小さな達成感を連チャンで味わおう
今日は1月17日。
久々「海馬~脳は疲れない~」(池谷裕二・糸井重里著/新潮文庫)から引用します。
問題をひとつずつ解くこと(中略)
糸井 忙しい時って、解決すべきことが山ほどあるじゃないですか。
山ほどある問題の中からひとつずつ潰していくから、忙しいと、
解決していくものごとの数が増えると思うんですよ。
解決するたびに小さな達成感が、連チャンでごほうびとして与えられる。
もう、じゃんじゃん来いって高揚感がありますよ。
その逆に、問題を抱えこんで何も解決しないと、これはもう泣きますよ。
「問題を背負うタイプ」の人だと、ぜんぶの問題をまとめて背負ってる。
装重量いくらみたいな感じで、まとめて悩んでいたりするんです。
そういう時の手伝い方って、
「解決すべき問題を、ひとつずつ紙に書いてみようよ」というかたちで、
ひとつずつにしていくんです。
これ、自分でもよくやるんですけどね。
「ものすごく複雑なんです。もうダメです」みたいに言っていたことも、
10個ぐらいの個別の問題を順に解けばいいだけなんですよね。
いっぺんに解決しようとしたら、手もつけられない。
それが1個ずつだと、ひとつずつ解決のよろこびがプレゼントされていくんですよね。
(中略)
「まず、やってみろよ」っていうことって、ほんとうに大事。(285~286p)
最近、仕事をしていると、上の文章がよく頭に浮かんできます。
仕事を小さく小分けにして、小さな達成感を
たくさん味わおうという気持ちで仕事をしています。
やっぱり幸せと思うことをたくさん経験したい。
ふと「多幸感」という言葉が浮かんだので、
上の気持ちを「多幸感」に置きかえて頭の中で使っていました。
うまく仕事が片付いていくと「多幸感を味わっている」みたいに思っていました。
ふと、本当にそうか?と思って、「多幸感」を調べてみました。
そしたら、全然違いました。
【多幸感】=(麻薬などによる)過度の幸福感。陶酔感。
調べて良かった。間違った使い方を頭の中でしていました。
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