伊勢湾台風60年 色が呼びさます記憶③AIによってカラー化された映像
今日は令和元年9月30日。
前投稿に引き続き、9月26日放映の「チャント!」より。
伊勢湾台風からちょうど60年ということで、
「チャント!」では伊勢湾台風の特集をしてくれました。
情報を得るチャンスはこういう時。
チャンスを逃さないように録画セットを確実に行いました。
今回はCBC(中部日本放送)の撮影した伊勢湾台風の白黒映像を
カラー化したことです。
強風のため、葉が引きちぎれそうな蘇鉄(ソテツ)。☟
バス停にしがみつく女性。☟
横転する三輪トラック。☟
水につかる住宅。押し寄せた流木。☟
これらの白黒映像をどうやってカラー化するか。
筑波大学の飯塚里志助教授の協力でAIを使いました。
自動的にどうやって着色するかというと・・・
AIってすごいですね。
飯塚先生の説明を繰り返しますが、AIは、どこがどんな物体か判断して、
それによって適切に同じ色をつけられるそうです。
そのためには約2000万枚!の写真を読み込んでいるのです。
勉強しているのです。
さらに、最近山本丈路さんが公開した51枚の被災写真も、
Aiは取り込んで学習しました。☟
その結果、白黒動画はどうなったか。
カラー化された動画の写真を載せます。
蘇鉄(ソテツ)の緑色がわかります。☟
しがみついていた女性のレインコートの色は紫でした。☟
横転する三輪トラックのライトは黄色く光ります。☟
台風の翌日は青空だったという証言がたくさんありました。
それを実証する写真です。☟
座礁した大型船。撤去するのに2カ月半かかったそうです。☟
でも洞爺丸のように転覆しなかったのは幸いでした。
水がひかないために、舟で移動する人たち。
飛行機に手を振る人もいます。☟
この年はお米は豊作が予想されていました。
しかし、その稲は濁水の下です。☟
身近な人の遺体と対面。☟
遺体はこのような場所で荼毘(だび)にふされました。☟
水がひかないために、荷物運びは間に合わせの舟で。☟
人が前後で舟を操っています。
水位が高まった時には、屋根を破って上に避難をしたのでしょう。☟
元の映像とカラー化の映像の比較、☟
自然にできた慰霊の場所で花を添えたり、冥福を祈る人。☟
届けられた救援の水を飲む子ども。
プラスチックの容器がなかった時代。
茶碗で水を飲んでいます。☟
屋根にあけられた穴から、屋根上に洗濯物を干す人。☟
元の映像とカラー化の映像の比較、☟
流木の怖さを示す写真。☟
カラー化した写真や動画が教材として効果があるか。
もちろん効果は期待できます。
大石邦彦アナウンサーが、模擬授業をしました。
次の記事で。
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