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2009年5月

2009年5月26日 (火)

カレハガとイモリの卵を発見

土日がすんで、月曜日(5月25日)、

子どもたちが報告に来ました。

「カラスガが卵を産んでた!」

予想通り。やっぱり産んでいましたか。

さらに次の伝令?

「イモリが卵を産んだ!」

えええ、これは予想外。

    

さっそくデジカメを持って観察に出向きます。

子どもたちとともに。

    

カレハガの卵。

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P5250011    

    

    

蝶の飼育箱のあちこちに産みつけていました。

サイトで見て、緑の渦巻き模様に興味を持っていたので、

ぜひ生で見たいと思っていました。

実現しました。

思ったより小さく、細かい網の目も通過するほどの1mm弱の卵でした。

     

     

イモリの卵・・だと思います。自信なし。

石の上に産んでいました。

P5250006   

    

    

   

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私には知識がなく、これがイモリの卵と断定する自信がありません。

でも毎日観察して、細胞分裂をしてイモリが出てくれば確かなのだから、

観察を続けようと思います。

石の上で干からびてしまうのではと心配ですが、

イモリがやったこと。

信じてこのまま観察を続けます。

   

    

三重で・その2/下絵のうちから掲示

5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。2番目の投稿。

    

三重県の三輪辰男先生

実践報告のテーマ「造形コミュニケーション能力を育てる」

図工の専科。1~5学年の図工を担当している。

講演ではなく実践報告。

学校の方針で、図工教材はオリジナルでやるとのこと。

いろいろな図工の授業の様子を写真で見せてもらう。文章で表わすのは難しい。

   1年生での実践。「いろイロいろ水けんきゅうじょ」「色水をつくって、それから」

   ペットボトルに水を入れる。フタの裏に絵具をつける。

   フタを閉めてゆすると色水ができる。

   最初は単色。しだいに子どもたちは混色をしたがる。

   できた色水を他の子と交換し合い、スポイトで水滴を紙面に落として模様をつくる。

作品のタイトルは、見る者のイメージを喚起する。

絵を制作していく時に「どう見られているか」を意識する。

   制作の途中で壁にはって、友だちに意見をもらう。

?年生での実践「成長する□(しかく)」

   1辺10cmの正方形の色画用紙。

   切り取ったところを、正方形の辺を中心に180度ひっくり返していく。

   それを繰り返していくことで、面白い作品ができる。

    

以上です。やっぱり教師はアイディアは必要だと思いました。

どうしたらいいか考えて、マンネリを廃して、アイディアで打開していくのは大事。

「何かいい方法がある」と前向きでおることができる。

    

昨年度、絵画や版画をやった時に、

下絵の段階からどんどん掲示していきました。

翌週まで子どもたちは、自分のを含めて他の子の下絵を見て過ごしました。

途中経過を見せ合う、自分の作品を1週間見ることは効果があると思います。

他の子の作品を参考にすることができるし、自分の絵の評価も得られる時があります。

なにより自分の作品を客観的に見れます。

次の図工ではどう描こうか、掲示された絵を見て少しは考えられると思います。

図工の時間になって、しまってあった作品を手渡された時に、

「こんな作品をつくたんだっけ?」と思うこともあり。これじゃあね。

2009年5月25日 (月)

三重で/ノートを使って全員参加

5月23日「教育フォーラムin三重」に参加。

4人の講師のお話を聞いてきました。

血や肉になってほしい願いをこめて、ブログに羅列的にまとめます。

   

宮崎県の鈴木健二先生。

講演のテーマ「なぜ授業は上達しないのか」

4月から校長先生。

全員が授業に参加していないのに授業を進めている。よくない。

やらせるべきことは最後までやらせる。

大切なことは生徒に発見させる指導。

考えを書かせる指導。全員に考えを持たせる指導。

良い授業の基準(最低限の基準)「学力形成」「全員参加」「教師主導」

5月の終わり。学習習慣を身につけさせているか。挙手の仕方、返事、聞く、ノート、発言、鉛筆、服装、イスの座り方他。

小さな声の発言・・授業は全員でする営みだと思っている教師なら

           全員に聞こえないような小さな声の発言を

           そのまま許容してはならない。(宇佐美寛氏)

どうしたら全員参加の授業ができるか

  形式的な授業からの脱却・・・「いいですか」「いいです」

                   「わかりましたか」「わかりました」

  聞いていなくても「わかりました」ですませてしまう授業の繰り返し。×

  すぐれた教育技術を身につける。「○つけ法」「復唱法」

  発問→個別作業→巡視→指名

  小刻みなノート指導(ちょっとしたことでもノートに書かせる)

本の紹介「教えて考えさせる授業」(市川伸一著)・・・どの教科にも活用できる本物の授業理論。

新任校長として”教師像の提示”

    「授業力のある教師」「上機嫌で情熱ある教師」

       授業力・上機嫌・情熱=3つのJ

      

以上です。

「全員参加」が印象に残ったキーワード。

ノートに自分の考えを書かせる。○か×か書かせる。

ノートを使った全員指導の方法は、漠然とやってきたけど、

次からは意識してやっていきたいと会場で思う。(つづく)

 

  

2009年5月24日 (日)

ムクノキの葉っぱ/自然のサンドペーパー

(前投稿のつづき)

椋本(むくもと)の大ムクに関していろいろ書きたくなって、これが4本目。

ムクノキの葉っぱが面白い。

「ムクノキ」で検索して最初に出てくるサイトにこんなことが書いてありました。(文と写真を引用)

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/ulmaceae/mukunoki/mukunoki.htm

    

葉はケヤキやエノキと似ているが、上部で表面に剛毛があり、さわるとザラザラする。

本種の重要な同定ポイントである。

Mukunoki04 このザラザラ感は、単に剛毛があるからではない。

トクサなどと同様に、植物の表面がケイ酸質の物質で覆われているからである。

ケイ酸は石英やガラスの主成分であるので、例えて言えば、葉の表面はガラスで覆われている状態であることになる。

この葉を食べる毛虫は、まさに砂を噛む思いであろう。

このようなケイ酸による装甲は、イネ科やカヤツリグサ科植物などで普通に採用されているが、木本植物では珍しい。

このような性質を利用して漆器や鼈甲細工、象牙などの表面研磨にも使われてきた。

つまり自然が作ったサンドペーパーである。

爪を切った先端をなめらかにすることなども簡単であり、試してみると良い。

    

試してみたい。

この文章を、大ムクを見る前に読んでおきたかった。

椋本<芸濃町<津市 / 芸濃町のマンホール

(前投稿のつづき)

大きなムクノキがあったことから、

椋本(むくもと)という地名はできたと考えられています。

その地区で見かけたマンホール。

090523_112258_2     

    

     

     

    

このマンホールにはGEINOUと書かれています。

椋本は、かつては芸濃町椋本でした。

芸濃町の町の木「ムクノキ」、町の花「ヤマユリ」、

そして町の鳥「キジ」がデザインされたマンホールと思われます。

(バックのメッシュ模様が何を表しているかわかりません)

    

芸濃町は、2006年1月1日に、津市等10市町の合併に加わり、

津市芸濃町となりました。

津市の中に含まれたわけですから、

このデザインのマンホールはもう作られないことになります。

   

この他に合併で作られなくなったデザインマンホールは数多。

こうやって写真で保存しておくことは大事なことだと思います。(まだつづく)

椋本神社へ/3年に1度行われる獅子舞

(前投稿のつづき)

椋本(むくもと)の大ムクを見た後に、椋本神社に向かいました。

思ったより離れた場所にありました。

細い路地の先にありました。

090523_115702 090523_115727   

   

      

   

鳥居と社殿の写真です。

この神社の境内で、

大ムクの折れた枝で作った獅子頭を使って獅子舞が行われます。

三重県観光連盟のサイトによると、

豊穣、安穏、厄難除を祈願して、

丑(うし)、辰(たつ)、未(ひつじ)、戌(いぬ)年の正月に行われるそうです。

http://www.kankomie.or.jp/db/result.php?id=5023

5023_0     

     

      

     

※上記サイトに載っていた写真。

        

毎年行われるのではなく、3年に1度行われます。

十二支の中で丑、辰、未、戌は一つのグループ(土性)ではあるようです。

なぜこの十二支の年なのでしょう?

獅子舞が同じように3年に1度行われているところは他にもあり、

何かちゃんとした理由があるのでしょう。

今の私にはわかりません。

     

椋本神社には人気(ひとけ)がありませんでした。

3年に一度、盛大な獅子舞が行われるとは思えないような、

ひなびた静かな神社でした。(つづく)

     

 

   

椋本の大ムク

昨日(5月23日)は三重県津市へ。

「教育フォーラムin三重」の講座に参加して勉強してきました。

    

せっかく津市に行くので、他にも何か見てこようと思いました。

午後からの講座なので、

午前中に鈴鹿の山を登り、昼に温泉。そして講座。

そんなゴールデンプランも考えましたが、

1週間の疲れのせいか、早起きができずにお流れ。

     

遅い出発で、午前中に見てきたのは、

津市芸濃町椋本(むくもと)にある「椋本の大ムク」です。

日本で二番目の幹回りと言われるムクノキです。

国の天然記念物に指定されています。

P5230001 P5230002

   

     

    

残念なのは、上の2枚を撮影して、いよいよ木を撮ろうとした時に

デジカメの電池が切れてしまったこと。

したがって木の撮影は携帯電話のカメラ。

画像が悪い・・・。

090523_111536_2

   

    

    

 

          

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何本かの支柱に支えられて、立派に茂った大木でした。

明治3年9月18日の暴風雨で大きな枝が折れてしまいました。

「明治3年9月18日 暴風雨」で検索すると、

紀伊半島を暴風雨が襲って大きな被害をもたらしたことがわかります。

その枝が折れなければ、もっと太い幹回りだったそうです。

その折れた枝がどうなったか?

案内板には次のように書かれていました。

   

その時の神官、駒田巽氏がその枝をそのままにしておくのはしのびないと考え、

獅子頭を彫刻し、明治7年、椋本神社に奉納しました。

   

こうなると椋本神社に行きたくなります。(つづく)

2009年5月22日 (金)

カレハガの交尾

5月20日にカレハガが一頭羽化しました。(前投稿)

5月21日。20日に羽化したカレハガは、

まだマユの中にいる異性の出現を待つかのように、

マユの横にたたずんでいました。

P5210030    

     

    

そして今日(5月22日)の朝、子どもたちが、

「カラスガが交尾している!」と報告あり。

P5220045    

     

    

もう一つのマユから一頭羽化していました。

ひとまわり大きなカラスガでした。

そして交尾していました。

大きい方がメスでしょうか。

やっぱりこのマユから、異性が出現するのがわかっていたのでしょう。

     

蛾の交尾は長いと聞きましたが、

朝、子どもたちが学校に来てから帰るまで、ずっとこの写真の状態でした。

(晩に見に行ったら、分離していました。)

    

こうなったら、産卵してくれるといいな。

特徴あるあの卵を生で見てみたいという気持ちが高まってきました。

    

まさかこんなにカレハガの様子を観察することになるとは思いませんでした。

2009年5月21日 (木)

カレハガの羽化

5月1日に捕獲したカレハガの幼虫。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/05/post-bc0b.html

5月3日にマユを作ったことに気がつきました。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2009/05/post-b8d5.html

    

そして5月20日。

2つあったマユのうち一つから、成虫が羽化しました。

羽化直後の成虫です。

P5200005    

    

    

羽化したのは女の子が気がつきました。

4時間目が始まる時でした。

下は夕方の撮影。

翅が伸びています。

P5200015    

    

    

P5200015_2     

    

    

今日(5月21日)、飼育箱の外に出して、じっくり撮影してみたいです。

口が退化しているため、いっさい食べることがない。

交尾して子孫を残すために出てきた成虫です。

    

ルリタテハぶら下がる/シャクトリムシ/トノサマガエル/ゾウムシ

3年生に提供したルリタテハの幼虫。

5月19日には飼育箱の壁面を登りはじめようとしていました。

P5190107    

    

    

そして5月20日の朝。

幼虫は天井にぶら下がっていました。

これでしばらくすると蛹になるでしょう。

P5200001    

    

    

またあの蝶に出会える日も近い。

3年生もきっと喜ぶぞ。

    

    

その他、最近見かけたもの。

5月19日。

校庭で枝のようなシャクトリムシを久々に見ました。

P5190108    

     

    

ビオトープでは、トノサマガエルを発見。

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ささやかなビオトープですが、

いろいろな生き物がいそうです。

   

5月20日。

校外に子どもたちと出た時に、

「ゾウムシ発見、それも交尾中」

と言って、男の子が見せてくれました。

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同定が難しい。

コフキゾウムシかな?

男の子も辞典で調べるとのこと。

結果を教えてもらおう。

最近の写真

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