「読書する人だけが・・」③ 「ペンキの上塗り方式」支持
今日は令和元年12月19日。
前投稿に引き続き、
「読書する人だけがたどり着ける場所」
(齋藤孝著/SB新書)より引用します。
いま全国の小中学校で行われているのが、「理科読活動」。科
学に親しみ、積極的に理科を学ぶ意欲を育てるため、理科系の
本をすすめる活動です。『理科読をはじめよう』(滝川洋二/
編 岩波書店)には、学校の図書館や地域での「理科読」事例
とともにおすすめの科学本が紹介されています。子どもにおす
すめの本ですから、あまり難しい本はありません。十分その奥
深さが伝わってきます。
(95p)
このような活動が行われているのですね。
初めて知りました。
驚くべきことに驚けるのは、実は教養があるからです。知識豊
かな人は、もうあまり驚くことがないのではないかと思うかも
しれませんが、逆なのですね。知れば知るほど、心の底から驚
くことができるのです。知識がないと、何がすごいのかわから
ない。ぴんとこない、ということになります。
(99~100p)
毎日驚いていたい。
知識の増え方について考えるとき、普通は10努力すれば10
増える、20努力すれば20になるというような正比例の図を
イメージするのではなでしょうか。しかし、私の感覚はそうで
はありません。細胞分裂のように、倍、倍で増えていく感じで
す。
1が2になり、2が4になり、8,16,32,64,128
・・・。
最初のうちはたいしたちががないように見えますが、積み重ね
るほど大変な差になります。(中略)
あるところまでいくと突然どんどん新し知識が吸収できるよう
な感覚が生まれます。知っていることが増えたので、新しい知
識もスムーズに入ってくるようになるのです。
すでに知っていることは確かな知識として定着し、新しいこと
も「つながり」が見えます。「あ、あれと同じだ」とか「ここ
でつながっている」とわかる。どんどん知識がつながっていく
から加速度的に増えていきます。
(100~101p)
このブログ上では実践しているつもりですけどね。
あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊読むとかなり知
識が得られます。(中略)
まったく知らない分野の本は、1冊2冊読んでもまぁ身につき
ません。理解できていない箇所も多いと思います。だからと言
って、一行一行理解しようとしたら先に進めず挫折してしまう
のでしょう。それよりも、8割忘れたっていいやというくらい
気楽に、まずは通して読んでみる。(中略)
別の本を読む。それを繰り返します。同じ本を2回読むのもい
いけれど、飽きてしまうので別の本を読みます。そうやって、
ペンキの上塗りのように知識を積み重ねていきます。最初は適
当でいいのです。適当に塗るのを繰り返せば、ちゃんとペンキ
が濃くつきます。このペンキの上塗り方式で、知識が積み重な
り「詳しい人」になれます。
(102p)
このやり方いいなと思います。
温暖化の本を2冊読んだだけで実感しました。
もう3冊、読んでみるかな。
つづく
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