2019年11月10日 (日)

20191106報告 南沢山・横川山③/頂上からの景色

  

今日は令和元年11月10日。

  

前投稿に引きつづき、登山報告。

  

いい天気でした。

横川山山頂からの景色です。

 

御嶽山・乗鞍岳・北アルプス

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ピンボケだけど、穂高岳・槍ヶ岳が見えました!

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中央アルプス

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北アルプス

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富士見台・恵那山

Rimg2204  
贅沢させてもらいました。

下山は午後2時25分頃。

5時間半ほど山の中にいました。

   

 

  

帰路の道路で見た景色。

カラマツが黄色く色づき、夕日が当たってきれいでした。

撮りたい時には、駐車できない場所でした。

やっと駐車できて撮った1枚。

もっといいところがたくさんありました。

Rimg2241  

色づくということは、葉が落ちるということですよね。

松なのに?

Wikipediaによると、カラマツは「落葉松」という別名がある

落葉針葉樹でした。今頃知りました。

  

  

以上で報告終了。

20191106報告 南沢山・横川山②/頂上へ

  

今日は令和元年11月10日。

  

前投稿に引きつづき、登山報告。

  

紅葉の中を歩く。

Rimg2162  

頂上が近づくと、紅葉のピークは過ぎて、

葉っぱがない木が増えました。☟

Rimg2165   

  

信州山歩き地図Ⅳ 里山編」絵地図です。

Epson111c_2  

絵地図にある「斜めになったカエデの木2本」は

楽しみでした。見逃さないようにしようと気をつけていました。

 

そしたらわかりやすかったです。

これなら見逃さないです。☟

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信州山歩き地図Ⅳ 里山編」絵地図です。

Epson111d  

南沢山まで0.4km」の看板は落ちていました。残念。☟

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☝ かろうじて?読めます。

  

  

南沢山頂上。

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南沢山から横川山への道で見ました。☟

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もうすぐ横川山頂上。☟

Rimg2190

13年ぶりの横川山頂上からの景色は次の記事で。

  

  

つづく。

 

20191106報告 南沢山・横川山①/絵地図と比べながら歩く

今日は令和元年11月10日。

   

ここでも道草 「薬のやめどき」その2(2019年10月31日投稿)

この記事で引用した文章。

  

(抗不安薬の)減薬の前にやるべきこと

(中略)

そして何より、毎日6000~8000歩、歩くことだ。

歩くことでセロトニンの代謝が向上し、不安が和らぐことが

証明されている。

 

毎日は無理ですが、毎週山に行って歩いています。

これは、自分の病気にはいいはずと思って、

正々堂々?実行しています。

でも、昨日は不調でした。

奥さんと買い物に出かけましたが、

車から出ることができませんでした。

こんなに休ませてもらっているのに、

まだ治っていないのかと思いながら、

昨晩は布団にもぐって寝ました。

  

 

今回の登山は、久々奥さんと登りました。

長野県南部にある南沢山・横川山。

先日登った兀岳・夏焼山に近いです。

”あの本”がまた使えます。

信州山歩き地図Ⅳ 里山編」(中嶋豊著/信濃毎日新聞社) です。

 

この本に掲載されている登山道の絵地図が素晴らしい。

今回もその絵地図を片手に、絵地図に描いてあるものが、

実際にあるかどうか確認しながら歩きました。

私にとっては性に合ったこと。楽しみました。

  

朝日を浴びた紅葉。☟

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落ち葉がよかった。☟

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家から登山口まで3時間ほどかかりました。

よく冷えた朝で、車の気温表示が−1℃を示しました。

この秋(もう冬?)初めてのマイナスです。

  

阿智村のふるさと村自然園の受付で、1人200円を支払って

許可証をいただいて、奥の駐車場へ。

登山口は、この駐車場の傍らにあります。

駐車場から見える紅葉もよかったです。☟

Rimg2130  

登り始めは午前8時50分頃でした。

信州山歩き地図Ⅳ 里山編」絵地図です。

Epson111a 

実際の「中間点まで1km」です。☟

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紅葉です。

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Rimg2141 

紅葉も注目しましたが、ヤドリギも気になりました。

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立派なヤドリギでした。

  

  

紅葉が続きます。

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信州山歩き地図Ⅳ 里山編」絵地図です。 

Epson111b

沢コース分岐です。

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太い倒木の間を通る」です。

Rimg2230  

倒木はコケに包まれていました。

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平坦で快適な道 右に大岩2つ」です。

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こうやって確認するのが楽しい。

  

  

つづく

  

  

    

 

水にぬれると透明になる花はある?

今日は令和元年11月10日。

  

昨晩、またクイズ番組でいい勉強をしました。

フジテレビ系列の「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」です。

99 クイズ99人の壁HP

水をかけると花が透明になる植物があるかないかという問い。

ないと思ったのですが、ありでした。

その植物の名前は、

サンカヨウ

覚えたいですね。

  

バラと小さなガーデンづくり 透明な花サンカヨウってどんな花?

ここから引用します。

  

漢字では「山荷葉」と書きます。「荷葉」とは「蓮の葉」をさすそうで、

山に咲く蓮のような葉をもつ花」といった意味合いをもつ名前です。

蓮というよりは蕗の葉のようですが、とにかく大きな葉をもつ山の花です。 

  

写真も1枚転載。

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クイズ番組がまだまだ多いなあと思いますが、

クイズ番組のおかげで、

日本人が昔学習したことを復習したり、

新しいことに知的関心をもったりする機会にはなるなあと思います。

  

サンカヨウについては、この動画も見ごたえがあります。

山登りに行った時に、見逃さないようにしたい。

そのためにもじっくりと見ました。


YouTube: サンカヨウ前編(芽出し~開花) 山野草140


YouTube: 山野草141 サンカヨウ後編

 

2019年11月 9日 (土)

椿森林軌道のインクライン

今日は令和元年11月9日。

  

この本を読みました。

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amazon 

「特撰森林鉄道情景」(西裕之著/講談社)  

 

前投稿でも書いたように、

金とく」で森林鉄道に関心を持ちましたが、

山好きにとって森林鉄道に関心を持つことは

必至なことだと思いました。

 

この本には、全国各地の森林鉄道の写真が

どっさり載っていました。

そのほとんどが、白黒写真です。

もうとっくの昔に、森林鉄道の運営は終了しているからです。

かつて、山の中に線路が敷かれ、たくさんの材木を積んだ貨車が

動いていたのですね。

大杉谷森林鉄道にあったインクラインも、あちこちにあったようです。

一番印象に残ったのが、秋田県の男鹿半島にあった

椿森林軌道のインクラインの写真。

この1枚だけ転載しちゃいます。すみません。

Epson110  

添えられた文章も引用します。

 

この線の特徴は、集落の背後に急な斜面が立ちはだかっているために、

漁港の貯木場からすぐにインクラインで台地状の中腹部に上がって、

ある程度の水平軌道で伐採地まで向かうという線形である。

(43p)

  

漁港の名前は椿漁港。

グーグルアースで見ると、この港は今もあるようです。

そして「集落の背後に急な斜面」は今もあることが

わかります。

ただインクラインがどこにあったのかは、不明です。

グーグルアース 男鹿半島 椿漁港

Photo  

調べると、インクラインがあった可能性のある場所を

駆け上がった方がおられました。

廃線レポート 椿森林軌道  <第一回/>

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いるのですね、こういう人。

椿森林軌道の跡を克明にたどることを試みる人が。

素晴らしい。

2005年の報告でした。

特撰森林鉄道情景」は2014年の刊行。

きっとこの本のインクラインの写真を見て、

感激されただろうなあ。

大台ケ原山森林鉄道その6/東洋一の索道

  

今日は令和元年11月9日。

  

前投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

船津駅から歩いてきた、橋本博さんと小林知之さんは、

大きな谷を見おろせる場所にたどりつきました。

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これが大杉谷です。

深さ400m以上の険しい谷です。

Rimg2118a

☝ この図の、深い谷の部分に来たのです。

ここをどうやって木材を運ぶのか。

  

ここで橋本さんが、写真を提示してくれました。

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索道(さくどう)と言うそうです。

谷の上に張られたワイヤー。そこに木材をつるして運んでいました。

こんな感じに。☟

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長さは1300m。

昭和初期、造られた当時は「東洋一の索道」と呼ばれていたそうです。

材木と一緒に人が乗っているのが驚きです。

  

  

う~ん、まだ書き留めたいことはありますが、

金とく 中部ネイチャーシリーズ 大台ケ原山 

幻の森林鉄道を探せ」の読み物化はここまでにします。

大台ケ原山森林鉄道その5/橋と線路が残っていた

  

今日は令和元年11月9日。

  

今日も頑張って道草しよう!

 

一昨日の投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

前回で紹介した大杉谷森林鉄道のインクラインは

地図で表わすとここです。☟

Rimg2101  

インクラインで高い場所につながった森林鉄道は、

再び山奥に向かって延長します。☟

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☝ 深い谷を目の前にします。

そこまでの行程で、当時をしのばせる光景に出合いました。

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☝ これはすごい。橋があって、レールが残っていました。

それもカーブ。

 

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☝ 線路の幅は3cmほどしかなくて、狭いです。

その狭さのために、脱線事故も多かったそうです。

カーブを曲がる貨車の映像が流れました。

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☝ 時速数kmでゆっくりゆっくり通過したそうです。

  

橋本博さんの語りです。聞き書きします。

  

橋本:この辺、大杉谷を含めて紀伊半島南部は、

  かつては”木の国”と言われていたんですね。  

  それだけ木材資源、森林資源が豊富にあったと

  いうことなんですけども。

  昔、まだ技術が未熟な時代に、寝食を忘れて

  汗とか油にまみれて辛苦を重ねた時代があったんです。

  そういう苦し時代があったからこそ、

  今があるんですね。今の林業があるんです。

  だからこそ、こういったところに足を運んで、

  先人たちに敬意を表すというか、

  目を閉じて見るんですよ。

  そうするとかつての賑わいがね、はっきりと力強く

  よみがえってくるんですよ。

  機関車の音とか、チェーンソーの音とか、

  斧の音とかが。それがたまらないんですよ。

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☝ 私もこの場所に行って、想像してみたいです。

   

森林鉄道跡の探索は、当然登山に近いので興味津々です。

山中に入って、この風景に出合ったら、感激するだろうなあ。

  

つづく

 

2019年11月 8日 (金)

「温暖化」をどう考えるか⑥/これから意見形成をやっていく

  

今日は令和元年11月8日。

   

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

 

温暖化に向けて何か政策を考え実行する際の、

注意点について述べています。

   

問題によっては、たとえば地域固有の問題に

長年付き合ってきた市民は、専門家よりもよほど、

その問題と付き合うための知恵を持っている場合があるでしょう。

そのような知恵を「ローカル知」とよんで、

専門家の持つ「専門知」と対比することがあります。

専門家と市民がローカル知と専門知を相互に学び合うことによって、

判断に必要な知識が充実するということがありえます。

(167p) 

  

  

政治が判断を行う場に、国民の意見を届ける方法が必要になります。

ただし、この際の意見とは、ブームや気まぐれや政治的動員で

決まるようなものではなく、国民一人一人が十分な情報を与えられて

熟慮した結果であるべきです。

これは、言うのは簡単ですが、実際にはとてもたいへんなことだと

思います。これを最初から完璧にやることは不可能えすが、

それに向けた実際の取り組みとして僕の目に留まったものを、

3つ紹介します。

(179p)

  

  

その3つを書き並べます。

気候変動に関する世界市民会議 2009年9月

 デンマーク技術委員会のよびかけ

 今でも世界市民会議は開催されています。2015年の様子。☟


YouTube: 世界市民会議「気候変動とエネルギー」

 

エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論 2012年 

 民主党政権下 国家戦略室による

   ※国家戦略室 エネルギー・環境会議 ☟

Photo_2 ☝ このページを開いて、紫色の「いただいたご意見」を押すと、

膨大な量(9万件近く)の意見を見ることができます。

著者の江守さんの意見の番号は46435です。

実際に今でも読むことができました。

 

英国2050 Pathways Calculator 2010年

 イギリスのエネルギー気候変動省で開発されたソフトウェア。

 現在、アクセスしても、見つかりませんでした。  

  

  

あなたがこのような意見を真剣に形成しようと思えば、

多くの専門的情報を得たり、人と議論したりする必要があります。

一般に、ある問題への自分の意見を真剣に形成しようと思うと、

手間暇がかかります。

意見形成のコストといってもよいでしょう。

世の中にさまざまな重要な問題がある中で、

本書で論じた「地球規模で長期の温暖化政策」の問題に

あなたが意見形成のコストをかけるかどうかは、

あなたの自由です。ただし、判断された結果に文句を

言いたいのであれば、しっかりしたあなたの意見を形成して、

何らかの方法でそれを表明してほしいと思います。

(206p)

  

意見形成のコストをかけ始めました。やっと。

  

次に多くの国民が温暖化について考えるときには、

「省エネは大事だけど、それだけでは温暖化は止まりません」

という正直なメッセージをみんなに知ってもらったほうがよいと

僕は思っています。

子どもたちを含めて、省エネすればあとは誰かが

何とかしてくれると思っていた人たちには悪いですが、

「えっ、それだけでは止まらないの?」

と一度驚いていただいたうえで、

「じゃあ、どうしたらよいのだろうか」とみんなで考える段階に

バージョンアップしなければいけないと思います。

これは、いってみれば、「温暖化ブーム2.0」です。

そして、そこで求められる市民の最も重要な仕事は、

省エネよりもむしろ、「意見形成」なのです。

(208p)

 

台風15号、19号の被害は、多くの人が温暖化について考える

きっかけになったと思います。

私は、これを機会に、いろいろ情報に触れて

意見形成をしていきたいと思います。

  

以上で「異常気象と人類の選択」からの引用を終えます。

「温暖化」をどう考えるか⑤/温暖化への適応策

  

今日は令和元年11月8日。

   

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

  

もう一つ、重要な対策の考え方として「適応」があります。

これは「2℃」などの目標達成のための対策ではありませんが、

ついでに説明しておきます。

温暖化への「適応策」は、温室効果ガスの排出量を削減する

「緩和策」とは違い、実際に生じてしまった気候の変化に対して、

なるべく悪影響を受けないように、あるいは良い影響を

引き出すように、社会の側でさまざまな対応をすることです。

たとえば、農業への悪影響を減らすために

品種改良や農業技術の改良を行ったり、

熱中症の被害を減らすために保健指導を行ったり、

洪水の被害を減らすために治水対策を強化したり、といったことです。

 

適応策は、気温上昇を何℃に抑えるにしても、

多かれ少なかれ実施する必要があります。

適応は、発展途上国の開発や防災対策と一石二鳥になることが

多いので、ある程度は積極的に推進することに意味があります。

しかし、一般的にいって、気温上昇がどんどん大きくなり、

したがって温暖化の影響が大きくなると、適応策では

しのぎ切れなくなる限界があるでしょうから、

適応策だけに頼ればよいというものではありません。

それに、適応策の種類にもよりますが、適応策にもコストが

かかることに注意が必要です。

また、ダムなどの治水対策が生態系破壊につながったり、

適応の名目に便乗して開発が大盤振る舞いになると、

実際にはあまり役に立たないインフラをたくさん作って

しまったりする心配もあるでしょう。

(145~146p)

  

あらためて書きますが、台風15号、19号の被害は、

適応策ではしのぎ切れないことを突き付けられたように思います。

6年前の本ですが、今年のことを予言したような感じです。


YouTube: 長野市の新幹線車両センターが水没 JR東日本(19/10/13)

Photo

  

 

温暖化問題において人類が置かれたこの状況を

病気にたとえると、慢性の生活習慣病を放っておいたら、

大手術をしないと完治しないというところまで

病状が進行してしまった、という状況に近いと思います。

手術するしかないじゃないか、と思うかもしれません。

しかし、手術が失敗して病状が悪化するかもしれないし、

莫大な治療費がかかります。

では、病気の進行を受け入れて、苦しい症状が出ないことや

画期的な新薬が開発されることを祈るほうがよいでしょうか。

この状況で、何が正しい判断かは自明でないと思います。

(148p)

  

  

6年前にこう考えていたのですね。

そして6年経って今があります。

 

 

  

つづく

「温暖化」をどう考えるか④/理念主導では世の中は簡単に変わらない

 

今日は令和元年11月8日。

    

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

  

  

まず、気温上昇が「2℃」を超えたら本当にいけないのでしょうか。

温暖化の影響については、僕は多くの専門家の方々と共同で

『地球温暖化はどれくらい「怖い」か?』(技術評論社)という

本になるべく書きましたので、詳しくはそちらをご覧ください。

温暖化の悪影響として心配されていることには、

熱波や大雨などのいわゆる異常気象の増加、海面上昇、

地域によっては水不足、農業への悪影響、

これらによる人の健康への悪影響、

野生生物種の絶滅が加速することなど、

さまざまなものがあります。

寒冷地での健康や農業など、地域や分野によっては、

よい影響もあるでしょう。

しかし、全体的には悪影響がよい影響を凌駕するという認識で、

話を進めます。

(132p)  

  

今年の台風15号、19号の被害を見ると、

さらなる気温上昇は、悪影響が心配されます。

 

  

化石燃料を使いながらも、二酸化炭素を大気中に

排出しないための技術が重要な意味を持ってきます。

それが、炭素回収貯留(CCS)と呼ばれる技術です。

つまり、化石燃料を燃やした際に発生する二酸化炭素を、

地下の帯水層などに注入して封じ込めるというものです。

(138p)

  

そうかこういう発想もあるのですね。

しかし、課題は多いです。

  

  

産業構造の変化なんていうものは、新技術の出現、

少子高齢化、新興国の台頭などによって、

放っておいても起こるでしょう。

特に、新技術の出現は誰も予想していなかったような

速さで社会を大きく変えしまうことがあります。

いわば、技術イノベーションがもたらす社会イノベーション、

あるいはその両者の相乗効果です。

そして、その場合は既得権益を持った人が抵抗しようとしても

その流れを押しとどめることはできません。

(デジカメの出現で仕事がなくなった写真屋さんは、

きっと抵抗のしようがなかったことでしょう)

先ほど触れたスマートグリッドや再生可能エネルギーの

大量導入も、予期せぬ技術開発の成功によって、

技術主導であっというまに進む可能性も、

なくはありません。しかし、逆に、そのような技術主導の

変化が起こらなかった場合に、「社会はこうあるべきだ」という

「理念」の主導でそのような変化を起こすのは、

たいへんなことだろうと思います。

(143~144p)

 

デジカメの例えはすごくわかりやすいです。

  

産業革命は技術主導で起ったため、

機械に仕事を奪われた労働者がどんなに抵抗しても

その流れに抗(あらが)うことはできなかったでしょう。

一方、共産主義革命は理念主導の革命でした。

世界規模で大きな権力闘争と対立を何十年にも

わたって引き起こした末に、世界的に見るとその失敗が

証明されたといっていいでしょう。

これにならえば、「環境革命」「エネルギー革命」の場合も、

予期せぬ技術イノベーションがあれば不可避的に進むことが

ありえるでしょうが、理念主導ではこれを成就させることは、

なかなか難しいと覚悟しておくべきだと僕は思います。

(144p)

  

なるほどです。

こういう世の中にすべきという理念だけでは、

それが良かれと思っても、世の中は変わらない可能性が高いのです。

  

  

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