「読書する人だけが・・」① 「読み返す」ことが大事 ブログ読み返し宣言
今日は令和元年12月18日。
最近、読書を頑張っていると、
この本のタイトルは魅力的です。
「読書する人だけがたどり着ける場所」
(齋藤孝著/SB新書)
本屋で見かけました。
どんな場所にたどり着けるのか興味をもち、
珍しく購入した本です。
付箋を貼りながら、読みました。
付箋を貼ったところを再読しました。
今回は自分の本なので、マーカーで線を引きながら読みました。
そしてブログに引用します。
私たち人類は「ホモ・サピエンス=知的な人」です。
知を多くの人と共有し、後世にも伝えていくことができるのが
ホモ・サピエンスのすごいところです。書店や図書館に行けば、
古今東西の知が所狭しと並んでいます。偉大な人が人生をかけ
て真理を探究し、あるいは身を削って文字の形に昇華させ、そ
れを本の形にして誰でも読めるようにしている。だから知を進
化させていくことができます。
家族や友達とおしゃべりするだけなら、サルも犬もやっていま
す。アリだってやっているでしょう。(声を出してのおしゃべ
りではないかもしれませんが、さまざまなコミュニケーション
はとっています)。でも動物や虫たちは地域や時代を超えたと
ころにいたものたちが、何を考えていたかを知ることができま
せん。
本を読まないのは、ホモ・サピエンスとしての誇りを失った状
態。
集中力もさらに低下して、いよいよ「本を読まない」ではなく
「読めない」ようになってしまったら、人類の未来は明るくな
いのではないかとすら思えてきます。
(22~23p)
「サルや犬もやっています」の例えが楽しいところです。
もちろん、内容は賛成です。
バラバラとした知識がたくさんあっても、それを総合的に使い
こなすことができないのでは意味がない。単なる「物知り」は
「深い人」ではないのです。教養が人格や人生にまで生きてい
る人が「深い人」です。
深い人になるには、読書ほど適したものはありません。
本を読むことで知識を深め、思考を深め、人格を深めることが
できます。
たとえば西郷隆盛は「深い人」です。西郷が生きた幕末・明治
時代から人格者として慕われ、ものすごく人望がありました。
亡くなってからも多くの人が西郷に惹かれて研究し、時代ごと
に評価されてきました。現代も人気は衰えていません。
それでは、生まれたときから人格者で、「深い人」だったのか
というと、そういうわけではないでしょう。西郷は多くの本を
読んでいました。とくに影響を受けたのは儒学者佐藤一斎の『
言志四録』です。流された島でも、これを熟読し、とくに心に
残った101の言葉を抜き出し、常に読み返していたと言いま
す。座右の銘としていた「敬天愛人」もそこから生まれたもの
です。常に本を読み、自らを培っていたのです。
(27~28p)
この引用文のなかでは、「読み返していた」が
印象に残りました。読み返すことはやっぱり大事です。
私のブログは、更新ばかりで、読み直すことが少ないです。
このブログに書き留めておけば、いずれ目にするだろうと
思っていますが、なかなか「いずれ」がやってきません。
そこで最近行動に移しました。
文房具屋で、その店で最も高級そうなノートを
1冊買ってきました。そのノートのタイトルは次の通り。
ブログ「ここでも道草」を読む
タブレットで、2007年4月21日の最初の記事から
読み返すことをはじめました。
読んでみて、今の自分が心動いたものは、そのノートに
ちゃちゃっとメモしようと考えました。
そんな試みを、実は今週の月曜日、2日前に始めました。
現在6771本目の記事です。
更新スピードを、読み返しスピードが上回って、
いつか追いつけたらいいなと思っています。
でもさらに先があります。
できあがったノートを、読み返します。
さらにまた1からブログを読み返し、ノートに書きこみます。
ノートを読み返します。
この繰り返しをしたいです。
せっかく書き留めてきたことを生かすための試み。
どうなるでしょう?
三日坊主になるかも?
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