「脳内革命」からの引用/脳内モルヒネのことが掲載されたのは1983年
今日は1月4日。
昨日行った本屋に行って、立ち読みした脳に関する本を再び読もうとしました。
しかし、もう誰かが買ってしまったようで、ありませんでした。
いったい何という本だったんだと、調べました。わかりました。
この本でした↓
「Newton 別冊 脳力のしくみ―記憶力,直観力,発想力,天才脳など」
(ニュートンプレス)でした。
地元の図書館で購読しているようなので、図書館に行って探すことにしました。
昨年の6月27日に発刊されています。
手元に取り寄せて、じっくり読んでみたい本です。
ワーキングメモリのこともわかりやすく説明してくれていました。
図書館になければ、通販で注文します。
中古の本ですが、2000円以内で購入可能です。
「脳内革命」(春山茂雄著/サンマーク出版)を読みました。
最近は「脳」のことが気になります。
この本の中で、72pの「心が科学でとらえられるようになった」
の章が最も心に残りました。引用します。
人間にはすぐれた自然治癒力があり、
その中心になっているのが免疫機構であることはずっと昔から知られていました。
しかし以前は心と免疫力はぜんぜん別なものと思われていた。
それが実は一体のものであったということです。
このことは「ものをいい方向に考えることじたいが効き目のある薬」と
理解していただければいい。
人間はだれでもその体内に、どんな製薬会社にも負けないだけの、
それはそれは立派な製薬工場をもっているのです。
心がプラス発想すれば、
体内製薬工場では瞬時に体のためになる薬がつくり出される。
その薬によって、私たちは病気を治すことができるのです。
しかし一つ間違ってマイナス発想をしてしまうと、
体内製薬工場は体にわるい薬をつくり出す。
このことをしっかり頭に入れておく必要があります。(72~73p)
体のためになる薬というのが、βーエンドルフィンに代表される脳内モルヒネです。
そしてわるい薬というのが、ノルアドレナリンやアドレナリンを指します。
74pから引用します。
ただ誤解のないようにしていただきたいのは、ノルアドレナリンやアドレナリンは、
けっして悪者ではないということです。
人間の体の中で発生するものは、必ずそれなりの目的、
必然性というものをもっています。
ノルアドレナリンやアドレナリンはドーパミンの親戚で、
人間のやる気や活力の源でもあるのです。
ただ体の中で、こんな毒がなぜできるのか、と思われるほど毒性が強い。
その毒性は蛇毒に匹敵する猛毒で、いつもイライラするような世界に
入ってばかりいると長生きできないばかりか、人生がけっしてうまく運ばないのです。(74p)
サークルでこの本について教えてくれた人によると、
ノルアドレナリン・アドレナリンをたくさん出していると、
顔の表情も良くなく、顔形も見栄えが良くなくなってしまうそうです。
他の人から愛されない顔になってしまいます。
βーエンドルフィンを出している人は、穏やかないい顔になるそうです。
表にも出しているホルモンの違いが出てしまうのです。
さらに続きを引用します。
脳内モルヒネが見つかって、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に
はじめて掲載されたのが1983年。
まだそう日がたっていませんが、いままでわからなかった心というものの正体が、
科学の目でとらえられるようになったのは、大きな進歩ではないでしょうか。(74p)
この本が出版されたのは1995年。
その頃から見たら、「そう日がたっていません」でしょう。
しかし、その期間を過ごしてきた身ですが、そんなに前のことには私にも思えません。
まだまだ一般的になっていないと思います。
βーエンドルフィンに代表される脳内モルヒネのこと、気にしていきたいです。
著者の春山茂雄さんがこの本を書かれてからたどった道は、山あり谷ありだったようです。
Wikipediaで調べていて知りました。
それでも持論である”前向きに考えて”進んでおられるのでしょう。
コメント