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2015年1月

2015年1月12日 (月)

3学期中にやりたいこと・・・タブレットのブログを公開したい

  

今日は1月12日。

  

先週始まった3学期。

この短い3学期中にやってみたいことはいくつかあります。

そのひとつの話。

  

勤務している市の小中学校の情報主任者会の中に、

今年度は提案して「タブレット部会」を作ってもらいました。

私を入れて8人のメンバーです。

何をやる部会かと言うと、タブレット端末に関する情報を流すブログの作成です。

ブログの名前は「毎日タブレット」としました。

8人で投稿していきます。

  

市の先生たちに「毎日タブレット」を見てもらって、

タブレット端末を購入して、授業や生活の中で使ってもらおうと考えました。

ブログなら、タブレット端末に映して、そこから映像を簡単に見せることができます。

  

ところがストップがかかってしまいました。

公開してはいけないと言われてしまいました。

ブログという形式がダメでした。

不特定多数の人の目に触れることがいけないようです。

市のセンターサーバーに入れて閲覧してもらえばいいと言われましたが、

それでは、タブレット端末に映る利点が生かせません。

「毎日タブレット」はパスワードを使って見るように言われ、

そのパスワードは、タブレット部会の8人のみが知る状態が条件の、

半公開ブログとなりました。

  

昨年5月27日からスタートした「毎日タブレット」

こうなったら内容勝負。

内容を積み上げていき、内容を充実させて、

それを見てもらって公開にこぎつけたいと思いました。

それが、1月11日現在で133本の投稿となりました。

  

そろそろ勝負したいと思います。

こんな内容ですが、公開してもいいでしょうか?と問いたい。

  

OKがもえらえるまでは、もちろん公開できませんが、

ブログ「毎日タブレット」133本投稿タイトル一覧を添付します。

こんな内容ですが、どう思いますか?h26.5.27~H27.1.11.docxをダウンロード

2015年1月11日 (日)

おばさん、きっと全ての話を聞いているよ

  

今日は1月11日。

  

平成20年に亡くなった母親の姉であるおばさんが今、生死をさまよっています。

昨年末に脳内出血で倒れました。

  

12月の初めに、父親と挨拶に行ったばかりのおばさんです。

※参考:ここでも道草 「稲荷寿司でシュー」は好評でした(2014年12月7日投稿)

 

 

お医者さんは、もう助かる可能性は低いという診断。

おばさんはベットに横たわり、意識がないようでした。

でも一生懸命呼吸をしていました。

「手を握って」と声をかけると、握り返してくれました。

伝わっているのです。不思議なことです。

意識がないように見えるのに聞こえているのです。

でも日が経って、握る力がだんだんなくなり、今年に入って握らなくなったそうです。

  

9日の日中に勤務校に電話があり、呼吸困難になったと連絡がありました。

年休をもらって病院に駆けつけました。

おばさんは、酸素吸入器をつけて、荒い息をしていました。

お医者さんも、「今日で息を引き取る可能性が高い」との診断。

ついにお別れかと、覚悟しました。

しかし、おばさんは頑張りました。

今も生き延びています。

昨晩、今晩と見舞いに行ってきました。

晩につきっきりで見守っている同い年のいとこ(おばさんの息子)と話をしてきました。

  

「ここで話していることは、(母親は)みんな聞いているじゃないかなあ」

「治って、葬式の話をしてたでしょと怒られるかもしれん」

と、いとこは笑いながら言っていました。

  

おばさんが復帰してそんな話を明るくできたらいいなと、切に思いました。

それくらいおばさんの呼吸は安定してきたのです。

でもまだ意識はないように見えます。

出血は止まったとはいえ、脳の中はどうなっているのだろう?

やっぱり全部話は聞こえているのでしょうか。

それに対して反応できない状態なのでしょうか?

隣町にいながら、なかなか話をする機会がなかったいとこと、いろいろな話ができました。

これもおばさんの導きかな。

それと、毎日飲んでいたビールも、金・土・日と飲んでいません。

なにかあったらすぐに飛んで行けるようにです。

最近、こんなに飲まなかったことはないです。

これまたおばさんの導きでしょう。肝臓を大事にしなよと言われているような・・・。

  

  

 

 

自宅の仏壇では、日々母親に応援を求めています。   

今もおばさんは、病室で頑張って呼吸しているんだろうなあ。

頑張ってよ!

  

  

デジタル授業の先進国、韓国の教訓

  

今日は1月11日。

  

昨年の「クローズアップ現代」(9月8日放映)で、

教育とタブレットに関する内容が扱われたようです。

  
私は見逃しましたが、NHKが番組の内容を全文載せてくれています。

とてもありがたいことです。

ここで読めます↓

NHK ONLINE クローズアップ現代

  

その中で注目したのは、デジタル授業の先進国、韓国の報告です。
  

4年前からICT教育普及に多額の予算を投じてきた韓国。

2015年までに1人1台のタブレット端末導入を目指してきました。

しかし、モデル校では、顕著な効果は出ていないようです。
  
 

教師の声
 

「タブレットだと、わかったつもりになっているだけで頭に何も入ってないでしょう。」
 

「確かに子どもは授業が楽しかったと言うかもしれませんが、

内容は身についていない。それがICTの限界です。」 
   
 

タブレット端末に依存しすぎると能動的に学ぶ姿勢が失われると指摘する専門家もいます。
 

「資料を検索すると早く結果が得られますよね。
 

でもそれは誰かの力で得られたもので、自分のものではありません。
 

他の人が解決したものを借りると、問題解決能力が落ちてしまうのです。」
 

  
子どもたちの読書量も落ちたそうです。
  
 

そうした批判を受け、2013年、政府は144校あったICT教育実践モデル校の

すべてで見直しに踏み切ったそうです。
 

それまで小学校では、タブレット端末を全学年のほとんどの授業で使っていましたが、
 

3・4年生の理科と社会に限定したそうです。
  
  
 

  

先進国の経験は貴重です。教訓です。

これからの私たちの実践に生かしていきたいです。
 

日本は、2020年を目指して、1人1台体制にしていくようです。
 

私の退職する直前。体験できるわけです。
 

実践したいという意欲が高まります。
 

  
  
日本でよく行われている一斉授業では、タブレット端末は向いていないとのこと。

「学ぶ時のスタイルが変わっていかないと、本当の意味でのICTの活用はない」

という先生の発言がありました。
 

本当は授業のスタイルが先で、

ツールであるタブレット端末が後なのが本当だと思います。

ツールに合わせた授業を考えるのはおかしいと思います。

でも、読み書きに困難のある学習障害児にとって有効なタブレット端末。

そんな障害児は、学級に一人はいると言われています。
 

そこにタブレット端末が入ってくる可能性は、意外と大きいと思います。
 

そうなると、授業にタブレット端末は入ってくると思います。
  
 

タブレット端末がある教室で、どんな授業をしていくのか。
 

本末転倒かもしれませんが、考えないといけないことだと思います。

2015年1月10日 (土)

「Newton別冊」からワーキングメモリの説明

  

今日は1月10日。

  

前投稿のつづき。

 

Newton別冊 能力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など

(ニュートンプレス)からの引用を続けます。

  

 

ワーキングメモリについて86~87pに書いてありました。

  

「前頭連合野は行動や感情をコントロールしている」

はさみをさがしにとなりの部屋に行ったとき、

何をさがしに来たのか忘れてしまった経験はないだろうか。

これには、「ワーキングメモリ(作業記憶)」とよばれている前頭前野の機能が関係している。

ワーキングメモリは、短期記憶の一種である。

だが、ほかの短期記憶にはない、重要な特徴がある。

それは、「行動のために使われる記憶である」ということである。

先ほどの例でいえば、「はさみをさがす」という行動を行うために、

「はさみ」についての記憶をワーキングメモリに入れておいて、

となりの部屋でその記憶を使ってさがすのだ。

このとき、声に出して「はさみ、はさみ・・・・」と連呼しつづければ忘れることはない。

ワーキングメモリとは、声に出すかわりに、

脳の中で暗唱しつづけるような機能である。(86~87p)  

  

「行動のために使われる記憶」という説明はわかりやすいです。

「脳の中で暗唱しつづけるような機能」はイマイチすっきりしない説明です。

どういうこと?

  

  

前頭連合野は、

目や耳などから得られる身のまわりの状況や体の内部環境(現在についての情報)、

将来の予定(未来についての情報)、記憶や知識(過去についての情報)などに

アクセスすることが可能である。 

そうしたぼう大な情報の中から、

自分にとって意味のある情報だけを選んで(これを「選択的注意」という)、

それを一時的に保持しておく(ワーキングメモリ)。

そして、その情報をもとに、行動や感情を適切に調節する。

前頭連合野とは、ワーキングメモリを中心とした脳全体を制御する

コントロールセンターなのである。(87p)

Epson344  

この図も頭の整理に役立ちます。

  

「選択的注意」というのが、ワーキングメモリの働きではなく、

前頭連合野内のほかの部分の機能のようです。

「選択的注意」にはホルモンの一つ「ノルアドレナリン」が重要な役割を果たしているようです。

引用します。 

  

「選択的注意とノルアドレナリン」

前頭連合野を含む大脳皮質などには、

ノルアドレナリンを神経伝達物質として放出するニューロンが、

脳幹から投射している。(ニューロン=神経細胞)

Epson542  

サル前頭連合野46野でノルアドレナリンのはたらきをさまたげると、

選択的注意の機能が低下することが報告されている。

選択的注意の異常は、ADHD・うつ病・パニック障害(不安神経症)に

関連していると考えられる。(87p)

  

 

「ADHD」の説明も引用します。

  

「ADHD(注意欠陥多動性障害)」

主に小児期にあらわれる精神疾患だが成人でも発症する。

一つのことに注意・集中することができず、落ち着きがなくなる。

考えずに衝動的に行動する。(87p)

  

ADHDは、ノルアドレナリンの分泌異常で「選択的注意機能」が働かない時に起きるし、

ドーパミンの分泌異常で「ワーキングメモリ」の機能が低下した時にも起きるようです。

なるほど。適切な判断ができないというわけですね。

ADHDについては、だいぶ見えてきました。

  

  

問題は「情動コントロール」です。

上の図でこう書かれています。

  

情動コントロール

前頭連合野は、ワーキングメモリにのった情報をもとにして、

情動をつかさどる大脳扁桃核や記憶をつかさどる海馬などの働きを

適切にコントロールする。(86p)

  

この文章の意味がイマイチよく理解できず。

  

扁桃核の役割は・・・・

扁桃体は快・不快の判断などを行っていると考えられています。

扁桃体が壊れると、自分にとって好ましいか好ましくないかが判断ができなくなってしまいます。

表情から相手の感情を読み取れなくなるそうです。

なので、本当は逃げるものに対して、平気で近づけたり、

怒っている人の近くに近づいていったりしてしまいます。

それが快なものか不快なものかを知っている役割が海馬なのだと考えます。

そうなると「情動コントロール」というのは・・・・・・う~ん、まだ十分理解できていない。

後日の宿題にしておこう。

  

  

まとめ。

ワーキングメモリは「選択的注意」機能を働かせて情報を得て、

さらに予定記憶や記憶・知識を利用して、次なる行動を決定する場所ということです。

指示は高次運動野に出され、行動に移ります。

ワーキングメモリトレーニングは、この流れがスムーズにいくように練習するわけです。

  

  

あとは「情動コントロール」の説明だなあ~。

 

寝る前に、どれだけ記憶に残せるか/前頭連合野

  

今日は1月10日です。

  

前投稿のつづき。

  

「怪人二十面相」は、江戸川乱歩さんが、子どもの頃に見た映画「怪盗ジゴマ」が、

アイデアのきっかけになったと知って、なるほどとうなずきました。

やはりアイデアは、記憶(経験)の組み合わせだと再認識しました。

  

  

Newton別冊 能力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など

(ニュートンプレス)からの引用を続けます。

  

「睡眠がひらめき力をあげることを示す実験」について122~123pに書かれていました。

それによると、同じ練習問題に取り組んだとしても、そのまま起きて取り組んだ人と、

一度寝て取り組んだ人では、寝て取り組んだ人のほうが、

早く問題の法則を発見して、解くことができるのだそうです。

ただし、それは寝る前に練習問題に取り組んだ時です。

寝る前に問題に取り組まず、寝てから初めて問題に取り組んでも、

睡眠をとらなかった人たちと差はなかったそうです。

寝る前に、どれだけ記憶に残せるかが大事なのです。

どうにかしたい課題があったなら、そのことを強く悩みながら眠りに入るのがいいわけです。

翌朝になにか浮かぶことを期待して。

  

  

  

そんな「ひらめき力」に関するページを見たかったのが、

本を手に入れたかった第一の理由です。

実はもう一つ、この本の魅力だったのは、

私の関心事のワーキングメモリについても書かれていたからです。

わかっているようであいまいであったワーキングメモリの確認をしようと思いました。

  

  

それではまずは、ワーキングメモリのある「前頭連合野」について引用します。

  

脳の中には、”脳の中の脳”ともいうべき、

最高次の中枢に位置すると考えられている部位がある。

それが、大脳前頭葉を占める「前頭連合野」である。(84p)

  

「前頭連合野」という言葉もあれば、「前頭前野」という言葉もあります。

どう違うんだと思っていました。

いろいろ調べての結論は、まあ同じものと考えていいということです。

脳の大きな皺によって、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉にわけられ、

その中の前頭葉の前方が前頭連合野と呼ばれます。

  

 

1848年、アメリカの工事現場監督であったフィニアス・ゲージ氏は、

事故によって前頭連合野の大部分を失ってしまった。

一命を取りとめたが、人望が厚かった彼の性格は一変して野蛮になり、

また将来への計画性をもつことができなくなってしまった。

覚醒剤や麻薬の多くも、前頭連合野の活動に影響をあたえて人格を破壊させる。

前頭連合野は、まさに”ヒトを人間たらしめる脳”であるといえるのだ。

ちなみに、ヒトの前頭連合野の大脳皮質に占める割合は約30%である。

一方、ネコの前頭連合野が大脳皮質に占める割合は2~3%しかなく、

ネズミはそもそも前頭連合野をもたない。(84p)

  

人間にとって大事な全頭連合野の中心がワーキングメモリなのです。

次につづく。  

通常では考えつかないような記憶の組み合わせ!

  

今日は1月10日。

  

先日、本屋での立ち読みで、いい本に出会ったと書きました。

ここでも道草 「脳内革命」からの引用/脳内モルヒネのことが掲載されたのは1983年(2015年1月4日投稿)

Newton別冊 能力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など」(ニュートンプレス)です。

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翌日、同じ本屋に行きましたが、すでに誰かが買っていったのか、

見当たりませんでした。

地元の図書館で聞いたところ、最近の「Newton別冊」は買っていないとのこと。

仕方なし。Amazonで購入しました。

  

血や肉になって欲しいので、ここに大事なことを引用してみたいです。

  

「ひらめき力」に最初は注目しました。

  

むずかしい問題の答えを思いついたり、

芸術作品のアイデアを思いついたりする「ひらめき」。

最近の研究から、眠っている間に見た夢が、

このひらめきに大きな影響をあたえている可能性が考えられています。(112p)

  

今、自分で大事にしている「ひらめき力」

「アイデアと根気」で勝負しようといしている私にとって、欠かせない力です。

それに関する記述です。当然注目します。

  

歴史に名を残す天才的な芸術家、小説家、科学者たちが、

ひらめいた瞬間のときを次のように語る逸話は多い。

彼らが眠っている間にみた夢が、偉大な芸術作品や、

常識を変えてしまうような科学の発見・発明につながったというのだ。(114p)

  

その例として、画家のサルバドール・ダリ、作家のロバート・ルイス・スティーブンソン、

科学者のアウグスト・ルイス・ケクレの事例が挙げられていました。

  

で、この本で最も関心が高く、立ち読みで何回も読んだ116-117pを開きます。

  

いったい、夢をみている脳の中ではどんなことがおきているのだろうか。

私たちが得たさまざまな記憶(知識も含まれる)は、

大脳の外側の層である大脳皮質に分散して保存される。

私たちの大脳皮質には実にたくさんの神経細胞がある。

神経細胞はつながりあって、いくつものネットワークをつくる。

その中の特定のネットワークに電気信号が流れると、

分散していた大脳皮質の神経細胞が同時に活動することになり、

まとまった一つの記憶として思い出される。(116p)

  

大脳皮質に記憶があること。まずは覚えておこう。

  

私たちが目覚めて活動しているときは、

その時々で必要なこと以外に注意が向かないよう、

必要な脳内の神経ネットワークのみが選ばれ、

ほかの不要な情報は意識にのぼらないようにおさえられている。

ところが、夢をみる睡眠(レム睡眠)中では、この抑制がハズレ、

おきている間には結合がおさえられていた神経細胞も

ネットワークに組みこまれてくる可能性があるという。

これらの神経細胞の活動によって、

目覚めている間はつながりあうことのなかった記憶どうしがつながり、

通常では考えつかないような記憶の組み合わせが生じて

斬新なアイデアがひらめくのではないか、というのである。(116~117p)

  

面白い!と思いませんか。

「通常では考えつかないような記憶の組み合わせ」!

もうこの説を支持します。

(表紙の絵は、目覚めている時の脳とレム睡眠中の脳の絵が使われています)

何が浮かぶかわからない状況が、

眠っている頭の中で起こっている可能性があるのです。 さらに引用します。

  

 

「眠る前に集中して考えていたことは、

睡眠中に強い記憶となって保存されることが知られています。

あくまで仮説ですが、天才は非常に集中力があるので、

眠る前に集中して考えていたこととほかの記憶との間に

つながりが生まれやすくなるのかもしれません」と、

ひらめきの研究をしている筑波大学人間系の山本三幸(みゆき)博士は語る。

さらに、東京医科歯科大学の岩田誠名誉教授はこう語る。

「記憶がさまざまな組み合わせでつなぎあわせる現象は

天才の脳でも凡人の脳でもおきます。

しかし天才は、並外れた集中力、興味と努力によって、ぼう大な専門知識や経験、

さらには専門外の分野の知識や経験をも脳内にためこんでいます。

つなぎあわせのおきる要素がたくさんあるため、

凡人よりはるかに多くの組み合わせができ、

その中で斬新なアイデアも生まれてくると考えられます。」(117p)

  

  

  

天才だからできる?・・・・・わけではないですよね。

凡人は凡人なりに、ひらめく可能性はあります。上の説を信じたいです。

だからいろいろな知識や体験は積み重ねていきたい。

その原動力が、知的好奇心だと思います。

  

  

手っ取り早く、いろいろな知識を得られ、経験してみたいという意欲を掻き立てるのが、

テレビ番組です。 

これからも興味の向くままいろいろなテレビ番組を見ていこう。

そして、やってみたいと思ったことは動いていこう。

寝ることもおろそかにしないように心がけよう。

その結果、面白いことがひらめくことを期待したいです。

2015年1月 9日 (金)

防寒対策に風穴/クロスワードを学習に活かす

  

今日は1月8日。

  

今朝は寒いと予想されていたので、

自転車通勤で、いつも以上に防寒を心がけました。

朝は甘酒・ココアを飲みました。

一番下のシャツも長袖にしてみました。

上は長袖の服3枚にして、さらにスキーウェアを着込みました。

ネックウォーマー、ズボン下、手袋・・・これで完璧。

と、思いましたが、出かけに靴を履こうとして気がつきました。

靴下に穴が!

出かけだったので、靴下を変えることなく、出かけました。

気にしているためか、足元から寒さが入ってくるようでした。参った!

しかし、太陽が顔を出すととたんに暖かくなる朝の出勤は、

結果的に汗も出て、温まってゴールします。

しかし、日没後の帰りはダメ。

十分に暖まらずに帰宅します。太陽はありがたいです。

  

  

  

辞書引き学習で有名な深谷圭助さんの「クロスワード」とつく著作が、

手元に3冊あります。

パズルで楽しく学べる 小学生の重要語句 クロスワード

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(以後、文中でA本とします)

パズルで学力アップ 小学生の重要語句 クロスワード 4・5・6年生

パズルで学力アップ 小学生の重要語句 クロスワード 四字熟語

(3冊とも池田書店)

  

もう1冊、古藤高良さん監修のクロスワードの本があります。

小学生のチャレンジ クロスワード 1・2・3年生」(新星出版社)

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(以後文中でB本とします) 

  

 

この4冊がとても勉強になります。

  

深谷先生は、A本の「はじめに」でこう書いています。

  

クロスワードの「こたえ」は、小学校の6年間で学習する重要語句になっています。

問題を作成するにあたり、各教科書や学習参考書の中から「重要語句」を集め、

クロスワードとして配列しました。

また、問題となる「たてのカギ」「よこのカギ」は、国語辞典の語釈などを参考にして、

答えを考え導き出すヒントとしました。(2p)

  

この労力はありがたいです。

オリジナルを作ろうと思いつつ、そう簡単にはできません。

やはりこれだけの労力をかけているのです。

ここはお金を払って、その労力の恩恵を受けようと思います。

目の前の子どもたちに役立てたいと思います。

  

  

「学力アップにつながる本書のポイント」

(中略)

ポイント2

小学校で習う言葉や日常単語から出題

各教科で習う言葉をメインに、生活の中で覚えておきたい言葉をプラス。(3p)

  

「生活の中で覚えておきたい言葉」

たとえばこんなカギがありました。

  

煮物やたれなどの味つけに使う、甘い液体の調味料は

「さとう」と「みりん」のどちら?(A本46p)

  

正解は「みりん」

  

  

農家の人は、野さいを口口口口なうちに出荷する。(B本84p)

  

  

正解は「しんせん」

  

  

こういう問題もいいですね。家族に聞きやすいカギだと思います。

知っているだろうと思っても、子どもは知らないことがあります。

その確かめになります。

さらに、何がいいって、これを宿題に出したら、

子どもはわからなかったら家族に聞くと思います。

これがこの宿題のいいところだと思うのです。

  

「生活の中で覚えておきたい言葉」に関するカギは、

特に家族に聞きやすいカギだと思います。

子どもは不明なこと、自信のないことを家族に聞きます。

そのやりとりが大事です。

聞いて教えてもらった子どもにとって、

その言葉はコミュニケーション体験をして得た言葉です。

記憶が定着する可能性が高まります。

家族は、子どもがどのくらいの学力か、どれくらいの言葉を知っているかをつかめます。

  

今朝も「先生!お父さんもお母さんもお姉さんにも聞いたけど、

誰もわからなかった!」と言って、

宿題のクロスワードの空欄を見せてくれた子がいました。

いい体験をしてきたと思いました。

その挙句に教えてもらった言葉は、きっと印象に残ると思います。

  

  

冬休みにクロスワードを宿題に出してみました。

そして3学期が始まって2回の宿題にもクロスワードを入れました。

子どもたちの声を拾い、保護者の声も聞いてみて、

クロスワード式宿題を学力アップに有効に使っていきたいです。

また研究テーマができました。

  

おっともう1月9日だ。

2015年1月 8日 (木)

「少年探偵」シリーズの表紙/柳瀬茂さん、柳柊二さん

  

今日は1月8日。

  

前投稿のつづき。

  

「少年探偵」シリーズの表紙を描いた画家は、柳瀬茂さん、武部本一郎さん、木村正志さん、

岩井泰三さん、伊勢田邦貴さん、吉田郁也さん、柳柊二さん、中村英夫さん、山内秀一さんと、

総勢9人。こんなにおられたのですね。びっくりしました。

でもやっぱり画家によってタッチが違いました。

  

最もたくさん描いている柳瀬茂(やなせしげる)さんに注目しますが、

柳瀬さんの情報がなかなか見つからず。残念。

もう一人、気になった人がいます。

柳柊二(やなぎしゅうじ)さんです。

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私はこの人の絵をたくさん見てきました。

子どもの頃に読んだ本の挿絵で見てきたと思います。

  

Wikipediaの紹介文が印象に残りました。一部引用します。

  

1927~2003年

多様な画題をこなしたが、中でも悪魔、妖怪や幽霊といったホラー画は、

凄絶な恐怖感と独特の美的センスを両立させた出来栄えで、

全国の読者から高い反響と好評を獲得した。

また「地底世界ペルシダー」シリーズ、「英雄コナン」シリーズといった異世界が舞台のSF、

ヒロイック・ファンタジーものの挿絵や表紙画での、主人公や戦士たちの肉体美も印象深い。

くわえて妖艶な美女の作画も秀逸で、特にまぶたを閉じて長い睫をしばたかせ、

口を開きかけた女性の悩ましい表情などは、

多くの昭和期の挿絵画家の中でも群を抜いている。

  

  

子どもの頃とか若い頃はSFをよく読んでいました。

(ああ、SFという言葉の響きが懐かしい)

その時にも出会っていたと思います。

妖艶な美女の絵も浮かびますが、この説明通りの絵はあったけなあ。

  

  

時が経って、画家に関心が向くようになりました。

今度出会った時には、絵をコピーしておきたい。

  

残念なのは、もう柳さんは亡くなっている。その点では、ちょっと遅すぎました。

  

  

 

 

ケツメイシ「トレイン」もいいなあ/「少年探偵」シリーズの表紙

  

今日は1月8日。

  

今月の生活のBGMの1枚。

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ケツメイシの「1 FINGER MIX」です。

ケツメイシは3ヶ月連続で生活のBGMです。

  

この中の「トレイン」がいいですね。

さっそく繰り返して聞いています。

明日の朝からは、子どもたちが来る前の教室の定番曲になるでしょう。

1日のスタートにはいい曲です。

映像はこれです↓

トレイン(PV) ケツメイシ
YouTube: トレイン(PV) ケツメイシ

  

いいなと思った歌詞を拾ってみます。

    

動き出せ 僕の中の 少年のようなピュアなハート

飛び出せ 僕の駅へ 草かき分け走り出せ

  

  

夢見る限りレールは伸びる

加速する度に不安もよぎる

今何処で 何処へ向かってるかは 分からなくていい 夢詰まってる

    

  

ある朝 僕の噂 夕方 悪い噂

そうさ僕のせいさ でも気にせず進んで行く

  

  

動き出せ 僕の中の 詩人のようなキザなハート

飛び出せ 僕の空へ 雲かき分け飛んで行け

  

「詩人のようなキザなハート」

いいなあ、この歌詞。こんなハートを持っていたいですね。

キザは、生命力を持っている証拠の態度だと思います。

心の中はずっとキザでいたい。キザは心の中に持っているもの。

表には出さないものだと思います。  

  

  

  

  

「怪人二十面相」のことを書いてきました。

思い出されるのは、子どもの時に読んだ時の表紙です。

今回、私が読んだ「怪人二十面相」は、

図書館で借りた「江戸川乱歩全集 第二十三巻 少年探偵団」(講談社)に

収められていました。

その本は、黒く地味な表紙でした。

「これじゃないんだよなあ」

  

子どもの頃に読んだ本の表紙は、ドキドキさせる表紙でした。

探してみました。

  

ポプラ社が、私が読んだ当時の表紙、挿絵で文庫本化していました。

ポプラ文庫クラシックというシリーズのようです。

そのために、あの懐かしい表紙を見ることができました。

  

いくつかを転載します。

 

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特に、この「電人M」の表紙は強く印象に残っています。

この表紙を描いた画家の名前を知りたくなりました。

  

調べたところ、すごいサイトがありました。

ここです↓

与志田の貼雑帳  

これを見ると、表紙に関わった画家がすぐにわかります。(つづく)

  

  

2015年1月 7日 (水)

「怪人二十面相」が読みたくなった番組「金とく 仮面の江戸川乱歩」

  

今日は1月7日。

  

学校が始まりました。

やっぱり忙しくなったけど、頑張ろう。まず3日間頑張る。

  

さて、前投稿の続きを書きます。

  

「怪人二十面相」を読みたくなったきっかけになった番組パート2です。

2014年12月12日に放映された

金とく 仮面の江戸川乱歩 生誕120年 近代との格闘」です。

江戸川乱歩のことを45分しっかりやってくれました。

その中で、「怪人二十面相」に関する場面を引用します。

  

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1936年、人々を震撼させる事件が起こります。

二・二六事件。

陸軍内部の対立から青年将校らが武力で東京を制圧。

政府要人が次々と暗殺され、街には戒厳令がしかれました。

そうした中、乱歩のもとに少年誌から連載小説の依頼が舞い込みます。

  

乱歩は、少年時代に過ごした名古屋で見た1本の映画を思い出します。

フランス映画「ジゴマ」

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パリを舞台に怪盗ジゴマと探偵が対決する物語です。

変装の達人、ジゴマ。

乱歩少年は、繰り返しこの映画を見ていました。

ジゴマは、探偵や警察の目を巧みにあざむきます。

権力に屈することなく、自由に社会を生きる。

この怪盗こそ、今、人々には必要なヒーローではないか。  

  

当時は治安維持法の元、自由な表現が許されていなかった時代。

江戸川乱歩は、ジゴマに着目しました。

  

  

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そして誕生したのが、仮面をつけた怪人二十面相。

二・二六事件が起きた1936年、東京に戒厳令がしかれたまさにその年、

二十面相は大都会の闇の中を自在に飛び回るように現れたのです。

  

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その頃、東京中の街という街、家という家で、

人々はある噂話をしていた。怪人二十面相についてである。

  

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二十面相はこんな男だった。

現金は盗まない。貧しい人からは盗まない。

人を傷つけたり、殺したりしない。

盗みを繰り返す一方で、とにかく血を嫌った。

この二十面相を捕まえようとするのが、名探偵明智小五郎。

  

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不安と緊張に満ちた1936年の東京。

神出鬼没の二十面相が、颯爽と東京駅に現れる。

そこに明智を乗せた汽車が到着。

その時から二人の息詰まる戦いが幕を開ける。

  

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二十面相は次々に奇想天外な手を打ち、明智を煙に巻こうとする。

  

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理想とする小説が書けず、素顔を隠していた仮面。

しかし、乱歩は、新たな仮面を二十面相に託し、世の中へと放ったのです。

  

子どもの頃に読んだとき、すでに古さを感じていました。

1936年。生まれたのが「不安と緊張に満ちた東京」だなんて、すごくドラマチックです。

1936年に誕生したことを知った上で、もう一度読んでみたくなりました。

冬休み中に読んでしまいました。

面白かった。今でも、この歳でも楽しめました。

少年誌だからか、会話以外の文章(地の文)がとても丁寧な言い回しです。

この文体の醸し出す雰囲気は、覚えていました。

  

  

  

  

変装の名人「怪人二十面相」という飛び切りのアイデアも、

「怪盗ジゴマ」が生まれるきかっけになっていることを知ったのも重要です。

アイデアはやっぱり”無”からは生まれないということです。

体験知識が結びついてアイデアが生まれることを、あらためて知りました。

やはりふだんから興味のあることは体験したり見たりしておくべきなのです。

一見関係ないようなことが結びついてアイデアができたら、すごく幸運なことです。

  

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