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2023年10月14日 (土)

呼吸の勉強/白濁しなかった石灰水?

   

今日は令和5年10月14日。

  

前記事に引き続き、理科の授業のことを書きます。

今回は失敗談もあります。情けないことです。

  

呼吸の勉強をしました。

息を吸い込んだら、どこに入ると思う?

と、聞きました。

子どもたちは吸ったり吐いたりし始めました。

胸かな?お腹かな?

ちょっとわかりにくそう。

胸に入るんだよと教えて、

胸には空気が入る2つの袋があるよと教えました。

子どもの一人が「肺?」と言いました。

すごい、知っている子がいました。

その通り、肺です。

胸には肺が2つあるんだよと教えました。

ここで、肺の映像を見せました。

豚の肺です。

DVD「小学校理科DVDシリーズ6年 2.体のつくりとはたらき(2)呼吸のはたらきと肺のしくみ

Img_2286

この豚の肺に、空気を入れたり出したりしてくれました。

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肺が思った以上に膨らむことがわかりました。

肋骨に囲まれているために、胸を触っただけでは、

実感できにくいです。

映像がすごいです。

  

吸う空気と吐く空気の勉強に進みました。

人間は、酸素を吸って、二酸化炭素を吐いていることを

教えました。

そして、二酸化炭素を吐いている証拠になる、

石灰水を使った実験をしようと思いました。

  

あらかじめ準備しておきました。

体育倉庫にある石灰に、水を加えました。

そして溶かしました。

白濁します。

Img_2225

沈殿するのに時間がかかるというので、

2日間放置しました。

その結果、次のようになりました。

Img_2576

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よし、透明になったので、その部分を小さなビーカーに注ぎ、

子どもたちに示しました。

ここに息を吹き込むと、白く濁るよ。

それは吐いた息の中に二酸化炭素がある証拠だよと言って。

子どもたちは、喜んでストローでブクブクしました。

ところが・・・・・白濁しなかったのです。

   

授業は納得がいかない状況で終了しました。

授業後、なぜ白濁しないのか考えました。

  

家に帰ってから思いつきました。

もしかしたら、石灰と思っていたものが、

石灰ではないのではと。

なんか昔、石灰は危険だから、他のものに変わったと

わずかながら思い出しました。

  

ネットで調べました。

私が「石灰」と思っていたのは、「消石灰」のことでした。

水酸化カルシウムのことです。

消石灰は、アルカリ性が強いために、人体に影響を与え、

特に目に触れると失明の可能性があるとのことです。

なので、1990年代頃から、学校のライン引きでは、

消石灰を使わずに、代用として

「炭酸カルシウム」を使うようになったとのことです。

Wikipedia ラインパウダー

そして石灰水の作り方は、

消石灰に水を加えるのです。

とっても恥ずかしいことに、私は間違えて混ぜていました。

何か大ごとにならなくてよかったです。

  

今日、町内会の用事で、倉庫のラインパウダーの袋を見ました。

Img_2581

ちゃんと炭酸カルシウムと書いてありました。

ちょうど体育の先生がおられたので、聞いたら、

もうずっと前からそうだよ、消石灰は使っていないよと

笑われてしまいました。

  

  

  

消石灰を買ってきました。

Img_2580

明日は、石灰水づくりをしようと思います。

こんなに買ってきてしまったので、

石灰水を作りたい人は言ってくださいね。

近所でしたら、届けます。

  

今度は、子どもたちがブクブクしたら、

白濁する実験を成功させたいです。

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