« 2007年6月 | メイン | 2007年8月 »

2007年7月

2007年7月15日 (日)

補足・・「なんばになりますか」でいいのかな?

前回の投稿では、算数の教科書を見て、気がついたことを書きました。

数え方に興味をもったので、調べてみることにしました。

手元には「もののかぞえ方絵事典」(村越正則監修/PHP研究所)という本があり、調べてみました。

充分ではなかったので、図書館に行って次の2冊でも調べてみました。

「数え方の辞典」(飯田朝子著 町田健監修/小学館)

「絵で見る『もの』の数え方」(町田健監修/主婦の友社)

飯田朝子さんは、TOSSの国語の先生も紹介していた人。数え方に情熱をもっている人。(今度「数え方もひとしお」という飯田さんのエッセイ本を読んでみようと思っています。)

3冊調べるといろいろわかります。

「羽」は奥深い。ここでは書ききれないほど。

チケットは、使用前の価値ある状態では「枚」で数え、使用済みの価値のなくなった半券は「片」と数えます。・・・へぇ~。(「絵で見る『もの』の数え方」)

なにも書き込んでいない葉書は「1枚」と数え、文言を書き込み、ポストに投函すると「1通」になります。・・・へぇ~。(「絵で見る『もの』の数え方」)

     

まずは「羽」「本」「日」「匹」「分」・・このあたりの読み方の表をつくって、

目の前の1年生に渡し、読みの練習をやってみようと思います。

「なんばになりますか」でいいのかな?

P7130072 P7130071_3 1年生に算数を教えていて、こんな問題がありました。「なんばになりますか」「なんぼんですか」と問うています。

他の学年なら「羽」「本」と漢字で書いてすんでしまうこともあると思うけど、1年生はそうはいかないと思いました。

1年生の担任になったら、きっと思うことを、自分も思いました。

「羽」「本」をどう読むかです。

「羽」は「1羽」~「10羽」を読んでいくと、全部「わ」と読みます。「3羽」は「さんば」と「ば」でもどうにか読めます。「ば」は特殊なのに、問題では「なんばになりますか」と問うています。おかしいなと思います。「なんわになりますか」の方がいいと思います。

こたえのところは「□わ」になっているのが正解だと思います。

「本」は「1本」~「10本」を読んでいくと、さまざまな読み方が出てきます。

「いっぽん」「にほん」「さんぼん」「よんほん」「ごほん」「ろっぽん(ろくほん)」「ななほん」「はちほん(はっぽん)」「きゅうほん」「じっぽん(”じゅっぽん”は正しくないようです)」

「ほん」「ぽん」「ぼん」がまざって出てきます。こういうのを1年生はきちんと教えていかないといかんのだなあと思いました。

問題文を見ると「ぽん」「ぼん」が出てきて、答えのところは「□ほん」

実際の答えは「4本」だから「ほん」なのでしょう。問題を作った人の苦労が伝わってきます。

他にも「匹」「分」「敗」「杯」などやっかいです。

「階」はなぜか「3階」だけ「がい」で、あとは「かい」

やっかいです。

P7140084 昨日は台風の大雨の中、大相撲名古屋場所に行ってきました。

相撲も変わった数え方をします。

「前頭□枚目」・・なぜ「枚」なのか?いわれを知りたいです。

昨日は「7日目」でしたが、今日は「8日目」とも言いますが、「中日(なかび)」とも言います。

「1日目」は「初日(しょにち)」、最終日「15日目」は「千秋楽(せんしゅうらく)」

やっかいと言うより、数え方はおもしろい。

2007年7月14日 (土)

誕生日に赤飯もいいな

クラスである子が誕生日を迎えると、その子に向かって「おめでとう」と言って、拍手攻めをしています。その子が赤面するくらい。

昨日、二人の女の子が偶然同じことを私に言いにきました。

「夏休みに誕生日になる人は、夏休み前にお祝いしてほしい」ということ。

7月25日、7月26日生まれの女の子です。

いいですよ、やりましょう。

7月21日生まれの男の子も含めて3人、終業式の日にお祝いの拍手をしたいと思います。

   

誕生日に赤飯を食べるご家庭はどれくらいあるでしょうか。

いつも読んでいる食育メールマガジン6月25日発行の195号で、赤飯のことを特集していました。引用してみます。

    

「日本では,お祝いごとがあると赤飯が炊かれます。
私も子供の頃,誕生日などに母親が赤飯を炊いてくれたものです。
今回は,赤飯のお話です。 学級の子供たちに聞いてみました。
『誕生日のとき,お赤飯を食べる人?』
約3分の1の手が挙がりました。

『ではお家で赤飯を食べることがある人?』
半分の手が挙がりました。

中には『赤飯ってなあに。』という子もいました。
赤飯はすでに小学生にとって身近なハレの食べ物ではなくなっているようです。

お祝い事の伝統食である赤飯の文化も徐々に崩れているようです。

赤飯の赤は古代より赤い色には邪気を祓う力があるとされてきたものです。
古代には赤米を蒸したものを神様に供える風習があったようです。
そして,神様に供えたものを人間が食べるのです。

また,野生米の多くが昔は赤い色をしていたので,赤米が赤飯のルーツとも考えられています。

そんな歴史が今,崩れようとしています。(後略)」(食育メールマガジン195号より)

    

我が家は、誕生日に赤飯を滅多に食べません。

だからというわけではありませんが、学級で3分の1の子が誕生日に赤飯を食べるのは、なかなか多いのでは。

メールマガジンの発行人の方は、北海道の先生です。北海道の方が、赤飯の文化が残っているのではと予想します。

誕生日に赤飯を食べるのもいいなと思いました

息子の誕生日(7月30日)には検討してみよう。

ちなみに食育メールマガジンのバックナンバーこちらです。

http://blog.mag2.com/m/log/0000163019/

勉強になるメールマガジンです。

   

2007年7月13日 (金)

崩れない学級文庫・・いいことも悪いことも広がる

P7130068_2 先日、ある男の子が学級文庫の整頓をしてくれました。以前にもその子は、ちょくちょく整頓をしてくれます。

今回はひと工夫をしていました。「1ねん1くみ1ばん」シリーズとか「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズをまとめて並べていました。とても分かりやすかったです。

「いいねえ、今回の並べ方」と、みんなの前で褒めました。そしたらいつの間にか、他の5人ほどの子が、学級文庫の他のところの整頓をしてくれました。

それが上の状態。以前に比べたら、とてもいい状態です。すごいのは、この状態が数日たっても崩れないこと。いつもなら、整頓をした翌日には、横になったり、重なったりした本が出てくるのに、今回は崩れない。

ある男の子がやったことがきっかけになって、、他に整頓をする子たちがでてきて、本を出し入れする子たちの気持ちにも影響を与えました。いいことは広がる。

    

静かに自習をしている時に、誰かが話を始めると、おしゃべりが広がります。悪いことも広がる。

   

いいことも悪いことも、誰かがきっかけをつくります。いいことが広がっていくきっかけを、子どもたちがやってくれるといいなと思うし、それを見逃さない担任にならないとなあと思います。

    

崩れない学級文庫。見ていて気持ちがいいです。

2007年7月12日 (木)

カモは3羽でした

せわしい日々。

これだけは投稿しておこう。

昨日は雨のため自動車通勤。

定点観測している田んぼの近くに3羽のカモがいるのを発見。

歩道に急きょ車をとめて、撮影。ちゃんと仲間がいました。P7110064

2007年7月11日 (水)

いよいよ老眼?机上の写真第2弾

火曜日は衛生検査の日。

毎週、ハンカチ、ちり紙(ティッシュ)を持っているか、つめは切ってあるか、朝の歯みがきをしてきたかをチェックします。

昨日は4人が不合格。残念。

最近気になっているのが、子どもたちに順番でつめを見せてもらう時に、

すぐ近くにぱっと手を出されると、なんとピントがすぐに合わない。

字を書くときにも、どうもピントが合わない。

どうやら老眼の症状が出てきた模様。まいったなあ。

年齢的にはそうなってもおかしくないわけで、認めざるを得ない。

回復するトレーニング方法もあるようなので、

調べてやってみたい。

   

子どもたちの机の上に良い姿勢の写真を貼る企画を5月7日の投稿に書きました。

常日頃写真を目にすることで、良い姿勢になることをねらったのですが、まだまだです。でも継続が大事。

写真もだいぶいたんできたので、第2弾。

今度は机上の教科書ノート筆箱の位置を正確に置いて、

良い姿勢で書く姿を写真に撮って、貼ることにしました。

イスには、おすすめの本を持っている姿のアップ。

  

給食のしたくが10分42秒でできました。

わがクラスでは最速。

なぜできたか?

「ぼくたちがはやくきがえたからです。」

本人たちがよくわかっていました。

もっと早くできる。10分をもうじききれると思うのだけどなあ。

2007年7月10日 (火)

田んぼにカモが飛来した

ちょっと前から、定点観測している田んぼの付近にカモがいることに気がついていました。

しかし、写真に撮ろうと思った時には、姿を見せませんでした。

昨日は幸運にもいました。

朝のせわしい時間でしたが、自転車を降りて、カモを追いました。

P7090006_3 P7090001_2カモは苗の植わっていない田んぼを選んで、飛んで移動しては、泳いでいました。

農家の人にとっては、きっと苗が植わっている田んぼを泳いでほしいと思っていることでしょう。

田んぼにとってカモは役に立つ鳥と聞いたことがあります。

調べてみました。   http://www.naruhodosya.co.jp/kamo.htm

このHPによると次のようないいことがあるそうです。

「田んぼに集まる虫を食べます。」
 
「田んぼを泳ぎ回ることで、土がかき回され、雑草が生えてくるのを抑えます。
それと、土と酸素がよく触れ合うので美味しいお米が出来ます。」 
 
「カモが稲に触れることで丈夫に育ちます。」

「カモのフンが良質な肥料になり、稲に栄養を与えます。」

勉強になりました。定点観測している田んぼの写真も載せます。苗は大きくなってきていますが、初めてこの田んぼで、ジャンボタニシの卵のついた苗を見ました。農家の人にとっては、怒れることでしょう。P7090005_3 P709000279_2

毎年、いつもこの田んぼの横を走っていますが、いつの間にか苗は大きくなって、いつの間にか収穫なんてことになっています。

今年はいろいろ見えて面白い。

「なにをたべたかわかる?」

P7090060 昨日は読み聞かせボランティアのお母さんが学級に来てくれて、「すいかのたね」(さとうかきこ作・絵/福音館書店)を読んでくれました。

ばばばあちゃんシリーズの1冊とのこと。知らないシリーズでしたが、この1冊で興味を持ちました。

すいかの種にばばばあちゃんが、文句を言ったら、おこったすいかの種がいっきに発芽して大きくなって実をつける話。楽しい話でした。

私も1冊読み聞かせをしました。

「なにをたべたかわかる?」(長新太作・絵/絵本館)

ナンセンス絵本として、「日経Kids+」8月号に紹介されていた本です。

こんなふうに紹介されています。

「大きな魚を釣り上げたネコが、それを担いで歩いて行く。びっくりしていろいろな動物たちが見にきた。魚はその動物たちを食べて、大きくなっていく。」

「まじめな顔をして何も気づかないネコと、とぼけた顔をしてすごいことをする魚。おかしくて、かわいくて、ちょっと怖い。」

ラストのネコのとった行動は、予想がつきませんでした。衝撃的。

ドキドキする本です。読んでみたいですか。

この本、来週の懇談会の時に、廊下に置いておこうかな。保護者の方、よかったら読んでみてください。

う~ん、1学期に読み聞かせしてきた本を、いっそ並べてみようかな。そんなことを思いついた朝です。

虫かごがロッカーの上に並ぶ

昨日の朝、職員室に1年生の男の子がやってきて、

「せんせい、クワガタ!」と言って、

手に持った立派なクワガタを見せてくれました。

それだけではありませんでした。

男の子の持っている虫かごの中にはクワガタとカブトがワサワサ。P7090012

家の人と採ってきたとのこと、これはすごい。

うちらのクラスの後ろのロッカーの上には、

毎日、虫かごがずらっと並びます。昨日は特に多かったです。7つ。

クワガタ、カブト、バッタ、ザリガニ、トカゲと入っている生き物はさまざまです。P7090057

バッタはショウリョウバッタ。私が子どもの頃はこのバッタとトノサマバッタが主流。今もそうかな。当時はショウジョウバッタと言っていたけど、最近はショウリョウバッタと言うようにもなりました。両方とも正しいようです。

放課になると、虫かごをのぞいて生き物をいじくったり、外に虫かごを持って行って、新しいバッタをつかまえては入れています。

帰りにはちゃんと虫かごがなくなるので、毎日持ち帰っているわけです。

しかし、昨日の7つの虫かごには驚きました。ちょっとブームです。

2007年7月 8日 (日)

久々の登山・・温泉で思ったこと

7日はほぼ2か月ぶりの登山。岐阜県の中津川市にある小秀山に登りました。

ほぼ7時間半の歩行。十分に歩きました。

じめじめした季節ではありますが、花にとってはいい季節。

イワカガミ、バイケイソウ、オダマキなどの花を楽しみました。

オダマキは可憐は花で、惜しいかな下向きに咲くために、

撮影がしにくいです。P7070236 今回も何度か挑戦して、やっとピントがあったまあまあ  の写真が撮れました。いかがでしょうか?P7070235

山登りの後の楽しみは温泉。

今回は付知峡倉屋温泉に初めて入りました。

http://www.kuraya-onsen.jp/

まだできてから2年しかたっていないようで、新しく、露天風呂がいろいろあっていい温泉でした。

気になったのが洗うところ。ひとつひとつ仕切りあり。

私が子どものころに通った共同風呂は洗うところに仕切りはありませんでした。

お隣さんと話をしながら、あるいはお隣さんにお湯などがかからないように気を使ったりしました。

今は、仕切りのある温泉多し。威勢のいいシャワーがあるためかな。

ちょっとさびしい。

こんなことを思い出したのは、6月に浅草キッドの玉袋筋太郎さんの本「男子のための人生のルール」(理論社)を読んだからです。

玉袋さんは、「銭湯。誰もがムキ身でいる教習所」「やっぱ銭湯って、人も自分もムキ身の裸になっているし、それで裸のままお互いすれ違うし触れ合うし、うん、いちばん、『他人とのやりとりに必要な基本は何か』を習い教わる場所なんだ。」と、この本で書いています。

近所のおじさんといろいろ話したなと思い出しました。

いい年して、親とも入ったなと思います。

今、あちこちにできている「なんとか温泉」は、

人間関係をよくする役を担うことができるかもしれません。

しかし、あの威勢のいいシャワーは考えものです。

最近の写真

  • Img_5651
  • Img_6072
  • Epson110
  • Img_5922
  • Img_5921
  • Img_5920
  • Img_5919
  • Img_5918
  • Img_5917
  • Img_5916
  • Img_5915
  • Img_5914

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉