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2019年5月 5日 (日)

アウトプットするためにインプットする/「記憶力の脳科学」より

今日は令和元年5月5日。

  

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記憶力の脳科学」(柿木隆介著/大和書房)を

読みました。

 

引用します。

  

Q:本を読んでも、その内容が覚えられないのはなぜ?

ひと言でいうと、その本がおもしろくなかったからです。

本自体がつまらない場合と、読者自身の問題に分けられます。

後者に関して言えば、あなたには難しすぎる内容や

まったく関心のない内容の本は、少しも覚えられません。

苦痛なだけです。

逆に、自ら興味を持って読む本は一読して覚えられます。

ただし、一般的に言えるのは、本をたくさん読んできた人、

本を読むこと自体が好きな人は読書のスピードも速く、

内容の理解も早い傾向があります。

「なぜ覚えられないのか」と自問自答する前に、

少し時間はかかりますが、たくさん本を読んでください。

記憶力というよりも読解力がアップします。

本の内容を覚えるというのは、読解力の問題です。

実際、国語が得意な人の多くは読書家です。 (204p)

  

 

私が最も本を読んでいたのは、高校生から20代でしょうか。

苦も無く読んでいたことを思いだします。

活字に飢えていたと思います。

セルバンテスが落ちていた紙きれの文字も読んでいたそうですが、

そして椎名誠さんが言った活字中毒症状、

その頃の自分は、そんな状態、症状でした。

今は映像に飢えているかな。

  

 

Q:覚えたことをうまくアウトプットできないのはなぜ?

ただ「思い出す」という機能ではなくて、

表現することを「アウトプット」と称することが多いと思います。

これは、答えになっているかどうかわかりませんが、

記憶する時、思い出す時の心構えが大切だと思っています。

有名な経営学者であるピーター・ドラッガーは、

著書の中で自分の学習法を紹介しています。

細かなことは省略しますが、彼が強調しているのは、

「アウトプット」を大変重要視していることです。

つまり、覚えたら(インプットしたら)、

きちんとアウトプットしなければ意味を持たない。

記憶、技能や知識は道具であって、常に成果のアウトプットを

中心に考えて生活しなければならないということです。

僕が「心構え」と言ったのはそういう意図の発言です。

「インプットしたことをアウトプットする」のではなく、

「アウトプットするためにインプットする」という

意識が重要であると思われます。   (222p)

  

私には2つのアウトプットの方法があります。

一つはこのブログ。

手に入れて情報をどのように組み合わせてブログで表現するかは、

常に意識していることです。

そしてもう一つは学校の授業。

いい情報に出合うと、すぐにどうやって授業にするか考えます。

この2つのアウトプットの方法があるから、

新しい情報に飢える状態、

好奇心が高いまま?でおれるのだと思っています。

あと3年で引退したら、その1つがなくなるわけで、

どうなっちゃうんだろう?

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