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2017年12月 3日 (日)

「新月木」に興味あり

 

今日は12月3日。

  

9月20日放映の「絶景にっぽん月の夜」という番組で

興味深いことを紹介していました。

書き留めます。

  

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満月が欠けていき、月がなくなっていく時期を

何よりも大切にしている人がいるそうです。

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建築家の岩越松男さん。

岩越さんが出してきたのは月齢カレンダー。

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岩越さんが言うには、月が欠けていく26日くらいからが、

切り旬(きりしゅん)」なのだそうです。

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「切り旬」というのは、木を切るのにうってつけの時期。

この「切り旬」に切った木は「新月木(しんげつぼく)」と呼ばれます。

月の力によって、神秘のパワーを宿した木なのだそうです。

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一緒に仕事をしている杉浦さんの話

  

杉浦:虫が入りにくい。香りがいい。

   木の色がウマくあがっている。

  

ナレーターさんの説明

  

ナレーター:不思議なことに、新月の頃には、

   木の養分が根っこの方へ下りていき、

   幹は腐りにくくなるそうです。

   防腐剤などがなかった時代、新月木は、

   日本の木材建築を支える大事な建材でした。

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   世界最古の木造建築、法隆寺。

   ここにも新月木が使われていると言われています。

 

岩越さんが新月木で建てた住宅を訪れました。

築3年。防腐剤を使っていない梁なら、

割れ始めてもおかしくないそうです。

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でもこの住宅は、割れはなく新品の状態。

 

岩越:家を建てて30年で壊していたら、

   山なんか、みんな丸裸になっちゃいますよ。極論でいうとね。

   (家を)うまく使い続けるためにには、

   新月木で良い木の状態でないとダメなんだ。

  

ナレーター:長持ちする家は、月のおかげ・・・なのかもしれません。

   

 

「新月木」

あの月にはそんな影響力があるのでしょうか?

 

「新月木」に関するこの文章も内容が面白いです。

LOHAS EYES「新月の木」 月の魔力が森を守る

 

一部引用します。

  

自然界のあらゆるものは太陽と月の影響を受けており、

植物や木も例外ではなく、太陽や月のリズムに影響されていることを、

昔の人は良く知っていて、木を切る時期を選んでいたのだと思います。

日本では良い木材を得るには「木が眠っている」時に

伐採するのが当たり前でした。木が眠るとは、春夏の成長期が終わり、

長い冬が始まる11月、12月のことです。

つまりこの頃の下弦の月から新月に至る1週間程の期間に伐採された木は、

最高の「新月の木」になります。

月のリズムがつくる「新月の木」は、腐らない、反らない、虫がつかない、

火が燃え付かない、室内の空気を浄化し、シックハウスにならない。

そして何百年も使え、日本の山林を回復させることにもなるというのです。

(中略)

オーストリアにも「新月の頃に伐った木は虫がつかないし、長持ちする」

という言い伝えが昔からあったそうです。

近代林業の中では迷信だと無視されていましたが、

エルヴィン・トーマ氏の著書「木とつきあう知恵」の原書が

1996年に出版されると賛否両論の大反響があり、

ドイツではベストセラーになりました。

その後、チューリッヒ大学で研究が行われ、

その内容が正しいと実証されてからは、

ヨーロッパでも「新月の木」を使う動きが広がっています。

(中略)

「月」と「木」はいったいどんな関係があるのでしょうか。

あのヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」も

新月の木でつくられていると言います。

世界最古の木造建築として知られている法隆寺も

「闇伐りの木」つまり、「新月の木」を使っていると言います。

美しく塗られた漆の器に使う木には、日本人はことのほか

慎重に木を選んだと考えられます。

神社仏閣のすぐれた木造建築には長い時間を掛けて

木を選んでいます。「一輪の花を見て宇宙を感じる」

日本人の感性が「新月の木」を伝承してきたと言えます。

  

ね、面白い内容の文章でしょ。

さらにさらに、「NPO法人新月の木国際協会」なる

団体もあるそうです。

NPO法人新月の木国際協会

こだわってみるといろいろ広がりそうな「新月木」

 

また新しいテーマに出会いました。

テレビはこういう出会いの場となります。

きっとブログに何度か登場します。きっと。

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