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2010年1月21日 (木)

大震災「残された者」の苦しみ/避難所の校長先生のお話

阪神・淡路大震災に関する児童書を探してみようと思っています。

先日は「シロとのら犬たちの大震災」という本について書きました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/01/post-d51b.html

そして今日、また1冊読みました。

「まあちゃんのコスモス」(新日本出版社)です。

まあちゃんのコスモス (おはなしの森) まあちゃんのコスモス (おはなしの森)
石倉 欣二

新日本出版社 2004-12
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大震災は小学生に過酷な現実(友だちの無残な死)をぶつけてきて、たたきのめします。

主人公の女の子は、声が出なくなり、死んだ友のことを思って、自分だけ幸せになることを拒否します。

「残された者」の苦しみ。

でも、周りの人に支えられて主人公はしだいに再生していきます。

大震災の様子も描かれていて、

子どもたちに大震災のことを伝えるのはいい本だと思いました。

   

    

今日は勤務校の市の学校保健委員会に参加。

講演も聴きました。

講演テーマは「人々を救ったのは、人の心 =大震災から学んだこと= 」

講師は近藤豊宣(とよのり)先生。

大震災時に神戸市立鷹取中学校の校長。中学校は大きな避難所になりました。

その避難所であったさまざまな出来事を中心に話してしてくれました。

   

講演を聴いて思ったのは、大震災のことで知らないことがまだまだたくさんあるということ。

避難所であった醜いこと、素晴らしいこと。初めて聴いたことがたくさんありました。

もう少し大震災について知っておかないと、

まだまだ大震災について教えられるレベルではないなと思いました。

15年もたっているのに・・・、神戸に何度も行っているのに・・・。

    

大震災に関する児童書を中心に本も漁るとしよう。

現場もきちんと訪れよう。

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