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2010年12月26日 (日)

「雷神の筒」読破

   

今日は12月26日。

今日は朝5時58分発の電車にのって神戸へ。

教材・授業開発研究所兵庫セミナーに参加。勉強してきました。

2005年の7月に始まった神戸での講座通い。

2010年も最後にまた神戸に行きました。

内容のまとめは近日中にブログに書きたいです。

       

    

往復の電車の中で、1冊の本を一気に読破しました。

「雷神の筒」(山本兼一著/集英社文庫)です。

 

雷神の筒 (集英社文庫) 雷神の筒 (集英社文庫)
山本 兼一

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織田信長の鉄砲の師範であり、

鉄砲導入を薦めた家来橋本一巴(いつば)を主人公にした物語。

長篠・設楽原の戦いで、信長が鉄砲隊を使って勝ったことは有名。

でもそれだけのこと。それしか知りませんでした。

山本兼一さんは、橋本一巴を、少ない資料から想像をふくらませて描ききっています。

信長がどのように鉄砲とかかわっていったかが、同時によくわかってきます。

とにかく信長が登場した時に鉄砲が広まって、

巧みに鉄砲を取り入れた信長だからあれだけ勢力を拡大したんだなとよくわかりました。

信長は長篠・設楽原の戦いで急に鉄砲を使うことにしたわけでなく、

若い時から関心をもち、手に入れていました。これも意外でした。

桶狭間の戦いは、通説、晩、雨中に奇襲して成功したことになっていますが、

予定していた鉄砲が雨で使えず、計算違いの戦いであったストーリーになっていました。

そんな裏話が面白かったです。

(全て”雷神の筒”の内容より)

安土城を築いた棟梁岡部又右衛門を描いた「火天の城」(山本兼一著)も、

資料がすくないけど、資料をもとに想像力で人物を描いたこと、 

2人とも織田信長に仕えた家来であることが共通点です。

親子の確執も両作品に共通してありました。山本さんが書きたいことの一つなのでしょう。

    

    

やっぱり歴史小説は面白い。

時間を与えてくれた冬休みに万歳。

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「雷神の筒」読破を参照しているブログ:

コメント

うわぁ!神戸に行かれたのですね!

私も行きたかったです…。

講座のまとめを心待ちにしております。

行ってきましたよ。
懐かしい方々と会ってきました。
できたら今日書きたいと思っています。

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