「人類誕生②ライバルとの出会い」その2/出会いは、こんな光景だったかもしれません
今日は令和元年6月26日。
前投稿に引き続き、2018年5月13日放映の
「NHKスペシャル 人類誕生第2集 最強のライバルとの出会い」
で、印象に残ったところを書き留めていきます。
ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの出会いです。
ナレーター:文明の交差点、中東、エルサレム。
地球上のおよそ半数の人が信仰する3つの宗教の聖地。
世界中の人々が集(つど)います。
実は、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスもまた、
この中東地域で出会ったことがわかってきました。
きっかけとなったのは、3年前(2015年)、
イスラエル北部にあるマノット洞窟の発見です。
5万5000年前に私たちの祖先、ホモ・サピエンスが
暮らしていた痕跡が、ここで見つかりました。
実は、この遺跡から、わず40kmの距離に、
ネアンデルタール人が住んでいた後も見つかっています。
ここでは18体分の人の骨が出土しました。
これまで、この時代には、サピエンスとネアンデルタール人は、
遠く離れた場所で暮らしていたと考えられていました。
ところが、日常的に顔を合わせてもおかしくない、
とても近くで暮らしていたことが、初めて確かめられたのです。
イスラエル・ハーシュコヴィッツ博士:この発見には、
飛び上がるほど驚きました。
つまり、私たちの祖先とネアンデルタール人が、
同じ時間に、同じ場所で、隣り合って生きていたことを示す
初めての証拠なのです。
ナレーター:共通の祖先から進化したネアンデルタール人と、
サピエンス。先にアフリカを出て、主にヨーロッパで
独自の進化を遂げたのが、ネアンデルタール人です。
その10万年後。アフリカで誕生したのがサピエンス。
やがて、サピエンスもアフリカを出ますが、その直後に、
早くもネアンデルタール人に出会っていたのです。
それはこんな光景だったのかもしれません。
ここでミニドラマがスタート。写真を並べます。
☝ ホモ・サピエンスの人たち。
☝ おそらくこのような獲物を求めて、
ホモ・サピエンスは中東にやってきたと思われます。
☝ 「むむ、何か向こうで声がしたぞ?」
☝ 倒木に身を隠すホモ・サピエンス。
その倒木めがけて何か走ってくる足音が聞こえてきます。
☝ その倒木を足場にジャンプした!
☝ ネアンデルタール人だ!
☝ 貝の首飾りを落としたことに気がつかないで、
ネアンデルタール人は走り去ります。
その首飾りは、ホモ・サピエンスが拾います。
ここまでです。番組では、こんな出会いを想像していました。
まだこのドラマの続きがありますが、また後で。
つづく
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