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2009年5月

2009年5月20日 (水)

アカホシテントウムシがいよいよ羽化

昨日(5月19日)、廊下に持ち込んでおいたアカホシテントウの蛹が次々に羽化しました。

羽化したては黄色ですが、

しだいに色づき、その名の通りアカホシテントウになります。

まずは羽化したての黄色のテントウムシ。

P5190093     

    

    

   

そしてすっかり色づいてアカホシテントウムシになった成虫。

P5190089_2 P5190092

   

    

    

この写真を見て、気持ち悪く見える人が多いと思います。

私も最初、幼虫が群れているところを見た時は、

ゾッとしました。

でも観察していると、慣れるのでしょうか、

そういう気持ちはなくなります。不思議です。

庭のルリタテハの幼虫を3年生に寄付

家の庭にあるホトトギスに、

ルリタテハの幼虫がとりつき、葉っぱをしっかり食べていました。

P5180085 P5180086

   

    

   

ルリタテハは昨年10月に教室で羽化させました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/10/post-ff45.html

    

年に3回(6~7月、8月、10月)羽化するとのこと。

幼虫をつかまえて、3年生の先生に寄付しました。

あのぶら下がった蛹も見せたいし、

何より、きれいな蝶を3年生に見せたいです。

2009年5月18日 (月)

花が咲いてわかったヤマボウシ

学校にはたくさんの木々があります。

でも木の名前の札がついているものが少なく、

札があっても、すでに書かれている字は消えていて判読不明。

     

私が校庭の自然観察をやっていることから、

この木の名前の札をつける仕事が回ってきました。

おっと、仕事が増えたと思いつつも、この仕事なら楽しめるなと喜ぶ気持ちもあります。

     

花が咲いて、何という木かわかったものもあります。

たとえばこの木。

P5110017P5110016    

    

    

ヤマボウシ。

ハナミズキに似ていますが、

ハナミズキは先に花が咲いていましたが、

これは葉が先で、後から花が咲いていました。

花弁に見える総苞片(そうほうへん)の先がとがっているのがヤマボウシ。

先がへこんでいるのがハナミズキです。

   

ヤマボウシもハナミズキもミズキ科の植物。

やっぱり仲間です。

ハナミズキは「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれました。

ハナミズキは、

1912年に当時の東京市からアメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、

1915年にその返礼として贈られたのが始まりだそうです。(ウィキペディアより)

歴史のある花木でした。

   

ヤマボウシは、花と赤い実と紅葉を楽しめるそうです。

そんなことを書きこんだ木の名前札を作ってみたいです。

 

ナガミヒナゲシのタネが出てくる窓

以前、「雑草の鑑」と書いたナガミヒナゲシ

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/05/post-d2cf.html

今年もたくさん見かけます。

男の子が、乾燥したナガミヒナゲシの実を届けてくれました。

写真を撮るために机の上に置いたところ、

次々にタネがこぼれてきました。

P5130003     

     

    

よく見ると、実の上部に窓があって、そこからタネが出てきます。

P5130003_2    

     

     

ナガミヒナゲシは頭でっかちで茎の長い植物。

風にユラユラ揺れたら、

さぞかしタネをまき散らすことになるだろうなと思いました。

    

男の子の「持ち込み」で勉強できました。

子どもたちの「持ち込み」は、閉口することも確かにありますが、

大事にしたいと思います。

廊下を歩いていたカメムシ

5月11日。

帰りのあいさつをした後、廊下にいた男の子2名が

「先生、変な虫がいる」

と教えてくれました。

廊下を歩いていたのがこの虫。

P5110008    

    

    

一緒に観察、撮影しました。

ナカグロアカサシガメと思われます。

他の昆虫に口を刺し込んで体液を吸うカメムシ。

やられた虫はたまったもんじゃない。

昆虫に生まれなくて良かったと思う。    

※5月1日にはヨコヅナサシガメに出会っています。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/05/post-bc0b.html

    

    

そう言えば、5月10日の富幕山でこんなカメムシに出会っています。

P5100114_2    

    

     

これはセスジナガカメムシと思われます。

    

   

今回、同定で参考にしたのが、

岐阜大学教育学部理科教育講座地学教室の作成した「理科教材データベース」です。

理科に役立ちそうなデータベースです。

http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/index.html

    

    

    

2009年5月17日 (日)

「八月十五日」も苗字でした

「四月一日」が苗字だと知ったのは、昨年の五月でした。

「わたぬき」と読む苗字でした。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/05/post-3c5f.html

     

昨日朝のニュース「みのもんたのサタデーずばっと」で、

「四月一日」の他に、

「冬至」「八月十五日」「栗花落」も苗字だと紹介されていました。

    

「冬至」

これはそのまま「とうじ」と読みます。

    

「八月十五日」

この苗字はすごいなあ。出会ってみたいです。

読みは「あきなか」または「なかあき」と読むそうです。

旧暦の八月は秋のど真ん中であることからついた名字でしょうか。

   

「栗花落」

「つゆり」「つゆいり」と読むそうです。

栗の花が落ちる頃に梅雨入りすることに由来するそうです。

      

これは面白いと思ってノートにメモしていたら、

みのもんたさんが「みなさん、ノートにメモしてくださいよ」と言っていました。

言われるまでもなく、やってました。

聞き流すにはもったいない話題でした。

   

このブログに書くのは、知識が自分の血や肉になってほしいため。

   

4月29日、新城市のコンビニの店員さんの苗字がすごく変わっていました。

すぐにメモしなかったことが後悔。

なんだったか?

同じ店員さんに会えるとは限りませんが、

またその苗字に出会いたいがために

1時間ほどかけて出向きたい。

昔、苗字にすごく凝って、調べたことを思い出します。      

     

教室の背面を「虫」だらけにしました

今の教室の背面です。

P5160006     

     

     

   

兵庫県のT先生の実践を真似て、

習字「虫」を掲示してみました。

自然観察をがんばりたい学級らしさが出るのではと思いました。

昨日は授業参観日。

保護者の方々も見ていきました。

      

「虫」の中心にあるのが学級スローガン。

P5160008    

     

    

     

子どもたちの案で「 Yes,  We  Can 」になりました。

私が「きっとできる」と訳をつけました。

この言葉、もう少し頑張ろうと粘る時の支えになってくれると思います。

背景の絵は、岡田淳著「フングリコングリ」(偕成社)のカット。

教室はいろいろな事が起こりうる魅力的な場所だと思わせてくれる話でした。

そんな願いを込めました。

2009年5月16日 (土)

イラガの蛹化(ようか)

運動場で一斉下校をした後は、

校庭をぐるっと回って観察することが日課になっています。

    

昨日5月15日に見つけたもの。

おそらく蛾のマユ。葉をまるめたマユ。

P5150003 P5150004

    

    

    

さわってみると、重みがありました。

何かが中にいます。

しかし、解体する勇気がちょっとありませんでした。

    

    

イラガのマユの中にいよいよ変化がありました。

ウメの木にあったイラガのマユの中を見てみました。

そしたら幼虫が網のようなものに包まれていました。

いよいよ蛹になってきたと思われます。

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以前の投稿によると、5月はイラガが蛹になる時期。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/04/post-9acf.html

ちゃんと蛹になってきています。

これ以後・・・・

6月に成虫が出てきて、産卵。

6月中旬からあのイラガの幼虫オコゼが出てきます。

今年はオコゼと戦う?ことが私の目標の一つ。

蛹に変化したのを観察して、気分は臨戦態勢。

2009年5月15日 (金)

教室でニジュウヤホシテントウの羽化

子どもたちがいろいろなものを教室に持ち込むようになってきました。

これはいいこと。

テントウムシのさなぎを、

卵のパックに入れて持ってきてくれた子がいました。

Photo      

      

       

昨日(5月14日)羽化しました。

私の机上に置いてあったので、

最初に気がついたのは私。

「あ、羽化してる」

と大騒ぎ。

子どもたちも集まってきて、羽化したてのテントウムシに注目しました。

P5140030 P5140034

     

    

    

ニジュウヤホシテントウムシでした。

      

        

虫つながりの話題。

ムッシュさんのブログで、

「クワガタと少年」という映像を見ました。

良かったので、ここに紹介。

(ネットで広がっていくというのは、こういうことなのでしょうね)

季節は巡る/ミカン/ジャケツイバラ/キリ

1年前の昨日、5月14日、前任校の校区のミカン畑に行って、

ミカンの花の写真を撮りました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/07/post-d018.html

今年の5月10日。

静岡県のミカンの大生産地浜松市三ケ日(みっかび)へ行きました。

そこでミカンの花を見てきました。

ほのかにミカンの香りも。

P5100158 P5100160     

    

     

    

場所は違えども、また季節が巡ってきたと思いました。

    

5月10日、愛知県と静岡県の県境付近で、

同じく季節が巡ってきたと感じた植物がありました。

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黄色の花がきれいでよく目立つジャケツイバラ

きれいなものには棘(とげ)がある。

ジャケツイバラはつる性植物で、そのつるには棘があります。

P5100165     

     

    

※1年前のジャケツイバラhttp://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/05/post-b34a.html 

   

    

もう一つ。キリの花。

P5100168_2     

  P5100169         

      

      

      

※1年前のキリhttp://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/05/post-74ae.html

     

ほぼ1年前に本宮山で出会っているジャケツイバラとキリの花。

ちゃんと時期が来ると花が咲くんだな。

当たり前のことが楽しい。     

   

     

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