「80歳の壁」③ コレステロール値を下げると、ガンのリスクは高まる
今日は令和4年7月26日。
昨日の記事の続きで、
「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)
より。
臓器別診療は、一概に悪いとは言えません。しかし80歳を過ぎる
幸齢者のような場合は、悪い方向に転がるほうが多いと私は思って
います。
たとえば、循環器内科の医師には幸齢者に「コレストロール値を下
げよ」と指導します。動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳梗塞で
死ぬ人が増えるからです。
しかしコレステロール値を下げれば、免疫機能が低下してしまうの
です。するとガンが進行したり、感染症にかかりやすくなったりし
ます。
つまり、血管系の疾患で死ぬ人は減ったけど、ガンや肺炎で死ぬ人
が増えた、ということが起こるのです。
事実「コレステロール値が高めの人のほうが長生きできる」という
調査結果は多数ありますが、その逆はほとんどありません。
(60~61p)
私はまさに、循環器内科の先生から「コレステロール値を下げない
と、死ぬよ」と言われて、ずっと薬を飲み続けています。
※ここでも道草 薬の話/7年間飲んできた薬(2019年10月26日投稿)
☝ この時点で7年なので、もう10年飲んでいることになります。
80歳になっても飲み続けているのかな。
ガンになるのもいやだなあ。
血圧や血糖値を下げても、ガンのリスクは減らないことです。それど
ころか免疫機能が落ちるため、ガンのリスクは逆に高まるとさえ考え
られるのです。特にコレステロールは免疫細胞の材料になるため、コ
レステロール値が高いほどガンになりにくいという調査データもあり
ます。
では、なぜ医師は、血圧や血糖値やコレステロール値を下げようとす
るのか?
答えは、アメリカ型の医療原則を適用しているからです。
アメリカ人の死因の第1位は心筋梗塞で、血圧や血糖値やコレステロ
ール値を下げることが長寿につながります。ところが日本人の死因の
第1位はガンであり、アメリカとは事情も病気の構造も違っています。
それなのに、わざわざアメリカ型を取り入れている。これもおかしな
話だと思いませんか?しかし、それが日本の医療の現状なのです。
(67~68p)
おかしな話だと思います。
日本の事情に合わせて、診察してもらいたいです。
コレステロール値を下げるために飲んでいる薬は、
これからも疑いの目を向けながら、飲んでいこうと思います。
心筋梗塞で死にたくないけど、ガンでも死にたくないです。
島田陽子さんが大腸がんで亡くなったことが報じられました。
69歳でした。
まだ若い。
無念だったと思います。
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