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2014年7月

2014年7月19日 (土)

土星をつかまえた/新しい天体望遠鏡

 

今日は7月19日。

  

昨日が終業式でした。

さあ始まった夏休み。充電するぞ! 

  

土星の話をまた一つ。

  

前投稿で、7月15日に天体望遠鏡で初めて土星を見たと書きました。

その翌日の16日に、理科の先生のアドバイスの下、

自分で天体望遠鏡の筒を移動させて、レンズの中に土星をつかまえることができました。

うれしかったです。

写真は、その時の記念すべき望遠鏡です。

Rimg3796

  

18日、終業式の日、土星に関して吉報が入りました。

何と、勤務校にはもう一つ天体望遠鏡があることがわかりました。

それも今使っているのより上級の天体望遠鏡のようです。

  

なぜ「~ようです」と曖昧なのかというと、

その天体望遠鏡が、まだ組み立てられていないからです。

ほぼ新品の望遠鏡の存在がわかったのは、なんとラッキーなことか。

  

そしてその望遠鏡には、、今使っている望遠鏡よりも倍率の高いレンズがあります。

したがって、レンズの円内でとても小さかった土星を、

大きく見られる可能性が出てきました。

写真の撮影もできるかも。

楽しみです。

2014年7月16日 (水)

土星を見た/小さいながらもクッキリ

  

今日は7月16日。

1学期が押し迫ってきました。

  

前回の投稿で「土星が見たい」と書きましたが、

思ったより早く「土星を見た」と書くことができました。

  

15日に、理科の先生に天体望遠鏡を教えてもらいながら、天体観測ができたのです。

  

まだ明るいうちから勤務校の屋上で待ちました。

タブレットで星座盤を映し出して、

あのあたりに見えてくるぞと予想して待ちました。

  

一番星は天頂近くのアルクトゥルスでした。うしかい座の中の一等星。

次に見えたのが火星

そのすぐ下にスピカが見えました。

火星の赤と、スピカの白が、紅白で並んで見えました。

今はすぐ近くにあるので、見やすいです。

  

そして火星の左手方向に、今晩の主役の土星が見えてきました。

時間は何時ごろだったか?

見えてきたことに夢中で、腕時計を見ていませんでした。

確か・・・午後7時半過ぎのことだったと思います。

  

  

理科の先生が、天体望遠鏡で土星をとらえて、見せてくれました!

「輪が見えた!」

倍率が低く、小さな土星でしたが、

ちゃんと輪が見えました。ピントはあっていました。

クッキリと見えました。

興奮しました。

生で土星を見ることができました。

  

23日の学校での宿泊学習で、子どもたちにこの土星を見せたいと思いました。

そのためには、自分で天体望遠鏡を扱えなくてはなりません。

少し日があるので、天気が良かったら、望遠鏡の練習をします。

2014年7月15日 (火)

土星が見たい/まずは立体パズルを作る

 

今日は7月15日。

  

今年は土星が見栄えがいいようです。

土星が見たい。

そう思っていたら、勤務校に天体望遠鏡があることに、

気がつきました。

いいですね~。

道具はそろいました。

でも残念ながら、その望遠鏡を使いこなす知識がありません。

理科の先生に教えてもらおうと思います。

  

学級でも土星ブームを作りたいと考えました。

まずは土星の形を示したい。

土星を知っているに決まっているという先入観はよくありません。

  

60ピースの立体パズルを購入して、昨晩仕事の合間に職員室で作りました。

番号順に作っていけば30分ほどで完成しました。

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こんな感じです。

今日、教室に飾りたいと思います。

2014年7月13日 (日)

確かに入力の差が話題になるぞ、きっと

 

今日は7月13日。

  

学校に届く冊子はいろいろあります。   

たとえばSky株式会社の「学校とICT」は、

タブレットの情報が多く、 読んでいます。

その冊子から、次のサイトを見ました。 

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学校とICT タブレットPC活用 期待と不安   

このコーナーの説明として、 こう書いてありました。   

   

全国の先生方から授業におけるタブレットPCの活用について、

期待することや不安に思うことなどのご意見を多数頂戴しました。

その中から、ピックアップしてご紹介します。         

   

  

他の学校の先生たちはどう思っているのかを知るのも とても参考になります。       

同じ愛知県の先生がこう書いています。   

   

  

動画や多くの資料を提示でき、理解を深めることに役立つ

入力等の速さなどの情報処理能力の差が如実に出てしまうため、

能力差を埋める機器の進歩がないと難しいと思う。

ただ、個別差に応じた課題の提供や、テキストだけの教科書ではなく、

動画や多くの資料を提示でき、理解を深めることに役立つと考えている。      

  

  

入力の差は大きいだろうなあ。

確かに、一人一人にタブレットが渡ったら、こんな問題もあると思いました。

  

  

  

このサイトのような先生たちのつぶやきいい。

いま、タブレットを使った教育が過渡期だと感じます。

毎日タブレットいろいろ3/prezi プレゼンをもっと自由に直感的に

パワーポイントでは、物足りない。もっと、自由なアニメーションとデータの融合を実現できる優れたプレゼンアプリ。 これを使えば、パワーポイントもキーノートも物足りないって感じですよ。

  

(情報提供者はshoさんです)

2014年7月12日 (土)

3回目の下見7/イクチオサウルス アンモナイト

  

今日は7月12日。

 

「生命の海科学館」の3回目の下見で勉強になったことを書いていきます。

前投稿のつづきです。

  

  

「生命の海科学館」には大きな化石があります。

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イクチオサウルスの化石です。

  

「陸から再び海にもどった爬虫類」として紹介されていました。

魚ではなく、爬虫類です。

足の部分に注目です。

もともとは陸地を歩いていたので、指がありました。

しかし、海で生活するようになって、変化しました。

Rimg3643   

人間の場合も、上腕部の骨は1本です。

前腕部の骨は2本。

そして指の骨は指骨と呼ばれています。

イクチオサウルスも最初は指のようになっていましたが、

だんだん板状になったと考えられています。

  

イクチオサウルスは、ジュラ紀に特に繁栄。

恐竜の絶滅よりも早く滅びたそうです。

陸地には恐竜。海に行けば魚竜。空には翼竜。

いやはや、昔の地球はすごいことになっていたんだなあ。

  

   

日本では、魚竜としてはウタツサウルスというのが発見されているそうです。

宮城県歌津町(合併で今は南三陸町)で1970年に発見されました。

  

  

  

アンモナイト

これも「生命の海科学館」で見ることができます。学芸員さんに教えてもらいました。

 

小さいものから、大きいものまで1万種類くらいあったようです。

  

歯の部分の化石が、イカに似ていることから、

アンモナイトは10本の足で描かれているそうです。

 

巻貝との違いは、巻貝は隔壁がなく億まで空間が続いていますが、

アンモナイトは隔壁が次々に作られていて、宿主は最も外側の部屋にいるそうです。

宿主は、貝の中に姿を隠すことはできませんでした。

  

敵に襲われそうになった時には、隔壁の部屋にガスを入れたり出したりすることができ、

それによって水中で貝を上下に動かして移動するそうです。

  

T02200228_0800082910730505900古世界の住人 アンモナイトの住人」より

  

  

以上で「3回目の下見」シリーズ終了。

いい勉強ができました。

3回目の下見6/複眼と単眼(カメラ眼)/オパビニア

  

今日は7月12日。

  

「生命の海科学館」の3回目の下見で勉強になったことを書いていきます。

前投稿のつづきです。

  

 

次は眼のことです。

  

カンブリア紀の代表的な生き物である三葉虫やアノマロカリスは複眼でした。

複眼の利点は?

そして人間のような眼は単眼(カメラ眼)と言うそうです。

それぞれに利点があります。

  

今回すごく参考になった「週刊 地球46億年の旅」10月号には

次のような記事がありました。

20090101_00000022

複眼の利点は・・・動くものをとらえるには能力高し。

ハエをたたこうとしても逃げられてしまうのは、

ハエは複眼によって人間の動きをスローモーションのように見えるからなのでしょう。

ハエから見たら人間の動きはスローモーションだと以前何かで知りましたが、

複眼であるのが、その理由だったのですね。

複眼の苦手なことは、色の識別や明るさの識別なのだそうです。(学芸員さんに教えてもらう)

その点は単眼が有利です。

複眼は視野を広くして、敵(あるいは獲物)を発見しやすくしています。

単眼は1点集中でしっかり対象をとらえます。

   

  

カンブリア紀の眼を持つ生き物としては、オパビニアは外せません。

体の上部についていて、敵を少しでも早く見つけようとしています。

20090101_00000023

↑オパビニア(「週刊 地球46億年の旅」9号)

  

オパビニアは複眼かな?

  

オパビニアについても、学芸員さんが、化石のレプリカを見せてくれました。

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日本では発見されていないオパビニアです。

思ったより小さいです。

  

参考:ここでも道草 蒲郡市「生命の海科学館」オパビニアもいい(2014年5月6日投稿)

  

この映像も参考になります。

カンブリアンモンスター: オパビニア(Opabinia)
YouTube: カンブリアンモンスター: オパビニア(Opabinia)

  

  

子どもたちに次はこの「オパビニア」の名前を覚えさせたいです。

 

    

3回目の下見5/内骨格獲得のメリット

  

今日は7月12日。

  

「生命の海科学館」の3回目の下見で勉強になったことを書いていきます。

前投稿のつづきです。

  

カンブリア紀の生物の出来事で、背骨をもった生き物が誕生したのが重要です。

三葉虫やアノマロカリスなどの生き物は、殻のような外骨格を身につけていました。

  

ここで引用。「週刊 地球46億年の旅」(朝日新聞出版)の10号より。

  

その一方で、現在の多くの生物に確実につながる種も登場した。

それが「脊椎(せいつい)」をもつ生物である。

一般に「背骨」と言われる部分を指す脊椎は、

生物の体を支える役割をもつ、きわめて重要なもの。

背骨のような「内骨格」を備えた生物は、

殻や甲羅のような外骨格をもつ生物とは姿もまったく異なっていた。(16p)

  

  

内骨格獲得のメリットは何?

  

体を大きくすることができると学芸員さんに言われました。

確かにそうです。

骨の外側に筋肉がつき、肉がつき、大きくなれます。

外骨格の場合は殻が限界です。

脱皮して大きくなることもできますが、

脱皮はとても危険な状態です。

その時に外敵にやられてしまいます。それは不利なことです。

  

   

週刊 地球46億年の旅」10号には、

その他に内骨格獲得のメリットが2つ書いてありました。

  

素早く動ける

硬い骨格に筋肉の両端をつけ、てこの原理で引き寄せることにより、

力強い動きが可能となり、移動の動きも素早くできる。

  

  

なるほど~。

この発想は全くなかった。というか、内骨格獲得のメリットは一つも浮かんでいませんでした。

勉強になります。

  

  

もう一つはこれ。

  

養分を蓄えられる

骨は、体に必要な栄養素で生理機能において重要なリンやカルシウムなどを蓄える

「貯蔵庫」の役割を果たす。

リンやカルシウムが不足すると骨からそれが放出され、

過剰になれば骨に貯蔵する仕組み。

また骨髄腔(こつずいこう)にはエネルギーとなる「脂肪」を蓄える。(19p)

  

   

   

体の中に骨ができるとこんなにいいんだと思いました。

  

  

脊椎まではいかないけど脊索(せっさく)なるものを持つ生き物もいたそうです。

脊索動物の一つがピカイア

学芸員さんが、ピカイアの化石のレプリカを見せてくれました。

  

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思ったより小さいです。

こんなに小さいのに、脊索があることに気がつくなんて・・・。

脊索とは、パイプのような形をしていて、脊椎と同じように体を支えているそうです。

  

学芸員さんは面白いことを教えてくれました。

人間も、母親の体内で成長する際に、

脊索ができ脊椎に変化していくそうです。

つまり人間は進化の過程で脊索を持っていた可能性があるということです。

  

   

3回目の下見4/三葉虫の脚の構造 二叉型付属肢

  

今日は7月12日。

  

「生命の海科学館」の3回目の下見で勉強になったことを書いていきます。

前投稿のつづきです。

  

「週刊 46億年の旅」(朝日新聞出版)の10号を読んで、

三葉虫の足の構造に興味を持ちました。

下の写真は15pより。  

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こう書いてありました。

  

三葉虫の脚は専門的には二叉型付属肢(にさがたふぞくし)と呼ばれ、

海底を這うための「内肢」と、

酸素を含む海水を呼吸器に送り込む「外肢」に分かれているのが特徴。

無数の内肢を規則正しく動かすことでしっかりと海底を這いまわれたほか、

外肢によって水を循環させて酸素や栄養分を補給できる機能的なデザインで、

三葉虫の繁栄を支えたと考えられている。(15p)

  

  

  

外肢について学芸員さんに尋ねました。

そしたら、資料を見せてくれました。

カンブリア爆発の謎 チェンジャンモンスターが残した進化の足跡」(技術評論社)より。

  

節足動物の肢の構造には単肢性と二肢性があり、

バージェスの生物たちにもこの概念があてはまります。

節足動物のうち甲殻類や鋏角(きょうかく)類、三葉虫類などは

胴から二つの肢が伸びており、これらをまとめて二肢性の肢といいます。

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甲殻類・・・エビもそうです。本当にそうなっているの?

調べてみました。

う~ん、イマイチでした。また時間のある時に調べます。

  

鋏角類・・・ウミサソリの名前を教えてもらいました。

すでに絶滅している種類。姿を見たくなりました。

ここで見られました→古生代の海 ウミサソリ

「こんな大きな生物がいたんだ!」

鋏角類は節足動物の一つ。

ウミサソリは、節足動物の大きさの限界だったようです。

見ごたえのある生き物です。

出会いたくない生物です。怖い。

  

  

  

  

3回目の下見3/アノマロカリスは”軟弱者”かも?

  

今日は7月12日。

  

「生命の海科学館」の3回目の下見で勉強になったことを書いていきます。

前投稿のつづきです。

  

朝日新聞出版が1月に創刊した「週刊 地球46億年の旅」シリーズが、

とてもタイムリーな雑誌でした。

春には、興味のあるカンブリア紀の内容を扱っていました。

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9号に載っていたアノマロカリスに関する記述を引用します。

  

カンブリア紀の地層からは、W字形の傷痕のある

三葉虫の化石が産出することが知られていた。

この傷をもたらした”容疑者”として候補にあがっているのが、

アノマロカリスである。

三葉虫の殻は、現在のアサリやシジミの殻と同じ炭酸カルシウムでできており、

とても硬い。

その殻を噛み砕くことができたとすれば、まさしく「最強」である。(中略)

近年では疑問の声もある。

アメリカの研究者がコンピューターを使ってアノマロカリスの噛む力を計算したところ、

とても三葉虫の殻を噛み砕くことはできなかったというのだ。

また、化石の口の部分を調べた結果、

硬い物を日常的に食べていたのであれば残っているはずの傷がいっさいなかった。

(中略)こうした研究により、アノマロカリスは一転して、

軟らかい獲物しか食べられなかった”軟弱者”となった。

アノマロカリスは強者なのか、弱者なのかー。

その真偽は謎に包まれているが、いずれにしても、

この動物が今もって研究者の探究心をくすぐる存在であることは確かなのである。

(24~25p)

  

  

学芸員さんによると、アノマロカリスにもたくさんの種類があるそうです。

その中には、軟弱者もいたかもしれません。

でもあれだけの大きさの体を維持するためには、

軟らかい物だけを食べていてはすまないのではないかと。

  

最近の発表で、プランクトンを食べていた

アノマロカリスの仲間がいたという説が出たそうです。

触手にはプランクトンを集めやすいようにネット状のものがついていました。

名前は「タミシオカリス」と言うそうです。

  

   

子どもたちにも、「アノマロカリス」の映像や写真を見せて名前を覚えさせています。

子どもたちにとっても、アノマロカリスが

興味津々の生き物になってほしいなと思っています。

最近の写真

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