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2023年10月

2023年10月20日 (金)

アオスジアゲハとキアゲハの越冬蛹 説明表示を設置します

   

今日は令和5年10月20日

   

私が担任している学級の廊下には、

虫かごが置いてあって、

アオスジアゲハとキアゲハの蛹があります。

キアゲハの蛹は、子どもがいじくりすぎて、

落下してしまったので、

こちらも蛹ポケットを作って対応しました。

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左がアオスジアゲハの蛹。

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右がキアゲハの蛹です。

Img_2327  

キアゲハの方が後から蛹になり、

それは10月5日のことでした。

もう2週間が過ぎました。

おそらくこの蛹は、越冬蛹でしょう。

  

そこで、この虫かごの前に置く説明表示を作りました。

Epson020

  

教室の前を3年生がよく通ります。

その子たちにも、来年の春まで出てこないという

面白い自然の営みを目撃してほしいと思いました。

  

今日、出勤したら、この説明表示はラミネートして、

設置しておきたいと思います。

どれくらいの子どもが、興味を持ってくれるかな。

楽しみです。

2023年10月19日 (木)

割れたザクロの収穫 ノコギリ鎌を使いました

    

今日は令和5年10月19日。

  

勤務校のザクロを、我がクラスで2回採取して食べました。

すでに脚立を使って手の届く範囲のザクロは、

食べてしまいました。

先日、ザクロの木を見たら、高いところにあるザクロの果実が

割れているのに気がつきました。

このザクロは野生種のザクロでした。

以前記事で、割れない栽培種のザクロと書きましたが、

間違えました。

ここでも道草 割れる・割れないザクロ(2023年9月28日投稿)

  

手の届かないところのザクロの果実を採取するために、

アレチヌスビトハギを伐採するために買った

ノコギリ鎌を学校に持っていきました。

体育倉庫にあった2メートルほどの棒に、

ノコギリ鎌を養生テープでぐるぐると巻きつけて固定。

この特製の道具を使って、子どもたちとザクロの果実取りをしました。

  

割れているザクロの果実の中には、赤く染まった実がありました。

見るからに美味しそうでした。

2年の普通学級の子どもたちが、運動場に出て自然観察をしていました。

その子たちにもおすそ分けをしました。

おそるおそる食べた2年生。

パッと表情が変わって「美味しい」「りんごみたい」「あま〜い」

2年生に食べさせている我がクラスの子たちの表情も良かったです。

採取したザクロの果実。

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2年生にあげた分だけ減っていますが、

美味しそうな色をしているでしょ。

今度の金曜日に食べる予定です。

3回目のザクロ食事会です。

オジギソウ タネがニョキニョキ出てくるところを見たい

    

今日は令和5年10月19日。

  

オジギソウの花や実を、今まであまり見た覚えがありませんでしたが、

今年は見ることができました。

ここでも道草 今度は、オジギソウの葉沈を観察したい(2023年10月13日投稿)

16日にオジギソウをまた観察しました。

もうすでに花は一つもなく、

花期ギリギリで見ておいてよかったと思いました。

  

花が終わった後の姿を見ました。

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ここで疑問が生まれました。

この状態から、タネの状態になるのか?

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あまりに違いすぎていませんか。

こじんまりした花の後の姿が、

ボリュームあるタネの姿になるのが、

考えられないのです。

  

ネットでいろいろ調べていて、この写真を発見しました。

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飛べそうで飛べない日常 オジギソウの実がなった

こじんまりした花の後から、

ニョキニョキ出てくるタネの写真です。

これは面白い。

何倍にもふくれあがる材料はどこから生まれるのか。

このニョキニョキ状態を見てみたいです。

  

16日の観察は、オジギソウがお辞儀をするのに

重要な役をしている葉沈(ようちん)の撮影でした。

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よくわかりませんでした。

  

今日まで秋晴れ。

オジギソウの観察をしよう。

2023年10月18日 (水)

スポイトとピペット

   

今日は令和5年10月18日。

  

前記事の石灰水の実験。

スポイトが必要と思って、理科室に探しに行きました。

「スポイト、スポイト・・・・」と言いながら探しましたが、

見つからない。

でも「ピペット」と書いた引き出しを開けたら、

そこにガラス製のメモリの入ったスポイトがありました。

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むむ、これは、スポイトではなくてピペットなの?

待てよ、最近、私が知っている言葉が、

いつの間にか時代遅れの言葉になっていることもあります。

スポイトはもう昔の言葉であって、

今はピペットというのかと思って、

ネットで調べました。

モノタロウ 

このサイトには、次のように説明してありました。

  

ピペットやスポイトは、液体を少量吸い取って他の容器に移す時に使用

します。一般的には、ピペットには目盛りがついており、スポイトはピ

ペットより小さく目盛りはついていません。

  

なるほどです。

理科室には、スポイトもあって、

実験にはスポイトを使いました。

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上がピペット。下がスポイトです。

  

ピペットの引き出しには、「こまごめピペット」とありました。

「こまごめ」って何だ?

  

いまちゃす 駒込ピペットの「駒込」って?

このサイトが勉強になります。

どっさり引用したいです。

  

ではなぜ、駒込ピペットには「駒込」という地名が入っているのでしょ

うか。

それは駒込ピペットは、遡る事今から約100年前の1920年代に、東京

都立駒込病院の第5代院長、二木謙三によって考案されたピペットだか

なのです。現在も「がん・感染症」に関する専門治療に力を入れてい

る駒込病院ですが、やはり当時も伝染病患者を収容、治療する事を専門

としていました。

そんな伝染病と向き合う日々の中で、安全で迅速にサンプルを採取する

ために考案されたのが、現在の「駒込ピペット」なのです。 なんとそれ

までのピペットは、口で吸うものが主流であり、伝染病患者を専門に診

ている駒込病院では、患者から採取した検体の検査をするためにピペッ

トを口で吸う、というのは命にも関わる大変に危険な行為だったのです。

対して駒込ピペットはガラス管の上部3分の1程度のところにふくらみを

もち、上部にゴム球を付けて吸い上げます。

  

サイトでは、もっと勉強できます。

また見てください。

でも口で吸うピペットが主流であったのは、驚きです。

その状態を解消した駒込ピペットは、画期的なものだったのでしょう。

ピペットとスポイトで歴史の勉強ができました。

石灰水のブクブク実験 今度は白濁しました

   

今日は令和5年10月18日。

  

今日は石灰水の実験のリベンジをしました。

ここでも道草 白濁しなかった石灰水?(2023年10月14日投稿)

前回は白濁しませんでした。

原因は、勤務校の体育倉庫にある石灰は、

石灰ではなかったからです。

昔は石灰(消石灰/水酸化カルシウム)がライン引きに

使われていましたが、今は炭酸化カルシウムなどが使われています。

それで失敗しました。

  

消石灰を買ってきて、水と混ぜました。

10月15日(日)のことでした。

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混ぜるのは、外でやった方がいいと言われて、

庭でやりました。

そして、今日。

沈殿は進み、これくらい透明になりました。

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上出来の石灰水です。

  

理科の時間。

もう一度、吸う空気が酸素で、

吐く空気が二酸化炭素と復習。

石灰水は、二酸化炭素を含むと白く濁ると言いました。

そしてブクブク実験。

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白濁しました。

   

実験成功。

自分の思い込みで失敗して、

勉強をしなおしてやった実験。

思い出深い実験になりました  

2023年10月16日 (月)

勤務校の畑でオナモミが育っていました

   

今日は令和5年10月16日。

   

今日の6時間目は、子どもたちと校庭で

カマキリ探しをしました。

大きなカマキリを見つけて、

あわよくばハリガネムシを見たい気持ちです。

  

でもそう簡単には見つからず。

その他のものが見つかりました。

うさぎ小屋の裏手、理科の先生が作っていた畑があります。

そこにある作物をよく見たら、

なんとそれはオナモミでした。

  

その先生は、支援学級の子どもたちのために、

ジュズダマを育て、オジギソウを育てた人です。

オナモミを育てるなんて、

なんていいセンスなのだろうと感心しました。

子どもたちが喜ぶ顔が思い浮かびます。

  

オナモミのお馴染みのひっつき虫が、

現在育っている最中でした。

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正確に言うと、在来種のオナモミと、外来種のオオオナモミが

あるはずです。

オナモミはもう絶滅が心配されていて、ほとんど見かけないそうです。

その区別。

スモールズー オナモミとは?オオオナモミとの違い・見分けも

ここには図がありました。転載します。

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イガオナモミは省略しています。

理科の先生が育ててくれたオナモミは、

在来種か外来種か?

また確認したいなあと思いました。

角の形が決め手になりそうかな。

   

以前、オオオナモミの雄花、雌花を観察した記事がありました。

昔から気になっていたひっつき虫です。

ここでも道草 9月の花々8/オオオナモミ(2012年11月7日投稿)

  

もう少ししたら、オナモミのシーズンです。

今日は銀杏を食べたい/時間があれば豆腐も

   

今日は令和5年10月16日。

  

今日は銀杏(ぎんなん)を食べる予定です。

来週末の秋晴れで、よく乾いています。

学校で銀杏を食べるのは久しぶりです。

15年前の食べ方を参考にします。

ここでも道草 ギンナンを食す(2009年10月5日投稿)

レンジに銀杏を入れた封筒を投入するやり方でした。

その時に封筒の中に、塩を一緒に入れています。

今回もやってみましよう。

14年前は、銀杏はそのまま封筒に入れていますが、

今回はあらかじめハンマーで割っておこうと思います。

参考:macaroni. レンジと封筒で!銀杏の殻を簡単にむく方法と保存方法

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もう一つ、今日やってみたいことができました。

今日、勤務校では運動場に「にがり」を撒きます。

にがりは、塩化マグネシウムを主な成分にする物質です。

運動場に撒くことで、砂ぼこりが起きにくくなり、

凍結してひび割れすることを防ぐことができます。

この同じ「にがり」が身近に他のことにも使われています。

豆腐作りです。

大豆から作られた豆乳を固めるのに、にがりを使います。

授業で作れないか探りました。

豆乳とにがりを混ぜて、蒸すことでできるようです。

う〜ん、蒸すのは手間がかかるなと思って、さらに調べると・・・・

レンジで作れることがわかりました。

レンジで豆腐作り/豆乳とニガリで簡単/とろ〜りやみつき

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「豆腐もできます」と書いた豆乳があるんだ。

買いたいなあ。

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にがりもこんな感じで売られているのですね。

  

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にがりで豆乳が固まるのは、にがりには豆乳のタンパク質と反応して

固める性質があるからです。

  

にがりは漢字で書くと「苦汁」

これも教えたいね。

舐めてもいいのかな。

佐渡のみしお(深海塩)

ここによると、にがりを原液のまま飲むなとあります。

500mlの水に、にがりを3〜4滴入れて飲むのは、

ミネラル分が摂れていいということが書いてあります。

子どもたちに味あわせたいですね。

  

  

運動場ににがりを撒く日に、にがりで豆腐を作る。

いいじゃないですか。

2023年10月14日 (土)

呼吸の勉強/白濁しなかった石灰水?

   

今日は令和5年10月14日。

  

前記事に引き続き、理科の授業のことを書きます。

今回は失敗談もあります。情けないことです。

  

呼吸の勉強をしました。

息を吸い込んだら、どこに入ると思う?

と、聞きました。

子どもたちは吸ったり吐いたりし始めました。

胸かな?お腹かな?

ちょっとわかりにくそう。

胸に入るんだよと教えて、

胸には空気が入る2つの袋があるよと教えました。

子どもの一人が「肺?」と言いました。

すごい、知っている子がいました。

その通り、肺です。

胸には肺が2つあるんだよと教えました。

ここで、肺の映像を見せました。

豚の肺です。

DVD「小学校理科DVDシリーズ6年 2.体のつくりとはたらき(2)呼吸のはたらきと肺のしくみ

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この豚の肺に、空気を入れたり出したりしてくれました。

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肺が思った以上に膨らむことがわかりました。

肋骨に囲まれているために、胸を触っただけでは、

実感できにくいです。

映像がすごいです。

  

吸う空気と吐く空気の勉強に進みました。

人間は、酸素を吸って、二酸化炭素を吐いていることを

教えました。

そして、二酸化炭素を吐いている証拠になる、

石灰水を使った実験をしようと思いました。

  

あらかじめ準備しておきました。

体育倉庫にある石灰に、水を加えました。

そして溶かしました。

白濁します。

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沈殿するのに時間がかかるというので、

2日間放置しました。

その結果、次のようになりました。

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よし、透明になったので、その部分を小さなビーカーに注ぎ、

子どもたちに示しました。

ここに息を吹き込むと、白く濁るよ。

それは吐いた息の中に二酸化炭素がある証拠だよと言って。

子どもたちは、喜んでストローでブクブクしました。

ところが・・・・・白濁しなかったのです。

   

授業は納得がいかない状況で終了しました。

授業後、なぜ白濁しないのか考えました。

  

家に帰ってから思いつきました。

もしかしたら、石灰と思っていたものが、

石灰ではないのではと。

なんか昔、石灰は危険だから、他のものに変わったと

わずかながら思い出しました。

  

ネットで調べました。

私が「石灰」と思っていたのは、「消石灰」のことでした。

水酸化カルシウムのことです。

消石灰は、アルカリ性が強いために、人体に影響を与え、

特に目に触れると失明の可能性があるとのことです。

なので、1990年代頃から、学校のライン引きでは、

消石灰を使わずに、代用として

「炭酸カルシウム」を使うようになったとのことです。

Wikipedia ラインパウダー

そして石灰水の作り方は、

消石灰に水を加えるのです。

とっても恥ずかしいことに、私は間違えて混ぜていました。

何か大ごとにならなくてよかったです。

  

今日、町内会の用事で、倉庫のラインパウダーの袋を見ました。

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ちゃんと炭酸カルシウムと書いてありました。

ちょうど体育の先生がおられたので、聞いたら、

もうずっと前からそうだよ、消石灰は使っていないよと

笑われてしまいました。

  

  

  

消石灰を買ってきました。

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明日は、石灰水づくりをしようと思います。

こんなに買ってきてしまったので、

石灰水を作りたい人は言ってくださいね。

近所でしたら、届けます。

  

今度は、子どもたちがブクブクしたら、

白濁する実験を成功させたいです。

心臓の勉強/体から取り出しても動く心臓

    

今日は令和5年10月13日。

  

最近、理科の時間に、心臓の勉強をしました。

身体中に血液を循環させるために、

動物には心臓があるんだよと話しました。

どこにあるかな?

子どもたちは胸を触ります。

心臓は動いているけど、わかるかな?

子どもたちは、手の感触でその動きを察知しようと真剣です。

ドキドキがわかると言った子もいました。

わからん、どっか走ってきたらわかると思うという発言も。

走った後に、心臓がドキドキする体験を思い出した子どもですね。

なるほどです。

  

脈拍を教えました。

手首のところに、3本指を当ててみると、

ドキ ドキ がわかるところがあるよと教えました。

脈拍を数えるなんて、体験した子はいなかっただろうな。

それが心臓の動きなんだよと伝えました。

脈拍がわからない子には、自分がその子の腕に指を当てて、

見つけた場所を子どもに教えました。

本当は、時間を決めて、何回脈拍があったか

数えようとしましたが、脈拍があったり、なくなったりと

不安定だったのでやめました。

  

心臓が動いているところを見たいなと思いました。

このためには動画です。

いいのがありました。

魚の生きている心臓を食べる動画です。

魚から取り出された心臓は、動いています。

【行きたまま】動く心臓食ってみた(いろは少年)

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なぜ心臓だけでも動くのか。

秋田大学 心臓は不思議が詰まった魅力的な臓器です

このサイトを参考にしました。

心臓には、心臓の細胞に動けと指令を出す

ペースメーカー細胞なるものがあるそうです。

脳からの命令で動いていなくて、

心臓独自で命令を出して動いているからです。

   

心臓の勉強。

子どもたちはどう思ったかな。

次は呼吸の勉強。  

  

2023年10月13日 (金)

ハナミズキの紅葉と赤い実/10月5日のバーベナ・リギダ・ベノサ

   

今日は令和5年10月13日。

  

地元にある中学校には、ハナミズキが何本もあって、

春には花が楽しめます。

12年前の記事に載せた写真です。

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10月7日(土)に、中学校の横を通ったら、

ハナミズキの赤い実に目が留まりました。

食べることはできない実ですが、観賞用には十分です。

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紅葉に赤い実。

ハナミズキは秋も楽しめるんだと思いました。

  

  

もう一つ、植物の話。

10月4日の日記帳に次のような記述がありました。

  

熊野神社前の飯田線線路沿いの、バーベナ・リギダ・ベノサの写真を

撮りに行く(6月1日記)

 

この記述の発端は、この記事によります。

ここでも道草 植物:5月30日のバーベナ(バーベナ リギダ ベノサ)(2023年6月1日投稿)

バーベナ・リギダ・ベノサの花期を調べたら、6月〜10月と長期間でした。

本当にそんなに咲いているのかと、今年は確かめようと、

日記に書き残したのでした。

ちなみに、次の写真が5月30日のバーベナ・リギダ・ベノサです。

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10月4日には行けなかったのですが、

翌日の10月5日に撮影に行きました。

さ〜て、どうだったでしょう。

これが10月4日のバーベナ・リギダ・ベノサです。

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同じ場所です。

かろうじて、紫の花が咲いていました。

下からだんだん上に花が咲き、

もう終わりという花序(花序)がたくさんありました。

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宿根草だそうですので、来年度も見られることでしょう。

花が長く咲き、冬の寒さにも強い。

丈夫そうな植物です。

最近の写真

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