スポイトとピペット
今日は令和5年10月18日。
前記事の石灰水の実験。
スポイトが必要と思って、理科室に探しに行きました。
「スポイト、スポイト・・・・」と言いながら探しましたが、
見つからない。
でも「ピペット」と書いた引き出しを開けたら、
そこにガラス製のメモリの入ったスポイトがありました。
むむ、これは、スポイトではなくてピペットなの?
待てよ、最近、私が知っている言葉が、
いつの間にか時代遅れの言葉になっていることもあります。
スポイトはもう昔の言葉であって、
今はピペットというのかと思って、
ネットで調べました。
このサイトには、次のように説明してありました。
ピペットやスポイトは、液体を少量吸い取って他の容器に移す時に使用
します。一般的には、ピペットには目盛りがついており、スポイトはピ
ペットより小さく目盛りはついていません。
なるほどです。
理科室には、スポイトもあって、
実験にはスポイトを使いました。
上がピペット。下がスポイトです。
ピペットの引き出しには、「こまごめピペット」とありました。
「こまごめ」って何だ?
このサイトが勉強になります。
どっさり引用したいです。
ではなぜ、駒込ピペットには「駒込」という地名が入っているのでしょ
うか。
それは駒込ピペットは、遡る事今から約100年前の1920年代に、東京
都立駒込病院の第5代院長、二木謙三によって考案されたピペットだか
らなのです。現在も「がん・感染症」に関する専門治療に力を入れてい
る駒込病院ですが、やはり当時も伝染病患者を収容、治療する事を専門
としていました。
そんな伝染病と向き合う日々の中で、安全で迅速にサンプルを採取する
ために考案されたのが、現在の「駒込ピペット」なのです。 なんとそれ
までのピペットは、口で吸うものが主流であり、伝染病患者を専門に診
ている駒込病院では、患者から採取した検体の検査をするためにピペッ
トを口で吸う、というのは命にも関わる大変に危険な行為だったのです。
対して駒込ピペットはガラス管の上部3分の1程度のところにふくらみを
もち、上部にゴム球を付けて吸い上げます。
サイトでは、もっと勉強できます。
また見てください。
でも口で吸うピペットが主流であったのは、驚きです。
その状態を解消した駒込ピペットは、画期的なものだったのでしょう。
ピペットとスポイトで歴史の勉強ができました。
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