1月28日 町内会防災訓練説明会 地震が起きた時の初期行動原稿
今日は令和6年1月27日。
今からここに書くのは、明日、
町内会防災訓練で発表するプレゼンです。
我が家はパワーポイントが入ったPCが実質なく、
iPadに入っているプレゼンソフトのnoteは不慣れなので、
授業でよくやっているブログを使っての
発表をすることにしました。
現役時代、パワーポイントをほとんど使わなかった証拠ですね。
したがって、一時的なものです。
明日の発表が終わったら、この記事は削除します。
(2月10日 気が変わりました。この記事、残します)
私の担当は地震の初期行動です。
地震速報は聞いてもらいます。
緊急地震速報は、震度5弱以上の地震が来るときに、
スマホやテレビ、ラジオで発信される音です。
まずはスマートフォン。NTTドコモが開発した音です。
YouTube: 緊急地震速報を受信したときの警報音(音声ガイダンスあり:スマートフォン)(サンプル)
次はテレビやラジオから流れる緊急地震速報です。
この音について少し話します。
この音は、NHKが伊福部達(とおる)さんに依頼して、
作成したものです。
この苗字「伊福部」と聞いて、ある作曲家を思い出される人は
ゴジラファンですね。
そう、あの映画「ゴジラ」の曲を担当したのが、
伊福部達さんの叔父さんに当たる伊福部昭さんです。
つまり伊福部昭さんの甥に当たる伊福部達さんが
緊急地震速報を作成したのです。
ここで懐かしいゴジラの音楽を少しだけ聴きます。
依頼された伊福部達さんは、
子どもの頃から聞き慣れた叔父さんの曲を元にして
緊急地震速報を作成しようと考えました。
「ゴジラ」のメインテーマ曲を使おうともしたのですが、
あまりに有名な曲ですし、恐怖をあおる曲なので断念しました。
結局、叔父さんの作った交響曲の一部を使って
あの緊急地震速報を作りました。
そんないきさつでできた緊急地震速報でした.
緊急地震速報が鳴った時にどう動くのか。
昔はなかった緊急地震速報があることで、
数秒ですが、私たちは身構えることができます。
そこで適切な行動に移せたことで、命が助かる可能性があります。
(ちなみに緊急地震速報がスタートしたのは、
平成19年/2007年10月1日)
これは気象庁HPに載っています。
紹介します。
その他、トイレやお風呂にいる人は、
扉を開けます。
逃げ道を確保します.
以上、緊急地震速報について述べました。
続いて、この地域を襲うであろう南海トラフ地震について
簡単に説明します。
南海トラフ地震は、図のような場所が震源の地震です。
ここで震源について説明します。
よくテレビで、ここが震源地ですと説明があり、×印が打たれた地図が出ます.
例えばこれです。
この地図を見て、震源地は、愛知県から離れているから大丈夫かなと
誤解をしてしまいます。
私も最近知ったのですが、皆さんはご存知かもしれませんが、
この×印は、最初に岩盤が崩壊した場所であって、
岩盤の崩壊は、連続的に広い範囲で起こり、
その場所が全て震源になります。
例えば、南海トラフ地震の震源を全て×印で表すとこのようになると
予想されます。
この地図のように、海が震源地になっているので、
津波が起こる可能性が高いです。
東日本大震災は、海底が震源でしたが、南海トラフ地震の場合は、
陸地の直下にも震源があり、被害がより大きくなる可能性があります。
震源が多いということは、長く揺れるということであり、
これによっても被害は大きくなります。
令和6年能登半島地震で、「震度7」の地域がいくつもあり、
建物崩壊がたくさんありました。
最も揺れる「震度7」の怖さを知った地震でした。
それでは、南海トラフ地震の予想震度はどうなるか。
このようになります。
愛知県も震度7です。
災害の場所が広範囲になるために、能登半島地震では、
他地域からの援助や自衛隊の援助が得られていますが、
南海トラフ地震では、援助が難しいと考えられます。
消防車も救急車も台数が足らないので、
すぐには来ない可能性がとても高いです。
したがって、自分の身は自分で守る、近所の人たちで
力を合わせる、そして町内会での活動が大事になってきます。
今日のような防災訓練は、だから大事なのです。
地震が起きたと時の初期行動。
3.安否確認・発信
まずは家族です。
家族の無事が確認されたら、家の様子を確認してください。
そして情報を得てください。
何が起きたのかを知ってください。
テレビやラジオなどまずは公的な情報を得ましょう。
ネット情報も今は行き届いています。
国や豊川市からの情報を確かめましょう。
ネット情報の中には、残念ながらデマ情報が含まれることがあります。
まずは公的な情報で、起こったことを正確に知りましょう。
次は安否確認を外部に伝える行動に移ってください。
南山町内会では、2つの方法があります。
「我が家は大丈夫です」のサインとして黄色のタスキを使います。
外から見える場所に、黄色のタスキを掲げます。
そして結ネット。
災害時には、サイレンがなって、結ネットの災害モード画面になります。
「無事」「連絡希望」「至急支援希望」のボタンが表示されます。
結ネットの安否一覧には、電話番号、位置情報も表示されるので、
とても役に立ちます。
普段からスマホが身近な場所に置いてある生活をして下さい。
4.初期消火です。
令和6年能登半島地震では、輪島市で大きな火事が起こりました。
あちこちで出火したのかと思いましたが、
出火場所は1ヶ所だったとニュースで言っていました。
今回の出火には、きっとよんどころのない理由があったと思います。
でも、考えようによっては、この1か所の出火さえなければ、
あの大火事は起こらなかったということです。
出火しても、まだ天井に火が届かない状態だったら、
小型消火器で落ちつて消せたらベストです。
近所の人たちの力も借りましょう。
今日やってもらったように、初期行動として、小型消火器を、
道に出すことを、本番でもやってもらいます。
もし、近所で、家から煙が出ていたら、声をかけ合って、
それらの消火器を使って火を消しましょう。
火災として、通電火災も起こる可能性があります。
これについては映像で紹介します。
大事なのは、「停電したら、ブレーカーを落とす」です。
火災が発生しなければ、家の中から、
被災者を救助する可能性が大きくなります。
能登半島地震では、瓦礫の下から助けを求める声がしたのに、
火事が迫ってきて、助けることができなかったという
痛ましい出来事がありました。
初期消火、大事です。
以上のように、自分たちの身が大丈夫だった場合、
動き回らなければなりません。
そのためにぜひ、寝る時などに、近くに懐中電灯とスリッパを
備えてください。
夜、地震があって、停電していても動けるように懐中電灯は必要です。
また床などにガラス片などが散乱していても歩けるように、
スリッパが必要です。
普通のスリッパでは、役に立ちません。
災害用に底が固く、ガラスや釘などが突き抜けないものがいいです。
売っています。
いい機会だと思って、買いました。
ここにあります。
良かったら、後で、底を触ってみてください。
私は昨晩から、寝床の横に置いています。
値段は2300円ほどです。
地震が起きた時の初期行動。
いよいよラストです。
5.近隣による救助活動です。
このグラフを見てください。
1985年の阪神・淡路大震災の時の、
救助者が誰によって助け出されたかを示したグラフです。
消防・警察・自衛隊に比べて、
圧倒的に近隣住民が多いことがわかります。
やはり近隣住民は現場に近いし、はやく行けるからです。
自分や家族が大丈夫だった場合は、
近所の様子を見てください。
屋根が傾いた全壊住宅は危険なので、
消防や自衛隊のプロの人たちに任せましょう。
それ以外の家で安否がわからない場合は、
外から声をかけて、必要がある場合には、
複数人で家の中に入り、救助活動をしてください。
家具などの下敷きになっている人の救助は、時間との勝負です。
早ければ早いほど、命を救えます。
以上、初期活動について説明をしてきました。
自分も家族も大丈夫。近所も大丈夫。
そうなったら、次は町内会まで範囲を広げて、
町内会自主防災会の活動に加わってください。
今週勉強したことを利用して、原稿完成.
前日に完成なんて、いけませんね。
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