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2022年7月

2022年7月27日 (水)

「緊急事態宣言の夜に」2年前のあの時を刻んだ曲

    

今日は令和4年7月27日。

  

ここでも道草 生活のBGMは「孤悲」(さだまさし)(2022年6月24日投稿)

☝ まだ聴いています、このアルバム。

今晩は、アルバムのライナーノーツを読みました。

 

「緊急事態宣言の夜に」の文章が印象に残りました。

この曲の歌詞は、2年前の2020年4月7日に、

インスタグラムに書いた文章が元だそうです。

 

インスタの文章を読んだスタッフに「これを是非歌ってくれ」と言

われ、迷った末、「今を刻む」責任があると考え直し、4月9日に

一気に作った。翌日の配信ライブで歌った所、沢山の熱烈な共感が

寄せられたのに吃驚(きっきょう)した。

  

それがこの映像であろうか。


YouTube: 【新曲披露】さだまさし 緊急事態宣言の夜に作曲した新曲 〜68歳誕生日 生放送〜 字幕歌詞付き

    

文章はつづく。

  

はじめ本アルバムに入れる気は無かったが、スタッフの強い希望で

収録することにした。(中略)歌詞は2年前の不安と感謝を歌った

ものだが、敢えて一切修正しなかった。「あの時の自分」を刻むた

めだ。

   

2回「刻む」という言葉をさだまさしさんは書いています。

「今を刻む」責任

「あの時の自分」を刻む。

刻むというのはいい言葉だと思います。

言い換えるなら、「記録する」でしょうか。

さださんは、その時代を記録する歌を作る責任が

確かにあると思います。

  

私も、毎日何かを刻んで前進していきたいと思っています。

それが日記帳であり、このブログなのかなと思います。

できたら力強く刻みたいなあ。

そのためには、良かれと思うことは

頑張って実行しつづけることですね。  

2022年7月26日 (火)

「80歳の壁」⑦ 動画をたくさん見て過ごしています

   

今日は令和4年7月26日。

  

前記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

  

80歳を過ぎた幸齢者の場合は、生きがいに頼り過ぎるのも考えも

のです。

いつまでも続けられるとは限らないからです。たとえば、ジャズダ

ンスを生きがいにしている人がケガをした場合、大きな喪失感を味

わうことになります。犬を生きがいにしている人が、犬の死をきっ

かけに外出しなくなる例もあります。

生きがいがあることは幸せなのですが、あまりに幸せだと、なくな

ったときの反動が大きいのです。

そう考えると、やはり、日々を楽しく暮らす、という発想が大事な

のだと思います。したいことをする、面白そうだと思うことをやっ

てみる。

そうやって日々気楽に一日一日を過ごしていくことが、80歳の壁

の乗り越え方なのかもしれません。

(127~128p)

  

これはなかなか意味深な提案だと思います。

私は山登りが好きですが、いつまでもできるものではありません。

できなくなった時には反動があるかもしれません。

いきがいを持つことが当然と思っていました。

でも小さな生きがいもあると思います。

動画を収集して見ること、ブログを書くこと、

ビールを飲むことだって、生きがいになると思います。

死ぬまでまわりに迷惑をかけずにできる

小さな生きがいも大切にしておきたい。

  

  

過去が恵まれていた人は、その差をどうしても引き算で考えがちで

す。このため、今は不幸だと思ってしまう。でも、そうやって過ご

す晩年は、やはり寂しいものです。できるなら、楽しい晩年にして

ほしいと思います。

そのためには、どうするか?

なくなったことではなく、増えたことに目を向ける、というのが私

の提案です。「昔は忙しかったのに」ではなく「いまは時間がある

から、のんびりと、いろんなことを自分のペースでできる」

「昔は大企業の重役だったので、みんながペコペコしてくれたのに」

ではなく「いまは施設で、いろんな人と話ができるから人情の機微

に触れられる」。

このように、高齢になったからできることを楽しんだり、自分の世

界を深めたりすれば、毎日がもっともっと面白くなると思うのです。

(136~137p)

  

これは今でも言えます。

退職したからできることを楽しもうと思っています。

夏休みに出勤した日は、部活動に行かなくてもいいのです。

これは昨年とは大きな違い。

そして何をやっているか。

教材研究として、教室で動画を見ています。

この前は「チコちゃんに叱られる」を連続5本も見ました。

再雇用の先輩が、「再雇用の先生が何をやっているかなんて、

他の先生はあまり気にしていないよ」と教えてくれました。

これも追い風です。

  

人間が80歳、90歳まで当たり前に生きる時代なんて、これまで

誰も経験してこなかったのですから、幸齢者の生き方に正解などあ

るはずがないのです。

世間でもっともらしく言われている常識などに惑わされることなく、

気楽に生きていきましょうよ。きっとそのほうが、満足な日々を過

ごせるし、結果長生きにもつながりますから。

(141p)

  

いい生き方をしてみたいですね。

そしてその生きっぷりをこのブログに記録して、

積み重ねていくのが理想ですね。

  

  

いいことがたくさん書いてあった本ですが、

引用はこれで終えようと思います。

これから20年の生き方の参考になりました。

  

「80歳の壁」⑥ 死ぬまで免許の返納はしたくないな

    

今日は令和4年7月26日。

  

前々記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

   

クルマの運転に関しては、私は続けたほうがいいと思っています。

運転する自信がなくなったら、クルマを運転しなければいいだけの

話で、運転免許を返納する必要はないと思います。なぜ、できるこ

とを自ら放棄してしまうのか、私には不思議でなりません。

持っている能力はキープし続ける。できることは放棄しないーー。

80歳の壁を超えていくには、これは絶対に必要なことだと考えて

います。

(118p)

  

運転免許の返納は、周囲の人たちが安心したいのでやることだと

思います。

死ぬまで運転免許を保持することは、やってみたいことですね。

きっと周囲は反対すると思いますが。

今でも、娘からは「おとうは、運転が荒いから、免許返納すべき」

と言われています。

  

免許に関しては、続きがあります。

  

そもそも75歳以上の高齢ドライバーに「認知機能検査」を義務付

けていること自体が憲法違反だと、私は思っています。

多くの先進国には「年齢差別禁止法」なるものがあります。196

7年にアメリカが先陣を切り、続いてカナダ、オーストラリア、E

U(欧州連合)各国、2002年にはお隣の韓国でも始まりました。

しかし日本にはまだありません。

この法律は雇用に関する差別を禁止したものですが、年齢差別は社

会のあらゆる場面で見られます。認知機能検査もその一つでしょう。

差別とは、特定の人間に対して「〇〇だ」と決めつけることを言い

ます。

75歳の高齢者に認知機能検査を課すということは、「高齢の人は

認知機能が衰えているから運転は危ない」という決めつけであり、

完全な差別と言えるのです。

もしも認知機能検査を受けさせたいのなら、全年齢のすべてのドラ

イバーに受けさせるべきです。なぜなら、事故を起こすのは高齢者

だけではないからです。(中略)

そもそも24歳未満の人のほうが事故を起こす確率が高いのに、高

齢者だけに「危険」というレッテルを貼るのは、やはりおかしいと

思います。

また、そのレッテルを自ら貼ってしまうのも間違っています。まだ

十分に運転できる人が、そそくさと免許を返納することはないので

す。

幸齢者が本当にすべきことは「免許の返納」ではなく「もっと自動

運転装置の精度を上げて、一日も早く安心できる暮らしを実現して

よ」と声を上げることだと私は思います。みなさんは、そう思われ

ませんか?

(120~121p)

  

なるほどと思って読みました。

全員に「認知機能検査」をすべきです、うん。

20年経てば、自動運転装置の精度も上がって、

免許の返納をしなくてもいいかもしれないですね。

ミャンマーの民主活動家ら4人の死刑執行

     

今日は令和4年7月26日。

  


YouTube: ミャンマーの民主活動家ら4人の死刑執行(2022年7月25日)

 

昨晩のこのニュースはショックでした。

ミャンマーの民主活動家ら4人の死刑執行

  

政治犯の死刑は恐ろしいことです。

言いたいことを言えない。

言いたいことを言ったら、命を奪われる。

そんな国が、現在もあるのです。

  

こんなニュースに触れると、

社会科教師であることを思い出します。

できることはないかと考えます。

  

私は寄付ならできます。

寄付は「国境なき医師団」に行っています。

(ミャンマーにも関係する団体です。)

思い立った時には寄付をしています。

今日はその日。

「80歳の壁」⑤ 思い出を残すのが、幸齢者の資産活用

   

今日は令和4年7月26日。

  

前記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

  

年を取ったときの最大の財産は「思い出」だと私は思っています。

人間は年と共に少しずつ体が弱り、行動範囲が狭くなっていきます。

そして、最後はベッドの上で過ごす日が多くなります。そんなとき

に支えとなってくれるのは、「あのときは楽しかった」という思い

出です。

もしもあなたが残せるほどのお金を持っているのなら、思い出にお

金を使う、あるいは自分の幸せのためにお金を使うのがよいと思い

ます。

前項でも話しましたが、子どもに残してもろくなことはないからで

す。自分で稼いだお金、配偶者と貯めたお金なのですから、当人が

使うのは当たり前です。

(107~108p)

  

まだまだわが夫婦は、思い出が少ないと思っています。

仕事中心の日々だったので、退職した今からが思い出づくりです。

この文章は教訓ですね。

80歳になるまでに思い出を作って、再びこの文章と会いたい。

  

  

年を取るということは、経験知が上がるということです。ちょっと

やそっとの刺激では、感動できなくなるのです。

若い頃は350円の牛丼で感動するのに、年を取ると本当に美味し

いものでないと感激できなくなる。初めて東京タワーを見たときは

感動したのに、年を取るとエジプトのピラミッドを直に見るくらい

の刺激がないと、感激できなくなるのです。

目が肥える、舌が肥える、ということです。

世間ではこの事実が見落とされています。年を取ると、脳が衰えて

感動できなくなると思われているようですが、それは大きな間違い

です。

正しくは、年を取ると経験知が上がり、レベルの高いものを求める

ようになる。強い刺激でしか心が動かなくなる、というわけです。

私が「お金を使いましょう」と言ったのには、それも関係していま

す。レベルが高いものを求めようとすると、それ相応のお金がかか

るからです。心を満たすためにお金を使い、思い出を残す。これが

幸齢者の資産活用です。

(112~113p)

  

これは「幸齢者の資産活用」ではなく、

退職した私の資産活用でもあると思えます。

「80歳の壁」④ 栄養不足は、確実に老化を進める

      

今日は令和4年7月26日。

  

前記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

  

食事の量もそうです。くどいようですが「少し太っている人のほう

が長生き」というデータは世界中にあります。つまり、太り気味で

あるほうが好調だと体のほうが知っていて、脳を通して「食べたい」

という信号を伝えているとも考えられるわけです。

たしかに60代くらいまでは、塩分の摂り過ぎも、健康を損なう原

因になるかもしれません。しかし80歳も目前の幸齢者になったの

なら、その常識は一度忘れたほうがいいと思います。

「食べたいものを我慢してダイエット」など自ら寿命を縮める行為

です。栄養不足は、確実に老化を進めるからです。

もちろん、無理に食べる必要はありませんが「食べたい」と思うな

ら、我慢せずに食べたらいいのです。

(95~96p)

  

気をつけなければならないのは、現在の私は60台であることです。

60代の太り過ぎはよくないのです。

夏休みに入ってから、ささやかに15分間サイクリングを始めました。

少しでもやせて、2学期を迎えたいです。

ただ80歳近くになったら、この文章を思い出しましょう。

食べたいと思ったら、食べる。

きっとその頃もブログはやっていると思うので、

「80歳」で検索して、読み直したいです。

  

  

前頭葉の働きが衰えると、日常生活では次のような変化が生じてき

ます。

たとえば、考えることが面倒になる、感情をうまくコントロールで

きなくなる、喜怒哀楽が激しくなる、意欲が衰える、集中できなく

なる、などです。

人間の体はよくできており、使わない機能は退化していきますが(

廃用性萎縮と言います)、使えば活性化していきます。とくに脳は

その傾向が顕著です。

つまり、衰えるに任せておけばどんどん衰退しますが、奮起して使

えば活性化させることができるわけです。

そして、最も効果があるのが「したいことをする」ということです。

前頭葉にとって、それはとても刺激的なことで、脳が活性化するの

です。

(102~103p)

  

町内会長として、地区のお年寄りと出会うことが増えました。

その中には、些細なことで怒る方がおられます。

前頭葉が萎んできてしまっているのかなと思います。

前頭葉は大事です。自分らしく最期を迎えるためにも、

前頭葉を退化させない生き方をしたいと思います。

それは60台の今からでもやるべきことでしょう。  

  

「80歳の壁」③ コレステロール値を下げると、ガンのリスクは高まる

    

今日は令和4年7月26日。

  

昨日の記事の続きで、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

   

臓器別診療は、一概に悪いとは言えません。しかし80歳を過ぎる

幸齢者のような場合は、悪い方向に転がるほうが多いと私は思って

います。

たとえば、循環器内科の医師には幸齢者に「コレストロール値を下

げよ」と指導します。動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞で

死ぬ人が増えるからです。

しかしコレステロール値を下げれば、免疫機能が低下してしまうの

です。するとガンが進行したり、感染症にかかりやすくなったりし

ます。

つまり、血管系の疾患で死ぬ人は減ったけど、ガンや肺炎で死ぬ人

が増えた、ということが起こるのです。

事実「コレステロール値が高めの人のほうが長生きできる」という

調査結果は多数ありますが、その逆はほとんどありません。

(60~61p)

  

私はまさに、循環器内科の先生から「コレステロール値を下げない

と、死ぬよ」と言われて、ずっと薬を飲み続けています。

ここでも道草 薬の話/7年間飲んできた薬(2019年10月26日投稿)

☝ この時点で7年なので、もう10年飲んでいることになります。

80歳になっても飲み続けているのかな。

ガンになるのもいやだなあ。

  

 

血圧や血糖値を下げても、ガンのリスクは減らないことです。それど

ころか免疫機能が落ちるため、ガンのリスクは逆に高まるとさえ考え

られるのです。特にコレステロールは免疫細胞の材料になるため、コ

レステロール値が高いほどガンになりにくいという調査データもあり

ます。

では、なぜ医師は、血圧や血糖値やコレステロール値を下げようとす

るのか?

答えは、アメリカ型の医療原則を適用しているからです。

アメリカ人の死因の第1位は心筋梗塞で、血圧や血糖値やコレステロ

ール値を下げることが長寿につながります。ところが日本人の死因の

第1位はガンであり、アメリカとは事情も病気の構造も違っています。

それなのに、わざわざアメリカ型を取り入れている。これもおかしな

話だと思いませんか?しかし、それが日本の医療の現状なのです。

(67~68p)

  

おかしな話だと思います。

日本の事情に合わせて、診察してもらいたいです。

コレステロール値を下げるために飲んでいる薬は、

これからも疑いの目を向けながら、飲んでいこうと思います。

心筋梗塞で死にたくないけど、ガンでも死にたくないです。

  

島田陽子さんが大腸がんで亡くなったことが報じられました。

69歳でした。

まだ若い。

無念だったと思います。

2022年7月25日 (月)

民生委員を引き受けてくれる人がいました

    

今日は令和4年7月25日。

  

町内会長の仕事の話。

  

今日はありがたいことに、

地区の民生委員を引き受けてくれる人がいました。

6人の人に断られて、7人目でOKをもらえました。

よかった。難題解決。

  

昨日は市の市民体育大会の予選がありました。

地区からは、ソフトボールとグランドゴルフに出場。

以前は選手として参加していたのですが、

今回は裏方の仕事。

選手の飲み物を用意したり、飲食のゴミを回収したり、

集会所からイスや机を運びだしたり、しまったり、

試合中はバックネット裏で審判補助をしていました。

テントを組み立てたり、解体したりもしました。

もちろん地区のチームの応援もしました。

天気が良すぎて、だいぶ日に焼けてしまいました。

    

電子回覧板というものに今年度挑戦しています。

紙による回覧板と並行して、

各世帯のスマホに地区の情報を送る試みです。

情報が素早く届くのがいいです。

そして、地区の活動に疎くなりがちな若い人たちを

取り込むことができる可能性もありです。

  

先日は4つの要望を持って市役所に行きました。

公園のキンモクセイの剪定、グランドの壊れたフェンスの修繕など。

写真と地図をそろえて要望すると、すぐに動いてくれるよと

アドバイスをもらったので、実行しました。

あれやこれや。

ハーフで働いていますが、

残りのハーフは、町内会長がんばっています。

やっとけばよかったと後悔しないように、

思いついたことは動いています。

「80歳の壁」② 85歳になればだれもが認知症

     

今日は令和4年7月25日。

   

前記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

   

人はなぜ、認知症になるのでしょうか?

答えはとてもシンプルです。年を取るからです。

ただし、幸齢になってから発症する認知症の多くは、とてもゆっくり

と進行する病気です。じつは発症の20年ほど前から少しずつ進行し

ているのですが、ほとんどの人は気づきません。そして発症後も進行

は続き、止めることはできません。

多数のご遺体を解剖して、わかったこともありました。ガンと同じよ

うに、85歳を過ぎた人のほぼ全員の脳に、異変が見られたのです。

アルツハイマー型の脳の変性のような病変です。

つまり、認知症は病気というより「老化現象」に近いものであり、年

を取ると誰にでも起こる症状、というわけです。筋力が衰えて運動が

できなくなったり、肌にシワができたり白髪になったりするのと、同

じことなのです。

(27~28p)

  

これも父親の体験から実感しています。

当初は焦りましたが、このことを知っていたら、

もっと落ち着いて対応ができたと思います。

  

「闘病」という選択が、かえって自分を苦しめることになるのです。

私が80歳を迎えるような幸齢者にお勧めしたいのは、「闘病」では

なく「共病」という考え方です。病気と闘うのではなく、病気を受け

入れ、共に生きることです。

ガン化した細胞を薬で攻撃したり、手術で取り除いたりするのではな

く、それを「手なずけながら生きていく」という選択です。

「病気とわかっていながら闘わないのは敵前逃亡だ」などと思う人は、

こう考えたらいかがでしょう。「逃げるが勝ち」と。

テレビでは、タレントさんの「闘病」を美談にして語りがちです。だ

から「自分も闘う」という気になるかもしれません。しかし幸齢者に

必要なのは「勇ましさ」より「穏やかさ」。「ガンと闘ってくれる医

師」ではなく「ガンで苦しまぬ方法を共に考えてくれる医師」だと思

います。

(46~47p)  

  

これもまた、父親を診てくれているお医者さんの態度でもあります。

こちらは焦りがあったのですが、お医者さんたちは心配ないですよ、

長い目で見ていきましょうという感じでした。

  

今から20年後の80歳代というのは、こういうものなんだなあ。

その20年が短いものに思えたり、長いよと思えたり。

20年経っても元気でいたいなあと思います。

   

   

医師選びでは、医師との相性も大事になってきます。

80歳を迎える幸齢者にとって、病院や医師はとても身近な存在で

す。診察の度に暗い気持ちになったり、気疲れしたりするような医

師とは、つき合わないほうが賢明でしょう。相性がよくないのです。

(中略)病院は具合が悪いときに行く場所ですから、話をしていて

気持ちがいいとか、真剣に話を聞き、応じてくれる医師のほうがい

いに決まっています。

世間的な名医より、自分にとっての「明医」を見つけることが大切

なのです。

「私の最期を看取ってほしい」と思えるようなら、相性は最高でし

ょう。

(58~59p)

  

20年後にそんなお医者さんと出合っているかな。

    

2022年7月24日 (日)

「80歳の壁」① 80歳を超えたら「幸齢者」

    

今日は令和4年7月24日。

  

この本を読みました。

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「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

  

この本のことを誤解していました。

定年を迎えたような人が、

20年後の80歳の壁を乗り越えるための

生き方が書いてあると思いました。

違いました。

和田さんは、80歳前後の人を対象にしていました。

80歳の壁を越えて、100歳までの20年を、

楽しく迎えましょうという本でした。

  

でも勉強になったところはいくつもあります。

引用します。

  

いま日本では、65歳以上を「高齢者」、75歳以上を「後期高齢

者」と呼んでいます。でも「高齢者」も「後期」も、なんだか言葉

の響きが寂しくありませんか。

ここまで頑張って生きてきたのですから、もっと明るくて希望の持

てる呼び方をすべきだと、私は常々思っています。そこで、提案し

たいと思います。

80歳を超えた人は高齢者ではなく「幸齢者」ーーー。

これなら敬意も表せるし、温かみもあります。運も味方です。年を

取ることへの希望も感じられるでしょう。この本では、80歳オー

バーを「幸齢者」と呼びたいと思います。

(24p)  

  

いいじゃないですか「幸齢者」。

何なら65歳以上でもいいですよ。

65歳だって、生きていりゃ幸運だと思いたいです。

  

 

毎年、100人程度のご遺体を解剖させていただいておりました。

すると、本人は自覚していないにもかかわらず、体の中に大きな病

巣があり、それ以外の病気が原因で亡くなっていた、という例が少

なくありません。つまり、最後まで気づかない病気もある、という

ことです。

ガンもその一つです。

85歳を過ぎた方のご遺体を解剖すると、ほとんどの人の体にガン

が見つかります。

つまり、幸齢者になれば誰の体にもガンがある、ということです。

世間の常識では、「ガンは死に至る病で、早期発見・早期治療をす

べき」とされていますが、じつは、それだけとは限らない。本人が

気づかないガンもあるし、生活に支障のないガンもあるのだと、教

えてくれているわけです。

とくに年を取るとガンの進行は遅くなるため、放っておいても大丈

夫なケースが意外と多くあります。みなさんにも、ぜひ、この事実

を知っておいてほしいと思います。

(24~26p)

  

これは90歳の父親で体験しています。

ガンの可能性は高いのですが、安定しているのです。

80歳を過ぎたら、ガンは今より怖くないものになっているかな。

  

ただ、ガンについては、現在なりたくはありません。

ガンで、60~70歳代で死にたくないのが本音です。

最近CMでよく見るN-NOSEが気になっています。

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n-nose.com

検査価格は13800円~とありました。

どうする?

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