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2024年7月

2024年7月12日 (金)

まもなく1学期の通級指導が終わる/振り返ってみる

   

今日は令和6年7月12日。

  

今日から3日間は懇談会があります。

昨年度まで、通級指導教室では懇談会がなかったようですが、

今年度は希望があって行うことにしました。

急遽のことなので、希望制にしました。

14人が希望です。

  

どんな話をしようか。

いい機会なので、1学期、試行錯誤してやってきた

通級指導のまとめをしてみたいと思います。

  

◯週に1時間、あるいは2週に1時間だけの通級指導。

 でも子どもたちにしてみたら、

 本当は通級学級で授業を受けるはずなのに、

 その授業を受けずにやってくる1時間。

 少ないけど、貴重な1時間だと考えて、その1時間が、

 子どもたちにとって、有効なものになるように、

 考えうることで、実行できることは実行したい。

  

◯たった1時間を少しでも有効にするために通級ノートを使う。

 通級ノートにやったことを記しておくことで、今までどんな指導を

 してきたのかを思い出すことができる。週に1時間なので、

 やったことを忘れてしまいがち。ノートに記して残すことで、 

 振り返りやすい。次に何をしたらいいかを考えることもできる。

 

◯たった1時間を少しでも有効にするためには、1時間でやったことを

 通常学級の担任と、保護者と共有したい。そのためには通級ノート。

 通級ノートに、1時間でやったことを書いて通常学級担任に知らせる。

 通級学級じゃないと表さない子どもの表情や行動もあると考える。

 それらを知らせたい。

 保護者にも、授業でやったことを付箋に書いて、

 通常学級担任に子どもの連絡帳に貼ってもらうことで、連絡できる。

 保護者にどんな連絡をしているかも、通常学級担任にも知ってもらえる。

 保護者に伝えて、通級指導教室でどんなことをやっているのか

 知ってもらい、家庭で協力してほしいこともお願いできる。

 

◯通級ノートに、通常学級担任から通級指導教師にいろいろ情報を

 書いてもらう。いいことなら、通級学級でも褒める。間接ぼめは有効。

 問題行動については、下記にも述べるが、それについて話をすることが

 できる可能性がある。

◯1時間だけとはいえ、1対1の指導だからできることがあると思う。

 定期的に1時間、じっくり子どもと接することができるのは、

 通級指導ならでは。この特徴を活かしたい。

 通常学級の場合、1対1で話す機会は、問題行動があった時が多い。

 教師も子どもも、異常な状態。平常心で1対1ができるのはいい。

  

◯子どもたちにとって、通常学級での自分を客観的に見ることができる

 時間と考える。通常学級でおかしなことをしてしまったことを、

 場所を変え、その時に現場にいなかった教師との会話の中で、

 客観的に思い出して、その原因、これからどうしたらいいかなど、

 考えることが可能である。

 そのためには、通常学級の担任の情報提供が必要である。

  

◯1対1なので、教師の魅力も大事になる。

 子どもたちから、魅力ある教師でないと、

 たった1人で教室に進んで来てくれる状況は作られない。

 通級指導学級に来るのが苦痛になってしまう。

 どんな教師になるか。

 勉強を楽しむ教師でありたい。

 何を始めるかわからない教師でありたい。

 知的な教師でありたい。

 子どもの話を最後まで聞くことができる教師でありたい。

 ベストは、生き方の参考になる教師になれたらいい。

   

◯授業の内容を、他の人に話したくなるようなものにする。

 子どもが家庭で話す、通常学級担任に話すことで、

 それが授業内容の復習になり、理解が進む。

 通級指導教室でやっていることを家庭や通常学級担任が知って、

 協力をしてもらえる。

   

◯授業内容は、知的な内容でありたい。

 親も知らない、通常学級の担任も知らない、友達も知らない、

 そんな知識は持っているだけで、自信になるし、

 他の人に話すことで感心され、自己肯定感にもつながる。

 話したいことをたくさん持つことで、コミュニケーションにも

 積極的になると考えたい。

  

   

◯カブトムシの幼虫と成虫、カマキリの卵嚢、チョウの蛹、ヤゴ、

 ゲンゴロウなど、生き物は見ていて飽きないし、生態は面白い。

 子どもたちの癒しにもなるし、好奇心をくすぐるものでもある。

 教師も飼育していて楽しい。

 子どもの気持ちをほぐすのにも効果的と考える。

 通級指導教室で、生き物を飼育するのは、上記の理由で効果的である。

  

   

◯タブレット端末を有効に使いたい。

 子どもが、自分が体験したことを話をする時に、

 説明に窮する時がある。

 そのような時に、タブレット端末で関連写真を示すことで、

 「そう、そう、これ、これ」となり、

 話が具体的になるケースが多かった。

 すぐに疑問を言う子どももいる、

 教師が指導の中で疑問に思うこともある。

 「なぜハエは、前足をスリスリするのか」

 「夾竹桃(キョウチクトウ)は本当に毒がひどいのか」

 など、すみやかに疑問を解決したり、言ったことを証明したりするのに、

 タブレット端末は有効であった。

 1時間の授業内で解決できるのもいい。

 直接見ることができなかったことも、写真や動画で撮っておけば、

 すぐにそれを見せることができる。

 1対1なので、簡単に見せることができる。 

 

  

◯退職した身で、通級指導に初挑戦。

 でもやってみて、今まで自分がやってきた手法や考え方が

 丸ごと活かせる分野だなと思った。

 うまくいった手法や考え方を凝縮できる。

 さらに、いろいろな子どもを見てきて、

 こうしてあげればよかったと思ったことが、

 目の前の子どもにできるぞと思う時がある。

 これだけこまめに、通常学級担任や保護者に情報を流してできることも、

 その一つ。これは退職した身だからできること。

 通常学級担任の時にはできなかった。

 それがどんな効果があるかは、今年度でわかる。

   

   

◯最後に、通級支援学級の目的について。

 サークルで、メンバーから言われたのは、

 「自己肯定感を高めてあげることだよ」と言われたのがしっくりきた。

 そのために、子どもたちに特別の、とっておきの知識と体験を

 少しでも与えるのがいいのかなと思った。

 自分を客観的に見られるのも、これからどうしていけばいいかが見えて、

 それもプラスになるはず。

 通級支援学級の存在意義はここだなと現時点では思う。 

  

以上、まとめてみました。

もしかしたら、1学期期間中に思いついて書き加えることが

あるかもしれません。とりあえず、1学期中(7月19日まで)は、

改訂版が出るかもしれないです。

将来、指導が行き詰まったら、初心に返るために、

この記事を訪れたいです。

(63歳が書くようなことじゃないか。63歳で初心?)

     

懇談会が間もなくです。

ハイイロゲンゴロウを飼うのは16年ぶり

   

今日は令和6年7月12日。

  

勤務校のプールに、子どもたちとヤゴを取りに行った時に、

ついでにゲンゴロウらしき黒い生き物を捕まえたことは

先日書きました。

ここでも道草 教室の生き物の今日の状態(2024年7月5日投稿)

  

そしてその後、なんと!ハイイロゲンゴロウを、

プールで捕まえることができました。

ハイイロゲンゴロウは思い出があります。

ここでも道草 今度のゲンゴロウは飛ぶし、壁面に張り付く(2008年10月31日投稿)

今から16年前に、私は教室でハイイロゲンゴロウを飼っていました。

面白い生態です。

16年前の記事から引用します。

  

ゲンゴロウは背中と翅の間に空気を溜めて、背中の気門で呼吸します。

空気の一端がお尻の泡になって水と接していますが、

その泡の表面を通して、水中の酸素を泡の中に取り入れ、、

余分な二酸化炭素を水中に放出しています。

(参考:「田んぼの生き物図鑑」山と渓谷社)

  

お尻に泡をつけているのが、実に可愛い。

今回も見ることができました。

Img_6370

容器に入れておいたのですが、水槽を買ってきて、

そちらに移しました。

Img_6385

Img_6386  

16年前の勤務校は、周囲が自然豊かでした。

だからハイイロゲンゴロウを捕まえることができたと思っていました。

割と街場にある現在の勤務校で、ハイイロゲンゴロウが取れたのは、

とてもうれしいです。

ハイイロゲンゴロウの動きを見ることで、

通級指導教室に来る子どもの癒しになると思っていました。

16年ぶりに、我が教室にハイイロゲンゴロウがやってきました。

  

エサは赤虫です。

16年前がそうだったので、そうしました。

ヤゴの餌でミミズを取りに行った時に、

小さな虫を見つけたので、ゲンゴロウが食べるかなと思って

投入しました。

食いつきました。

動画です。


YouTube: 2024年7月9日 ハイイロゲンゴロウのお食事


  

ゲンゴロウのお食事シーンは、この動画がよくわかります。


YouTube: 【ゲンゴロウ④】【衝撃】エサに群がる200匹のゲンゴロウ


ゲンゴロウは、死んだ生き物の肉、あるいは瀕死の生き物の肉しか

食べないそうです。

Img_6390

したがって、同じ水槽の中で、メダカと同居もできるわけです。

  

死んだ生き物の肉を食べてくれることから、

掃除屋さんだと、ハンターヒロさんは表現しています。

Img_6389

  

ハイイロゲンゴロウを飼うことはクリアしたけど、

今年は、この映像にあるようなオオゲンゴロウとか、

ナミゲンゴロウなど、少し大きめのゲンゴロウを手に入れたいと

思っています。

  


  




  

2024年7月 8日 (月)

「本を読むだけで脳は若返る」④ 目指すは、子どもを「個」にするのではなく、 他者と関わりを持たせる工夫です

   

今日は令和6年7月8日。

  

前記事に続きで、

「本を読むだけで脳は若返る」

(川島隆太著/PHP新書)より引用します。

   

長いけど、大事だと思うので引用します。

  

今、情報があふれる社会に現代人は暮らしていますが、実に不思議な

ことに、情報量が少なくて伝達スピードの遅い読み聞かせのほうが脳

の発達を促しやすいのです。近年、誰もがスマートフォンをもつよう

になって、意識と視線が常にそのデジタル機器に向けられるようにな

りました。本人が望むと望まざるとにかかわらず、いろいろな情報が

私たちの身の回りに雨のように降ってきて、それを処理することで常

に精一杯になっています。この傾向はSNSの普及でさらに強まりまし

た。

私が、読み聞かせという読書を強くおすすめする理由の一つは、子ど

もの周りにいる親などの大人が一様に忙しくて、子どもに向き合う時

間が減っているのではないかと危惧するからです。小さなお子さんを

育てているご家庭で、子どもたちと一緒に何かをするのではなくて、

子どもたちにスマートフォンやタブレットを渡して動画を見せ、その

間に家事をするという親は少なくないと思います。あるいは、仕事が

終わってから、子育てや家事で忙しいのに、いつの間にかインターネ

ットやSNSに没頭してしまっているという方もいるのではないでしょ

うか。

これまで、私はさまざまな実験で多くの子育て世代と接してきました

が、現代社会は親子の愛着関係が作りにくくなっていると感じます。

昔も今も、親たちは我が子に強い愛情をもち、自分たちのもてる時間

の多くを子どもに費やそうとしているのですが、情報社会の中でいつ

の間にか10分の読み聞かせも「厳しい」という状態になってしまって

います。

こんな時代だからこそ、意識して親と子が濃密にかかわり合う時間を

作ることが必要だと私は考えています。短い時間で構わないのです。

どんなやり方でも良いので、子どもに読み聞かせをしてほしいと思い

ます。この読書法は、脳科学の観点から、脳に対する良い効果が確か

められています。 特に、他人の心を想像する力を育んでくれます。

人間というのは群れで暮らす動物です。一人で生きていくことはでき

ず、社会の中で生きていくことが運命づけられています。 社会の中で

生きていくということは、他者との関係性を築くということにほかな

らず、これを上手にできる力が社会の中で生きていくために一番求め

られます。

子どもが他者とかかわる能力を獲得するのは、家庭における家族との

コミュニケーションがベースになります。しかし、このコミュニケー

ションが成立しにくい社会になりつつあるように感じるのです。デジ

タル機器が普及する中で、自分自身の興味関心を満たすサービスが急

速に増え、一人ひとりが幸せであれば良いという感覚や考え方が非常

に強まり、家庭の中にいても「個」がハイライトされていきます。

現代の子育ても、家族全員がスマートフォンの画面を見ているような

状況の中で取り組まなくてはならなくなっています。 他者の心の触れ

合う場である家庭が、単なる「個」が集まっている場所になっている。

この状況のままで多くの子育てが進められていくと、他者との人間関

係をうまく築けない人が多くなり、社会が崩れていくのではないかと、

私は本気で危惧しています。読み聞かせは、「個」でなく、他者との

「絆」を強くすると私は思うのです。

さて、次の章では、ここで少し指摘したスマートフォンなどのデジタ

ル機器について、脳科学の観点からいろいろと言及したいと思います。

本もスマートフォンも、同じように文字を読むことができますが、脳

に対する影響は全く違います。

(96〜97p)

  

ここには、通級指導の参考になることが書いてあると思うのです。

手段は読み聞かせではなくてもいいと思います。

目指すは、子どもを「個」にするのではなく、

他者と関わりを持たせる工夫です。

それが「絆」になっていくと思うのです。

  

そして、この本は、次章から、

iPad中心の私の今の生活がいいのかと問うてくる内容です。

続く

「本を読むだけで脳は若返る」③ 読み聞かせも効果大

   

今日は令和6年7月8日。

  

今朝の午前6時20分過ぎの名古屋テレビニュース「ドデスカ!」の

スポーツコーナーは録画すると面白いかも。

何と言っても、中日が首位広島に3連勝したので、

中日贔屓のスポーツコーナーは、きっと大喜びだと思います。

広島とのゲーム差が3.5。素晴らしい。

スタジオではしゃぐ出演者を記録しておきたいです。

巨人もヤクルトに3連勝。

その前の中日戦に勝っているので、4連勝。

広島に肉薄。ゲーム差なしの2位。

理想は優勝巨人。2位が中日。可能性が出てきましたよ。

野球が面白い。

  

  

それでは、前記事に引き続き、

「本を読むだけで脳は若返る」

(川島隆太著/PHP新書)より引用します。

  

 

つまり、読み聞かせは単なる読書ではなく、親については、心のコ

ミュニケーションを求めていて、子どもについては、親の言葉を聞

きながらドキドキしたりハラハラしたりしながら情動や感情を揺さ

ぶられるという読書なのです。読み聞かせという読書の触れ合いの

場」を作る活動だと言えるでしょう。

(80p)

  

前記事が音読についてですが、今回は読み聞かせ。

読み聞かせの効力が述べられているところです。

  

まず、子どもの変化については、これまで発達心理学で言われてき

たように、言語の扱う力が月齢相応よりも高くなっていることがわ

かりました。語彙の数が増え、言語を扱う能力も通常の発達よりも

高くなっていたのです。また、聞く力 (聴理解)についても、月齢相

当よりも高く伸びていることが判明しました。今まで心理学の分野

などで言われていたことが、脳科学の観点からも正しいことが証明

される形になりました。 読み聞かせは子どもたちの言葉を扱う力や

聞く力を伸ばすことができる。これは、心理学的にも、脳科学的に

も明確に言えるでしょう。

(82p)

  

では、具体的にどういった点で子育てストレスが減ったのか。細か

く項目を見ていくと、子どもの機嫌の悪さが少なくなっていました。

また、子どもの気の散りやすさや多動傾向も減少していました。さ

らに、子どもが刺激に対して敏感に反応することも少なくなり、新

しい状況に慣れやすくなったという変化もうかがえました。このよ

うな子どもの変化が生じて、結果的に子育てのストレスが減ったよ

うなのです。

(83p)

  

音読もいいけど、読み聞かせも、通級指導教室で有効だな。

う〜ん、あれもこれも、自分は欲張りです。

次も長いけど、引用します。

  

定量的な話が少なくなってしまうのですが、例えば子どもが幼稚園や

保育園に行くと、特に最初はむずかるときがあります。家庭にいれば、

親が子どものために尽くしてくれて、王様やお姫様のような存在にな

れますが、幼稚園や保育園に行くと集団に入ることになるので、今度

は大勢の子どもの中の一人にすぎなくなってしまいます。これは、王

様やお姫様から平民の地位にいきなり落ちてしまうようなもので、子

どもはストレスを感じずにはいられません。

ただ、そうした新たな環境に遭遇しても、家庭内の親子の愛着がしっ

かりしていれば、やがて慣れて活発に遊ぶことができるようになりま

す。強いストレスを感じても、家に帰ればリセットできると知ってい

るからです。これが、主に親子だけが生み出せる緊急避難基地の効用

です。

親子の愛着による緊急避難基地が家庭の中にできると、子どもが家庭

で機嫌を悪くする必要がなくなります。なぜなら、子どもたちが家で

泣いたり騒いだりする問題行動の多くは、実は「私のことを見て」と

いう主張や訴えだからです。子どもたちが「私には緊急避難地がある」

と感じていれば、そこには家族の人が自分をしっかり見てくれている

という安心感もあり、ささいなことが起きても「こっちを見て」と言

う必要がありません。わざわざ機嫌を悪くしなくてもいいのです。

また、子どもの気の散りやすさや多動が減るのも、あるいは刺激に敏

感に反応しなくなるのも、子どもの気持ちが安定してストレスに強く

なるからです。このように子どもが家庭で安定してくれると、結果的

にわがままを言ったり泣き叫ぶということも減るので、子育てが楽に

なります。

さらに、この緊急避難基地をもっている子どもたちは、他人に対する

不安も減るので、家族以外の人への信頼感も築きやすくなります。幼

稚園や保育園、学校に行っても先生たちを信頼して活動することがで

きますから、良い関係性を築けるようになり、結果的に教育の恩恵を

受けやすくもなって、自分の能力を伸ばしてもらいやすくなります。

また、社会に出たときも、他者との間で信頼関係を築きやすくなると

いったメリットも生じます。

では、このような効用がある緊急避難基地をどうしたら子どもがもて

るようになるのか。具体的な方法の一つは、読み聞かせを毎日するこ

とです。私たちの実験では、読み聞かせをきちんと実践した多くの家

庭で、緊急避難基地の効用が現れているのが確認できました。

この実験をする前、協力者たちに「毎日、読み聞かせをしてほしい」

と依頼したら、ほぼ全員から「時間的に難しい」という反応が示され

ました。それでも「実験ですから、なんとか1ヵ月間だけでもやって

もらえませんか」と頼みこんで、取り組んでいただきました。すると、

かなりの数の方たちが実験期間中の変化についてメールなどでわざわ

ざ報告してくれました。そこには「我が子が自分に何を求めているの

かよくわかるようになった」「子どもとの絆が深まった感じがする」

というようなコメントが、 感謝の言葉とともに書かれていました。

(85〜87p) 

  

読み聞かせの効果大ですね。

音読もいいし、読み聞かせもいい。

地道にやっていけば、効果は得られるのです。

  

この読み聞かせという読書は、私はとても素晴らしい脳の活性方法だ

と思っています。取り組むとなると、最初は「大変だな」と思うかも

しれませんが、子どもたちはとても幸せな時間を過ごすことができま

す。しかも、言葉を学ぶ機会や情動や感情を豊かにする機会にもなり

ます。読み聞かせを継続的にしていくと、たぶん子どもから「毎日や

ってほしい」とお願いされるようになるでしょう。そんなときは、ご

自身の時間と体力が許す限り、子どもに付き合ってあげてほしいと思

います。

読み聞かせをすること自体が親のストレスになってしまうのであれば、

発想を転換してほしいと思います。 読み聞かせは、決まった一人が

担当する必要はありません。周りにサポートしてくれる家族などの大

人がいるのであれば、分担してもらいましょう。時間帯も寝る前で

なくても構いません。いろいろな大人がさまざまなときに読み聞かせ

をしてあげれば良いのです。それでも読み聞かせの効果はあると考え

ています。

また、読み聞かせでおすすめの作品や種類を尋ねられることも多いの

ですが、特にありません。 読み聞かせの目的は、学習や能力開発で

はなく、親と子の心の触れ合いであり、緊急避難基地の構築です。だ

から、子どもが好きな本を読んであげれば良いのです。繰り返し読ん

でも構いません。むしろ、子どもが嫌いな本を読むよりは、何度も

読んでいる好きな本のほうが、読み聞かせの効果を多く期待できるで

しょう。 子ども自身がいろいろな本に興味を示すのであれば、図書

館などでさまざまな本を借りて読んであげてほしいと思います。要は、

子どもたちの興味や関心、性格、発達段階に応じて本を選べば良い

ということです。

(88〜89p)

   

通級学級が緊急避難基地になるのもいいんだよなあ。

私の教室でホッとして、また通常学級で頑張る。

そうなるといいですね。

  

続く

「本を読むだけで脳は若返る」② やっぱり音読はいい

  

今日は令和6年7月8日。

  

前記事に引き続き、

「本を読むだけで脳は若返る」

(川島隆太著/PHP新書)より引用します。

  

一つは、前頭前野の機能は徐々に高められていくということです。

子どもや青年は集団生活の中の教育を通して、「思考の脳」や「

こころの脳」を少しずつ獲得していきます。そして、この機能を

よく働かせることで、さまざまな能力が花開いていき 、やがて社

会の中で活躍できるようになります。そんな人を人たらしめる大

事な脳が、実はこの額の奥にあります。

(52p)

  

やっぱり人間は前頭前野が大事です。

ここを育てないと、その人の人生は不幸になってしまいます。

  

開発するにあたっては、学習と脳活動にかかわる一連の研究の知

見を活用しました。具体的には、脳トレのアプリを使っているプ

レーヤーの脳をリアルタイムで調べ、背外側前頭前野がきちんと

働いているかどうかを確かめながら開発を進めました。脳の活動

は近赤外線を利用して脳活動を調べるNIRS装置を用いて、被験

者にはその装置を装着してアプリに取り組んでいただきました。

そして、脳の計測や効果の検証を繰り返しながら、 確かに効果が

あると言える、専門的な表現をすれば「統計的に有意」と言える

確かな脳のトレーニングアプリを構築していったのです。そうし

て完成したのが「脳トレ」でした。  

(57p)

  

任天堂の「脳トレ」を私はあまり信用していないところがあります。

本当に脳トレは効果があるのか?

でもまがいものが消えていく中、脳トレが生き残っているのは、

有効であるという証明なのでしょうか。

  

  

実際にMRI装置で文章(新聞記事)を音読してもらったときに測定し

た脳が図2-4です。1ページに掲載した黙読したときの脳の状態と比

べてみてください。働いている場所は基本的に同じなのですが、よ

り広い場所が活性化しています。つまり、たくさんの大脳を使って

いることがわかるのです。この実験結果を踏まえると、文章を読む

とき、 黙読するよりも音読したほうが、より多くの人にとって脳の

強力な全身運動になるのではないかという仮説が成り立ちます。

(65p)

  

音読を重視してきた今までのやり方はOKです。

  

  

「はじめに」でも少し触れましたが、実は、私たちは認知症になっ

てしまった高齢の方々の認知機能を改善させるプログラムを開発し

ていて、その実践にも取り組んでいます。

対象者は、アルツハイマー型認知症と診断され、症状の度合いが中

度から重度まで進行した方々(介護施設入居者)です。もちろん、症

状がある程度進んだ認知症の方に長い文章を読んでもらうことはで

きませんので、代わりに短い文章の音読や、ひらがなの拾い読みを

声に出してやってもらいました。そして、このプログラムを週5日

取り組むことを目標にやっていただくようにお願いしました。

結論から言うと、私たちも驚愕したのですが、アルツハイマー型認

知症の方の認知機能が向上したのです。症状の進行が止まったとい

う話ではありません。失われていくはずの認知機能が回復したので

す。 その光景を目の前で見たとき、私たちは驚かずにはいられませ

んでした。

(69p)

  

音読、すごいです。

今は子どもと一緒に音読をしていますが、

教員を辞めても、音読は続けていくべきなのでしょう。

嫌いじゃないので、続けることはできるかな。

  

 

こうした音読による脳の活性化は、実は教育現場においては古くか

ら取り組まれてきました。国語の授業での音読は昔からありますし、

近年では朝の授業が始まる前に音読活動をするという学校もたくさ

んあります。 こうした学校からは、1時限目と2時限目にかけて、

授業に取り組む子どもたちの集中力が増したという報告が全国的に

見られます。私たちは、この現象を音読による「脳のウォーミング

アップ効果」と呼んでいます。いきなり勉強を始めるよりも、音読

などの活動を通して脳を全体的に一度活性化するように働かせる。

そうすることによって、その後の学習がよりスムーズに進むのでは

ないかと私たちは考えています。 実際の実験でもこの効果を確認

しています。

(71p)

   

週に1時間、通級教室にやってくる子どもたちに、

音読させるのもいいことだよなあ。

ウォーミングアップさせて、通常学級の授業に臨ませると言うわけです。

よし、決めた。

今日は「1分間速音読ドリル」(齋藤孝監修/致知出版社)を

学校に持って行こう。

  

続く

  

  

「本を読むだけで脳は若返る」① 読書=脳の全身運動

   

今日は令和6年7月8日。

  

この本を読みました。

Img_6365

アマゾン

「本を読むだけで脳は若返る」

(川島隆太著/PHP新書)

   

6月のサークルで紹介された本です。

私がiPad中心の生活をしていることが、決して良くないことが

書かれた本です。

引用していきます。

  

この実験結果や類似の実験結果から一つの結論として言えるのは、

読書は脳の全身運動になる、ということです。このことを理解する

だけでも、読書活動にいそしむ子どもがさまざまな力を伸ばしやす

いということが納得できないでしょうか。この「読書=脳の全身運

動」は、大人についても同じことが言えます。

毎日運動している人は、子どもも大人も健康的な身体を維持し、必

要な筋力があれば、すぐに鍛え上げることができるものです。野球

やサッカー、テニス、バレーボール、ラグビー、陸上などのスポー

ツをやろうと思ったときも、普段から運動している人のほうがすぐ

に上手にできるようになるでしょう。それと同じように、毎日のよ

うに脳の全身運動をしている人は、そうでない人と比べて、さまざ

まな能力が発現し 状態になっているのです。脳も他の体の臓器や

器官と同じであり、毎日の読書が脳の基礎力を上げてくれるのは、

ごく自然なことだと言えます。

(19〜20p)

  

読書=脳の全身運動

これは覚えておきたいですね。

  

一つだけ助言すると、小説や新聞記事のように活字が中心のものを

読むと、前頭前野を含めて脳が全体的に働きやすいということが実

験からわかっています。私たちは、読書あるいは活字を読むことに

関する実験をいろいろとしているのですが、写真やイラスト、マン

ガが中心の雑誌や書籍を読んでいる読者の脳活動を調べると、「思

考の脳」があまり働いていないのです。誌面には、写真や絵だけで

なく、文字があって、それを読んでいるにもかかわらず、背外側前

頭前野がほとんど活性化していない。これはとても不思議なのです

が、さまざまな計測データを見ると、活字を中心とした本を読んだ

ほうが、脳の全身運動になると言えます。この謎については、まだ

誰も科学的に説明できてはいません。

経験的な感覚から言えば、同じ分量の文章を読むにしても、文字だ

けで読むときと、写真や図が添えられた誌面の中で読んでいるとき

では、頭の疲れ方が違ってくるように感じないでしょうか。この違

いは、もしかしたら脳が使われているか使われていないかの差か生

じているのかもしれません。

要は、比較的リラックスしながら読めるのが写真雑誌や図解の多い

本で、わりと身を入れてしっかりと読んで興味や関心をかき立てて

いくのが小説などの文章中心の本であると、主観的な感覚を通して、

言えるかもしれないということです。 ただ、その違いは脳の中で

どのように生じているのかと問われると、科学的にはよくわかって

いません。

ただ、論文にはしていないのですが、小説と写真雑誌を読むときに

眼球がどのように動くかを調べるという実験はしたことがあります。

この実験では、文字だけの文章を読んでいるときは、前後の文章に

視点を移しては戻すことを繰り返しながら読んでいて、基本的には

文字列をずっと追いかけていくのがわかりました。

一方、写真などが横にあると、読んでる途中で写真のほうに眼球が

動くのがわかりました。視点が横に飛んでは、また文字に戻ってく

るということを繰り返しているので、おそらく集中して文字を追う

ことができていないと思われます。注意がさまざまな方向に移って

いく状態は「スイッチング」と呼ばれ、この状態になると脳の活動

が全体的に活性化しないことが知られています。

仮に同じ文章が書いてあったとしても、写真や図がそばに大きくあ

ると、意識が文章にあまり向けられず、スイッチングが生じて注意

散漫な状態になり、脳活動が上がってこないのかもしれません。

こう解釈するのが一番素直な考え方だと思いますが、きちんと実験

で追うことができていません。

(28〜29p)

  

文字を追うことが、脳の活動をアップさせる秘訣のようです。

  

 

この結果の違いはどこから生じたのでしょうか。私たちは、読書で

脳が発達したことによる変化だと捉えています。 読書習慣を強くも

っている子どもたちは、言語を主に扱う脳がより発達し、言葉の理

解力が高まり、情報処理がきちんとできるようになって、どの教科

のテストであっても良い点を取りやすくなった、と私たちは解釈し

ています。

逆に、読書習慣のない子どもたちは、おしなべてテストで良い点が

取れない傾向があります。これが標準の状態なのかもしれませんが、

読書をしている子どもたちと比べれば、脳の発達がそれほど進んで

いないと解釈することもできます。

この一連の研究から言えることを整理します。まず、子どもたちが

読書を習慣化すると、子どもたちの脳、特に左半球の白質の発達を

促すことができるということです。また、その結果として、少なく

とも認知力の一部である学力を押し上げることにつながるというこ

とです。教育関係者が昔から子どもたちに読書を推奨してきたのは、

まさにここに理由があったのです。

(37p)

  

読書はいい。私も教育関係者です。経験上、そうは思っていました。

  

続く

2024年7月 7日 (日)

サークルでの雑談からキョウチクトウの勉強、そして授業

   

今日は令和6年7月7日。

  

先日サークルがありました。

その時の雑談で、キョウチクトウ(夾竹桃)が話題になりました。

キョウチクトウニは毒があるので、運動場を取り囲むようにあった

キョウチクトウを、根こそぎ取り除いたことがあるよと言う話。

でも、毒があると言われるけど、学校に植っていることが多い木で、

現実、今の勤務校でも、山のように木が茂り、

赤い花が咲いています。

でも、広島に原爆が落とされて、焼け野原になった時に、

放射能に冒された土地では75年間は

植物が育たないと言われました。

それなのに、最初に芽吹いて育ったのは、

キョウチクトウだったそうです。

私は、広島原爆後に最初に育ったのがキョウチクトウということを

知らなかったので、帰宅して調べました。

夾竹桃物語事務局

ここが参考になりました。一部引用します。

  

「夾竹桃」は原爆で被災した広島市で、原爆により70年間草木も生え

ないと言われた焦土にいち早く咲いた花で、市民に復興への希望と光

を与えてくれました。

原爆犠牲者への慰霊の意もこめて昭和48年、広島市の花に選定されま

した。

  

キョウチクトウは7〜8月に紅や白の花を咲かせ、エキゾチックな忘

れがたい夏の花のひとつです。高温乾燥に強く、また大気汚染にも強

いことから、都市の街路樹として緑化にも良く利用されています。

インド原産の花で、中国を経て享保年間(江戸中期)に長崎に移入さ

れました。中国で名付けられた「夾竹桃」という名前の通り、葉がタ

ケのように狭く、花はモモの花に似ています。

  

なるほどです。このサイトで紹介している本「わすれていてごめんね

夾竹桃物語」も近日中に入手して読みたいです。

  

夾竹桃の毒について、動画で勉強しました。


YouTube: 【植物解説】触れるな危険!夾竹桃の魅力や毒性について解説!!


YouTube: 【ゆっくり植物解説】広島のやべーやつ キョウチクトウ


歴史の勉強と理科の勉強ができ、

身近な植物に関心を持つ授業ができそうです。

毒があるから取り除くのも大事ですが、

現物があるのだから、それを実際に見せて教えるのもいいかなと思います。

  

キョウチクトウの怖さは、周囲に与える影響もありました。

下の動画の写真を載せます。

Img_6359

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さらに自殺でキョウチクトウの毒を利用した例。

Img_6361

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そして小学校の例。

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明日の授業は、他に考えていたけど、

急遽、予定変更。キョウチクトウを教えようかなと思い始めました。

少なくとも、今晩はそう考えて、今から寝ます。

映画「サマーウォーズ」は公開15年/いろいろあるようです

   

今日は令和6年7月7日。

  

7月の1本目の映画で2009年公開の「サマーウォーズ」を観ました。

2010年に観ています。

ここでも道草 映画「サマーウォーズ」・・・現実の高校野球長野県代表校は?(2010年8月12日投稿)

ここでも道草 映画「サマーウォーズ」・・・第二次上田合戦の真実/なす術なく(2010年8月12日投稿)

今回観た理由は、通級に来る子どもの中に、

母親の実家が長野県上田市で、

上田城に何回も行ったことがある男の子がいたから、

この映画を紹介してあげようと思ったからです。

その子は6年生。

「サマーウォーズ」が公開されたのは、生まれる前のことです。

きっと知らないと考えました。  

  

しかし!その子は観ていました。

でも、上田合戦の話をしたいなと思いましたが、

「先生、上田合戦の話はいつでもできます。

今日はヤゴ取りに行きたいです」と言われてしまいました。

教室で飼育しているヤゴに注目し、そのヤゴは、

他の子どもたちが取りに行っていることを知って、

この発言が出ました。

私の予定は崩れ、一緒にヤゴとりに行きました。

   

今回、映画「サマーウォーズ」について調べていて、

上田市で面白いことをやっているのを知りました。

何をやっているかというと、これです。

Img_6355

スタジオ地図HP

映画「サマーウォーズ」公開15周年を記念して、

映画を制作した「スタジオ地図」と上田市がコラボして

いろいろな催しがあるようです。

このチラシがよくわかります。

Img_6356

信州上田フィルムコミッションHP

    

さらにこんな企画もあります。

Img_6357

FILMAGA HP

見慣れたポスターですが、下の年月日を見てください。

なんと!7月26日から2週間限定で、映画「サマーウォーズ」が、

全国の映画館でリバイバル公開があるそうです。

え、私がよく行く映画館ではやるのか調べました。

上記サイトの写真です。

愛知県の上映館です。

Img_6358

あります!

こうなったら、3回目の鑑賞は映画館で観たいですね。

この夏実行しますよ。

お母さんの実家が上田市の男の子にも教えなくては。

 

  

最後に動画の紹介。

あの受験でい有名なZ会が、「サマーウォーズ」15周年に合わせて

こんな動画を作りました。

主人公の小磯健二の声は、映画と同じ神木隆之介さんです。


YouTube: Z会グループ|『サマーウォーズ』15周年特別コラボWebCM「17歳の健二へ」篇

10日前に公開された動画。

どうやら自分は、いいタイミングで2回目の鑑賞をしたようです。

夏休み前に、面白くなってきましたよ。

   

   

このZ会。

10年前に新海誠監督とこんな動画も作っていました。


YouTube: 新海誠監督『クロスロード』受験生応援ストーリー120秒Ver.|Z会

  

Z会って、自分が受験生の時にもあったよなあ。

長い歴史です。

Wikipediaによると、創立は1931年。戦争で中断。

1952年に再開。会社名は「増進会」でしたが、

会員がつけた愛称「Z会」を略称として併用するようになったそうです。

  

  

  

いろいろ勉強したぞ。

「ちびっ子」は、未来、禁句となるでしょうか

   

今日は令和6年7月7日。

  

私の町内会には、「◯◯ちびっ子広場」というのが

3つあります。

「ちびっこ」「ちびっ子」の両標記を見たことがあるので、

どっちなんだろう?と疑問に思っていました。

今日は、その疑問にケリをつけました。

私の町内会の公園は「ちびっ子」でした。

   

この「ちびっ子」に注目。

ここで次のサイトを見てみます。

語源由来辞典 ちび/チビ

「ちび」の語源について書かれた文章を引用します。

  

チビは、動詞「禿びる(ちびる)」の連用形が名詞化した語で、

漢字で「禿び」とも書かれる。

動詞の「禿びる」は、先がすり切れて短くなるという意味で、名

詞の上に付いて擦り減ったものを表す言葉に「ちび下駄」や「ち

び鉛筆」がある。

「短くなる」「小さくなる」という意味が転じ、小さいものや背

の低い人などを「ちび」と言うようになった。

  

「禿」は「禿げる(はげる)」でも使われる字です。

「ちび」の意味は、次のように書かれていました。

  

ちびとは、小さいもの・人・動物。背の低いこと・人。

軽い卑しめや、年の幼い人・子供に親しみをこめていう語。

  

「ちび」と「子」が合体してできた「ちびっ子」

合体すると、年の幼い意味が強調されると思います。

ネットで調べてよく見るのは、小学校低学年以下ぐらいの年齢の

イメージです。

「ちびっ子」って、楽しいイメージのあるいい言葉だと思いますが、

「デブ」が禁句になりつつあるように、

「ちび」も禁句になっていかないだろうか。

「ちびっ子」も未来は禁句、死語になっていくのでしょうか。

  

そんなことを心配しました。

2024年7月 5日 (金)

通算9400本目の投稿/教室の生き物の今日の状態

   

今日は令和6年7月5日。

  

この記事が通算9400本目。

通算9300本目が4月27日。

2ヶ月以上がかかりました。

現役時代に、2ヶ月で100本ペースが順調な数でした。

今は退職・再雇用で、現役時よりも時間があるのに、

100本が2ヶ月で書けませんでした。

感覚的に、書くペースが遅いと感じていましたが、

数字で実証されました。

う〜ん、なぜか他のことをやっていて、

ブログを後回しにしている自分があったかな。

次の100本はどうなるかな。

  

  

今晩は、もう1本、教室の生き物のことを書きたいです。

金曜日は、午前中4時間勤務。

それが済んでから、忙しかったです。

カブトムシを飼っている飼育箱の土を、ずっと変えていませんでした。

カブトムシの糞だけでなく、おしっこもすごく出ていると知って、

変えないと、居心地悪いよなと思いました。

全部で4箱。今日は全部新しい土にしました。

昨日書いたカブトの交尾ですが、

ハンドペアリングに挑戦しましたが、

オスもメスもその気にはならなかったようです。

そこで同居ペアリングにしました。

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この土日曜日は、同居です。交尾してくれるといいな。

  

ヤゴ。

大きくなったヤゴ2匹は、水槽から出して、

小さな個別の入れ物の入れました。

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この2匹、月曜日の朝には羽化しているのではないかな。

  

小さなヤゴにエサを与えなくては、土日曜日を乗り越えません。

運動場の片隅の葉っぱをひっくり返して、

その下の濡れた土をほじくり返しました。

ありがたいことに、ミミズはいました。

今日の収穫。

Img_6335

ヤゴは、生き餌でないと食べてくれないので、

飼育は難しいとはなから考え、

今までまともにやったことがありませんでした。

でも今回はやってみようと思いました。

もう若くないです。

いずれやるかと先伸ばしをしたくないです。

やれる時にやる。そんな気持ちになっています。

それに、今年教えている子どもたちに、見せたい、

体験させたい気持ちがあります。

    

水槽にミミズを入れました。

水槽のポンプが動いていたら、ミミズは水中でも生きていました。

今回、入れておけば、土日曜日もOKかな。

しばらくしてヤゴがミミズに食いつきました。

振り払おうとするミミズ。

食らいついて離さないヤゴ。

それは、映画のシーンを見るような感動的でした。

動画を見てください。


YouTube: 2024年7月5日 ミミズに食らいついてヤゴ 離しません!

  

私も生まれて初めてのシーンを見ました。

楽しいことです。

自分も楽しんで、子どもも楽しんで、貴重な体験を積み重ねていく。

私の通級指導は、こんな感じですね。

  

  

プールに黒く丸いものが泳いでいるのは、

見ていました。

でもそれを捕まえることはできていませんでした。

でも今日の3時間目の子どもは、ラッキーボーイでした。

その時間、2匹が泳いでいるのを見かけ、

運よく捕まえることができました。

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これは小さなゲンゴロウ?

それともガムシ?

また調べたいです。




  

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