「読書する人だけが・・」② 「突如深くなる」感覚がいい
今日は令和元年12月18日。
前投稿に引き続き、
「読書する人だけがたどり着ける場所」
(齋藤孝著/SB新書)より引用します。
せめて寝る前1時間は読書にあててはいかがでしょうか。する
と、毎日少しでも深い時間を過ごすことができます。日中は浅
いコミュニケーションに終始している人も、突如深くなれます。
いったいどうしたんだと言いたくなるくらい、考えも顔つきも
深遠な感じになるでしょう。この「突如深くなる」感覚がいい
のです。
海が突如深くなれば、そこでしか獲れない桜えびのようなもの
が獲れることがあります。静岡県出身の私は桜えびが大好きで
すが、生で食べられる桜えびは世界中でも数か所しか獲ること
ができません。それは急にとてつもなく深くなる駿河湾の特殊
な地形と関係があるのですね。
常に深くなくても構いません。ふだんは浅くても、突如深くな
る時間を持とうということです。偉大なものに触れて感動した
り心を大きく揺さぶられたりすることで、人生をじっくりと味
わえるのです。
(33~34p)
「浅いコミュニケーションに終始」が笑えます。
読書で「突如深くなる」のは賛成です。
駿河湾と桜えびの例えが当たっているかどうか微妙ですが、
駿河湾の深さについて、近いうちに書きたいと思っていたので、
きっかけとしてここに引用しました。
本を読んでいてはっとする部分があったら、きっと自分の経験
と何かつながりがあるはずです。
それを放置して読み進めてしまえば、どこではっとしたのか忘
れてしまうもの。だからメモしておくことをおすすめします。
直接書き込むのでも、メモ帳でも何でもいいと思います。その
メモを手掛かりにあとからまた思考を深めていくことができま
す。
(70~71p)
私のやり方は付箋であり、このブログへの記入ですね。
深めているかどうかは自信がありません。
時間はかけています。
思考を深めるには、対話をするのが一番。
だからおすすめしたいのは本を読んだら人に話すことです。話
しはじめれば何か言わなければ思考が動き出します。相手から
質問をされたり、違った理解の仕方を提示されれば考えが深ま
ります。
(75p)
語る相手がいない場合には、レビューを読んでみてください。
いまの時代、検索すればネット上に感想がたくさん見つかりま
す。
自分と同じ感想を持った人のレビューを読めば「そうそうその
通り」と思って考えを確認できますし、「それは気づかなかっ
た」「なるほどそういう見方もあるのか」と新たな観点に気づ
かされることもあるでしょう。レビューの中には「いやいや、
それはない」「ちょっと浅い感想じゃないか」と反論したくな
るものもあるかもしれません。反論するということは、思考が
動いているのです。
(76p)
ネット上のレビューは自分の感想を確認するのに
役立つと思います。
本を読んだ後は、時々見ていました。
つづく
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