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2013年9月

2013年9月15日 (日)

大阪でワーキングメモリの勉強 その2

  

今日は9月15日。

  

前投稿のつづきで、昨日の講義のつづきをうちます。

  

  

「ワーキングメモリと学習の関係 

       ~ワーキングメモリとは? 読み書きの学習を進める大切な力~」

講師:苧阪(おさか)満里子先生

(大阪大学大学院人間科学研究科教授 日本ワーキングメモリ学会理事)

場所:大阪医科大学 看護学部ホール

  

  

児童RSTの例文

 ・(低学年用) はっぱの 上に かたつむりが います。

          わたしは スイカが 好きです。

 ・(中学年用) 弟は自転車で学校に通っています。 

          日曜日は一日中お父さんと遊びました。

 ・(高学年用) 体操の時間に水泳をしました。

          その公園は彼の家のすぐ近くにあります。 

  

 ・1対1で行う。読んだらすぐに文章の書いてある紙はめくる。

  パソコンの画面ならば、すぐに消す。

  

   

  

幼児のLSTの例文

 ・じどうしゃが とても ちいさく みえます。

 ・はっぱが さわさわと おとを たてました。

 ・文を被験者が読んだのを聞いたあと、

  最初に言った「じどうしゃ」「はっぱ」が言えるかどうかテストする。

 ・今回は正誤による挙手はなし。

 ※全文を再生してしまう子どもが、32名中19名。注意の制御系が発達していない。6才。

  しかし4才児よりも、全文再生は減少している。

  

  

ワーキングメモリの注意制御について

 ・注意の移行・・・注意を何に向けるか

 ・注意の焦点化・・・妨害があっても記憶する ストループ課題で顕著。

 ・注意の保持

 ・抑制制御

 ・自己モリタニング・・・高次な機能 自分の行動をモニタリングできる。

               暗記がうまくいかない自分に気がついて方略を用いて暗記するのも

               自己モニタリングができている証拠。

 ※ワーキングメモリの記憶の力は、個人差はあまりない。

  個人差があるのは、注意制御の力のようだ。

  

  

   

ワーキングメモリの脳内機能

 ・中央実行系の注意の制御は、次の3ヶ所のネットワークが大事

 ①前頭前野背外側部(DLPFC)

 ②前部帯状皮質(ACC)

 ③後部頭頂皮質、上頭頂小葉(SPLIPL)

 ※う~ん、よくわからなかった部分。

   いずれわかる時が来るかもしれないので、言葉を書き残す。

  

   

  

〇ワーキングメモリとは?

 「目標に向かって一時的な情報の保持と処理を支えるダイナミックなActive Memory

 「私たちの日常生活にかかわる高次認知の基礎を支える

 ・高次認知=長期記憶 自己認知(何がわかって何がわからない) 他者認知 

         場面理解 感情抑制 etc

  

  

ワーキングメモリ制約を配慮した教育と指導

 ・ワーキングメモリで一度に使える記憶はわずか(4つ?)

 ・なぜ暗記がたくさんできないのか→記憶負荷を減らして理解を促進させるため

 ・大量の情報だと、思考は難しい。

 ・情報社会で、情報がたくさん増えている。その中でどう動くのがいいのか。

  

  

  

〇ワーキングメモリは能動的、activeメモリシステム

 ・プランニング、イメージを取り入れた教育・訓練の可能性

 ※何を覚えたらいいのか、何をガンバレがいいのかを示してあげることのようだ。

  どんな授業か示す。授業の初めに授業のテーマを示すのは、理解しやすい

  ワーキングメモリの記憶はわずかなので、

  テーマを示してそちらに注意が移行するようにする。

 ・イメージ(絵)によって、内容が統合されることがある。絵本。

  絵を与えることで、2倍の理解力。

 

   

   

ワーキングメモリのトレーニングについて

 ※質問で出た。どんなトレーニングをしたらいいか?

  単語を覚えるためには、そこに注意の焦点が向かなければならない。

  向くようにするためにはどう訓練するかが課題。

  例:ターゲットワードを示して、それを絵に書くトレーニング 

    「法律」「朝食」「海外旅行」「煮付け」

    これだと言語野だけでなく非言語野も使う

  RSTを繰り返しても、必ずしもワーキングメモリを向上させるわけではない。 

 

  

  

  

以上が、9月14日に大阪で聴いてきた講義のまとめです。

小嶋悠紀先生が、LDだったら「大阪医科大学 LDセンター」という言葉が印象に残り、

実際にLDセンターが関わる講義に参加してしまいました。

3時間。勉強になりました。

そして同じように勉強にこられている先生がたくさんいて、

それも若者ばかりではなく、自分が浮かない程度の年齢の方が多くおられたので、

居心地が良かったです。

ワーキングメモリは、メモリがついているので、記憶することに目が行きやすいですが、

注意の制御が重要であることがわかり、

トレーニングもそこに視点がないといけないことがしっかり認識できました。

  

また行きたいなあ。  

  

2013年9月14日 (土)

大阪でワーキングメモリの勉強

 

今日は9月14日。

  

今年度になってワーキングメモリのことが、自分の関心事のひとつです。

今日は大阪に行って講義を聞いてきました。

   

大阪医科大学LDセンター研修開発部が主催の講義でした。

   

「ワーキングメモリと学習の関係 

       ~ワーキングメモリとは? 読み書きの学習を進める大切な力~」

講師:苧阪(おさか)満里子先生

(大阪大学大学院人間科学研究科教授 日本ワーキングメモリ学会理事)

場所:大阪医科大学 看護学部ホール

  

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講義の前に撮影↑ 講義の後に撮影↓

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〇人間の記憶の構造

 記銘・・・何を記憶するか

 ↓

 保存(貯蔵)

 ↓

 想起(再生 検索 再認)

  

  

アラン・バトリー

 ・1986年に「ワーキングメモリ・モデル」を発表

 ・「中央実行系」と「サブ(従属)システム」があり、サブシステムは次の3つに分けられる

  音韻ループ 視空間的スケッチパッド エピソードバッファー 

 ※ここでこれらの言葉は登場したんだ

 ・2000年にも新しいモデルを発表。

  

マジカルナンバー4

 ・マジカルナンバー7と言われるが、7つの数字を覚えることは難しい。

 ・7つ覚える時は、何か方略を使っている。※「方略」=手だて

 ・方略を使わずに覚えられるのは4つ。成人の標準。子どもはもっと少ない。

  

〇ワーキングメモリの資源を測定する

 ・Reading Span Test(RST) 文の読みと単語の保持 

 ・文章を読みながら、文中に出てくる単語を覚える 

 ・2文からスタートして、5文くらいまでテストする。6文ができる人はほとんどいない。

 ・Listening Span Test(LST) 文の聞き取りと単語の保持

 ・聞いた文が正しければ左手、間違っていたら右手を挙げながら、最初に出てきた単語を覚える

日本語RSTと読解力の相関が高い

 ・読解に必要のないものを覚えてしまい、結果読解が苦手になる

 ・何に焦点を当てるかが制御できる(中央実行系)のが高いワーキングメモリ

   

〇RST その例

  「年末には 家族で 大掃除をします」

       ・・・「家族」に下線が引いてあって、覚えるように指示 ターゲットワード

 ・文を読みながらも覚える

 ・間違えた単語を答えてしまう 「大掃除」(文内) 「元気」(文外)・・・侵入エラーと言う

  

〇言語の「RST」「LST」が難しい就学児前の子どもには・・・

 ・Counting Span Test (指定された図形の数を覚える)

   

※ワーキングメモリの実力をどうやって測ったらいいのだろうと思っていました。

 今回示されたRST,LSTがそれにあたると思います。

 実際に子どもたちの能力が測れるかどうか?

  

   

〇高齢者のワーキングメモリ

 ・高齢になっても短期記憶の力は落ちない

 ・注意の制御系が悪くなる 何を覚えるのか制御できない

 ・ターゲットワード以外も覚えて言ってしまう

 ※子どもの場合ではないが、高齢者の状態は子どもの逆を考えて参考にして欲しいとのこと。

  子どもたちはしだいに注意の制御系が発達します。

  ゆっくり発達しますが、高齢者になると、そのゆっくり発達した注意の制御系が衰退する。

 

 

(次の投稿につづく)

 

2013年9月12日 (木)

自転車で夕涼み/見てよかったドラマ

 

今日は9月12日。

  

新学期が始まってなかなか慌ただしく、自転車通勤ができませんでした。

自動車15分。自転車30分。

このたった15分を惜しんで自動車に乗る自分に、

自己嫌悪の日々でした。それぐらいの余裕がなくてどうするの~。

  

どうにか昨日と今日は自転車通勤でした。

そして味わった朝の涼しさ、晩の涼しさ。

これが実にいい。そして帰宅してKIRIN「秋味」を飲む。

とても贅沢に思えました。

  

   

今晩は、午後9時に帰宅して夕飯・風呂を済ませ、

ドラマ「Oh! My Dad」見ました。

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このドラマ、毎週見るかどうか迷っていました。

毎回録画しておくのですが、忙しい毎日で、

まあ見るのはやめようかなと思っていました。

迷いつつも、録画を見始めると、これがいいんです。

ついに今晩は、録画ではなく、放映と同時に見ました。

  

主人公の一生懸命さがいいのかな。

そして発想。ちょっと違う発想が他の人を惹きつける。

そこに共感をします。

教師は「アイデアと根気と笑顔」だと思っている私としては、

主人公のように発想で生きていきたいという気持ちは今もあります。

頑張ろうと思える番組です。

今晩は録画もしています。

ちゃんとディスクに録っておこうと思います。

どうせまた見ることはないと思いますが、捨てられない気持ちです。

  

来週、最終回。

  

  

  

  

付録

9月11日TV「美の壺 鮎(あゆ)」(2013年8月6日放映)

〇鮎 〇簗(やな) 〇鮎の塩焼き 〇シーボルト 〇鮎の背びれ 〇高い帆にたとえる

〇水中写真家 内山りゅう 〇郡上八幡 画家 水野柳人 〇「群れ鮎」 〇江戸和竿(わざお)

〇友釣り 〇毛鉤(けばり) 〇播州毛鉤 〇羽枝(うし) 〇石庭盛り 〇春 若鮎

〇秋 落ち鮎

  

  

   

   

9月12日TV ドラマ「Oh! My Dad ⑩」(2013年9月12日放映)

〇織田裕二 〇田中奏生 〇長谷川京子 〇八嶋智人 〇鈴木杏樹 〇木内みどり

2013年9月 8日 (日)

H25 6月の花々12 エボルブルス‐グロメラツス(アメリカンブルー)2・ツメクサ2・ハクチョウソウ2

今日は9月8日。 

  

 

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6月27日 豊川市 通勤路

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エボルブルス・グロメラツス(アメリカンブルー)

昨年、青と白の色合いが綺麗で心に残った花。

ここでも道草 エボルブルス‐グロメラツス(アメリカンブルー) (2012年9月14日投稿)  

今年も見たいと思っていました。

昨年と同じ場所での撮影。

持ち主の気が変わらなければ、毎年ここで見られます。

そんな花、そんな場所が増えました。 

  

   

  

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6月28日 豊川市

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ツメクサ

「花カメラ」でも意見が割れました。

「ツメクサ」「ノミノツヅリ」のどちらか・・・・

葉をちゃんと撮影していなかったのがよくありませんでした。

今の結論はツメクサです。

ツメクサも2回目の登場。

前回はしっかり開花していませんでしたが、今回はOK。

  

  

   

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6月30日 豊川市(旧小坂井町)

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ハクチョウソウ

ここでも道草 ハクチョウソウ (2012年5月27日投稿)

これまた2回目の登場。

自転車でポタリング中に発見。

たくさん咲いていて、存在感がありました。

「撮って、撮って」とおねだりされている感じでした。

   

 

   

  

   

付録

9月6日TV「ダーウィンが来た 生き物新伝説 氷原の激闘 巨大オオワシ」

(2012年5月13日放映)

〇オオワシ 〇冬は北海道 〇それ以外の季節はロシア 〇エサの奪い合いばかりしている

〇羽の白い模様が年をとるとはっきりしてくる

 

2013年9月 7日 (土)

H25 6月の花々11 セイヨウニンジンボク2・パンジーゼラニウム・アブチロン3

  

今日は9月7日。

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6月25日 豊川市 通勤路

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セイヨウニンジンボク

   

「花カメラ」で今日教えてもらいました。

しかし、調べると、昨年も掲載しています。

それも同じ場所での撮影。

1年経って、同じことをしている自分。

まあ、こうやって繰り返してだんだん記憶に残るのかな。

嘆かない、嘆かない。

ここでも道草 セイヨウニンジンボク (2012年8月15日投稿)

  

   

  

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6月27日 豊川市 通勤路

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パンジーゼラニウム

これまた今日「花カメラ」で教えてもらいました。

パンジーの仲間ではなく、ゼラニウムの仲間のようです。

花の形がパンジーを連想させることから、この名前がついたようです。

私も最初見た時に、パンジーを連想しました。

  

  

   

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6月27日 豊川市 通勤路

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アブチロン

  

アブチロンは2種類の花が咲きます。

う~ん、花の形は違うけど、両方ともアブチロンとのこと。

本当?と思いつつ1年が経ちました。

 

 

  

  

  

  

付録

9月7日TV「BS歴史館 関東大震災90年 ”防災”に賭けた二人の男」

(2013年9月5日放映)

〇寺田寅彦 〇今村明恒 〇大森房吉 〇地震予知 〇地震防災 〇「防災」の命名者は寺田

〇「天災は忘れた頃にやってくる」これも寺田の言葉 〇大正12年(1923年)9月1日

〇関東大震災 マグニチュード7.9 〇死者10万人 〇被服廠跡地 〇火災旋風 

〇火災旋風で曲げられて気に引っかかったトタン屋根 〇耐震設計 〇プレートテクトニクス理論

〇小学国語読本 〇「稲村の火」が教科書に載ったのは今村の尽力 〇東京大学地震研究所

〇渡辺真理 〇磯田道史(静岡文化芸術大学准教授) 〇武村雅之(名古屋大学教授)

〇池内了(総合研究大学院大学教授) 〇東南海地震(1944年12月7日)M7.9

〇南海地震(1946年12月21日)M8.0 〇ラクイラ地震裁判(2009年のイタリアの

  ラクイラ地震で、震災前に安全宣言を出した地震学者が有罪になった裁判)

   

  

   

   

  

9月7日TV「歴史ドリームチーム 金閣寺の謎に挑む」(2013年7月31日放映)

〇金閣寺 〇舎利殿 〇岡田文男(京都造形芸術大学教授) 〇金箔 〇漆 〇漆箔(しっぱく)

〇島尾新(学習院大学教授) 〇会所 〇天鏡閣 〇1階 蔀戸(しとみど) 寝殿造り

〇2階 書院造 〇3階 花頭窓(かとうまど) 桟唐戸(さんからど) 〇足利義満 

〇佐藤可士和(アートディレクター) 〇鳳凰 〇金閣 昭和20年焼失 昭和30年再建

    

  

  

  

9月7日TV 映画「僕らのワンダフルデイズ」(2009年)(2013年9月2日放映)

〇竹中直人 〇宅間伸 〇斎藤暁 〇稲垣潤一 〇段田安則 〇浅田美代子 〇紺野美沙子

〇アンガールズ 〇奥田民生

   

   

2013年9月 4日 (水)

再会「火災旋風」

  

今日は9月4日。

  

慌ただしい日々ですが、昨日と今日で次の番組を見ました。

MEGAQUAKE 巨大地震 よみがえる関東大震災 首都壊滅 90年目の警告

  

ここで、以前調べた「火災旋風」のことが出てきました。

  

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写真の広場は、私の記憶では「元陸軍被服廠跡地」です。

なぜかこの番組では「広場」でした。

この広場に、関東大震災で4万人の人たちが避難してきたそうです。

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この写真の数時間後、広場は下の写真のようになりました。

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3万8千人の命が奪われたそうです。

なぜこんなにたくさんの人がなくなったのか。

何が起こったのか。

私が調べたのは、う~んもう15年ほど前かな。

その時に知った「火災旋風」という言葉が、番組を見ていて思い出しました。

そして番組にも「火災旋風」が出てきたのです。

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「広場」ではこの「火災旋風」が起こって、多くの命を奪ったのです。

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この絵も見た覚えがあります。

本物を見ました。

いつだったかいずれ調べますが、この絵がある場所に行きました。

東京都慰霊堂と隣接された復興記念館に行きました。

「広場」にできたものでした。

そこにこの絵はありました。

東京都慰霊堂では、関東大震災を体験された方と話をしました。

その方は、慰霊堂にあるたくさん遺骨を守っている人でした。

遺骨の入ったたくさんの白い壺のある部屋に案内してもらいました。

あまりに被害が大きくて、家族・親戚がほとんど死んでしまったために

引き取り手がない遺骨だと教えてもらいました。

広場で多くの死体が一緒に火葬されたために誰のかわからない遺骨でもあります。

白い壺が四方の壁いっぱいに置かれていて、その中央に机がありました。

そこにコップ1杯の水。

水を欲しがって死んでいった人たちを慰霊するための一杯だったのです。

関東大震災だけでなく東京大空襲で命を失った人たちの遺骨もありました。

物忘れの激しい自分でしたが、この時の記憶はわりと鮮明です。

衝撃が大きかったのでしょう。

火災旋風で飛ばされたトタン屋根の破片も見ました。

こんなのがものすごい勢いで飛んできたら、人間はひとたまりもないなと思いました。

  

  

番組で関東大震災当時7歳で現在97歳の方が出てきました。

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「火災旋風」に巻き上げられ落とされた人、

どこかに飛ばされた人もいたと市川さんは証言していました。

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「助けて」という声を聞いているんだ。
 

辛い体験です。

   

関東大震災から90年の今年。

その当時7歳の人でさえ97歳。

その人の語りは貴重です。

  

  

番組では、関東大震災への募金活動の様子も紹介されていました。

国内だけでなく外国でも募金が行われたそうです。

ロンドンでの映像が出てきました。

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感謝です。ありがたいです。

募金で集まった金額は1800億円にのぼるそうです。

  

  

明日の晩8時 NHKBSで放映される「BS歴史館」も関東大震災のことです。

録画しておいて、またじっくり見てみたい。

  

  

   

  

  

付録

9月4日TV「MEGAQUAKE 巨大地震 よみがえる関東大震災 首都壊滅 90年目の警告」(2013年8月31日放映)

〇1923年9月1日11時58分 〇地震学者 今村明恒 〇東京大学 纐纈一起教授

〇今村式地震計 〇プレート境界型地震 〇火災旋風 〇国内・外国で募金 1800億円

 

 

  

2013年9月 3日 (火)

2学期はワーキングメモリートレーニング 2

  

今日は9月3日。

  

前投稿のつづき。

  

  

ワーキングメモリートレーニングを知ったのは、3月30日の講座でした。

そして関係本を読んで、4月29日の小嶋悠紀先生の講座でとてもいいDVDを入手しました。

  

毎日使える!ワーキングメモリートレーニングキット」です。

タイトルにある「毎日使える!」がキーワードですね。

やっぱり毎日が重要。繰り返しやってこそ変化があるのでしょう。

  

2学期はこのDVDに入っている課題を使って行きます。

どんな課題があるか簡単にまとめておきます。

  

  

  

  

◇音韻ループ処理

  ・数字の復唱 逆に言う  ・・・A

  ・聞き取り           ・・・B

  

◇イメージ処理(視空間スケッチパッド)  

  ・どの図形が消えたか 抜け落ち課題(見せる時間は1.5秒)・・・C

  ・図形を見せていろいろな質問をする (見せる時間は1.5秒)・・・D

   色、形、数、足し算、引き算など

  ・パズル ・積み木   ・・・E

  

※前投稿のメモ処理の課題がないかな~?

  

◇エピソード処理  基本は「思い出して書く」長期記憶の利用

             作文を書く時の力になる  

  ・「あ」のつく言葉を書く 他  ・・・F

  ・「むし」の名前を書く 他   ・・・G

  ・「今日楽しかったこと」を書く 他   ・・・H

   

   

   

大雑把に8種類に分けて、同じ処理が続かないように、

A→C→F→B→D→G→E→Hの順番にしようと思います。

1週間でローテーションを動かしてみます。

もし良くないのなら、期間の長短は途中でも変更していこうと思います。

とにかく始めてみます。

スタートは来週。9月9日・・・重陽の日だ・・・にスタート。

  

「SAKURA.H.Q 教育メソッド HQとワーキングメモリ実践」(どりむ社)には

ワーキングメモリートレーニングを行うにあたっていくつかの注意点が書いてありました。

いくつかを引用します。

  

・楽しみながら行いましょう

・大げさに褒めましょう

・意欲的になれる言葉がけをしましょう

・ワーキングメモリーカードは、2日ぐらいで替えましょう

  

これらも参考にしていこう。 

  

  

 

  

 

  

 

2学期はワーキングメモリートレーニング

  

今日は9月3日。

   

夏休み中に100本投稿したいと書きましたが、その4分の3である75本でした。

残念。書きたいことはありましたが、ブログに専念できるわけではないので、しょうがないですね。

過ぎたことは過ぎたこと。今日からまた頑張ろう・・・・・と、あっさり。

   

 

「満足脳を作るスキルブック」(平山諭著/ほおずき書房)より  

   

この本のコーナー、「症状とスキルが見えてくるキーワード47」は注目です。

冒頭にこう書いてありました。

  

〇キーワードを学習しなければ、子どもは見えない!キーワードは用語だ。

  まずは47個を覚えよう。自分のノートに書き込み整理すると覚えやすい。

  記憶はリハーサルが不可欠。繰り返して習得するしかない。(68p)

  

※確かに言葉を知らないと、話を聞いてもイメージが浮かばず、理解ができない。

  最近やっと、「自閉症スペクトラム」「ADHD」「LD」のイメージが浮かんできて、  

  浮かんでくるともっと深く追求しようという意欲が出てきます。

  やっぱり勉強は必要だ。

 

  

〇ワーキングメモリー(作業記憶)

 作業に使う記憶情報なので「作業記憶」。

 貯金していた記憶情報に、今手に入れつつある記憶情報を組み合わせ(取捨選択・統合し)、

 目的にそった決断をし、実行に移す働き。

 実行が終われば通常は忘れてもよい。

 買い物、筆算、会話などで説明できる。4つの処理型が考えられる。(68p)

  

※その4つというのが「音韻ループ処理」「イメージ処理(視空間スケッチパッド)」

  「メモ処理(視空間スケッチパッド)」「エピソード処理」という処理型です。

  一つ一つ引用します。

  

〇音韻ループ処理

 聴覚的な情報の処理。音や声の差(違い)で処理するタイプ。

 ループとは「反芻(はんすう)する」という意味。

 内言語処理と考えてもよい。

 ループ処理は、コミュニケーション(おしゃべり)が代表。

 この処理は、対人関係に役立ちキレにくい脳を作る。

 欠点は、決断が遅いこと。

 入力された情報をその都度処理するので継次処理ともいう。(68p)

   

  

  

〇イメージ処理(視空間スケッチパッド)

 視覚的な情報処理。

 絵、写真、動画などが含まれるが、基本的には聴いた言葉の処理ではない。

 この処理は、視覚情報(フラッシュカードなど)を使うので、きわめて理解しやすい。

 算数や体育が相当。

 欠点は、キレやすいこと。

 情報全体を処理しやすいので同時処理ともいう。(68p)

 スケッチパッドとははぎとり式メモ帳の意味。(7p)

  

  

  

〇メモ処理(視空間スケッチパッド)

 イメージ処理の一つと考えてもよいが、文字情報を使うので、きわめて知的な処理。

 言語を読んだり書いたりする。国語が相当。(68p)

  

  

  

〇エピソード処理

 個人的な感情体験の処理で、音楽が代表。

 同じ音楽を聴いても各人で印象は異なることも多い。

 料理などの生活体験も含まれる。(68p)

 

 

   

※これらの4つの処理の説明の中で、「キレにくい脳をつくる」「欠点は切れやすいこと」という点が

 気になるところ。どういうこと?と思いますが、同じ本の中に説明がありました。

  

  

〇人間は「眼の動物」だ。

 情報量の80%は視覚で処理をする。

 言葉だけでは理解させることが難しい場合は、

 フラッシュカードや実物を視覚的に見せると効果的な場合が多いのはそのためである。

 ただし、視覚情報はイメージ処理なので、判断(意思決定)は速くなるが、

 対人関係処理能力としては弱い面も持っている。

 キレる、パニックになる、衝動的に行動する、人のものを破壊するなどは

 『イメージ』処理型の欠点が出ている。

 自分を止める”言葉”がないのである。

 内言語を使い言葉を反芻(はんすう)させる『ループ』処理型の脳を育てれば、

 こうした症状は改善しやすい。(9p)

  

  

  

※8月18日~19日に、東京を自動車で往復したときに、小嶋悠紀先生のCDを聞きました。

 「穏やかに発達障害児の前に立てるCD」です。

 CDの冒頭で、小嶋先生が7回以上聴いてくださいと言っています。

 往復だけで10回も聴いてしまいました。勉強になりました。

 その中で小嶋先生が自己内対話について話しています。

  

 できない問題に直面をした時に、定型発達の子どもたちは自己内対話ができているので、

 そのできないことを外部に破裂させずに、消化(納得)させることができます。

 しかし、発達障害の子どもは自己内対話ができずに、わめいたり、叫んだり、

 パニックになったり、不適応行動を違う場面で表出させたりするというのです。

  

  

※発達障害の子どもは視覚優位だから、視覚に訴えて授業をすすめるのはいいと思うけど、

 それだけではダメだというわけです。

   

※小嶋先生が、ワーキングトレーニングの注意点を7月14日の講座で言ってくれました。

  ・ワーキングメモリーのトレーニングは小学生のうちに

  ・ワーキングメモリーのトレーニングは「即時即決」で力がつく

  ・筋肉と一緒で、動かすことでワーキングメモリーは強化される

  そしてもう一つ。

  ・ワーキングメモリーのトレーニングは、バランスよくやることがいい。

   

※バランスが大事なのです。だから偏ったワーキングトレーニングではなく、

  4つの処理が満遍なくできるように計画を立てなければならないのです。

  2学期は、勤務校の特別支援学級4クラスでワーキングトレーニングを行います。

  その計画を私が作っていますが、上記のことを踏まえて作っていきたいです。

  

 

 

  

 

 

付録

 

   

◇BD-R,DVD-Rに残してある映像で見たもの

9月1日TV ドラマ「Oh,My Dad!! ⑧」(8月29日放映)

〇織田裕二 〇長谷川京子 〇田中奏生 〇八嶋智人 〇鈴木杏樹

   

  

9月1日TV「今日の健康 気になる発達障害 ①②③」(7月15日16日17日放映)

〇御茶ノ水女子大学大学院教授 榊原洋一先生 〇発達障害 病気ではなく個性(性格)

〇二次障害 〇自閉症スペクトラム 〇ADHD 〇LD 〇クールダウン 〇小さなことでも褒める

〇ご褒美をあげる 〇成功体験 〇米国PRIM問題行動と対応事例集 〇1万事例

〇日本でも同じような本が作られつつある 〇横須賀療育相談センター所長 広瀬宏之

〇療育 〇「落ち着いて」と言われても「落ち着いて」の状況を知らないとできない。薬物療法で

落ち着かせて、これが「落ち着いて」の状況だと体験させる。

〇ADHDの薬 〇メチルフェニデート徐放剤 〇アトモキセン

  

   

  

9月1日TV BS時代劇 「陽だまり樹 ④⑤」(2012年4月27日5月4日放映)

〇伊武谷万二郎(市原隼人) 〇手塚良庵(成宮寛貴) 〇おせき(黒川芽以)

〇緒方洪庵 〇ヘンリー・ヒュースケン 〇ハリス 〇福沢諭吉 〇阿部正弘 〇川路聖謨(としあきら)

  

   

9月3日TV BS時代劇「陽だまりの樹 ⑥」(2012年5月11日放映) 

〇伊武谷万二郎(市原隼人) 〇手塚良庵(成宮寛貴) 〇おせき(黒川芽以)

〇ヘンリー・ヒュースケン 〇西郷吉之助 〇井伊直弼

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