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2019年12月

2019年12月19日 (木)

「読書する人だけが・・」③ 「ペンキの上塗り方式」支持

 

今日は令和元年12月19日。

  

前投稿に引き続き、

読書する人だけがたどり着ける場所

(齋藤孝著/SB新書)より引用します。

  

いま全国の小中学校で行われているのが、「理科読活動」。科

学に親しみ、積極的に理科を学ぶ意欲を育てるため、理科系の

本をすすめる活動です。『理科読をはじめよう』(滝川洋二/

編 岩波書店)には、学校の図書館や地域での「理科読」事例

とともにおすすめの科学本が紹介されています。子どもにおす

すめの本ですから、あまり難しい本はありません。十分その奥

深さが伝わってきます。

(95p)

  

このような活動が行われているのですね。

初めて知りました。

  

  

驚くべきことに驚けるのは、実は教養があるからです。知識豊

かな人は、もうあまり驚くことがないのではないかと思うかも

しれませんが、逆なのですね。知れば知るほど、心の底から驚

くことができるのです。知識がないと、何がすごいのかわから

ない。ぴんとこない、ということになります。

(99~100p)

   

毎日驚いていたい。

  

  

知識の増え方について考えるとき、普通は10努力すれば10

増える、20努力すれば20になるというような正比例の図を

イメージするのではなでしょうか。しかし、私の感覚はそうで

はありません。細胞分裂のように、倍、倍で増えていく感じで

す。

1が2になり、2が4になり、8,16,32,64,128

・・・。

最初のうちはたいしたちががないように見えますが、積み重ね

るほど大変な差になります。(中略)

あるところまでいくと突然どんどん新し知識が吸収できるよう

な感覚が生まれます。知っていることが増えたので、新しい知

識もスムーズに入ってくるようになるのです。

すでに知っていることは確かな知識として定着し、新しいこと

も「つながり」が見えます。「あ、あれと同じだ」とか「ここ

でつながっている」とわかる。どんどん知識がつながっていく

から加速度的に増えていきます。

(100~101p)

  

このブログ上では実践しているつもりですけどね。

  

  

あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊読むとかなり知

識が得られます。(中略)

まったく知らない分野の本は、1冊2冊読んでもまぁ身につき

ません。理解できていない箇所も多いと思います。だからと言

って、一行一行理解しようとしたら先に進めず挫折してしまう

のでしょう。それよりも、8割忘れたっていいやというくらい

気楽に、まずは通して読んでみる。(中略)

別の本を読む。それを繰り返します。同じ本を2回読むのもい

いけれど、飽きてしまうので別の本を読みます。そうやって、

ペンキの上塗りのように知識を積み重ねていきます。最初は適

当でいいのです。適当に塗るのを繰り返せば、ちゃんとペンキ

が濃くつきます。このペンキの上塗り方式で、知識が積み重な

り「詳しい人」になれます。

(102p)

  

このやり方いいなと思います。

温暖化の本を2冊読んだだけで実感しました。

もう3冊、読んでみるかな。

  

つづく

2019年12月18日 (水)

「読書する人だけが・・」② 「突如深くなる」感覚がいい

  

今日は令和元年12月18日。

  

前投稿に引き続き、

読書する人だけがたどり着ける場所

(齋藤孝著/SB新書)より引用します。

  

せめて寝る前1時間は読書にあててはいかがでしょうか。する

と、毎日少しでも深い時間を過ごすことができます。日中は浅

いコミュニケーションに終始している人も、突如深くなれます。

いったいどうしたんだと言いたくなるくらい、考えも顔つきも

深遠な感じになるでしょう。この「突如深くなる」感覚がいい

のです。

海が突如深くなれば、そこでしか獲れない桜えびのようなもの

が獲れることがあります。静岡県出身の私は桜えびが大好きで

すが、生で食べられる桜えびは世界中でも数か所しか獲ること

ができません。それは急にとてつもなく深くなる駿河湾の特殊

な地形と関係があるのですね。

常に深くなくても構いません。ふだんは浅くても、突如深くな

る時間を持とうということです。偉大なものに触れて感動した

り心を大きく揺さぶられたりすることで、人生をじっくりと味

わえるのです。

(33~34p)

  

 

「浅いコミュニケーションに終始」が笑えます。

読書で「突如深くなる」のは賛成です。

駿河湾と桜えびの例えが当たっているかどうか微妙ですが、

駿河湾の深さについて、近いうちに書きたいと思っていたので、

きっかけとしてここに引用しました。

  

   

本を読んでいてはっとする部分があったら、きっと自分の経験

と何かつながりがあるはずです。

それを放置して読み進めてしまえば、どこではっとしたのか忘

れてしまうもの。だからメモしておくことをおすすめします。

直接書き込むのでも、メモ帳でも何でもいいと思います。その

メモを手掛かりにあとからまた思考を深めていくことができま

す。

(70~71p)

  

私のやり方は付箋であり、このブログへの記入ですね。

深めているかどうかは自信がありません。

時間はかけています。

  

  

思考を深めるには、対話をするのが一番。

だからおすすめしたいのは本を読んだら人に話すことです。話

しはじめれば何か言わなければ思考が動き出します。相手から

質問をされたり、違った理解の仕方を提示されれば考えが深ま

ります。

(75p)

 

語る相手がいない場合には、レビューを読んでみてください。

いまの時代、検索すればネット上に感想がたくさん見つかりま

す。

自分と同じ感想を持った人のレビューを読めば「そうそうその

通り」と思って考えを確認できますし、「それは気づかなかっ

た」「なるほどそういう見方もあるのか」と新たな観点に気づ

かされることもあるでしょう。レビューの中には「いやいや、

それはない」「ちょっと浅い感想じゃないか」と反論したくな

るものもあるかもしれません。反論するということは、思考が

動いているのです。

(76p)

  

ネット上のレビューは自分の感想を確認するのに

役立つと思います。

本を読んだ後は、時々見ていました。

  

つづく

「読書する人だけが・・」① 「読み返す」ことが大事 ブログ読み返し宣言

  

今日は令和元年12月18日。

  

最近、読書を頑張っていると、

この本のタイトルは魅力的です。

81twjhvl2nl amazon

読書する人だけがたどり着ける場所

(齋藤孝著/SB新書)

  

本屋で見かけました。

どんな場所にたどり着けるのか興味をもち、

珍しく購入した本です。

付箋を貼りながら、読みました。

付箋を貼ったところを再読しました。

今回は自分の本なので、マーカーで線を引きながら読みました。

そしてブログに引用します。

  

私たち人類は「ホモ・サピエンス=知的な人」です。

知を多くの人と共有し、後世にも伝えていくことができるのが

ホモ・サピエンスのすごいところです。書店や図書館に行けば、

古今東西の知が所狭しと並んでいます。偉大な人が人生をかけ

て真理を探究し、あるいは身を削って文字の形に昇華させ、そ

れを本の形にして誰でも読めるようにしている。だから知を進

化させていくことができます。

家族や友達とおしゃべりするだけなら、サルも犬もやっていま

す。アリだってやっているでしょう。(声を出してのおしゃべ

りではないかもしれませんが、さまざまなコミュニケーション

はとっています)。でも動物や虫たちは地域や時代を超えたと

ころにいたものたちが、何を考えていたかを知ることができま

せん。

本を読まないのは、ホモ・サピエンスとしての誇りを失った状

態。

集中力もさらに低下して、いよいよ「本を読まない」ではなく

「読めない」ようになってしまったら、人類の未来は明るくな

いのではないかとすら思えてきます。

(22~23p)

 

「サルや犬もやっています」の例えが楽しいところです。

もちろん、内容は賛成です。

  

  

バラバラとした知識がたくさんあっても、それを総合的に使い

こなすことができないのでは意味がない。単なる「物知り」は

「深い人」ではないのです。教養が人格や人生にまで生きてい

る人が「深い人」です。

深い人になるには、読書ほど適したものはありません。

本を読むことで知識を深め、思考を深め、人格を深めることが

できます。

たとえば西郷隆盛は「深い人」です。西郷が生きた幕末・明治

時代から人格者として慕われ、ものすごく人望がありました。

亡くなってからも多くの人が西郷に惹かれて研究し、時代ごと

に評価されてきました。現代も人気は衰えていません。

それでは、生まれたときから人格者で、「深い人」だったのか

というと、そういうわけではないでしょう。西郷は多くの本を

読んでいました。とくに影響を受けたのは儒学者佐藤一斎の『

言志四録』です。流された島でも、これを熟読し、とくに心に

残った101の言葉を抜き出し、常に読み返していたと言いま

す。座右の銘としていた「敬天愛人」もそこから生まれたもの

です。常に本を読み、自らを培っていたのです。

(27~28p)

 

この引用文のなかでは、「読み返していた」が

印象に残りました。読み返すことはやっぱり大事です。

私のブログは、更新ばかりで、読み直すことが少ないです。

このブログに書き留めておけば、いずれ目にするだろうと

思っていますが、なかなか「いずれ」がやってきません。

そこで最近行動に移しました。

文房具屋で、その店で最も高級そうなノートを

1冊買ってきました。そのノートのタイトルは次の通り。

ブログ「ここでも道草」を読む

   

タブレットで、2007年4月21日の最初の記事から

読み返すことをはじめました。

ここでも道草 さあ、始めた(2019年4月21日投稿)

読んでみて、今の自分が心動いたものは、そのノートに

ちゃちゃっとメモしようと考えました。

そんな試みを、実は今週の月曜日、2日前に始めました。

現在6771本目の記事です。

更新スピードを、読み返しスピードが上回って、

いつか追いつけたらいいなと思っています。

でもさらに先があります。

できあがったノートを、読み返します。

さらにまた1からブログを読み返し、ノートに書きこみます。

ノートを読み返します。

この繰り返しをしたいです。

  

せっかく書き留めてきたことを生かすための試み。

どうなるでしょう?

三日坊主になるかも?

 

2019年12月17日 (火)

20191211報告② 早朝の湖面の靄(もや)/日本最西端の沢?

  

今日は令和元年12月17日。

  

前投稿に引き続き、12月11日の報告を書きます。

  

  

明神山に登り始める前、午前7時過ぎの写真です。☟

Rimg2305

Rimg2299

Rimg2300  

人造湖である鳳来湖の湖面上に白い靄(もや)ができて

動いていました。

鳳来湖にかかる橋に車を停めて撮影しました。

暖かい水面が冷たい空気に触れて発生したものだと思います。

湖面を、音もなく動く靄は、神秘的でした。

運よく、見ることができた景色でした。

動画ならさらによく伝わったでしょうね。

  

  

Epson169 

わたしたちの明神山 改訂版

(東三河山ぽ会編/2009年3月12日発行)

明神山を知りつくした人たちがまとめた本です。

表紙をめくるとこんな図を見ることができます。

Epson171  

「全ての尾根は、明神山につながる!」と

叫びたくなるような図です。

(まあ、そういう意図で作った地図ですから、

 当然といえば当然です)

全部で35通りのルートが載ってます。

この1冊で、明神山を長く楽しめます。

  

コラムがいくつか載っていて、その中で、今回関係した

「栃の木」に関係したコラムが面白かったので、

ここに引用します。

  

 コラム 

 栃の木沢は、日本最西端の沢?

 

 沢登りに関する本等を読んでいると、面白いことに気づく。

東日本は、〇〇沢と呼ばれることが多く、西日本では、〇〇谷

と呼ばれることが多いのである。たとえば、鈴鹿だが、元越谷、

流れ谷、本谷等、すべて谷である。台高、大峰、比良も谷。さ

らに中国、九州等、ほとんどが谷である。それに対して、東日

本は沢が圧倒的だ。巻機山の米子沢、笛吹川東沢等。ただ、西

日本には、ほとんど沢は無いのに対して、東には、丹沢の水無

川本谷のように、一部、谷も見うけられる。

 さて、その境目だが、「カフェ・ド・カルト」というホーム

ページに興味深い資料が出ている。国土地理院の2万5千分図

に載っている「沢」「谷」地名を県ごとに集計し、その比率に

よって色分けしたものだが、岐阜は「沢」40に対して「谷」

711、富山は「沢」44に対して「谷」が259、新潟や長

野は、「沢」が多く、ちょうどアルプスを境目にして、東と西

という構図になっているのである。

 ところで愛知県だ。明神山の沢は、栃の木沢、ユヤノ沢と「

沢」であり、棚山の大石沢も「沢」である。ここから鈴鹿まで

は、あまり沢や谷は無く、鈴鹿は完全に「谷」になるので、大

雑把ではあるが、栃の木沢近辺が、いわゆる「沢」の最西端と

なるのではないだろうか。

 だから何?と聞かれそうだが、この「沢」と「谷」の名まえ

の由来にはいくつかの説があり、弥生時代のヤマト族とアズマ

族の勢力圏を示しているとの説がある。まさに、この辺りが東

と西の文化の境目であったというわけで、そんな歴史に思いを

はせるのもまた楽しいものである。 (川原和彦)

(102p)

 

過去でも未来でも、そして目の前にない遠い場所のことでも、

思いをはせることは大好きなので、うれしい文章です。

20191211報告① 明神山栃の木沢北尾根コースで登る

 

今日は令和元年12月17日。

  

12月11日に久々、明神山に登りに行きました。

そのコースは初めてのコースでした。

山仲間のKさんの案内で登りました。

地図で示すと以下の通りです。(国土地理院の地形図をベースに

しています) ☟

Epson170 栃の木沢という沢をはさんで、北尾根を登り、

南尾根を下りました。

いや~、すごい登りでした。

「直登尾根」という通称?は納得です。

明神山頂上というよりも、地図中の西峰目指してまっすぐ

登った感じでした。

写真では伝わらないと思いますが、載せます。

Rimg2312

Rimg2317   

このような坂を登って西峰に到達。

Rimg2318  

でもこれで終わりではありません。

明神山頂上に行くには、少し下ってから、またまた急登。

2時間30分ほどかけて頂上に行きつきました。

Rimg2323

Rimg2329  

頂上では長居をしました。

昼食を食べ終わった頃に、登って来られた男性2人組。

その1人の方が、とても詳しい方で、遠くに見える山々だけでなく、

すぐ足もとに見える山々にも詳しく、

もちろんその中間にある山々もよくわかっていて、

つまり360度全て大丈夫の方でした。

「今日はいいねえ。富士山も南アルプスもよく見える」

「白山まで見ることができるのは珍しい」

「あれが平山明神だ、あれもいい山だ」

「岩古谷山から鹿島山、大鈴山と歩くのもいいね。ただちょっと長い」

「熊伏かい?熊伏山は、ほらあそこだ」

「竜頭山はあの塔が小さく見える山だ」

「甲斐駒ケ岳が少し見えるね。仙丈の斜めになっているところから

ちょこっと出ているのが甲斐駒だ」

「あの屋根が東栄温泉だね」

「三ツ瀬の登り口はあそこだね。この尾根を上がってくるんだ。

昔は登山者の車が見えたけどなあ」

「南アルプスの雪が今年は少ないなあ」

「あなたたちは、鳳来湖の方から登ってきたんだね。急だったろう。

鳳来湖から登るのはたくさんのコースがあるぞ」

などなど、たくさんの話をしてくれて、それを楽しく聞いていました。

   

下山は、地図のように南尾根コースで下りてきました。

途中で道を見失うこともありましたが、

無事に歩き切りました。

日向山に登ってきた後だけに、明神山は硬い山だと思いました。

日向山はフワフワの山でした。

日向山は地面も真砂土でやわらかく、その上に落ち葉が積もっていて

フワフワでした。

明神山は、やっぱり岩山です。

足で踏んだ時にザラッと山の素肌に触っているような感触です。

実際に、手をついた時に手を擦りむきました。

 

地図に載せた丸木橋です。☟

Rimg2332

Rimg2333  

そしてゴールの駐車場。

Rimg2335  

およそ1時間50分かけて下りてきました。

登りでかなりエネルギーを使ったので、疲れました。

今回もいい登山ができました。

 

つづく  

 

横たわったままの原子炉/大間原発

今日は令和元年12月17日。

  

12月15日の朝日新聞朝刊です。☟

(読むときは、クリックして拡大して読んでください)

Epson167  

私も原子力発電所はもう新しく造らなくていいと思います。

危険です。絶対の安全はないと思います。

福島原発の事故の本を読んで、この意見になりました。

ここでも道草女川原発2号機、新基準「適合」(2019年11月28日投稿) 

☝ ここで示した記事を再掲します。

Epson139  

この記事で、たしかに大間原発は審査中です。確認。

東日本大震災がなかったら、稼働していた可能性が高いのですね。

グーグルアースでも場所を確認。

グーグルアース 大間原発

Photo

 

「千曲川のほとり」の作者、今西さん亡くなる

  

今日は令和元年12月17日。

  

訃報が届きました。

 

Epson168  

千曲川のほとりで~私の学童疎開・上山田ホテル~

(まごころの集い社発行)の作者である今西美奈子さんが

亡くなられました。

ここでも道草 「肢体不自由児たちの学童疎開」引用8/当時の上山田村村長(2014年9月7日投稿)

☝ この記事で、今西さんからありがたいコメントを

いただきました。

今西さんの「千曲川のほとりで」を読んで、

上山田ホテルであったことを知りました。

  

いつかは行きたいと思っていた上山田ホテルに、

この12月にやっと行くことができました。

ここでも道草 2019年冬長野(2)ロビーにあった光明学校疎開に関するコーナー(2019年12月6日投稿) その他3記事

   

上山田ホテルの大女将さんから、今西さんが入院していることを

教えていただいて、心配していました。

 

昨日、上山田ホテルから、今西さんが亡くなったことを知らせる

コメントをいただきました。☟

ここでも道草 2019年冬長野(3)疎開児童の1人 今西美奈子さん(2019年12月6日投稿)

 

亡くなったのは12月4日でした。

私が上山田ホテルに泊まったのは12月2日。

その時はご存命でした。

 

上山田ホテルに行きましたよと伝えたかったけど、

かないませんでした。

光明学校の疎開を体験された生き証人が亡くなられました。

あの本を書かれた方は、もうこの世にいないのですね。

本が、より貴重なものとなりました。

  

ご冥福をお祈りします。

 

 

落語【遊山船】を聞く/ゼロ歳児から百歳までを対象とした教育施設

  

今日は令和元年12月17日。

  

12月7日(土)に第12回教育と笑いの会に参加しました。

勉強になったことを箇条書きで書いていきます。

 

〇子どもには3つの発言がある。

 「挙手」「表情」「ノート」 これは野口芳宏さんの説

 さらにもう一つある。それが「つぶやき

 

〇楽しさには3種あって、どれも大切

 「ファニー」・・・「ふとんがふっとんだ」的楽しさ

 「エクセレンティブ」?・・・シュートが入った時の楽しさ

 「インテリジェント」・・・知的な楽しさ  

              教師はこれだけになってしまいがち

 

〇野口芳宏先生のお話のなかで、耳の遠い人に聞き返されたら、

 強く早く言っても通じない。大きく優しく言い返してほしい。

 

メラビアンの法則 話し手が聞き手に与える影響は

 「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから

 構成され、それぞれの情報の影響力は以下の割合で

 あるというものです。

  言語情報  7%

  聴覚情報 38%

  視覚情報 55%

 だから読み聞かせの時の教師の表情は大事

 

〇子どもがどんな心理状態で学校に来たとしても、

 帰る時には笑って帰れるようにしよう

 と和田裕枝先生は心掛けていた。

 

〇池田修先生の話し方教室 大事なのは3つ

 ナンバリング 

 ラベリング 

 ジェスチャー

 推薦図書「あなたの話はなぜ『通じない』のか

 (山田ズーニー著/ちくま文庫)・・・さっそく図書館に予約

 

〇桂雀太(じゃくた)師匠 話している時に音の高低は大事

       般若心経とか「いろは」を聞かせて、

       聞く相手を心地よくさせればいい。

       意味のない?ことでも相手に聞かせるためには

       音の高低が大事。

 

〇落語教室で一番太鼓、二番太鼓、出囃子(でばやし)、バレ太鼓を

 教えてもらう。バレ太鼓は終演を伝えるもの。

  

〇そしてこの会のうれしいところで落語を聞きました。桂雀太師匠。

 昨年 ☟

ここでも道草 落語【佐々木政談】を聞く(2018年12月8日投稿)

ここでも道草 落語【夢の皮財布】を聞く(2018年12月9日投稿)

  

 今年の落語は、初めて聞くものでした。

 題目を教えてもらった。「遊山船

 面白かった。

 ざこば師匠の映像でもう一度聞いてみよう。


YouTube: 桂ざこば師匠の落語「遊山船」

 

〇司会者の玉置崇先生から福島県大熊町のことが紹介された。

 一部地域で帰還が可能になった町です。

※参考:ここでも道草 「中間貯蔵施設に消えたふるさと」①/中間貯蔵施設とは?(2019年10月8日投稿)

 しかし住民の帰還が少ない。

 その現状で新しく学校を作るかどうか教育長は迷った。

 アンケートもとって意見も聞いた。

 結果、学校は造ることになる。2022年開校。

 その学校は0歳から100歳までを受け入れる

 画期的な学校だそうです。

福島民報 多世代学ぶ拠点に 2022年春開校 大熊町の新設校 

 ここから一部引用します。

  

 大熊町教委は、二〇二二(令和四)年四月に町内大川原地区

 に開校を目指す新設学校について、ゼロ歳から十五歳までの

 教育を担う「幼保・小中一貫校」として整備する。町民の「

 学び直し」の場として百歳まで教育を受けられる機会も提供

 する。町は学校を新しいまちづくりの核に据え、子育て支援

 と幅広い世代の交流を促進し、住民帰還につなげたい考え。

 町教委によると、ゼロ歳児から百歳までを対象とした教育施

 設は全国的にも珍しいという。 

    

  

ますます大熊町に行きたくなりました。

 

以上です。

2019年12月16日 (月)

「インビクタス」④生きているうちに確認できたのがよかった

 

今日は令和元年12月16日。

  

前投稿に引き続き、「インビクタス 負けざる者たち

(ジョン・カーリン著/八坂ありさ訳/NHK出版)より

引用していきます。たくさん書き留めたい文章がありますが、

他にもやりたいことがあるので厳選します。

194p以降は、映画化されたところなので、

映像を思い浮かべながら読みました。

 

W杯決勝戦の朝のことです。

 

選手たちは耐えがたい緊張とプレッシャーと周囲の期待を感じ

ながら、朝食をとった。大きなシャボン玉に閉じ込められて、

宙に浮いているような気がしていた。離陸直前の宇宙飛行士の

ような気分、と言ってもいい。なにかで発散させなければ爆発

しそうだったので、キャプテンを先頭に、全員で体をほぐすこ

とにした。ロビーに集まり、ピナールのあとについてホテル周

辺を2キロほど走った。フランソワ(・ピナール)はそのとき

のことをこう語っている。

「みんなすごく神経質になっていました。ひとかたまりになっ

て走っていたんですが、ホテルを出て左に曲がったところで、

うしろからワアワアという声が聞こえてきた。新聞売りの黒人

の子どもが4人、ぼくたちに気づいて追いかけてきたらしく、

4人はぼくたちの名前を呼び始めましたーーほとんどの選手を

知っていたんです。ゾクゾクしました。字が読めるかどうかも

わからない小さな子が、ぼくたちのことをちゃんと知ってた。

あの子たちにとってスプリングボクスは自分のチームだったん

です。そのときでしたね。ほんとうに実感したのは。これはぼ

くたちの想像をはるかに超えた、すごいことなんだって」 

(259p) 

 

映画でこのシーンはあったのか覚えありません。

でも本を読んだ時には、グッときたシーンです。

南アフリカは決勝戦の朝、すでにすごいことになっていました。

  

W杯決勝戦で、スプリングボクスが延長で

オールブラックスを破って優勝!

1995年6月24日のことでした。

  

「あの日わたしたちが目にしたのは、革命です。」ツツ(大主

教)はうれしかった。自分の国が革命の新たな型をつくり出し

たのを、生きているうちに確認できたからだ。敵は排除されず、

囲いのなかに迎えられた。国民は分離するかわりに、そこでひ

とつになった。「1年、いや数か月まえでも、『スプリングボ

クスの勝利を祝って、ソウェトの住民が踊りだす』なんて言っ

たら、たいていの人に『南アフリカの太陽にあたりすぎて、頭

がおかしくなったんじゃないか』と笑われたにちがいありませ

ん」とツツ。「あの試合が国民のためにしたことを、政治家や

大主教が演説をもってしようとしてもできはしないでしょう。

わたしたちはあの試合に刺激を受け、同じ側に立つことは可能

なのだと気づきました。この国はひとつになれると、教えられ

たのです。」

(302p)

   

この本は、著者がたくさんの関係者から聴いた話を積み上げて

できあがったものです。この話もいいです。

1995年の南アフリカでは奇跡が起きていたのですね。

当時、中学校で社会科教師をやっていたのに、

全くアンテナにひっかかっていませんでした。

この本の引用、ここまで。

いい勉強ができました。

「インビクタス」③南アフリカの国旗について

  

今日は令和元年12月16日。

  

前投稿に引き続き、「インビクタス 負けざる者たち

(ジョン・カーリン著/八坂ありさ訳/NHK出版)より

引用していきます。

  

マンデラの言葉。

  

「わたしの提案は、アフリカーナーの支援を確保するためのも

のでした。会合で何度もくり返したように、アフリカーナーに

関するかぎり、ラグビーは宗教なのです」

(149p)

 

アフリカーナーは、アパルトヘイト時代の支配層であった

白人をさす言葉。彼らにとってラグビーは宗教。

取り上げれば反乱が起きる可能性大です。

でも大切にすれば、アフリカーナーを新生南アフリカに

取り込めると、マンデラは考えました。

  

 

マンデラとデクラークはノーベル平和賞を受賞する。

(181p)

  

3cd6aef6558bce5041eaed2ecf82d09f 音楽、この不思議な時間の貯蔵庫  南アフリカの奇跡

  

この本を読むと、アパルトヘイト撤廃でノーベル賞を受賞した

1993年当時は、まだ南アフリカは不安定だったのだと

知りました。

  

  

マンデラは、アフリカーナーを味方につける方法、アフリカー

ナーの象徴(ここでは国歌でした)にどう敬意を示せばいいか

をメンバーに教えた。面倒かもしれないが、たとえ数語でもア

フリカーンス語を使って話しかけるというのもひとつ。「頭に

訴えてはいけません」とマンデラは言った。「心に訴えること

です」

(187p)

  

「頭に訴えてはいけません」「心に訴えることです」は

名言です。なるほどです。

  

  

新しい国旗が翻った。世界一色鮮やかなこの国旗は、黒、緑、

黄、赤、青、白のパッチワークを見ているよう。黒人抵抗運動

を示す三色と、旧国旗に使われた三色との組み合わせだ。

(194p)

  

ANC(アフリカ民族会議)の党旗です。☟

220pxflag_of_the_african_national_c Wikipedia アフリカ民族会議 

  

旧南アフリカの国旗です。☟ 

659a_2 ダディの国旗の世界

  

  

そして南アフリカ共和国の国旗です。☟

659b ダディの国旗の世界

   

この文章通りと考えていいのだろうか。

黄色とも言えるし、オレンジともいえる微妙な色。

これはANCの党旗に使われていた黄色であり、

旧南アの国旗に使われていたオレンジとも言えます。

オレンジは、オランダ系の住民の好む色です。

そして赤。これは白人の中のイギリス系の人たちへの配慮では

ないでしょうか。

ただ資料によっては、オレンジではなくて完全に黄色のものも

ありました。正式にはどうなのでしょう。

 

  

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