落語【夢の皮財布】を聞く
今日は12月9日。
前投稿に引き続き、落語を聞いた話。
今回、名古屋で行われた第9回「教育と笑いの会」で、
落語を生で聞くことができました。
柳亭小痴楽さんに続いて、
桂雀太(かつらじゃくた)さんの
「夢の皮財布」を聞きました。
全く知らないお話だったので、
次はどうなる?と思いながらドキドキして見ていました。
途中からこれは人情噺だと思い、
ラストの一言はいいなと思いました。
「また夢になるといけねえ」
この一言を言うが為に、それまでの長い話が
用意されていると思いました。
「夢の皮財布」は江戸落語の「芝浜」が元の話であって、
財布を拾った場所を芝浜から、
住吉(現在の大阪市)の浜に置き換えた噺だそうです。
「芝浜」と聞いて、
おや?最近聞いたことがあるぞと思いました。
半月ほど前に見たドラマ「昭和元禄落語心中 6 心中」
(NHK 11月16日放映)でした。
ここで、二代目助六が再起を期して語った演目が、
「芝浜」でした。
ドラマでは全てが語られていなかったので、
話が見えていませんでした。
雀太さんの落語で、話の内容がわかると、
二代目助六が涙を流しながら語る台詞
「俺が甲斐性がないばかりに、おめえに辛い思いをさせたな」
「俺が馬鹿だった」「おめえは悪くないよ」
「俺が悪かった」「勘弁してくれ」がよりジーンときます。
もう1回やり直そうと思う(会場の片隅で聞く)みよ吉さんへの
メッセージだったのですね。
ネットでは雀太さんの「夢の皮財布」は聞くことはできません。
でもいろいろな「芝浜」を聞くことはできます。
アニメ「昭和元禄落語心中」での「芝浜」はここ↓
三代目桂三木助さんの「芝浜」↓
立川談志さんの「芝浜」↓
三遊亭圓楽さんの「芝浜」↓
三代目古今亭志ん朝さんの「芝浜」↓
そしてもう一人。
柳家小三治さんの「芝浜」↓
たくさん集めました。
少しずつ聞き比べをしよう。
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