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2015年1月18日 (日)

新しい行動も脳内麻薬を出す/オキシトシンの副作用?

  

今日は1月18日。

  

1月11日に放映された「情熱大陸 脳科学者 中野信子」を見ました。

最近は「脳」という単語に、好奇心のアンテナが反応します。

どんな人だろうと思って見たら、おなじみの人でした。

毎朝見ている「朝チャン」に、コメンテーターとして、時々出ている人でした。

脳科学者だったのですね。きっと、毎回その肩書きを紹介していたでしょうが、

全く印象に残っていませんでした。

  

  

番組の聞き書きをしてみました。

  

ナレーター

これまでの(中野信子さんの)主な研究テーマは、脳が求めるかいらくについて。

脳の中で快楽が生み出されるメカニズム。

脳の中でひしめき合う千数百億の神経細胞(ニューロン)。

Rimg0001  

細胞のひとつひとつは繋がっていない。その細胞を繋ぐのが脳内物質。

中野は快楽を感じる時に分泌されるドーパミンに注目してきた。

Rimg0002  

ドーパミンは人の快楽や喜びに深く関わっている。

Rimg0003  

人間は脳内物質によって支配されているのだ。

  

  

気持ちよくなりたいから、上の行動を積極的にやろうとしているわけです。

「新しい行動」もそうなのですね。ここが新鮮。

「好奇心」も脳が喜ぶことです。

私もドーパミンに支配されています。

中野信子さんは、ドーパミンを脳内麻薬としています。

以前、このブログでは、脳内麻薬のβーエンドルフィンを書きました。

調べてみたところ、脳内麻薬は20種類ほどあるようです。

  

  

  

この番組で注目したのは、中野信子さんの新しい研究テーマです。

オキシトシンについて研究しています。

  

ナレーター

新たなる研究テーマは、少女時代から気になっていた「妬(ねた)み」

ドーパミンとは別の脳内物質の働きを調べるという。

それがオキシトシン。

Rimg0004

愛情を生み出す脳内物質。

だが、近年の研究で、同時に「妬み」の感情を強くするのではないかと報告された。

性交渉の時や女性が出産する時に分泌されるオキシトシン。

愛着を生み出す脳内の領域を刺激するのだが・・・

中野信子

「いい効果ばかりではなくて、妬み感情を強めてしまうことが報告されていて・・」

ナレーター

愛情と「妬み」感情を、同じ脳内物質がかき立てるのだ。

Rimg0006  

ここで、番組では老若男女さまざまな人にオキシトシンを鼻から入れて

脳内がどうなるかを調べる実験をしています。

  

ナレーター

愛情と「妬み」の関係を解き明かせば、

ストーカー事件のよう社会問題の解決に役立つかもしれない。

  

実験の結果は、オキシトシン投与によって「妬み」の感情は増えます。

ふだん「妬み」の感情は男性の方が高いです。

しかしオキシトシンが出ると、女性の方が「妬み」の感情が激しく高くなるようです。

Rimg0007  

この結果を見て、中野信子さんはこう言います。

「社会的に見て、女性にはいろいろな顔があるので、

その状態が、たとえば母親になる前の脳とか、

パートナーを得る前の脳とか、そういう状態だと、

『妬み』感情を持たない良い子でいられるけど、

守るものができると、ネガティブ感情も同時に強くなるということかも知れない」

  

でもなぜそのタイミングで「妬み」感情が生まれるのだろう。

その疑問は、まだ私にとって課題です。

  

  

オキシトシンについては、以前書きました。

ここでも道草 オキシトシンって、すごい(2014年4月6日投稿)

ここでも道草 オキシトシンって、すごい その2(2014年4月6日投稿)

自閉症に効果があると聞いて、ビックリしていました。

「妬み」感情を生み出すという副作用は、覚えておきたいです。

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