2019年7月 3日 (水)

「ヘウレーカ!僕はどこから」その4/DNAからイタリア人だとわかる

今日は令和元年7月3日。

  

7月1日の記事に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

又吉直樹さんと篠田謙一先生は、

国立科学博物館の自然史標本棟に行きます。

全国各地で見つかった人骨が保管されている場所です。

そこでもう1人、先生が加わりました。

Rimg2069

坂上(さかうえ)和弘先生です。

  

坂上先生と篠田先生は一緒に人骨の研究をしていて、

ここ数年で、2人の先生が最も印象深かったという

骨を見せてくれました。

Rimg2074

☝ 切支丹屋敷跡から発見された骨。全身の骨が発見され、

その頭蓋骨の骨を修復したもの。

保存状態が悪かったので、やっとここまで修復したそうです。

切支丹屋敷とは?下の図を参考にしてください。

Rimg2075

「禁教令下の江戸時代に宣教師を収容した施設」

禁教であるにもかかわらず日本に入ってきた宣教師を

幽閉する場所だったのです。

今回発見された人骨は、ある有名な宣教師ではと予想されました。

Rimg2076

ジョパンニ・バッティスタ・シドッチです。

  

シドッチは、切支丹屋敷に幽閉されていたことは

記録に残っているのですが、亡くなった後どうなったかが、

謎だったそうです。

  

いきさつを聞き書きします。  

 

ナレータージョパンニ・バッティスタ・シドッチは、

  イタリア生まれのカトリック宣教師だった。

  1708年、40歳の時、布教のため海を渡って

  屋久島に上陸。しかし、すぐにとらえられ、

  江戸の切支丹屋敷に収容されてしまう。

  シドッチは、詮議をした幕府高官、新井白石に、

  人格、学識を認められ、辛くも処刑をのがれる。

Rimg2077

Rimg2078

  しかし、屋敷の下働きの夫婦を洗礼したことが

  発覚し、地下牢に幽閉され、46歳で衰弱死。

  その後、遺体がどのように扱われたのか、

  正確な記録は残っていない。

Rimg2079  

頭蓋骨のの形状から、日本人ではないと予想はできるそうです。

身長も、当時の日本人には珍しい高身長で、170cm以上でした。

だからシドッチの骨の可能性はあるわけですが、

2人の先生は、人骨からDNAを取り出して

より正確に調べることに挑戦しました。

DNAを取り出したのは歯でした。

 

ミトコンドリアDNAとY染色体DNAだけでなく、

すべてのDNAを調べる最新の方法で解析を行いました。

これを「ゲノム解析」と言うそうです。

Rimg2156

NHKスペシャル 人類誕生」でも時々出てきていた言葉です。

  

人間の遺伝子の99.9%は同じだそうで、

残りの0.1%の違いで、人間は違ってくるそうです。

その違いに注目することで、

分布図ができ、発見された人骨がヨーロッパ人であることが

わかったそうです。☟

Rimg2080

さらに、ヨーロッパ付近をアップにした分布図が

これです。☟

Rimg2081  

DNAを解析した結果、イタリア人であることが

わかったのです。すごいです。

  

シドッチについては、太宰治も書いているそうです。

Rimg2083

地球図」という短編小説です。

もちろん、太宰治大好きの又吉さんは読んでいて、

シドッチが、イタリアで本で勉強した日本語が

正確ではなかったこととか、

日本人はみんな、ちょんまげを結って刀をさしていると思って

その格好で上陸したら、そうじゃなかったといった

逸話が紹介されました。

Rimg2084

短編なら、読んでみようかなと思いました。

  

 

2人の先生は、頭蓋骨をもとに、

シドッチの復顔像を作りました。

その写真です。

Rimg2085

Rimg2086

Rimg2087

Rimg2088  

やさしく説いて聞かせた宣教師だったんだろうなあと

思います。

  

ここに書いたことは、この本に詳しそう。

91faxfp2epl

amazon

江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA

(篠田謙一著/岩波書店)

  

つづく

2019年7月 2日 (火)

日めくりより/真ん中の日 「乾」の意味 コメリのCM

今日は令和元年7月2日。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

1年の真ん中は何月何日か?

Epson035_2  

今日が1年の真ん中だったんですね。

皆さん、前半どうでしたか?

  

 

乾電池の単1、2の「単」の意味は?

Epson032_2  

「単」の意味よりも、「乾」の意味が印象に残りました。

乾電池↦「パワー」と連想して、

今日、テレビで見かけたCMを紹介。

Youtubeで見ることができました。


YouTube: CM コメリ パワー

コメリのCMです。

アイデアあるCMで、面白いなあと思いました。

そういうCMはブログに載せておきたくなります。

写真に撮って並べます。

動画じゃないとわからない面白さもありますが、

まあしょうがないですね。

Youtube映像が消される前に、楽しみましょう。

Photo

Photo_2

Photo_3

☝ ぜひ動画で!

Photo_4

☝ これも動画じゃないと面白さがわからない。

  

Photo_5

Photo_6

☝ これは動画でなくても楽しめます。

Photo_7

☝ バン!と叩いて文字部分が落下。

こういう作業をやった人でないと浮かばない

アイデアだと思いました。

 

こういうCMを見ると、刺激を受けます。

どうせ何かするなら、アイデアを少しでも

ひねり出したい。

 

2019年7月 1日 (月)

日めくりより/@マークの由来は?

 

今日は令和元年7月1日。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

メールの「@」は「壺」に由来する?

Epson031  

「アンフォラ」が実際にどのようなものか。

pixabayで検索するといろいろありました。

2枚選んで載せます。

Amphora170621_1920 pixabay

Amphora2728957_1920 pixabay

でも、なぜこの壺がメールアドレスに関係するんだろう?

少しその疑問を解決してくれるのが、このサイト↓

ネット社会に欠かせない「@(アットマーク)」記号の由来って?

引用します。

  

@(アットマーク)のaは、

このアンフォラの頭文字に由来していると言われています。

アンフォラは単位としても使われており、

1アンフォラは25.79リットルだと決められていました。

これを元にして単価を表し、

@記号は実際の取引にも使用されていたそうです。

日本では「単価記号」として、

会計での略記に使われてきましたが、

一般の人にとってはなじみのある記号ではありませんでした。

広く普及したのは、1990年代後半以降に、

電子メールが使われるようになってから。

ちなみにメールアドレスに、

最初に@(アットマーク)を使ったのは、

電子メールの創始者であるレイ・トムリンソンです。

メールアドレスで使われるときのこの記号は、

「at some other host」の略語です。

会計で使われるときは「at a rate of」の略語として

使われるので、同じ記号でも意味が異なるというわけですね。

  

すでに記号としてあったのですね。

それをまねた?と考えていいのかな?

「ヘウレーカ!僕はどこから」その3/Y染色体DNAで父系のつながりがわかる

 

今日は令和元年7月1日。

  

前投稿に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

今回はY染色体DNAの話。

これは父親が息子に渡す染色体。

男性だけに延々と引き継がれたDNAです。

Rimg2073

Y染色体DNAをたどれば、父系のルーツがわかるわけです。

又吉さんのDNAはD1bというグループ。☟

Rimg2138  

次に篠田謙一先生が見せてくれたのは、

D1グループが、世界のどこに親戚がいるのかを示した地図。☟

Rimg2139  

円グラフの黄色の部分がD1bグループ。

大陸の周辺部分に分布しています。

篠田先生が言われるには、タイの少数民族が

D1bの発祥の地で、そこから移動して、

日本列島にやってきたグループだそうです。☟

Rimg2140  

チベットに多いのは、タイからやっと山を越えた少数の

D1bのDNAをもった人たちが、

そこで脈々と生きのびた証だそうです。

日本列島に来るのも海を越えねばならず  

たいへんな旅をしたD1bのDNAをもった人たちが

生きのびた証です。

  

 

その後の篠田先生の話は特に興味深いので、

聞き書きします。 

 

篠田:例えばですね、今から500年前、コロンブスが

  新大陸を発見して、新大陸には

  ヨーロッパ人がどっと入ってきますよね。

  主に男性が入ってきます。

  今、南米の先住民の人たちのDNAを調べるとですね、

  (母系の)ミトコンドリアDNAは、

  もともと南米にあったDNAが多いんですが、

  (父系の)Y染色体DNAは、8割方置換しています。

Rimg2063

Rimg2064

Rimg2065

Rimg2066

Rimg2067

  日本の場合は、そうなっていないのは、

  あとから圧倒的に入ってきた稲作農耕をやった人たちが

  圧迫していかなかったという姿なんですよね。

Rimg2068  

DNAを解析することで、歴史上で起こったことが

見えてきてしまうのです。

南米では、主に男性のヨーロッパ人がやってきて征服し、

南米の男性を排除し、南米の女性と交わったということです。

圧迫したのです。

日本の場合は、縄文人が住んでいた日本列島に、

後から弥生人がやってきたが、DNAの解析から、

偏りはないので、緩やかに交わっていったことが

想像できるというわけです。

縄文人のDNAも受け継がれているのです。

ネアンデルタール人のDNAが受け継がれているように。

※参考:ここでも道草 「人類誕生②ライバルとの出会い」その4/現代を生きている私たちにつながっているのです(2019年6月26日投稿)

 

南米の制服の悲惨さが想像できて辛いところですが、

仲良く過ごす縄文人と弥生人を想像するのは楽しい。

  

つづく

  

「ヘウレーカ!僕はどこから」その2/ミトコンドリアDNAで母系のつながりがわかる

  

今日は令和元年7月1日。

  

前投稿に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

篠田謙一先生は、骨からDNAを取り出して研究しています。

 

Rimg2125

久々に見る細胞の図です。

核の中にDNAが入っています。

もう一つ、祖先をたどっていくのに重要な役わりをはたすのが、

ミトコンドリア。この中にもDNAが入っているそうです。

Rimg2126  

  

自分には父親と母親がいて、父親、母親にも、

かならず父親と母親がいました。

それをたどっていくと下のような図になります。

Rimg2070  

先ほどのミトコンドリアに含まれるDNAは、

母親から伝えられるDNAなのだそうです。

したがって、ずっと母系のつながりを

解き明かすことができるわけです。

Rimg2072  

すごいすごい!

つまり同じDNAを持っている人たちの分布が分かれば、

移動したルーツがわかるわけです。

  

  

Rimg2127 でも元々は少人数の人類から別れたわけで、

上の表のように、ミトコンドリアのDNAの系統図があります。

ものすごい量です。

 

篠田先生が言うには、LOというのが世界最初の

人類のミトコンドリアDNAだそうでだそうです。

そこから分岐して分岐して・・・・・分岐していきます。

この系統図から、おおもとのミトコンドリアDNAを

持つ人たちは、アフリカにいることが判明。

やはり人類の誕生はアフリカなのです。

  

21世紀になって、爆発的な技術革新によって、

DNAを簡単に読むことができるようになった」(篠田先生談)

  

DNAの解析からも、人類がアフリカ起源であることが

証明されたのです。

アジアの集団は、アフリカのL3という集団から別れた

MとNが起源になっています。(番組を見ていないとわけわからないですね。

すみません。でも続けます。自分の覚書です)

Rimg2129

Rimg2130

  

又吉さんはどうか。

又吉直樹さんの唾液から、

又吉さんのミトコンドリアのDNAが特定されました。

Rimg2131  

M7b1a1a1

 

それを系統図で表すとここ。☟

Rimg2132  

その次に、篠田先生が見せてくれたのが、

次の地図。☟

Rimg2133  

ナレーターの地図の説明がよかったです。

聞き書きします。

これは東アジアのたどり着いたミトコンドリアDNAの

グループが、どこで分岐したかを推定した図。

 

又吉さんのルーツはここ。☟

Rimg2134  

そうなると、又吉さんの母系のルーツの人たちは、

台湾・沖縄経由で移動したのかと思いきや、

篠田先生は次のように予想していました。

Rimg2136  

朝鮮半島経由でした。きっと何か根拠があるのでしょう。

篠田先生は次のような事も言っています。        

Rimg2141_2

☝ 日本列島には、旧石器時代から縄文時代にかけて

人類(ホモ・サピエンス)が3方向からやってきました。

弥生時代になってから、このあたり(青丸で囲われた場所)から、

稲作の技術を持った人たちが入ってきました。☟

Rimg2142

Rimg2143  

又吉さんの母系の祖先は、この青矢印で入ってきた人たちの

1人だというわけです。

DNAを解析することで、このようなことがわかるのですね。

 

ちなみに又吉さんの出身地は、奄美大島です。

 

  

今回は母系の話でしたが、次は父系の話です。

2019年6月30日 (日)

「ヘウレーカ!僕はどこから」その1/人類の拡散をおさらい

今日は令和元年6月30日。

今日が6月最終日

当たり前ですね。確認です。

  

昨年の10月31日放映の「又吉直樹のヘウレーカ! 

僕はどこから来たのですか?」が面白かったです。

先日まで書き留めた「NHKスペシャル 人類誕生」とも

関連した内容でした。

本当に面白い番組は尽きません。

この番組も書き留めておこうと思います。

テレビ番組の読み物化、またスタートです。

  

 

Rimg2052

☝ 今回、又吉直樹さんにいろいろ教えてくれるのは、

この篠田先生です。

専門は分子人類学。古人骨、ミイラ、現代人の

DNAやゲノムを解析し

人類の起源と拡散を研究しているそうです。

覚えておいてください。

今回は、これだけ。

  

次に並べるのは、番組の途中でCM的に

人類がどのように地球上に拡散したかを

BGMつきで紹介した映像の写真。

Rimg2053

Rimg2054

Rimg2055

Rimg2056

Rimg2057

Rimg2058

Rimg2059

☝ ついに日本にホモ・サピエンスが来ました。

Rimg2060

Rimg2061

Rimg2062

☝ この辺りのことは以前調べました。

ここでも道草 6年前の「世界ふしぎ発見」3/古代ポリネシア人の移動ルート(2018年5月5日投稿)

こんなふうに、以前の記事とつながっていくのが楽しい。

  

  

短時間で、感動的に人類の拡散を

おさらいできる映像でした。

  

つづく。

 

 

2019年6月29日 (土)

46年ぶりに見た大河ドラマ「国盗り物語」

今日は令和元年6月29日。

  

毎週、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」を

見ています。

時々ブログでも話題にしています。

    

大河ドラマが始まったのは、1963年(昭和38年)。

最初は井伊直弼が主人公の「花の生涯」でした。

   

10作まで並べてみます。(  )内は主人公。

1.花の生涯(井伊直弼)1963年

2.赤穂浪士(大石内蔵助)1964年

3.太閤記(豊臣秀吉)1965年

4.源義経(源義経)1966年

5.三姉妹(永井家三姉妹)1967年

6.竜馬がゆく(坂本龍馬)1968年

7.天と地と(上杉謙信)1969年

8.樅ノ木は残った(原田甲斐)1970年

9.春の坂道(柳生宗矩)1971年

10.新・平家物語(平清盛)1972年   

   

私が生まれたのは1961年。

大河ドラマで記憶があるのは、7番目の「天と地と」からです。

石坂浩二さんが上杉謙信を演じていました。

凛々しい人だとは思いましたが、

きっと上杉謙信がどんな人か全くわかっていなかったと思います。

   

春の坂道」を見たおかげで、

柳生宗矩という、教科書に載っていない人が

いまだに頭に残っています。

演じていた萬屋錦之助さんは

その後も大好きな俳優さんでした。

錦之助さん演じた宮本武蔵は、私の定番です。

   

新・平家物語」で仲代達也さんが演じた平清盛も、印象深いです。

あのぎょろ目!

   

ある程度知識がついてきて、歴史は面白いと思ったのは、

11作目でした。

1973年(昭和48年)放映の「国盗り物語」です。

戦国時代を扱ったドラマでした。

振り返ると、歴史が好きになり、社会科が好きになり、

社会科の教師になったきっかけはこのドラマだとさえ思えます。

私が授業でやたらと?映像を見せるのも、

自分自身が映像で社会科が好きになったからです。

   

  

最近、ふと思い立って、NHKオンデマンドで、

国盗り物語 総集編」の前編・後編を見てみました。

料金はそれぞれ210円。

時間はそれぞれ1時間30分。

46年ぶりに見ました。

役者さんがみんな若い!(当たり前ですが)

Photo

☝ 斎藤道三(平幹二郎)

  

Photo_2

☝ 織田信長(高橋英樹)

  

Photo_3

☝ 豊臣秀吉(火野正平)

  

Photo_4

☝ 明智光秀(近藤正臣)

  

やっぱり面白い。

今、自分がやっていることは、

このドラマがスタートだったんだと思って見ました。

大げさに言えば、人生を左右したドラマです。

    

   

来年の大河ドラマ「麒麟がくる」は主人公が明智光秀

美濃出身の明智光秀なので、斎藤道三も登場です。

明智光秀を演じるのは長谷川博己さん。

あの斎藤道三は誰が演じるのかなと思って調べたら・・・・

本木雅弘さんでした。

それはいい、期待できます。

でも、私の中の斎藤道三の定番は、

46年間ずっと平幹二郎さんでした。

覆されるかな?楽しみです。

2019年6月26日 (水)

「人類誕生②ライバルとの出会い」その4/現代を生きている私たちにつながっているのです

 

今日は令和元年6月26日。

  

前投稿に引き続き、2018年5月13日放映の

NHKスペシャル 人類誕生第2集 最強のライバルとの出会い

で、印象に残ったところを書き留めていきます。

  

ネアンデルタール人は、地球規模の氷期によって

生き残れず、絶滅したと言われています。

最後の一人と思われる化石が、

ジブラルタ海峡に面する洞窟から出土しています。

ここでも道草 1万年以上は人間の脳は変わっていない(2018年7月8日投稿)

しかし、その絶滅したと思われているネアンデルタール人のDNAが、

今も、現代人の中に受け継がれているということがわかってきたそうです。

今回はその話。

  

 

  

ドイツのライプチヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所。

ここで14年の年月をかけて、ネアンデルタール人の骨から、

DNAを復元することに成功しました。

この研究を率いたのは、スヴァンテ・ペーボ博士。☟

Rimg2210 

ナレーター:ペーボ博士は、復元したネアンデルタール人の

  全ゲノムを世界各地の現代の人々と比べました。

  すると、なんと、アジアやヨーロッパなど、

  ほぼ世界中の人々におよそ2%、ネアンデルタール人の

  DNAが受け継がれているとわかったのです。

Rimg2212

  一方で、アフリカのサハラ砂漠より南で生きてきた人々には、

  ネアンデルタール人のDNAは、ほとんどありませんでした。

Rimg2213

  これはいったい、何を意味するのか?

  ペーボ博士の仮説はこうです。

Rimg2214

  サピエンスは、とても小さな集団でアフリカを旅立ち、

  その直後に、ネアンデルタール人と出会い、交配した。

  そして、両方の遺伝子を持った子どもが生まれ、

  世界中に広がっていった。

  一方、アフリカに残った人たちは、

  ネアンデルタール人と出会うことがなかったので、

  混血もなかったのではないか。

ペーボ博士:アフリカを出たホモ・サピエンスは、

  ネアンデルタール人と交わり、そしてその後、

  アフリカ以外のすべての人々の祖先となったのです。

Rimg2215

  そのネアンデルタール人との間に生まれた子どもたちが、

  現代を生きている私たちにつながっているのです。

ナレーター:ネアンデルタール人との混血は、およそ

  5万5000年前。

  それはこんなストーリーだったかもしれません。  

  

  

ここでまたドラマが始まります。

と言っても、続きです。

ここでも道草 「人類誕生②ライバルとの出会い」その2/出会いは、こんな光景だったかもしれません(2019年6月26日投稿)

☝ ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが初めて会った時の

あの話の続きです。

 

Rimg2216

Rimg2218  

ネアンデルタール人が、貝の首飾りを落として

走り去った後、少女の姿がありました。☟

Rimg2217

☝ キョロキョロしています。

 ネアンデルタール人です。

 走り去ったネアンデルタール人の娘でしょうか?

 はぐれたのでしょうか?

  

☟ ホモ・サピエンスたちのねぐらです。

Rimg2219  

☟ そこに先ほどのネアンデルタール人の少女が現れます。

Rimg2220

Rimg2221

Rimg2222

☝ やはり少女ははぐれたようです。

 首には走り去ったネアンデルタール人と同じような

 貝の首飾りをつけていました。

 ネアンデルタール人の少女は、

 ホモ・サピエンスに育ててもらうことになります。

  

 十数年後。少女は大人になりました。☟

Rimg2223

Rimg2224

Rimg2225

Rimg2226

Rimg2227

Rimg2228

Rimg2229  

以上です。

こんな具合にネアンデルタール人のDNAは受け継がれたのでしょう。

5万5000年前の、ほんの世界の片隅で起こったことを

想像するのは楽しいことです。

そこでの営みが今につながっているだよなあ。

  

日本を舞台にしても、似たようなことが起こっています。

先に日本にやってきた縄文人と

後から来た弥生人との関係です。

最近見た「英雄たちの選択」「又吉直樹のヘウレーカ!」が、

そのことを扱っていました。

書きたいと思っていました。

いつかここに書き留めるぞ。

 

 

NHKスペシャル 人類誕生第2集 最強のライバルとの出会い

この番組について書くのは、ひとまず終了です。

いい番組でした。

録画してあっていつでも見ることができることを

幸せに思いたいですね。

「人類誕生②ライバルとの出会い」その3/ネアンデルタール人の肉弾戦

 

今日は令和元年6月26日。

  

前投稿に引き続き、2018年5月13日放映の

NHKスペシャル 人類誕生第2集 最強のライバルとの出会い

で、印象に残ったところを書き留めていきます。

  

この番組は50分。充実した内容ですが、

すべてをこのブログに書き留めるのは無理です。

それでもネアンデルタール人の狩りの様子は、

ぜひとも書き留めたいです。それを実行。

   

ナレーター:ネアンデルタール人が繁栄したのは、

  氷期のヨーロッパ。

  冬の気温はマイナス30度にもなり、当然食糧は乏しい時代。

  この厳しい環境を生き抜くために、ネアンデルタール人は、

  独特の狩猟方法を編み出していたと言います。

  300個もの化石を分析したチャーチル博士は、

  あることに気づきます。

  それは、骨の多くに見られるけがや骨折の跡。

Rimg2170

Rimg2171

チャーチル博士:これは、ネアンデルタール人の肋骨です。

  何かが突き刺さった傷跡が残っていますね。

Rimg2172

Rimg2173

Rimg2174

Rimg2175

ナレーター:この傷は、ネアンデルタール人が獲物に接近して

  狩りを行っていた証拠と言います。

チャーチル博士:骨に残された傷は、ネアンデルタール人の狩りが、

  肉弾戦だった証拠です。

  彼らはとても力が強かったのです。

  動物で言えば、ライオンのような存在でしょう。

Rimg2176

ナレーター:そんな5万年前のヨーロッパの森は、

  こんな様子だったかもしれません。 

  

ドラマスタートです。写真を並べます。 

巨大な動物を肉弾戦で狩りをしようとします。 

Rimg2177

Rimg2178

Rimg2179

Rimg2180

Rimg0002

☝ デカい!

Rimg2182

Rimg2183

Rimg2184

Rimg2185

☝ 1人で突撃!

Rimg2186

Rimg2187

Rimg2188

☝ 吹き飛ばされた!

Rimg2189

☝ 地面に叩きつけられる。

Rimg2190

Rimg2191

☝ 波状攻撃!

Rimg2192

Rimg2193

Rimg2194

Rimg2195

☝ 叩きつけられたネアンデルタール人が復活。

 突っ込んでくる巨獣に再び立ち向かいます。

Rimg2196

Rimg2197

Rimg2198

Rimg2199

Rimg2200

Rimg2201

Rimg2202

Rimg2203

Rimg2204

Rimg2205

Rimg2207

Rimg2208

Rimg2209  

以上です。

私が心配することではないと思いますが、

こんな素晴らしい映像をテレビ番組で放映されて終わりなんて、

すごくもったいないです。

きっと多くの人とお金をかけて作られた映像だと思います。

録画しておいて、授業などで利用するべきです。

こういう映像に出合うたびにこんなふうに思います。

  

つづく

   

  

「人類誕生②ライバルとの出会い」その2/出会いは、こんな光景だったかもしれません

 

今日は令和元年6月26日。

  

前投稿に引き続き、2018年5月13日放映の

NHKスペシャル 人類誕生第2集 最強のライバルとの出会い

で、印象に残ったところを書き留めていきます。

  

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの出会いです。

  

Rimg2134

Rimg2135

ナレーター:文明の交差点、中東、エルサレム。

  地球上のおよそ半数の人が信仰する3つの宗教の聖地。

  世界中の人々が集(つど)います。

  実は、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスもまた、

  この中東地域で出会ったことがわかってきました。

  きっかけとなったのは、3年前(2015年)、

  イスラエル北部にあるマノット洞窟の発見です。

Rimg2136

  5万5000年前に私たちの祖先、ホモ・サピエンスが

  暮らしていた痕跡が、ここで見つかりました。

Rimg2137

  実は、この遺跡から、わず40kmの距離に、

  ネアンデルタール人が住んでいた後も見つかっています。

Rimg2138

Rimg2139

  ここでは18体分の人の骨が出土しました。

Rimg2140

  これまで、この時代には、サピエンスとネアンデルタール人は、

  遠く離れた場所で暮らしていたと考えられていました。

  ところが、日常的に顔を合わせてもおかしくない、

  とても近くで暮らしていたことが、初めて確かめられたのです。

Rimg2168

Rimg2169

イスラエル・ハーシュコヴィッツ博士:この発見には、

  飛び上がるほど驚きました。

  つまり、私たちの祖先とネアンデルタール人が、

  同じ時間に、同じ場所で、隣り合って生きていたことを示す

  初めての証拠なのです。

Rimg2143

ナレーター:共通の祖先から進化したネアンデルタール人と、

  サピエンス。先にアフリカを出て、主にヨーロッパで

  独自の進化を遂げたのが、ネアンデルタール人です。

Rimg2144

Rimg2145

Rimg2146

  その10万年後。アフリカで誕生したのがサピエンス。

Rimg2147

  やがて、サピエンスもアフリカを出ますが、その直後に、

  早くもネアンデルタール人に出会っていたのです。

Rimg2148

Rimg2149

  それはこんな光景だったのかもしれません。

 

ここでミニドラマがスタート。写真を並べます。

Rimg2150

Rimg2152

☝ ホモ・サピエンスの人たち。

Rimg2153

☝ おそらくこのような獲物を求めて、

 ホモ・サピエンスは中東にやってきたと思われます。

Rimg2154_2

Rimg2155

Rimg2156

☝ 「むむ、何か向こうで声がしたぞ?」

Rimg2157

☝ 倒木に身を隠すホモ・サピエンス。

 その倒木めがけて何か走ってくる足音が聞こえてきます。

Rimg2158

Rimg2159

☝ その倒木を足場にジャンプした!

Rimg2160

☝ ネアンデルタール人だ!

Rimg2161

Rimg2162

Rimg2163

Rimg2164

Rimg2165

Rimg2166

☝ 貝の首飾りを落としたことに気がつかないで、

 ネアンデルタール人は走り去ります。

 その首飾りは、ホモ・サピエンスが拾います。

Rimg2167   

ここまでです。番組では、こんな出会いを想像していました。

まだこのドラマの続きがありますが、また後で。

  

つづく

最近の写真

  • Img_8043
  • Img_8031
  • Img_8026
  • Img_8025
  • Img_7908
  • Img_7907
  • Img_7219
  • Img_8019
  • Img_8018
  • Img_8012
  • Img_8011
  • Img_8010

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉