2019年11月 9日 (土)

大台ケ原山森林鉄道その6/東洋一の索道

  

今日は令和元年11月9日。

  

前投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

船津駅から歩いてきた、橋本博さんと小林知之さんは、

大きな谷を見おろせる場所にたどりつきました。

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これが大杉谷です。

深さ400m以上の険しい谷です。

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☝ この図の、深い谷の部分に来たのです。

ここをどうやって木材を運ぶのか。

  

ここで橋本さんが、写真を提示してくれました。

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索道(さくどう)と言うそうです。

谷の上に張られたワイヤー。そこに木材をつるして運んでいました。

こんな感じに。☟

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長さは1300m。

昭和初期、造られた当時は「東洋一の索道」と呼ばれていたそうです。

材木と一緒に人が乗っているのが驚きです。

  

  

う~ん、まだ書き留めたいことはありますが、

金とく 中部ネイチャーシリーズ 大台ケ原山 

幻の森林鉄道を探せ」の読み物化はここまでにします。

大台ケ原山森林鉄道その5/橋と線路が残っていた

  

今日は令和元年11月9日。

  

今日も頑張って道草しよう!

 

一昨日の投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

前回で紹介した大杉谷森林鉄道のインクラインは

地図で表わすとここです。☟

Rimg2101  

インクラインで高い場所につながった森林鉄道は、

再び山奥に向かって延長します。☟

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☝ 深い谷を目の前にします。

そこまでの行程で、当時をしのばせる光景に出合いました。

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☝ これはすごい。橋があって、レールが残っていました。

それもカーブ。

 

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☝ 線路の幅は3cmほどしかなくて、狭いです。

その狭さのために、脱線事故も多かったそうです。

カーブを曲がる貨車の映像が流れました。

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☝ 時速数kmでゆっくりゆっくり通過したそうです。

  

橋本博さんの語りです。聞き書きします。

  

橋本:この辺、大杉谷を含めて紀伊半島南部は、

  かつては”木の国”と言われていたんですね。  

  それだけ木材資源、森林資源が豊富にあったと

  いうことなんですけども。

  昔、まだ技術が未熟な時代に、寝食を忘れて

  汗とか油にまみれて辛苦を重ねた時代があったんです。

  そういう苦し時代があったからこそ、

  今があるんですね。今の林業があるんです。

  だからこそ、こういったところに足を運んで、

  先人たちに敬意を表すというか、

  目を閉じて見るんですよ。

  そうするとかつての賑わいがね、はっきりと力強く

  よみがえってくるんですよ。

  機関車の音とか、チェーンソーの音とか、

  斧の音とかが。それがたまらないんですよ。

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☝ 私もこの場所に行って、想像してみたいです。

   

森林鉄道跡の探索は、当然登山に近いので興味津々です。

山中に入って、この風景に出合ったら、感激するだろうなあ。

  

つづく

 

2019年11月 8日 (金)

「温暖化」をどう考えるか⑥/これから意見形成をやっていく

  

今日は令和元年11月8日。

   

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

 

温暖化に向けて何か政策を考え実行する際の、

注意点について述べています。

   

問題によっては、たとえば地域固有の問題に

長年付き合ってきた市民は、専門家よりもよほど、

その問題と付き合うための知恵を持っている場合があるでしょう。

そのような知恵を「ローカル知」とよんで、

専門家の持つ「専門知」と対比することがあります。

専門家と市民がローカル知と専門知を相互に学び合うことによって、

判断に必要な知識が充実するということがありえます。

(167p) 

  

  

政治が判断を行う場に、国民の意見を届ける方法が必要になります。

ただし、この際の意見とは、ブームや気まぐれや政治的動員で

決まるようなものではなく、国民一人一人が十分な情報を与えられて

熟慮した結果であるべきです。

これは、言うのは簡単ですが、実際にはとてもたいへんなことだと

思います。これを最初から完璧にやることは不可能えすが、

それに向けた実際の取り組みとして僕の目に留まったものを、

3つ紹介します。

(179p)

  

  

その3つを書き並べます。

気候変動に関する世界市民会議 2009年9月

 デンマーク技術委員会のよびかけ

 今でも世界市民会議は開催されています。2015年の様子。☟


YouTube: 世界市民会議「気候変動とエネルギー」

 

エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論 2012年 

 民主党政権下 国家戦略室による

   ※国家戦略室 エネルギー・環境会議 ☟

Photo_2 ☝ このページを開いて、紫色の「いただいたご意見」を押すと、

膨大な量(9万件近く)の意見を見ることができます。

著者の江守さんの意見の番号は46435です。

実際に今でも読むことができました。

 

英国2050 Pathways Calculator 2010年

 イギリスのエネルギー気候変動省で開発されたソフトウェア。

 現在、アクセスしても、見つかりませんでした。  

  

  

あなたがこのような意見を真剣に形成しようと思えば、

多くの専門的情報を得たり、人と議論したりする必要があります。

一般に、ある問題への自分の意見を真剣に形成しようと思うと、

手間暇がかかります。

意見形成のコストといってもよいでしょう。

世の中にさまざまな重要な問題がある中で、

本書で論じた「地球規模で長期の温暖化政策」の問題に

あなたが意見形成のコストをかけるかどうかは、

あなたの自由です。ただし、判断された結果に文句を

言いたいのであれば、しっかりしたあなたの意見を形成して、

何らかの方法でそれを表明してほしいと思います。

(206p)

  

意見形成のコストをかけ始めました。やっと。

  

次に多くの国民が温暖化について考えるときには、

「省エネは大事だけど、それだけでは温暖化は止まりません」

という正直なメッセージをみんなに知ってもらったほうがよいと

僕は思っています。

子どもたちを含めて、省エネすればあとは誰かが

何とかしてくれると思っていた人たちには悪いですが、

「えっ、それだけでは止まらないの?」

と一度驚いていただいたうえで、

「じゃあ、どうしたらよいのだろうか」とみんなで考える段階に

バージョンアップしなければいけないと思います。

これは、いってみれば、「温暖化ブーム2.0」です。

そして、そこで求められる市民の最も重要な仕事は、

省エネよりもむしろ、「意見形成」なのです。

(208p)

 

台風15号、19号の被害は、多くの人が温暖化について考える

きっかけになったと思います。

私は、これを機会に、いろいろ情報に触れて

意見形成をしていきたいと思います。

  

以上で「異常気象と人類の選択」からの引用を終えます。

「温暖化」をどう考えるか⑤/温暖化への適応策

  

今日は令和元年11月8日。

   

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

  

もう一つ、重要な対策の考え方として「適応」があります。

これは「2℃」などの目標達成のための対策ではありませんが、

ついでに説明しておきます。

温暖化への「適応策」は、温室効果ガスの排出量を削減する

「緩和策」とは違い、実際に生じてしまった気候の変化に対して、

なるべく悪影響を受けないように、あるいは良い影響を

引き出すように、社会の側でさまざまな対応をすることです。

たとえば、農業への悪影響を減らすために

品種改良や農業技術の改良を行ったり、

熱中症の被害を減らすために保健指導を行ったり、

洪水の被害を減らすために治水対策を強化したり、といったことです。

 

適応策は、気温上昇を何℃に抑えるにしても、

多かれ少なかれ実施する必要があります。

適応は、発展途上国の開発や防災対策と一石二鳥になることが

多いので、ある程度は積極的に推進することに意味があります。

しかし、一般的にいって、気温上昇がどんどん大きくなり、

したがって温暖化の影響が大きくなると、適応策では

しのぎ切れなくなる限界があるでしょうから、

適応策だけに頼ればよいというものではありません。

それに、適応策の種類にもよりますが、適応策にもコストが

かかることに注意が必要です。

また、ダムなどの治水対策が生態系破壊につながったり、

適応の名目に便乗して開発が大盤振る舞いになると、

実際にはあまり役に立たないインフラをたくさん作って

しまったりする心配もあるでしょう。

(145~146p)

  

あらためて書きますが、台風15号、19号の被害は、

適応策ではしのぎ切れないことを突き付けられたように思います。

6年前の本ですが、今年のことを予言したような感じです。


YouTube: 長野市の新幹線車両センターが水没 JR東日本(19/10/13)

Photo

  

 

温暖化問題において人類が置かれたこの状況を

病気にたとえると、慢性の生活習慣病を放っておいたら、

大手術をしないと完治しないというところまで

病状が進行してしまった、という状況に近いと思います。

手術するしかないじゃないか、と思うかもしれません。

しかし、手術が失敗して病状が悪化するかもしれないし、

莫大な治療費がかかります。

では、病気の進行を受け入れて、苦しい症状が出ないことや

画期的な新薬が開発されることを祈るほうがよいでしょうか。

この状況で、何が正しい判断かは自明でないと思います。

(148p)

  

  

6年前にこう考えていたのですね。

そして6年経って今があります。

 

 

  

つづく

「温暖化」をどう考えるか④/理念主導では世の中は簡単に変わらない

 

今日は令和元年11月8日。

    

前記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

  

  

まず、気温上昇が「2℃」を超えたら本当にいけないのでしょうか。

温暖化の影響については、僕は多くの専門家の方々と共同で

『地球温暖化はどれくらい「怖い」か?』(技術評論社)という

本になるべく書きましたので、詳しくはそちらをご覧ください。

温暖化の悪影響として心配されていることには、

熱波や大雨などのいわゆる異常気象の増加、海面上昇、

地域によっては水不足、農業への悪影響、

これらによる人の健康への悪影響、

野生生物種の絶滅が加速することなど、

さまざまなものがあります。

寒冷地での健康や農業など、地域や分野によっては、

よい影響もあるでしょう。

しかし、全体的には悪影響がよい影響を凌駕するという認識で、

話を進めます。

(132p)  

  

今年の台風15号、19号の被害を見ると、

さらなる気温上昇は、悪影響が心配されます。

 

  

化石燃料を使いながらも、二酸化炭素を大気中に

排出しないための技術が重要な意味を持ってきます。

それが、炭素回収貯留(CCS)と呼ばれる技術です。

つまり、化石燃料を燃やした際に発生する二酸化炭素を、

地下の帯水層などに注入して封じ込めるというものです。

(138p)

  

そうかこういう発想もあるのですね。

しかし、課題は多いです。

  

  

産業構造の変化なんていうものは、新技術の出現、

少子高齢化、新興国の台頭などによって、

放っておいても起こるでしょう。

特に、新技術の出現は誰も予想していなかったような

速さで社会を大きく変えしまうことがあります。

いわば、技術イノベーションがもたらす社会イノベーション、

あるいはその両者の相乗効果です。

そして、その場合は既得権益を持った人が抵抗しようとしても

その流れを押しとどめることはできません。

(デジカメの出現で仕事がなくなった写真屋さんは、

きっと抵抗のしようがなかったことでしょう)

先ほど触れたスマートグリッドや再生可能エネルギーの

大量導入も、予期せぬ技術開発の成功によって、

技術主導であっというまに進む可能性も、

なくはありません。しかし、逆に、そのような技術主導の

変化が起こらなかった場合に、「社会はこうあるべきだ」という

「理念」の主導でそのような変化を起こすのは、

たいへんなことだろうと思います。

(143~144p)

 

デジカメの例えはすごくわかりやすいです。

  

産業革命は技術主導で起ったため、

機械に仕事を奪われた労働者がどんなに抵抗しても

その流れに抗(あらが)うことはできなかったでしょう。

一方、共産主義革命は理念主導の革命でした。

世界規模で大きな権力闘争と対立を何十年にも

わたって引き起こした末に、世界的に見るとその失敗が

証明されたといっていいでしょう。

これにならえば、「環境革命」「エネルギー革命」の場合も、

予期せぬ技術イノベーションがあれば不可避的に進むことが

ありえるでしょうが、理念主導ではこれを成就させることは、

なかなか難しいと覚悟しておくべきだと僕は思います。

(144p)

  

なるほどです。

こういう世の中にすべきという理念だけでは、

それが良かれと思っても、世の中は変わらない可能性が高いのです。

  

  

「温暖化」をどう考えるか③/対策積極派と対策慎重派

 

今日は令和元年11月8日。

    

毎週木曜日が、心療内科の通院日。

昨日行ってきました。

1週間、心穏やかだったので、正直に言いましたが、

薬の減量はありませんでした。残念。

「微量でも減らしていきませんか、先生」と言いたかったけど、

言えませんでした。また1週間、心穏やかに過ごしたい。

  

昨日の記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

   

自分ではなるべく首を突っ込まないようにしながら

温暖化政策論争を外側からずっと眺めていた結果、

僕が観察したのは次のようなことです。

 

対策積極派の主張では「温暖化の影響は将来の人類のみならず、

今生きているわれわれにも莫大な損失を与えるこのである一方、

大規模な対策は実現可能であり、対策の経済的コストは

それほど大きくないどころか、対策を推進することで

ビジネスチャンスも生まれる」ということが、

科学的なデータや権威ある人の発言に裏付けられる形で、

説得力をもって語られます。

 

片や、対策慎重派の主張では、「積極派が言っているような

大規模な対策には膨大な経済的コストがかかる上に、

コスト以外にもさまざまな問題があるので、

現実的ではない一方、温暖化の影響にはよいことだってあるし、

悪い影響もそれほど深刻なものであるかは疑わしい」

ということが、これまた科学的なデータや権威ある人の発言に

裏付けられる形で、説得力を持って語られます。

  

この二つの主張は、一方が他方を明確に否定しているので、

素朴に考えると、両方とも同時に正しいということはなさそうです。

では、どちらか一方が正しくて、もう一方は間違いなのでしょうか。

その場合、正しいのはどちらなのでしょうか。

両陣営が対峙すると、お互いに、自分の主張の裏付けをより多く

提示したり、相手の主張の裏付けを批判的に検討したりといった

議論が行われます。しかし、こうなってくると話は難しい各論に

入っていき、傍で見ている素人には議論を評価することが

次第に困難になっていきます。

(104p)

  

   

温暖化政策論争の場合も、「動機」の存在が論争の決着を

阻んでいるように思います。

つまり、人がこの問題を論じるとき、

まず証拠や理論を客観的に評価してから自分の意見を

形成するのではなく、先に動機に基づいてどちらの陣営に

つくかが決まり、それから証拠や理論を

見始めるのではないかと想像します。

(106p)

  

  

僕の観察では、多くの対策積極派の人の根底にある気分は

「行き過ぎた現代文明の見直し」であり、

人によってそれに「自然への畏怖」が加わるのだと思います。

(108p)

  

  

対策慎重派の人たちの動機はどうでしょうか。

こちらは、僕の観察の範囲でいえば、ある程度共通する感覚は

「現実主義」ではないかと思います。

確かに現代文明にいつかは限界が来るかもしれませんが、

それでも当面は化石燃料を使い続けなければ、

われわれの社会は立ちゆかないでしょう。

これからどんどん経済発展する新興国や発展途上国が、

化石燃料を手放すとはとうてい考えられません。

代替エネルギーの導入も、急いで大量に進めようとすれば

大きなコストがかかりますし、インフラも作り直さなければ

いけません。このように、「現実的な」規模とスピードでしか

対策はできないと認識するべきだ、という感覚があるのだと

思います。

(109p)

   

  

対策積極派と対策慎重派の比較の文章を引用しました。

 

まだつづく。

サンマはどれでしょう? ①鰍 ②鰶 ③魛 

今日は令和元年11月8日。

  

6日のNHKの「まるッと!」という

ニュース番組で、次のようなクイズが出ました。

「サンマ」は漢字で「秋刀魚」と3文字で書きますが、

漢字一文字で書くと次のどれでしょう?という問い。  

 

①鰍 ②鰶 ③魛  以上の3択でした。

 

どれだと思いますか?

  

  

  

 

  

  

私はすぐに①番!と答えました。

でも違いました。

正解は②鰶でした。

なぜ魚偏に祭でサンマなのか?

いいサイトがありました。

macaroni 秋の味覚の謎!「さんま」の漢字だけ一文字じゃないのはなぜ?

 

ここから引用します。

「鰶」は江戸時代に使われていたようです。

  

この漢字の由来には、さんまが市場にたくさん並ぶと

庶民が大よろこびしてお祭り騒ぎになったという説や、

さんま漁の船の中は大変忙しく、大勢の漁師さんが

一度に動き回ってお祭り騒ぎになったという説があります。

この「鰶」という漢字は、元々中国でニシン科の

「コノシロ」という魚を表していました。

当時の中国ではさんまを食べる文化がなく、

さんまには魚へんの漢字一文字の名前が

与えられていなかったんだとか。

日本ではさんまを「鰶」と表記して、

コノシロには「鮗」という漢字を与えることにしました。

冬が旬の魚、という意味を持っています。

しかし、その後さんまは「秋刀魚」という漢字が

当てられるようになります。

現在では、「鰶」も「鮗」もコノシロを表す漢字として

認められています。

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いい勉強になります。

さらにこのサイトは、興味深いことが書いてあります。

おなじみの「秋刀魚」は大正時代から広く使われていたそうです。

  

私たちがよく知る「秋刀魚」という表記は、

大正時代から広く使われるようになった新しいものです。

「秋」が旬の「刀」のような「魚」なので、

「秋刀魚」という当て字がされたのですね。

それ以前は漢字が定まっていなかったようで、

当て字遊びが好きだった夏目漱石は「我輩は猫である」の中で

「三馬」という表記をしています。

この表記には、魚市場のセリでサンマの「サ」の音があまり響かず、

「ンマ」「ウマ」と呼ばれていたので、

当て字として「馬」が使われたという由来があります。

   

   

ちなみに、私が「サンマ」だと思った②鰍は「カジカ」

③魛は「タチウオ」でした。

 

  

勉強のきっかけはあちこちにあります。

2019年11月 7日 (木)

「温暖化」をどう考えるか②/0.8℃気温を上げた容疑者

今日は令和元年11月7日。

    

一昨日の記事の続きで、

異常気象と人類の選択」(江守正多著/角川SSC新書)から

引用します。2013年9月刊行の本です。

  

  

最近の個々の異常気象のニュースの重要性を判断する際に

私が気を付けていることを書いておきます。

それは、観測が始まって以来の記録を更新したかどうかに

注意することです。

記録を更新したからといって温暖化のせいだと

いえるわけではありませんし、

公式の観測が始まる以前に同等の規模の異常気象が

あった場合もあるでしょう。

しかし、やはり、観測史上で過去最大の異常気象は、

過去に何度か経験された異常気象よりも、

「より異常である」可能性が高いと

考えてよいだろうというのが僕の見方です。

(40~41p)

  

 

台風19号が10月12日に箱根町にもたらした

24時間降水量922.5ミリは観測史上最多でした。

※参考:Wikipedia

台風19号はやはり異常です。

温暖化の負の側面が出てしまったと思います。

   

  

人間活動による温室効果ガスが原因で地球が暖まっており、

ほっておけばさらに温度上昇が進むという主張を

「人為起源温暖化論」(略して「温暖化論」)と呼びます。

(中略)

これに対して、人為起源温暖化は科学的に

間違っているのではないかとほのめかす主張を

「温暖化懐疑論」(略して「懐疑論」)と呼びます。

(55~56p)

    

現時点でのこの問題への僕の結論は以下の2点に

まとめられます。

①温暖化論が間違っている可能性はゼロではない。

 しかし、間違っているという証拠は今のところない。

②温暖化論が正しいかどうかわからないという人がいるのは

 自然である。しかし、温暖化論が間違っているに

 違いないと断言する人は自然である。

 

1点目は、僕自身が、多くの懐疑論を見聞きして、

温暖化論が本当に正しいかどうか何度も自分に

問いかけてみた結果として現時点で得ている結論です。

(中略)

まず、20世紀以降に世界の平均気温が

本当に上がっているかどうかという問題があります。

これについては、世界のいくつかの研究機関が

それぞれ独立にまとめたデータセットが、

どれも20世紀以降に0.8℃程度の

世界平均気温の上昇があったことを示しています。

その基となるデータは温度計で測られた世界中の

気温データです。

(57~58p)  

  

  

大気中の二酸化炭素濃度は産業革命以降増加し続け、

もとは280ppmだったものが400ppmにまで

達しました。このことを僕には疑えません。

この間、人間が石炭、石油、天然ガスを燃やして

エネルギーを取り出すことにより大気中に

放出された二酸化炭素の量を見積もると、

大気中に増加した量のおよそ2倍です。

つまり、人間活動で排出したうちの半分は

海や生態系によって吸収されて、残りが大気中濃度を

増加させたということです。

もしも大気中の濃度増加が人間活動のせいでないとしたら、

大気中濃度を増加させた量の2倍もの

人間活動起源二酸化炭素がどこに行ったか

説明しなければなりませんが、そういう説明を僕は知りませんし、

そういう可能性を想像することも僕には困難です。

(60~61p)

     

 

現在わかっている外部要因のうち、20世紀後半に地球の

温度を上げる方向に作用したのは人間活動起源の要因しかなく、

その中の主要な要因は大気中温室効果ガスの増加です。

いってみれば、温室効果ガス以外に「容疑者」が

見当たらないのです。

(64p)

  

 

この本を一読した時に、後で再読したいところに

付箋を貼りました。全部で60か所でした。

そこを再読しながら、ここは将来も再読したいというところを

書き留めています。

まだ続きます。

「ザテレビジョン」から一時撤退

今日は令和元年11月7日。

  

毎週水曜日に「ザテレビジョン」(KADOKAWA)を購入。

熟読して、録画したい番組をノートに記入します。

ざっと30年余り続けてきたことですが、一度やめてみようと思います。

ずっと違和感があったのです。

Epson109 

この表紙が表しているように、

きっと50代後半は買わないと考えていると思います。

10~20代(30代?)に買ってもらおうという内容なのです。

週刊TVガイド」(東京ニュース通信社)はもっと早く

その傾向の内容になっていたので、手を出しませんでした。

(本のサイズが大きくなった時から、内容が一変しました)

   

  

少なくとも今年いっぱいは「ザテレビジョン」は買いません。

その代わり、毎日、新聞のテレビ欄を見て、

詳しくはネットで調べて、

録画する番組を選んでいこうと思います。

2カ月、やってみて、それでどうにかなるなら、

本当に「ザテレビジョン」とはさようならです。

  

かつては、どのコンビニでも売っていた「ザテレビジョン

日本で一番売れていた週刊誌でした。

  

ネットの普及で、紙の文字離れ、テレビ離れとなり、

ザテレビジョン」そして「週刊TVガイド」も

たいへんだと思います。

とてもお世話になった身ですが、

一時撤退します。

 

大台ケ原山森林鉄道その4/インクラインの跡

 

今日は令和元年11月7日。

  

一昨日の投稿に引き続き、

10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ

 大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。

  

橋本博さんと小林知之さんは、JR船津駅を出発して、

大杉谷森林鉄道跡を歩いてたどり始めました。

鉄道跡は、9kmほどは道路になっていたのですが、

途中からは山の中に飲み込まれてしまいます。

危険な個所もあるため、山岳ガイドに先導してもらって、

山中に分け入りました。

  

そしてかつて線路が敷かれていたスペースを発見します。☟

Rimg2101

Rimg2102

Rimg2103  

岩肌を削ったと思われる場所です。

狭いです。

ここを大きな丸太を積んだ貨車が走ったかと思うと、

スリルがあったろうなと思います。

  

しばらくすると線路があったであろう場所が途切れました。☟

Rimg2104   

実は、はるか上にある峠から、この途切れた場所まで、

材木を運ぶ信じがたい設備があったそうです。

別角度から見ます。

Rimg2105  

☝ 黄色の三角点が峠。

そこから線路が途切れていた赤の三角地点までの急坂。

とても鉄道が走れません。どうしたか?

どうしたと思いますか?

私は思い浮かびませんでした。

  

  

 

  

橋本さんが、ここにあった施設の写真を見せてくれました。

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インクラインという施設があったのだそうです。

急斜面でも丸太をおろすことができる施設です。

写真のアップを並べます。

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真ん中にある建物が中間駅。

インクライン2つを使って峠から丸太を下していました。

総延長は893m。角度は30度を超えるところもあったそうです。

  

インクラインの残骸が残っていました。

Rimg2112

Rimg2113  

インクラインの動力は、何と丸太の自重でした。

その説明を図で示してくれました。

最初、丸太を運ぶトロッコは、この状態です。☟

Rimg2114

☝ ワイヤーが巻かれたドラムは連動しています。

☟ 上のトロッコに丸太を載せます。

Rimg2115  

そうすると、丸太の自重でトロッコが下がり始めます。

ドラムが連動しているので、空のトロッコが上りはじめます。☟

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☝ 2つのトロッコは、途中ですれ違うことができました。

Rimg2118

Rimg2119

☝ 下に来たトロッコの丸太はおろされて、

上のトロッコに丸太が載せられます。

そして繰り返しです。☟

Rimg2120

Rimg2121

Rimg2122  

うまくできています。素晴らしい。

 

ドラムの傍らには、ブレーキらしきものがありました。☟

Rimg2123  

こんな感じで使っていたのでしょうか。☟

Rimg2124  

今は木々の中に埋もれているインクラインです。

  

今回は以上です。

   

  

  

  

インクラインで思い出すのが、5年まえの記事。

ここでも道草 蹴上インクライン周辺散策1.初めてのインクライン(2014年10月2日投稿)

こちらは、船を持ち上げるインクラインでした。

全5本。こういう機会に読み直しました。

そうすることで、記憶に落ち着いていくと信じたい。

最近の写真

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楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉