加しました。

那須香大阪天文台の中島健次さんが講師でした。

2時間の収穫の一部をここに書きます。

    

ブルームーンというのを教えてもらいました。   

ブルームーンとは。

ひと月のうちに満月が2回あるとき、2回目の満月のことをブルームーンというそうです。

月の満ち欠けは、平均約29.5日を周期としているので、

月の始めに満月だと、月の終わりにもう一度満月を見ることができるわけです。

2010年は1月1日の朝、満月でした。

したがって1月30日がブルームーン。

    

さらに2010年は特別です。

2月が28日しかないために、2月には満月がありません。

そして3月。3月1日に満月で、3月31日が満月。

3月にもブルームーンが見られる珍しい年なのだそうです。

前回は1991年でした。

   

星空観望会では、望遠鏡で見た月をデジカメで撮影させてくれました。

これが私の作品。

P1230061_2   

   

    

接眼レンズに、デジカメのレンズを一致させて撮りました。

結構ちゃんとクレーターまで写っていてうれしかったです。   

「龍馬伝」カメラワークを楽しむ

22~24日と間があいて、久々の投稿です。

23日は学校参観日、星空観望会。

24日はTOSSの特別支援教育セミナー。

ちょっとあわただしい日々でした。

今日は振替休日。後回しにしていたことをやろうと思います。

   

昨晩「龍馬伝」を見ました。

当初から感じていたのが、そのザらっとした砂っぽい映像。

それが時代劇には効果的です。

どうやって撮るのだろうと思っていました。

   

調べていくと、ちゃんと知っている人は知っているのですね。

プログレッシブカメラというカメラを使っているためにそのような映像になるそうです。

次のサイトが特に参考になりました。

※「Akibienne大河ドラマと30Pプログレッシブカメラ×一眼ムービー」

http://d.hatena.ne.jp/FLT_Juns/20100104

   

このサイトでは、今回の「龍馬伝」はカメラワークが素晴らしいということが書いてあります。

その理由が、カメラ。

手持ちカメラであり、

被写界深度が浅いカメラであり、

それができるのがプログレッシブカメラだそうです。

次のようにまとめておられます。

・手持ち → 大型のビデオカメラではありえない角度から狙える、寄れる

被写界深度が浅い → ピンが合うところと合わないところがあるので、心情心理や物語性に優れる

なるほど!と思いました。

そしてこの見方で「龍馬伝」を見てみると、これがなかなか面白い。

お薦めです。

Ryoumaden     

    

   

2010年1月21日 (木)

大震災「残された者」の苦しみ/避難所の校長先生のお話

阪神・淡路大震災に関する児童書を探してみようと思っています。

先日は「シロとのら犬たちの大震災」という本について書きました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/01/post-d51b.html

そして今日、また1冊読みました。

「まあちゃんのコスモス」(新日本出版社)です。

まあちゃんのコスモス (おはなしの森) まあちゃんのコスモス (おはなしの森)
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大震災は小学生に過酷な現実(友だちの無残な死)をぶつけてきて、たたきのめします。

主人公の女の子は、声が出なくなり、死んだ友のことを思って、自分だけ幸せになることを拒否します。

「残された者」の苦しみ。

でも、周りの人に支えられて主人公はしだいに再生していきます。

大震災の様子も描かれていて、

子どもたちに大震災のことを伝えるのはいい本だと思いました。

   

    

今日は勤務校の市の学校保健委員会に参加。

講演も聴きました。

講演テーマは「人々を救ったのは、人の心 =大震災から学んだこと= 」

講師は近藤豊宣(とよのり)先生。

大震災時に神戸市立鷹取中学校の校長。中学校は大きな避難所になりました。

その避難所であったさまざまな出来事を中心に話してしてくれました。

   

講演を聴いて思ったのは、大震災のことで知らないことがまだまだたくさんあるということ。

避難所であった醜いこと、素晴らしいこと。初めて聴いたことがたくさんありました。

もう少し大震災について知っておかないと、

まだまだ大震災について教えられるレベルではないなと思いました。

15年もたっているのに・・・、神戸に何度も行っているのに・・・。

    

大震災に関する児童書を中心に本も漁るとしよう。

現場もきちんと訪れよう。

2010年1月20日 (水)

「相棒」を見るかどうか/その前に映画「ICHI」

毎日日記を書いています。

毎週1年前の日記を見ては、必要なことを今の日記にメモしたり、

そんなことがあったけなあ、

そんなことをやったんだなどと昔を懐かしんだりしています。

1年前の日記に、ドラマ「相棒」への不満が書いてありました。

面白くないと・・・。

そして今年もそう。

どうしたんだ「相棒」。

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2006年12月放映のSeason5、第9話「殺人ワインセラー」を筆頭に、

なかなか面白かった「相棒」ですが、この頃は期待はずれ。

次こそはと思って、9時までには夕食風呂をすませてテレビの前に座るのですが・・・・

え、また犯人が口を滑らせたことがその人を犯人だと思ったきっかけなの・・・・?

この前もそうだったよ。

映画なんて、もう・・・・・がっかり。

偉そうに言っちゃうなら、もっと脚本家さん、頑張ってくださいと言いたい。

今晩はどうしよう。

でも座っちゃうのかな、テレビの前に。

   

今晩は、せわしい日々なのに映画「ICHI」(2008年)を見ちゃいました。

前から気になっていた映画。

綾瀬はるかの演技が素晴らしいと聞いていました。

最近、「JIN ~仁~ 」 で共演していた大沢たかおと

この映画でも共演していると知りました。

これは決定的。

借りてきて見ることにしました。

080813_ichi_main

     

 

      

Ichi_02

     

      

   

そしてこれがよかった。

綾瀬はるかは評判通り。「JIN ~仁~ 」とは違う性格の演技。

こうやって演じ分けれるのは「女優」だと思います。

大沢たかおも、いい役でした。

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こんないい共演をした後に、「JIN ~仁~」だったんだ。

   

   

う~ん、もうじき午後9時だ。

「相棒」どうする?今晩は面白いかも?

    

    

再び「ふゆめがっしょうだん」

またこの季節が巡ってきたと思いました。

冬芽と葉痕(ようこん)の観察です。

冬だからできる自然観察です。

1年前の投稿はここです。(昨年1月21日/なんと1日違い!)

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/01/post-bff4.html

この投稿で紹介した「ふゆめがっしょうだん」(福音館書店)を再び出してきて

子どもたちに見せました。

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この本は、子どもたちを冬芽と葉痕に関心をもたせるいい本です。

    

この冬は、どんな冬芽や葉痕に出会えるかな。

今年は冬芽を見るだけでなく、解剖して中をじっくり見てみたいです。

2010年1月18日 (月)

1月18日 木星と三日月の競演があった

10日前に木星と三日月のことを書きました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/01/post-45d3.html

今晩(18日)は、木星と三日月がいよいよ競演する日。

一斉下校では、予想通り、「西の空を見ましょう」と言いました。

もちろん私も見ました。午後6時と午後6時30分の2回、学校の運動場の真ん中で見ました。

観察が終わった後に、空は雲だらけとなり、星は見えなくなりました。

ありがたい、天気が見方をしてくれました。

   

午後6時頃の写真。

P1180015   

   

    

   

確かに木星と三日月は並んでいました。

すごいなあ、こうなることを天文の人たちはあらかじめわかっているんですよね。

地球照は肉眼ではわかりました。

しかし、写真だとわかりにくい。

アップでも撮影してみました。

P1180017    

   

    

美しい、正真正銘の三日月です。

よ~く見てみてください。

三日月の上の部分の月が、地球からの照り返しによって少し明るくなっているように思えませんか?

これが地球照。

   

30分ほどして、再び運動場へ。

木星と三日月は、だいぶ下に降りていました。

道路の街灯と一緒に撮ってみました。

P1180023    

        

2010年1月17日 (日)

「MEGAQUAKE 巨大地震」第2回放映/犬の見た大震災

阪神・淡路大震災が15年前にあった日。

NHKスペシャル「MEGAQUAKE  巨大地震 ② KOBE 15秒の真実 その時地下で何が」を見ました。

15年前の午前5時46分の15秒間に、神戸の地下で何が起こったかを、

映像で紹介してくれました。

ここまで地震の研究は進んでいるんだと思いました。

高性能小型地震計をせっせと設置している地震学者が紹介されました。

中部大学の飯尾能久教授。

地震計をたくさん設置することで、地下の様子をつかみ、予知に生かそうということです。

それは15年前に警告を発せられなかった無念が原点です。

前回の番組の松澤教授も、阪神・淡路大震災が大きなきっかけで活動されている人でした。

15年前の阪神・淡路大震災は、地震研究を飛躍的に発展させたと言えそうです。

多くの犠牲者のためにも、大震災が歴史に残る大きなスタート地点になってほしいです。

    

   

阪神・淡路大震災が生んだ文学作品もだいぶ見かけます。

本を通して、子どもたちに大震災のことを伝えることができると思います。

今日はこの本を読みました。

シロとのら犬たちの大震災 シロとのら犬たちの大震災
藤田 ひおこ

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犬の視点からですが、大震災の直後の状況をよく伝えてくれます。

明日子どもたちにさっそく紹介しようと思います。

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