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2008年10月

2008年10月22日 (水)

21日の田んぼ・・・カラスウリのタネ

カラスウリを再び発見。

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タネの形が変わっていると話したら、

確かめた女の子がいました。

実をつぶすとぬるっとした中身が出てきます。

その中にタネ。Pa210023_2

   

    

もっと女の子が洗ってみました。

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これが有名な?カラスウリのタネです。

このタネはカマキリの頭にも見えるし、

大黒様が持っている打ち出の小づちのようだという人もいるそうです。

打ち出の小づちは、打てば自分のほしいものが、何でも出るという不思議な小づち。

したがって昔から、カラスウリのタネを財布に入れとくとお金が増えるという言い伝えがあるようです。

この言い伝えは次の本に書いてありました。

カラスウリのひみつ (わたしの研究)

カラスウリのひみつ (わたしの研究)
真船 和夫

偕成社 1997-06
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さらにこの本には興味深いことが書いてありました。

赤い実が熟する頃、太いツルから枝分かれした細いツルが地面に向かってぶら下がります。

そのツルが地面にもぐって、なんとそこに芋ができるのです。

ああ、これも見てみたい。

    

こんな話、明日子どもたちにしよう。

21日の田んぼ・・・出会ったバッタ3種

田んぼに行くたびに出会うイナゴ。

今日も見かけた。

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周りを取り囲んでいる赤い花は何という名前だろう。

葉っぱにシミのような模様があり特徴になっている。

ミズヒキ?ミズヒキかも?ミズヒキの葉はこういう模様がつくようだ。

とりあえず今はミズヒキと結論。これも前投稿に出てきたタデ科。

   

他にバッタ類は2種見かけた。Pa210017

    

    

   

翅が短く、まだ幼虫である。

こういうのを見るとすぐにトノサマバッタと思ってしまうが、

イナゴの一種なのだろう?

   

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キリギリスの仲間でしょうが、何というのだろう。

ウマオイ?クツワムシ?

最初は逃げ回っていたけど、

この葉の上でストップ。

自分ではもう葉っぱに同化したと思ったのだろうか。

まあそう思わせといて、接写をした。

確かにパッと見には葉っぱに同化している。

でも日を浴びると、ツヤのある翅に光が反射して目立つ。

21日の田んぼ・・・イヌタデ/たで食う虫も好き好き

通勤路の田んぼでも、3年1組で自然観察に行く田んぼでも、

最近目につくのがイヌタデ。

調べると花期は6月~11月らしいから、

今になって目につくのは遅いのですが、

でもやっぱり最近目につき、気になっていた。

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アカマンマとも呼ばれ、花をむしりとって器に盛り、赤飯に見立ててままごとに使っていたとのこと。

※参考http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/polygonaceae/inutade/inutade.htm

   

タデとくれば浮かぶことわざは、

「蓼(たで)食う虫も好き好き」

意味は、タデの辛い葉を食う虫もあるように、人の好みはさまざまであるということ。

そうか、この葉は辛いんだ。

しかしよく調べていくと、「タデ食う虫・・・」のタデはイヌタデではなく、

同じたで科のヤナギタデ類を指すらしい。

ヤナギタデはかつては、その辛さ故に川魚などの香辛料として使われてきた。

刺身のつまにこのタデの双葉が使われる。

次のサイトに説明と写真があったので参考にした。

http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/polygonaceae/yanagitade/yanagitade.htm

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今度はスーパーに行ってタデの本物を見てこよう。

いや、買ってみて味わってみよう。

21日の田んぼ・・・赤土で化石作り

毎週火曜日の午後は田んぼに出かけて、

しっかり汚れてくる子どもたち。

保護者の方には洗濯などでご迷惑をおかけしています。

この火曜日は特に泥遊びがメインだったので、さらにひどかった。

気をつけさせてはいますが、子どもたちの予想外の大胆さに驚かされます。

       

赤土が露出すている場所のある田んぼ。

子どもたちにぬれているとねちょねちょして、

乾くとカチンカチンになる赤土を親しませたいと考えていました。

先日のサークル21の会で、アイデアをもらいました。

(求め続けるといつか得られる!)

赤土で団子を2つ作って、その間に葉っぱなどをはさむ。

そのまあ3か月保管して、2つの団子の接合面で割ると、

葉っぱの化石ができるというもの。

赤土の性質を生かした化石作りです。

これはいい。いいことは即実行。

    

あらかじめ持ち主の方の家に行って、

赤土を少しいただきたいとお願いに行きました。

赤土はあぜ道を作る時に使うものだけど、

いいですよ、ほしいだけどうぞと快諾してもらいました。感謝。

       

こうして昨日(21日)の田んぼでは子どもたちは泥遊び。

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赤土をこねて、その上に葉っぱを置きます。

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いい手しているでしょ。この泥だらけの手が楽しい。

上からもう一つの団子を載せて、葉っぱをサンドイッチします。

その時に注意するのは、2つの団子の接合面を外からふさがないこと。

3ヶ月後に割る時に割りやすいようにするためです。

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さ~3ヶ月後が楽しみ。

2008年10月19日 (日)

ひっつき虫の季節到来・・・センダンソウ

遠足の帰り道にはひっつき虫があり、子どもたちは喜んで遊んで帰りました。

先頭を歩く私に後ろから付けてくる子もいました。

子どもの頃から使ってきた「ひっつき虫」と言う名前は、

世間でどうやら通用する言葉であり、

服などに張り付く植物の種子や果実の通称。

   

今回帰り道にあったのは次のひっつき虫。

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センダンソウ。

これが服にどさっと張り付くとやっかいやっかい。

      

子どもたちが季節と遊んでいる姿は見ていて楽しくなります。

気持ちのいい帰り道でした。

きっとニホンアカガエル

10月15日は社会見学兼遠足でした。

トンボ鉛筆新城工場を見学して、牛の滝という名勝を見てきました。Pa150091

左が牛の滝の写真。

   

   

ここでさっそく生き物採集にいそしんだ子たちがいました。

最大の収穫はこのカエルでしょう。Pa150079_2 Pa150080

   

    

   

立派なカエルでした。

名前は?

ニホンアカガエルかヤマアカガエルのどちらかだと思いますが、

どっちだろう?

見分け方は背中の線。

次のサイトにも見分け方が書いてありました。

http://www.maff.go.jp/nouson/mizu_midori/frame/317f.html

Nihon    

    

う~ん、微妙ですが、私はニホンアカガエルと思います。

いつも自然観察に行っている田んぼにはいない種類のカエル。

こういう時に出会えてラッキーでした。

   

でもなあ、ヤマアカガエルにも見える。

出会ったのも山の中だもんな。自信なし。

だれかご教授を。

2008年10月18日 (土)

今度はナマズがやってきました

男の子がナマズをつかまえて、教室に持ってきました。

まだまだ小さいナマズです。

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ドジョウの水槽にとりあえず入れました。

ドジョウと比べると、頭の部分が大きいのが目立ちます。

色も茶色です。

さて何を食べるのだろう。

生きたエサを必要となるとやっかいです。

今調査中。

大きくしてあの独特の顔を見てみたいです。

翌日、やっぱり羽化したルリタテハ

17日の朝7時半すぎ、教室へ。

きっとルリタテハのさなぎが羽化していると思って、カメラを持って行きました。

しかし、さなぎはそのままでした。

羽化は早朝が多いので、今日の羽化は無理かと思いました。

8時半。子どもが気がつきました。チョウがいつの間にか羽化していました。

すでに翅がしっかり開いています。

まいった!羽化している最中を見たかったのに、

目を離した1時間の間に羽化は終わっていました。残念。

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でもこうやって連日無事に羽化が成功したことはうれしいことです。

    

ルリタテハは夕方外に逃がしました。

しばらく垣根にとまっていたので写真を何枚か撮りました。

「先生、ルリタテハの目は×(バツ)になっているよ」と子どもたちが言ってたので、

じっくり見てみました。確かに×でした。

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本年度、3の1の教室でたくさんのチョウが羽化しました。

こんな秋が深まってからも見れるとは思いませんでした。

幸運でした。

成虫越冬するルリタテハ。このチョウも今からが試練でしょう。

成虫越冬中のルリタテハの写真が次のサイトにありました。

保護色のため、どこにいるのかわかりません。

1043303406ruritateha http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200301/1043303406.html

ルリタテハの羽化/再びクロコノマチョウ

10月16日、子どもたちが「チョウが生まれた」と言ってきたので、

さっそく教室のチョウの飼育箱をのぞきました。

ルリタテハのさなぎからチョウが生まれていました。Pa160096

   

    

   

翅の裏は焦げたような模様をしていて、

とてもきれいとは言えないものです。

しかし翅を開くと、青い筋の入ったきれいな表の模様を見ることができます。

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翅の裏は保護色なのでしょう。

裏表のギャップが面白いです。

   

この日、飼育箱には先客のチョウがいました。

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右が生まれたばかりのルリタテハ。

左がクロコノマチョウです。

クロコノマチョウが教室に来たのは2頭目。

10月10日に同僚の先生がつかまえて教室に届けてくれました。

そのクロコノマチョウは13日に逃がしました。

16日、「家に飛んできたのをお兄さんがつかまえた」と言って、

一人の男の子が持ってきてくれたのが写真のクロコノマチョウ。

もしかして13日に逃がしたのが再びつかまった?とも思いました。

しかし、よく観察したら違いました。

   

2頭のチョウは、16日の夕方逃がしてあげました。

飼育箱にはもう一つルリタテハのさなぎ。Pa160099

    

    

   

同じ頃にさなぎになったので、きっと明日(17日)には羽化するだろうと、

みんな予想してました・・・・・・次回の投稿に。

    

2008年10月17日 (金)

14日の田んぼ・・・ツリガネニンジン、ツマグロオオヨコバイ

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紫の花をつんでいる女の子がいました。

ツリガネニンジン。

春の若芽は「トトキ」と呼ばれ、おいしい山菜らしい。

    

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雨の中の田んぼ。

雨だから見ることができたのが下の写真。

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大きな葉っぱの裏で雨をしのぐツマグロオオヨコバイ。

敵に会うと横にはって逃げることから「ヨコバイ」が名前につくと聞きました。

本当に横にはうのか?

さっそく実験。

手でつついてみました。

その直後、ツマグロオオヨコバイはツツツッと横にはって葉っぱの表に逃げてしまいました。

面白い、面白い!

またつつくと、今度も横にはって葉っぱの裏側へ。

実験は大成功。

この実験、ある男の子もやっていました。やるじゃん!

   

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雨でも関係ないカエル    

最近の写真

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