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2020年1月17日 (金)

「校則なくした中学校~」④ 「宿題がない理由は明快です」

  

今日は令和2年1月17日。

  

前記事に引き続き、 

校則をなくした中学校 たったひとつの校長ルール

(西郷孝彦著/小学館)よりひたすら引用します。

  

  

「校則という規範がないと、先生によって言うことが違ってく

るんじゃないか」

こんなふうに言ってくる人がいます。

それでいい、と私は考えています。それこそまさに、「社会」

ですよね?

(57p)

  

そう、それこそ「社会」です。

  

  

多くの公立中学校では、不要な校則を生徒に守らせるために、

教員は膨大な時間を「生徒指導」に割いています。そしてこう

した指導によって、教員と生徒の信頼関係が壊れています。悲

しいけれど、これが現実です。いったい誰が得をしているので

しょうか。

(63p)

  

  

「教員採用試験に受かったら、一生安泰」という考え方は、言

い換えれば「一生教員を続ける」ということです。これではい

ざという時に逃げ道がありません。

「ずっとは教員の仕事をやらないかもしれない」

「いつか転職しよう」

と考えると気が楽になります。いま問題になっている、教員が

心の病になってしまうケースが減るのではないでしょうか。

転職して、別の社会の空気を吸ってくるのもいい経験です。そ

れで「また教員をやりたい」となったら、戻ってくればいい。

社会経験は、教える上できっとプラスになるはずですから、教

員免許があればそれが可能なのですから、もっと気楽に考えれ

ばいいと思います。

(66p)

 

  

今回の休職は、辞めることを本気に考えました。

他の職業も考えました。

でも11月下旬に「また教員をやりたい」という気持ちになり、

いまに至っています。

「社会経験」ではないけど、

この「休職経験」をプラスにしたい。

  

   

  

宿題がない理由は明快です。宿題を出しても、あるアメリカで

行われた調査にもあるように、学力は上がらないのです。また、

ワークや問題集のように、同じレベルの宿題を全部の生徒にや

らせることはナンセンスです。宿題を出すのであれば、それぞ

れの生徒のレベルにあった宿題を出すべきです。強制して宿題

をやらせても嫌々やるだけで、モチベーションが上がらないの

で、なかなか成果が出ないのです。

(117p)

  

  

宿題をこうやって考えたいです。

中学校ならなくてもいいと思います。

  

  

若い教員には「将来、管理職を目指しなさい」とも言い続けて

います。もし、自分が赴任した先の中学校で、いろいろなこと

に疑問を持ってーーたとえば桜丘中学校のように校則をなくそ

うと思っても、一教員ではなかなか難しい。校長でないと変え

られないことは多いのです。校長でないなら、教育委員会でも

いい。若い頃から授業や法律をきちんと勉強して、教育界を変

えなさい。そして世界を変えなさい、と。

(149p)

  

  

私は管理職ではないので、学校を変えることは無理なのですかね。

病み上がりの教師の話は広まらないかな。

でも、この本に書いてあることは正しいことであり、

そうなるべきだと思うんだけどなあ。

ほぼ1年前に読んだ「学校の『当たり前』をやめた」も

ほぼ同じ発想のやり方で、中学校を変えていました。

ここでも道草 「学校の『当たり前』をやめた。」その1/教師は今も時代の最先端でありたい(2019年2月10日投稿)

この2冊は購入した本です。

いつも身近にあります。

読み直して、自分がぶれないようにしておきたいです。

  

つづく

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