「80歳の壁」④ 栄養不足は、確実に老化を進める
今日は令和4年7月26日。
前記事に引き続き、
「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)
より。
食事の量もそうです。くどいようですが「少し太っている人のほう
が長生き」というデータは世界中にあります。つまり、太り気味で
あるほうが好調だと体のほうが知っていて、脳を通して「食べたい」
という信号を伝えているとも考えられるわけです。
たしかに60代くらいまでは、塩分の摂り過ぎも、健康を損なう原
因になるかもしれません。しかし80歳も目前の幸齢者になったの
なら、その常識は一度忘れたほうがいいと思います。
「食べたいものを我慢してダイエット」など自ら寿命を縮める行為
です。栄養不足は、確実に老化を進めるからです。
もちろん、無理に食べる必要はありませんが「食べたい」と思うな
ら、我慢せずに食べたらいいのです。
(95~96p)
気をつけなければならないのは、現在の私は60台であることです。
60代の太り過ぎはよくないのです。
夏休みに入ってから、ささやかに15分間サイクリングを始めました。
少しでもやせて、2学期を迎えたいです。
ただ80歳近くになったら、この文章を思い出しましょう。
食べたいと思ったら、食べる。
きっとその頃もブログはやっていると思うので、
「80歳」で検索して、読み直したいです。
前頭葉の働きが衰えると、日常生活では次のような変化が生じてき
ます。
たとえば、考えることが面倒になる、感情をうまくコントロールで
きなくなる、喜怒哀楽が激しくなる、意欲が衰える、集中できなく
なる、などです。
人間の体はよくできており、使わない機能は退化していきますが(
廃用性萎縮と言います)、使えば活性化していきます。とくに脳は
その傾向が顕著です。
つまり、衰えるに任せておけばどんどん衰退しますが、奮起して使
えば活性化させることができるわけです。
そして、最も効果があるのが「したいことをする」ということです。
前頭葉にとって、それはとても刺激的なことで、脳が活性化するの
です。
(102~103p)
町内会長として、地区のお年寄りと出会うことが増えました。
その中には、些細なことで怒る方がおられます。
前頭葉が萎んできてしまっているのかなと思います。
前頭葉は大事です。自分らしく最期を迎えるためにも、
前頭葉を退化させない生き方をしたいと思います。
それは60台の今からでもやるべきことでしょう。
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